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就職実績有, 香川大学農学部(1986年4月〜1990年12月)
鳥取大学乾燥地研究センター(1991年1月〜1999年10月)
研究・教育
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蒸発散を基軸とし,圃場~流域~地球レベルの水・エネルギー・物質循環に関する研究を行っている。次に示すような多様な経験を経て,演習林において森林フィールド科学を展開させている。
教育では,研究室ゼミを重視している。演習林というフィールド科学の場で伸び伸びと研究し,ゼミで議論する中で,時として助け合い,時として論争し,豊かな人生経験を積むことを主眼としている。
第1期(1980~1986年:学部生~大学院生時代)
蒸発散を軸に圃場レベル~流域レベルの水収支・エネルギー収支に関する研究を行った。また,蒸発散と表裏関係にある水田水温に関する研究も併せて行った。
第2期(1986~1990年:香川大学農学部農業工学科)
蒸発散に関わる研究を継続するとともに,傾斜地の多い四国において,複雑地形地における放射分布に関する研究を手がけた。
>>>講義:「土壌物理学」,「土層改良学」,「測量実習」etc.
第3期(1991~1999年:鳥取大学乾燥地研究センター乾地環境部門)
世界の乾燥地における土地・水資源管理を農業気象学的側面(微気象,農業気候,リモートセンシング,灌漑排水)から研究した。
>>>講義:「農林気象学」,「乾燥地環境科学概論」etc.
第4期(1999年~:九州大学農学部附属演習林)
森林・農地を含む流域の環境制御に関する研究を始めた。現在,福岡演習林 内のマテバシイ林および広島県江田島の3試験流域において各種環境計測を実施し,水・エネルギー・物質循環の解明に務めている。
>>>講義:「森林水文・水資源学」,「森林環境保全学」etc.
社会活動
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21世紀は農業革命,産業革命に次ぐ環境革命の時代だといわれている。すでに環境マネジメントの国際規格(ISO14000)は様々な分野に浸透しており,開発一辺倒であった社会から自己抑制を尊重する社会に変貌しつつある。「自然の影響を強く受ける農林業において,どのような形で環境マネジメントシステムを構築していけば良いのか」という命題を社会と連携を保ちながら研究している。