2025/07/18 更新

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フジタ トモコ
藤田 智子
FUJITA TOMOKO
所属
比較社会文化研究院 文化空間部門 准教授
地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻(併任)
職名
准教授
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プロフィール
専門は家族社会学・ジェンダー論・オーストラリア研究。「家族」とはなにか、「家族」とはどうあるべきとされているのかという問いのもと、オーストラリアの家族に関わる公的な言説の分析を行うことで、近代社会における国家(state)・家族・ジェンダー・セクシュアリティの関係について考察している。特に国家や専門家による上からの統制や介入が家族やジェンダーのあり方に与えた影響を検討している。
外部リンク

研究分野

  • 人文・社会 / 社会学

  • 人文・社会 / ジェンダー

経歴

  • あずさ監査法人(旧・朝日監査法人、2002年4月から2004年4月15日まで)   

  • 明海大学外国語学部英米語学科(2016年4月から2017年9月まで)   

学歴

  • 慶應義塾大学   社会学研究科   社会学専攻

    2006年4月 - 2012年3月

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    国名:日本国

    備考:単位取得退学

  • 慶應義塾大学   法学研究科   政治学専攻

    2004年4月 - 2006年3月

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    国名:日本国

  • 慶應義塾大学   法学部   政治学科

    1998年4月 - 2002年3月

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    国名:日本国

研究テーマ・研究キーワード

  • 研究テーマ: 生殖への心理学的介入に関するジェンダー論的研究

    研究キーワード: 生殖技術・心理学的介入・カウンセリング・ジェンダー・生権力

    研究期間: 2024年4月 - 2028年3月

  • 研究テーマ: 女性被告人に係る刑事司法過程のジェンダー論的研究:家族/パートナー関係に着目して

    研究キーワード: 刑事司法、ジェンダー、家族規範、主体(化)、刑事確定訴訟記録法

    研究期間: 2025年4月 - 2028年3月

  • 研究テーマ: 諸外国における精子提供者の非匿名化と家族にもたらす影響に関する比較研究

    研究キーワード: 非匿名化、子どもの出自を知る権利、生殖補助医療

    研究期間: 2023年4月 - 2026年3月

  • 研究テーマ: 児童虐待事案に関する刑事司法過程のジェンダー論的研究

    研究キーワード: 児童虐待、刑事司法、ジェンダー、家族、日本

    研究期間: 2021年4月 - 2025年3月

  • 研究テーマ: 日本の児童虐待をめぐる刑事司法過程の社会学的研究

    研究キーワード: 児童虐待、刑事司法、ジェンダー、家族、日本

    研究期間: 2019年5月 - 2021年3月

  • 研究テーマ: 代理懐胎を通した家族形成と身体の統治:オーストラリアを事例に

    研究キーワード: 家族形成、代理懐胎、生殖ツーリズム、身体の統治、オーストラリア

    研究期間: 2018年4月 - 2023年3月

  • 研究テーマ: オーストラリアにおける家族と生殖の社会史

    研究キーワード: 不妊治療、生殖技術、生殖補助医療、家族、オーストラリア

    研究期間: 2013年4月 - 2019年3月

  • 研究テーマ: オーストラリア家族政策の歴史――1970年代以降に注目して

    研究キーワード: 福祉政策、家族政策、家族給付、ジェンダー、新自由主義、オーストラリア

    研究期間: 2006年4月 - 2016年3月

論文

  • 家族を規制する オーストラリア・ヴィクトリア州の生殖補助医療法をめぐる議論の事例研究

    藤田 智子

    保健医療社会学論集   33 ( 1 )   77 - 87   2022年7月   ISSN:1343-0203

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本保健医療社会学会  

    2020年7月、オーストラリア・ヴィクトリア州の生殖医療を規制する法律、2008年生殖補助医療法が改正され、治療にあたり犯歴や児童保護命令の記録の照会を義務付けていた規定が削除された。このような条件を課していたのは世界でもヴィクトリア州のみとされ、生殖補助医療の関係者等の強い批判を受けていたにもかかわらず、法改正が行われるまでの約10年間、子どもを望む者はこれによって生殖補助医療へのアクセスの規制を受けていた。本稿では、この生殖補助医療法による犯歴等に基づく治療の規制をめぐる議論に焦点を当て、このような規制が正当化された論理や具体的な運用のあり方などを分析することで、この規制の社会的意味と現代社会における家族統治のあり方について考察する。(著者抄録)

所属学協会

  • 大阪大学西洋史学会

  • 三田社会学会

  • 日本比較政治学会

  • International Australian Studies Association(~2018年)

  • オーストラリア学会

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委員歴

  • 日本家族社会学会   第31回大会実行委員会委員   国内

    2020年9月 - 2021年9月   

  • オーストラリア学会   理事   国内

    2019年6月 - 2022年6月   

  • オーストラリア学会   理事   国内

    2016年6月 - 2019年6月   

学術貢献活動

  • 西日本社会学会年報

    2024年6月 - 2026年6月

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    種別:学会・研究会等 

  • 実行委員会委員

    日本家族社会学会・第31回大会  ( 九州大学(オンライン) ) 2021年9月

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    種別:大会・シンポジウム等 

  • 実行委員

    2020年度 第31回全国研究大会  ( 北九州市立大学(オンライン) ) 2020年6月

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    種別:大会・シンポジウム等 

  • オーストラリア研究

    2019年6月 - 2022年6月

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    種別:学会・研究会等 

  • オーストラリア研究

    役割:査読

    2018年9月 - 2018年11月

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    種別:学会・研究会等 

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 女性被告人に係る刑事司法過程のジェンダー論的研究:家族/パートナー関係に着目して

    研究課題/領域番号:25K15751  2025年4月 - 2027年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

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    担当区分:研究分担者  資金種別:科研費

  • 生殖への心理学的介入に関するジェンダー論的研究

    2024年4月 - 2018年3月

    九州大学 

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    担当区分:研究代表者 

    本研究は、生殖技術の利用が進む一方で、生殖への心理学的介入の制度化や普及の状況が異なるオーストラリア(オセアニア)、ドイツ(欧州)、アメリカ(北米)、日本を比較検討することで、生殖医療に関わる実践や経験の形成をジェンダーの視点から学際的に分析するものである。

  • 生殖への心理学的介入に関するジェンダー論的研究

    研究課題/領域番号:24K03196  2024年 - 2027年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

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    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費

  • 諸外国における精子提供者の非匿名化と家族にもたらす影響に関する比較研究

    2023年4月 - 2026年3月

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    担当区分:研究分担者 

  • 諸外国における精子提供者の非匿名化と家族にもたらす影響に関する比較研究

    研究課題/領域番号:23H00561  2023年 - 2025年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

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    担当区分:研究分担者  資金種別:科研費

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教育活動概要

  • 大学院教育:ジェンダー・家族論、Sociology of Gender and Family、総合演習(社会的多様性共存コース・社会学)、国際コース総合演習、社会的多様性共存論B、Integrated Sciences for Global Studies(~2020年度)、外国語ライティング(~2022年度)、Social Diversity and Coexistence、地球社会統合科学(2021年度~2023年度)
    基幹教育:男女共同参画(後期、~2020年度まで)、ジェンダー論(2021年度~)、社会学入門(前期)、文化と社会の理論(前期・4年に1度)、課題協学(後期、~2020年度)、基幹教育セミナー(夏学期、~2021年度)、

担当授業科目

  • Sociology of Gender and Family Ⅱ

    2025年6月 - 2025年8月   夏学期

  • ジェンダー・家族論 Ⅱ

    2025年6月 - 2025年8月   夏学期

  • 社会学入門(火曜1限)

    2025年4月 - 2025年9月   前期

  • 社会学入門(水曜3限)

    2025年4月 - 2025年9月   前期

  • 総合演習(社会的多様性共存コース・社会学分野)Ⅰ

    2025年4月 - 2025年9月   前期

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FD参加状況

  • 2022年10月   役割:参加   名称:伊都地区イーストゾーン協議会主催ハラスメント防止セミナー

    主催組織:全学

  • 2021年10月   役割:参加   名称:伊都地区イーストゾーンハラスメント防止セミナー

    主催組織:全学

  • 2021年4月   役割:参加   名称:修士課程の入試について:オンライン入試の導入に関する意見交換会

    主催組織:部局

  • 2020年11月   役割:参加   名称:伊都地区イーストゾーンハラスメント防止セミナー

  • 2020年10月   役割:参加   名称:九州大学AL教室/JDA九州ディベートセミナー 「オンライン授業におけるアクティブラーニングの実践 ―ディベートを授業に導入する方法―」

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他大学・他機関等の客員・兼任・非常勤講師等

  • 2023年  久留米大学医学部  区分:非常勤講師  国内外の区分:国内 

    学期、曜日時限または期間:後期

  • 2022年  久留米大学医学部  区分:非常勤講師  国内外の区分:国内 

    学期、曜日時限または期間:後期

  • 2017年  明星大学人文学部  区分:非常勤講師  国内外の区分:国内 

    学期、曜日時限または期間:前期・月曜

  • 2016年  明星大学人文学部  区分:非常勤講師  国内外の区分:国内 

    学期、曜日時限または期間:前期・月曜

  • 2016年  東洋大学社会学部  区分:非常勤講師  国内外の区分:国内 

    学期、曜日時限または期間:通年(社会調査および実習)、後期(質的調査法)

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大学全体における各種委員・役職等

  • 2022年4月 - 2024年3月   ハラスメント相談員

  • 2020年4月 - 2022年3月   ハラスメント相談員

  • 2019年4月 - 2020年3月   伊都地区イーストゾーンハラスメント防止セミナー企画委員会

  • 2018年4月 - 2020年3月   ハラスメント対策委員会委員

その他部局等における各種委員・役職等

  • 2024年4月 - 2026年3月   研究院 将来計画委員会

  • 2024年4月 - 2026年3月   学府 教務委員会

  • 2024年4月 - 2025年3月   学府 外国語ライティングWG

  • 2023年11月 - 2025年3月   その他 未来共創リーダー育成プログラム(チューター教員)

  • 2022年10月 - 2024年3月   学府 共通科目WG

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社会貢献活動

  • 朝日カルチャーセンター・福岡教室における九州大学大学院地球社会統合科学府提携講座、「〈格差〉を読み解く」のオーガナイズ 12/5に「近現代社会における家族・ジェンダー・福祉―ーシングルマザーの貧困問題をめぐって」という題目での講義

    朝日カルチャーセンター  朝日カルチャーセンター・福岡教室  2020年12月

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    対象:社会人・一般, 学術団体, 企業, 市民団体, 行政機関

    種別:講演会

    朝日カルチャーセンター・福岡教室の九州大学大学院地球社会統合科学府提携講座において、「〈格差〉を読み解く」を企画し、チラシの作成や事前打ち合わせのコーディネートを行うとともに、自身でも「近現代社会における家族・ジェンダー・福祉――シングルマザーの貧困問題をめぐって」という題目で講義を行った。講義においては、先進国における家族間の経済的な格差、特に相対的貧困率の高い日本のシングルマザーの問題を取り上げ、なぜシングルマザーの家族は貧困に陥りやすいのか、この問題を解決するにはどのような施策が必要かなどについて、福祉とジェンダーの観点から考察した。

  • 伊都キャンパスのセンターゾーンに「日本ジョナサン・KS・チョイ文化館」が完成したことを記念して行われた、「日本ジョナサン・KS・チョイ文化館落成記念シンポジウム~『つながる』アジア・『つながり』がうみだすアジア~」の司会

    2018年

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    伊都キャンパスのセンターゾーンに「日本ジョナサン・KS・チョイ文化館」が完成したことを記念して行われた、「日本ジョナサン・KS・チョイ文化館落成記念シンポジウム~『つながる』アジア・『つながり』がうみだすアジア~」の司会