2024/07/28 更新

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スズキ アツシ
鈴木 篤
SUZUKI ATSUSHI
所属
人間環境学研究院 教育学部門 准教授
教育学部 (併任)
人間環境学府 教育システム専攻(併任)
職名
准教授
プロフィール
【自身の研究について】 ニクラス・ルーマンの社会システム理論を手がかりとして、①個人と個人というシステム間の相互作用として教育実践を理論的に分析したり、②社会の各機能システム(経済、政治、福祉、等)と教育システムとの関係を解明したり、③学問をシステムとしてらえた際に教育学や教育学内の各部分領域がどのように発展してきたのかを研究したりしています。 【教育実践との関わり方について】 その中でも教育実践に関してであれば、自らはとりわけ道徳教育や学級経営を専門としていますが、学部生・大学院生の指導にあたっては、英語科や算数・数学科など、各教科の授業がいかなるメカニズムや社会的機能を持っているのかについての研究も支援しています。 【学部・大学院の指導について】 卒論ゼミや大学院での指導では、理論的かつメタに捉える視点(たとえば授業等をより構造的・機能的に捉える視点)に関心を持つ方であれば、九州大学教育学部生も、他大学・他学部からの進学者、働きながら学ぶ意欲のある学校教員の方も、等しく歓迎しています。 学部・大学院のゼミは基本的には毎週1回行い、月に2回は学部生と大学院生が合同で、月に2回は学部生と大学院生を分けた形式でそれぞれ開催しています。(ゼミの開催形式は大学や教員によって異なりますが、本ゼミでは基本的に各学生・院生による研究成果報告と相互の質問やアドバイスなどを中心としています。) 過去・現在の指導テーマには、たとえば次のようなものがあります(現在、模索中の方のテーマも含んでいます)。  ・メディア論  ・大学教育と企業との接続(大学教育の職業的レリバンス)  ・国語教育と社会的変化の関係性  ・Ch.テイラーとコミュニタリアニズム  ・教育放送の機能  ・英語授業におけるコミュニケーション  ・算数・数学教育における数学的知識と教育的知識の関係性 大学院での学修・研究に関しては、真剣に研究に取り組む方である限り、修士課程の修了をゴールとする方も、博士後期課程まで進み研究者(大学教員等)となることを目指す方も、どちらも歓迎いたします。 また、ドイツ語を用いた教育学研究についても指導を行っておりますので、(場合によっては生涯の仕事として)ドイツと関わった研究関係の仕事に就きたい、あるいはドイツ語を用いて教育や社会に関する研究を行う研究者を目指したいという方(これまでは教育学を必ずしも専門としてこなかった方)もご相談ください。 【研究生の受入れについて】 私自身は現在、研究生の受入れを行っていません。関心を持っていただいた方には、直接、大学院を受験していただければありがたく存じます。 【大学院進学の相談について】 なお、私自身の研究室への大学院進学だけでなく、教育システム専攻のどの研究室・指導教員についても、(教育学部・他学部・他大学・社会人からの)大学院進学に関する相談に応じています。(相談に応じるために最低限必要な教育システム専攻教員内での共有を除き、相談内容や相談有無の事実を外部にお伝えすることはありません。) 九州大学大学院人間環境学府 教育システム専攻への進学をお考えの方は、 inshikouhou.ku.ed の後に @gmail.com をつけ、このアドレスまでメールでお問い合わせください。
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学位

  • 博士(教育学)

研究テーマ・研究キーワード

  • 研究テーマ:社会システム理論から捉えた教育実践に関する研究(主に道徳教育、学級経営、教師の資質能力)

    研究キーワード:社会システム理論,教育実践(道徳教育、学級経営、教師の資質能力)

    研究期間: 2012年4月

  • 研究テーマ:日本とドイツの間の教育交流に関する研究

    研究キーワード:日本とドイツの間の教育交流

    研究期間: 2008年4月

  • 研究テーマ:日本の教育学の成立・発展過程に関する研究

    研究キーワード:日本の教育学の成立・発展

    研究期間: 2008年4月

受賞

  • 教育思想史学会奨励賞(第8回)

    2011年9月   教育思想史学会  

論文

  • 科学システムとしての教育学と教育実践の関係性再考 : N. ルーマン科学論における学問領域の細分化過程と観察の多元性に関する議論から 査読

    鈴木 篤

    教育学研究 = The Japanese journal of educational research   89 ( 2 )   258 - 270   2022年6月

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    記述言語:日本語  

    本論文はニクラス・ルーマンの社会システム理論をもとに、科学システムの成立・細分化の仕組みを検討し、教育システムとの関係性を問い直すことで、教育学における教育実践との関係性を再考しようとするものである。

    DOI: 10.11555/kyoiku.89.2_258

  • 「直接体験」対「間接体験」という対立図式の限界と観念のシステム間共同構成プロセスの検討 : N・ルーマンの学習論を手掛かりに (特集 〈ふれる〉ことの教育哲学) 査読

    鈴木 篤

    教育哲学研究   ( 124 )   58 - 76   2021年11月

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    記述言語:日本語  

  • ニクラス・ルーマンの学級論に関する検討 : 非対面型授業の対面型学校教育への代替可能性と限界 査読

    鈴木 篤

    教育学研究 = The Japanese journal of educational research   88 ( 1 )   1 - 13   2021年3月

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.11555/kyoiku.88.1_1

  • 社会成員の多様化状況における道徳教育の在り方に関する検討 : N.ルーマンの道徳理論を手がかりに 査読

    鈴木 篤

    教育学研究   86 ( 2 )   262 - 274   2019年6月

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.11555/kyoiku.86.2_262

  • 「コミュニケーション的行為の理論にもとづく道徳授業」における合意形成プロセスに関する一考察 : 社会システム理論から見た討議と子どもたちの価値・規範創造

    鈴木 篤

    大分大学教育学部研究紀要   39 ( 2 )   233 - 243   2018年2月

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    記述言語:日本語  

    本稿ではJ.ハーバーマスのコミュニケーション的行為の構想に基づく道徳授業方法に備わる限界と可能性の検討を行った。彼の理論に基づくならば,討議(Diskurs)において目指される合意が可能となるためには,前提としていくつかの条件が満たされている必要がある。しかし,これらの条件が満たされるというのはあくまでも先取りとしての想定においてに過ぎない。N.ルーマンはハーバーマスの構想を批判し,討議においては参加者間の力が対等たりえないこと,それゆえ彼らがコミュニケーション的合理性にはたどり着き得ないことを主張する。ルーマンに基づくならば(ハーバーマスの主張とは異なり),討議においては論理的優越性を備えた討議参加者こそが勝利を収めるのである。ルーマンの批判により,我々はコミュニケーション的行為の構想に基づく道徳授業方法の修正の道を見出すことが可能となるが,この修正によってこそ同授業方法はその可能性を再獲得することが可能となるのである。In this paper, the limits and possibilities of the didactic method for moral education based on the concept of communicative action of J.Habermas were examined. According to his theory, agreement presupposes some conditions; however, the fulfillment of these conditions can be only supposed in advance. N.Luhmann criticized his discourse concept and said that the power of participants cannot be equal in the discourse and therefore they cannot reach a state of communicative rationality. According to Luhmann, the participant who possesses superiority in logic can win in a discourse. His criticism of the communicative rationality leads us to a revised version of the didactic method for moral education based on the concept of communicative action. With this revision, the didactic method can reacquire the possibility for carrying out moral education.

  • Wissenstransfer durch staatliche Stipendiaten in Japan vor 1920. Ihre ambivalente Auseinandersetzung mit der deutschen Erziehungswissenschaft. 査読

    15   41 - 70   2010年3月

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    記述言語:その他   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    Wissenstransfer durch staatliche Stipendiaten in Japan vor 1920. Ihre ambivalente Auseinandersetzung mit der deutschen Erziehungswissenschaft.

  • 一九二〇年代ドイツ「教育の限界論争」の再検討--S・ベルンフェルトの議論を中心に 査読

    鈴木 篤

    教育哲学研究   ( 100 )   105 - 123   2009年5月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • ドイツ社会福祉国家(Sozialstaat)の成立と社会的教育学の変容--H.ノールとS.ベルンフェルトの青少年福祉論を手がかりに 査読

    鈴木 篤

    教育哲学研究   ( 97 )   105 - 123   2008年5月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 社会構成主義から捉えた道徳教育における「権利」の学習における注意点 査読

    鈴木 篤

    道徳教育方法研究   ( 28 )   1 - 10   2023年3月

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    記述言語:日本語  

    本稿では、「権利」に関する学習においていかなる事柄が留意されるべきなのか、社会構成主義的な学習観ならびにシンボリック相互作用論を手掛かりとしながら検討を行った。個々の権利の意味内容とは相互作用の中で学習され、さらには継続的な働きかけを通して維持・再構成され続けなくてはならないものであって、それぞれの権利がいかなる内容を意味するのかは、不変かつ普遍的なかたちでは定まっていない。個々の権利が何を意味するものなのかは、教師と児童生徒、そしてそれらの人物の周囲の人々など、当事者たちの日々の相互作用によって定まるものなのである。

  • 道徳授業における「道徳的価値」の機能と教師による価値解釈に関する理論的再検討

    草野 舞, 塚野 慧星, 鈴木 篤

    九州大学教職課程研究紀要 = Kyushu University bulletin of Teacher-Training Curriculum studies   6   7 - 22   2022年3月

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    記述言語:日本語  

  • 学校カリキュラムにおける「総合的な学習の時間」の役割の再検討 : 社会システム理論およびデューイの教育論を手掛かりに

    茂見 剛, 鈴木 篤, 田上 哲

    九州大学教職課程研究紀要 = Kyushu University bulletin of Teacher-Training Curriculum studies   6   23 - 38   2022年3月

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    記述言語:日本語  

  • 日本の研究大学ならびにその前身高等教育機関における教育学研究スタッフに着目した教育学研究の歴史的発展過程の一側面に関するプロソポグラフィ的研究(9)1980年以前の大阪大学文学部・人間科学部スタッフのバイオグラフィー

    鈴木 篤

    大分大学教育学部研究紀要   42 ( 2 )   137 - 148   2021年3月

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    記述言語:日本語  

  • 日本の研究大学ならびにその前身高等教育機関における教育学研究スタッフに着目した教育学研究の歴史的発展過程の一側面に関するプロソポグラフィ的研究(10)1980年以前の北海道大学教育学部スタッフのバイオグラフィー

    鈴木 篤

    大分大学教育学部研究紀要   42 ( 2 )   149 - 159   2021年3月

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    記述言語:日本語  

  • 戦後日本のアカデミズムにおける道徳教育論の歴史 (3) : 1970年代中頃から1980年代末までの出版物を手掛かりに

    鈴木 篤

    大分大学高等教育開発センター紀要   ( 13 )   39 - 50   2021年2月

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    記述言語:日本語  

  • 日本の研究大学ならびにその前身高等教育機関における教育学研究スタッフに着目した教育学研究の歴史的発展過程の一側面に関するプロソポグラフィ的研究(8)1980年以前の名古屋大学教育学部スタッフのバイオグラフィー

    鈴木 篤

    大分大学教育学部研究紀要   42 ( 1 )   13 - 28   2020年9月

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    記述言語:日本語  

  • フランスの初等・前期中等教育段階における道徳・市民教育に関する研究ノート

    鈴木 篤, 杉原 薫, 山口 裕毅

    教育実践総合センター紀要   ( 37 )   97 - 109   2020年3月

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    記述言語:日本語  

  • ドイツの基礎学校における市民性育成に関する一考察 : 教育活動全体を通じた道徳的涵養に焦点をあてて

    杉原 薫, 鈴木 篤, 山口 裕毅

    教育学研究紀要   65 ( 1 )   215 - 220   2020年3月

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    記述言語:日本語  

  • 戦後日本のアカデミズムにおける道徳教育論の歴史 (2) : 1970 年代中旬までの出版物を手掛かりに

    鈴木 篤

    大分大学高等教育開発センター紀要   ( 12 )   35 - 49   2020年3月

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    記述言語:日本語  

  • A Prosopographical Analysis of the History of Academic Staff Members of Educational Studies in Japanese Research Universities and Their Forerunner Institutions(7)Biographies of the Staff Members of Tsukuba University and its Forerunner Institutions in or before 1980(3)

    41 ( 2 )   149 - 158   2020年3月

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    記述言語:英語  

  • A Prosopographical Analysis of the History of Academic Staff Members of Educational Studies in Japanese Research Universities and Their Forerunner Institutions(6)Biographies of the Staff Members of Tsukuba University and its Forerunner Institutions in or before 1980(2)

    41 ( 1 )   27 - 42   2019年9月

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    記述言語:英語  

  • 多元的社会における学校教育実践に関する考察 : 英国の事例から

    山口 裕毅, 杉原 薫, 鈴木 篤

    教育学研究紀要   64 ( 1 )   701 - 706   2019年3月

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    記述言語:日本語  

  • 戦後日本のアカデミズムにおける道徳教育論の歴史(1)1950年代末までの出版物を手掛かりに

    鈴木 篤

    大分大学高等教育開発センター紀要   ( 11 )   57 - 76   2019年3月

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    記述言語:日本語  

  • A Prosopographical Analysis of the History of Academic Staff Members of Educational Studies in Japanese Research Universities and Their Forerunner Institutions(4)Biographies of the Staff Members of Tohoku University and its Forerunner Institutions in or b

    Suzuki Atsushi

    40 ( 2 )   227 - 239   2019年3月

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    記述言語:英語  

  • A Prosopographical Analysis of the History of Academic Staff Members of Educational Studies in Japanese Research Universities and Their Forerunner Institutions(5)Biographies of the Staff Members of Tsukuba University and its Forerunner Institutions in or

    Suzuki Atsushi

    40 ( 2 )   241 - 256   2019年3月

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    記述言語:英語  

  • 新大分スタンダードにみられる授業観と道徳科における活用 : 吉本均の「ドラマ論的授業指導論」に基づく教育方法学的検討

    別木 達彦, 鈴木 篤

    大分大学教育学部研究紀要 = The research bulletin of the Faculty of Education, Oita University   40 ( 1 )   113 - 132   2018年9月

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    記述言語:日本語  

  • A Prosopographical Analysis of the History of Academic Staff Members of Educational Studies in Japanese Research Universities and Their Forerunner Institutions(3)Biographies of the Staff Members of Hiroshima University and its Forerunner Institutions in o

    40 ( 1 )   43 - 67   2018年9月

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    記述言語:英語  

    A Prosopographical Analysis of the History of Academic Staff Members of Educational Studies in Japanese Research Universities and Their Forerunner Institutions(3)Biographies of the Staff Members of Hiroshima University and its Forerunner Institutions in o

  • 「規則の尊重」の道徳授業の課題と可能性 : 「雨のバス停留所で」を例にして 査読

    鈴木 篤, 山岸 賢一郎

    道徳教育方法研究 = The research for methods of moral education   ( 23 )   11 - 20   2018年3月

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    記述言語:日本語  

  • 「自由と責任」を考えさせる道徳授業の注意点と可能性 : 「うばわれた自由」の事例を手がかりに 査読

    山口 裕毅, 鈴木 篤

    道徳教育方法研究 = The research for methods of moral education   ( 24 )   11 - 20   2018年3月

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    記述言語:日本語  

  • A Prosopographical Analysis of the History of Academic Staff Members of Educational Studies in Japanese Research Universities and Their Forerunner Institutions(1) : Method and Process of This Study and Limits of Previous Related Studies

    Suzuki Atsushi

    39 ( 2 )   191 - 210   2018年2月

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    記述言語:英語  

  • J.ハーバーマスのコミュニケーション的行為の理論から見た学級活動における「話合い」の教育的意義

    鈴木 篤, 杉原 薫

    教育実践総合センター紀要   35   143 - 154   2018年2月

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    記述言語:日本語  

  • A Prosopographical Analysis of the History of Academic Staff Members of Educational Studies in Japanese Research Universities and Their Forerunner Institutions(2) : Biographies of the staff members of Tokyo University and its Forerunner Institution in or

    Suzuki Atsushi

    39 ( 2 )   211 - 232   2018年2月

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    記述言語:英語  

  • A Study on 'Social Learning' in Elementary Schools in Berlin as German Citizenship Education

    38 ( 1 )   113 - 125   2016年9月

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    記述言語:英語  

    A Study on 'Social Learning' in Elementary Schools in Berlin as German Citizenship Education

  • 「特別の教科 道徳」の全面実施に資する道徳授業の指導方法改善に関する研究 : 大学学部と附属学校の連携による理論と実践の往還の試み

    黒川 勲, 鈴木 篤, 吉田 康彦, 長濱 修司

    教育実践総合センター紀要   ( 33 )   129 - 142   2016年3月

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    記述言語:日本語  

    近年,道徳教育における学びの深化や,児童生徒相互の活発な交流の実現を求め,道徳の授業方法の改革が求められている。このことは2015年に導入された「特別の教科 道徳」においても同様である。本研究では,道徳教育に関する学術的議論を確認した後,現在学校で広く実践されている道徳教育方法としての「価値の内面化」の修正可能性を検討するとともに, さらに「価値の明確化」や「モラルジレンマ」といった新たな方法を導入することにより,道徳教育をどのように発展させることが可能となるのか,実践を通した省察的検討を行った。Through the introduction of the "Special Subject Doutoku (Tokubetsuno Kyouka Doutoku)" in 2015, it is required to change the didactical method of the moral education, so that students can learn its content more deeply and communicate with each other livelily in the lesson. In this study, we tried to find the possibility of the method of moral education that has been conducted today in the elementary schools ("(1) the method of transmission of the value (Kachino Naimenka)" as the traditional method of the Japanese moral education) and the way to improve it with the help of following didactical approaches: (2) "the method of awareness of the value of him-/herself (Kachino Meikakuka)" and (3) "the method of moral discussion with the help of a dilemmatic story (Moral Dilemma)" known as the two rising alternatives of the Japanese conventional method.

  • 教職志望学生の資質能力形成過程に関する一考察 : 九州地域の国立大学教員養成系学部の卒業生を事例として

    鈴木 篤

    大分大学高等教育開発センター紀要   ( 7 )   13 - 27   2015年3月

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    記述言語:日本語  

    これまで、教職志望学生の「資質能力形成戦略」、すなわち各教職志望者が入職後に「求められる力」を身につけるため、大学の教員養成カリキュラムにおいて「実際に身につく力」をもとにどのように資質能力形成を試みているのかという戦略はほとんど解明されてこなかった。調査の結果、初任の小学校教員となった学生たちは大学在学中に公式のカリキュラムたけでなく、他の様々な学習機会や生活経験を組み合わせて各自なりの多様なカリキュラムを構築し、教師としての資質能力の形成に努めていることが明らかとなった。教職志望学生がとりわけ公式の教員養成カリキュラムによっては十分に担保されていない資質能力を形成できているのは、特定の授業科目等によってというよりは、大学での生活をとりまく広義の「環境」(各授業科目、教育実習、学校支援ボランティア、サークル活動、アルバイト、友人・知人、大学教員など)の活用によるものといえる。そうした彼らの資質能力形成戦略を支えているのは大学のカリキュラムが有する自由度と全体性であった。なお、こうした自由度の高いカリキュラムは、受動的な学習者に対してはいかなる学びももたらさないという危険性も含んでいる。本研究からは、こうした学生への対応策として、大学教員等によるアドバイスが保証される体制を構築すること、すなわち個々の学習者をとりまく広義の「環境」を充実することで対応することの重要性もまた確認された。

  • 「理想の教師像」や「教師に求められる資質能力」は意図的・計画的に育成可能か : 教員養成における「ポスト近代型能力」と「教える-学ぶ」関係の再考

    鈴木 篤

    大分大学教育福祉科学部研究紀要   36 ( 2 )   179 - 194   2014年10月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    近年,「理想の教師像」ならびに「教師に求められる資質能###力」が様々な場面で論じられるようになっており,「教師像」の体現や「資質能力」の付与・獲得が教員養成によって意図的・計画的に行いうるかのような議論が氾濫している。だが,それらはあくまでも実体として各教職志望者の内部に存在するものではなく,実現したり付与されたりしたように見える場合にもそれは多様な要因によってもたらされた結果だといえる。そもそも「教師像」や「資質能力」を意図的・計画的に育成することは原理的に不可能である。そのため,今後,教員養成や教員採用に関わる教育行政担当者や研究者はあくまでもそうした限界性を意識し,その上で「教師像」や「資質能力」を冷静に扱っていくことが必要になる。Since the 1990s, attention has been increasingly focused on teacher###competencies on the assumption that they can be instilled easily through###teacher education.However, the competencies are not some kind of substances within the candidate teachers. Even when the competences seem to exist in the candidates themselves, we are led to such judgment under the influence of the conditions and situations around the candidates. Theoretically,the teacher competencies can't be instilled directly, even through teacher education. The competencies can remain only conceptual instruments that help us argue more easily about the qualities of teachers.

  • 道徳教育における「国と郷土を愛する心」の指導はどうありうるか : 異質な存在との共存と社会や共同体の維持・発展の可能性 査読

    鈴木 篤

    道徳教育方法研究 = The research for methods of moral education   ( 19 )   11 - 20   2014年3月

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    記述言語:日本語  

  • 戦後日本の教育学・理論の発展と国際コミュニケーション : 旧帝大および旧文理科大学を前身とする国立大学教育学部に勤務した教育哲学研究者を手がかりに (フォーラム 戦後日本の教育学・理論の発展と国際コミュニケーション) 招待

    鈴木 篤

    近代教育フォーラム   22 ( 22 )   19 - 34   2013年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    本研究では戦後、旧帝国大学および旧文理科大学を前身とする国立大学教育学部に勤務した研究者の著作物に着目し、各大学における教育学・理論の発展過程を分析した。分析にあたっては、各研究者がいかなるテーマに研究上の重点を置いていたかに注意を払うとともに、各研究者が外国の教育学に対して有した直接・間接の関係に着目し、検討を行った。分析の結果、まず、多くの大学では、講座名にみられる研究領域上の区分にかかわらず、相当な割合の教員が教育哲学研究に取り組んでいた。また、それらの研究者の多くは戦後も一貫して留学先としてドイツを選んでいた。さらに彼らが取り組んだ研究対象の出身国をその研究対象国として集計すると、大学間で研究対象国の選好に差異がみられた。最後に、研究者の出生年と研究対象国の関係を分析すると、ドイツに対する継続的な高い関心と周期的に訪れるアメリカ研究への積極的な取り組みが確認された。

    DOI: 10.20552/hets.22.0_19

  • Japanisch-deutsche Beziehungen in der Erziehungswissenschaft des 20. Jahrhunderts

    132 - 141   2013年5月

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    記述言語:その他  

    Japanisch-deutsche Beziehungen in der Erziehungswissenschaft des 20. Jahrhunderts

  • Die Entwicklung der philosophischen Erziehungswissenschaft in Japan nach dem Zweiten Weltkrieg―Eine historisch-soziologische Untersuchung―

    鈴木篤

    大分大学教育福祉科学部研究紀要   35 ( 1 )   81 - 92   2013年4月

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    記述言語:その他   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    Für die Zeit seit den 1990er Jahren wird von einer Trendwende in###der japanischen philosophischen Erziehungswissenschaft gesprochen, das###Stichwort dafür lautet: Amerikanisierung. Meine Anfangsthese lautet,###dass die japanische philosophische Erziehungswissenschaft sich noch###nicht einheitlich mit der Trendwende der Amerikanisierung konfrontiert###hat, sondern bezüglich ihrer wissenschaftlichen Orientierung viel###deutscher und viel diverser war und heute noch ist. Die Daten belegen,###dass weder eine methodische, noch eine thematische Amerikanisierung###festzustellen ist. Vielmehr ist für die japanische philosophische###Erziehungswissenschaft eine Homogenität zu konstatieren, die sich seit###ihrem Beginn bis heute durchzog: Die japanische philosophische###Erziehungswissenschaft zog es vor, sich hauptsächlich mittels###„Analyse/Interpretation von Schriften" mit den Ideen und dem Denken###eines Philosophen oder Pädagogen zu befassen. Im Zentrum standen###dabei neben J. Dewey als dem einzigen amerikanischen Philosophen###deutsche Philosophen und Pädagogen vornehmlich aus dem 18.###Jahrhundert sowie die Tübinger Erziehungswissenschaftler E. Spranger###und O.F. Bollnow.本研究の出発点となる仮説は、日本の教育哲学はアメリカ重点主義ともいえる流行変化の影響のもとでも全体的な方向転換を迫られることはなく、その方向性に関しては今日まで非常にドイツ的であり多様なものであり続けているという点である。資料より確認できる限り、教育哲学研究においては方法論的にもテーマ的にもアメリカへの方向転換はみられない。むしろ、日本の教育哲学が示す均質性はその誕生から今日まで通底しているといえる。日本の教育哲学研究において好まれたのは、「著作物の分析・解釈」を手段とし、ひとりの哲学者や教育学者の思想に取り組むという姿勢である。その際、分析の中心に位置したのは、唯一のアメリカ人教育学者 J.デューイ以外に、主に18世紀に活動したドイツ系哲学者や教育学者であり、さらにテュービンゲンの教育学者であった E.シュプランガーや O.Fボルノウであった。

  • 新教育運動における道徳教育の可能性 : 相互主体的コミュニケーションに基づく道徳教育としてのS.ベルンフェルトのバウムガルテン実践 査読

    鈴木 篤

    道徳教育方法研究 = The research for methods of moral education   ( 18 )   31 - 42   2013年3月

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    記述言語:日本語  

  • ドイツ学術交流会を通じた国際学術交流に関する一考察 : 歴史的発展過程と日本人奨学生の属性に関する分析を中心に

    鈴木 篤

    大分大学高等教育開発センター紀要   ( 5 )   41 - 58   2013年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    本稿ではドイツ学術交流会(DAAD) の発展過程と学術交流活動、同プログラムを通じた日本人奨学生の留学実態などを明らかにした。DAADは第二次世界大戦前、学術交流会、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団、海外学術事務所の三組織が合流し、結成された団体である。戦後は大学の主導で再建され、その後も多様な機関から集められた資金を用いてドイツ人・外国人の奨学生を支援した。日本人としては戦前に18名、戦後は少なくとも1094名がDAADから奨学金を受けドイツに留学し、とりわけ戦後は帰国後、主に高等教育・研究機関に就職している。こうした日本人奨学生にとって、DAAD を通じたドイツへの留学は単に個々人の学習機会の必要を満たすものにとどまらず、帰国後の長期的なドイツとの人的つながりをもたらすものでもあった。DAADの活動は、親独派の知識人を増やし、ドイツに対する友好的態度を育むという効果も持っものであったといえる。

  • 小学校教員養成スタンダードに関する開発的研究 : 大学卒業時における「教員としての最小限必要な資質能力」の同定と構造化 査読

    別惣 淳二, 鈴木 篤, 龍輪 飛鳥, 渡邊 隆信, 大関達也, 藤原 賢二

    教育実践学論集   13 ( 13 )   25 - 35   2012年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  • ドイツの教師教育における教員養成スタンダードの意義と運用上の課題

    大関 達也, 渡邉 満, 鈴木 篤, 谷岡信宏

    兵庫教育大学研究紀要   39   15 - 25   2011年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  • ボローニャ・プロセス下におけるドイツ教員養成制度の改革と現状--教職課程の構成と取得可能免許、学士・修士制度の導入状況

    鈴木 篤, 杉原 薫

    兵庫教育大学研究紀要   39   241 - 252   2011年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  • The Development of Educational Studies in Japan after World War II : An Analysis of Journals in Its Subfields 査読

    SUZUKI Atsushi

    Educational studies in Japan : international yearbook : ESJ   ( 5 )   21 - 32   2011年3月

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    記述言語:英語  

    The Development of Educational Studies in Japan after World War II : An Analysis of Journals in Its Subfields
    This study is the first attempt to analyze the articles in several journals, in order to disclose the development of academic educational studies in Japan. In this paper, my examination was not limited to one journal, but covered six education journals listed below and all their issues until 2005. I chose, from a methodological viewpoint, four journals that have been most important for the philosophical, historical, sociological and comparative research on education and, from thematic viewpoints, two celebrated Japanese journals for the study of educational method and that of educational administration. The development of educational studies shown in the articles of the journals reviewed was diverse and complex. On the one hand, the home institutions of the authors were not only traditional research universities, but also other types of universities. On the other hand, the former institutions are still the center of training for (graduate) students who make up the largest number of authors of the articles today. The analyzed six journals had such heterogeneous character as to have oriented themselves to different areas (theory, school, society [public]) to a varied extent. The articles targeted several historical periods and countries/areas and their distribution of these factors was relatively balanced. Although the studies were based, methodologically, primarily on the analysis of certain kinds of text, in other words on the philosophical method, the object of the studies was mostly not the ideas of certain persons. The articles referred, topically, to a certain philosopher or education researcher/theorist less often than to secondary/higher education. Furthermore, the research methods, objects and topics of the articles in one journal were far from homogeneous.

  • 教育学における経済と教育の相克に関する一試論--知識社会下におけるフンボルト陶冶(ビルドゥング)理論の再解釈

    鈴木 篤

    兵庫教育大学研究紀要   38   21 - 30   2011年2月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

  • 20世紀初頭ドイツにおける科学的教育学追求の試みとその限界性の発見--ジークフリート・ベルンフェルト教育思想を手掛かりに 査読

    鈴木 篤

    教育学研究ジャーナル   5   41 - 50   2009年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Das pädagogische Denken Siegfried Bernfelds. Über Kontinuität und Diskontinuität in den Schriften und Aktivitäten vor „Sisyphos oder die Grenzen der Erziehung“

    鈴木篤

    Jahresblätter für japanische und deutsche Forschung in Japan   3 ( 3 )   39 - 50   2008年9月

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    記述言語:その他   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 青少年の不良化問題に関する歴史的考察--ドイツ社会的教育学を手がかりに

    鈴木 篤

    教育学研究紀要   53 ( 1 )   187 - 192   2008年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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書籍等出版物

  • ドイツにおける教育学の発展史: 二十世紀ドイツの教育科学

    鈴木 篤

    九州大学出版会  2023年11月 

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    担当ページ:総ページ数:386   記述言語:その他  

    ドイツの教育学は明治期以降、日本の教育学の成立・発展過程において大きな影響を与えてきた。少なからぬ日本人教育学者たちがドイツに留学し、同地で研究生活を送っている。もっとも、ドイツにおける教育思想・教育論としての教育学(Pädagogik)が日本において注目され、広く知られてきたのに対し、アカデミックな学問としての教育科学(Erziehungswissenschaft)の実態はあまり知られてこなかった。さらに第二次世界大戦、ドイツは東西へと分割されたが、主には西ドイツの教育学のみが紹介されるにとどまり、東側の動きはごく部分的にしか知られてきていない。もっとも、アカデミックな学問としての教育科学の実態が知られてこなかったのはドイツにおいても同様であり、そうした状況がはじめて乗り越えられたのは2003年に出版されたクラウス-ペーター・ホルン氏の教授資格論文によってであった。 本書はそうした『Erziehungswissenschaft in Deutachland im 20. Jahrhundert: Zur Entwicklung der sozialen und fachlichen Struktur der Disziplin von der Erstinstitutionalisierung bis zur Expansion(20世紀ドイツの教育科学:制度化の始まりから急拡大期におけるディシプリンの社会的・領域的構造)』の翻訳書である。

  • 日本における教育学の発展史:教員の集合的属性に着目したプロソポグラフィ

    鈴木 篤( 担当: 単著)

    九州大学出版会  2023年2月 

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    担当ページ:総ページ数:582p   記述言語:日本語   著書種別:学術書

    本書はこれまで教育学において「タブー」視されてきた教育学研究者の経歴を検討対象とし、集合的属性を明らかにしようとするものである。

  • 道徳教育 (新・教職課程演習)

    田中 まりあ, 杉田 浩崇 編

    協同出版  2021年11月 

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    記述言語:その他  

  • 教育原理・教職原論 (新・教職課程演習)

    平井 悠介, 曽余田 浩史 編

    協同出版  2021年9月 

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    記述言語:その他  

  • 小学校「特別の教科道徳」の授業プランと評価の文例 : 道徳ノートと通知表所見はこう書く

    渡邊, 満

    時事通信出版局,時事通信社 (発売)  2019年10月 

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    担当ページ:総ページ数:3冊   記述言語:日本語  

  • 中学校「特別の教科道徳」の授業プランと評価の文例 : 道徳ノートと通知表所見はこう書く

    渡邊 満

    時事通信出版局, 時事通信社(発売)  2019年3月 

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    記述言語:日本語  

  • 教育的関係の解釈学

    丸山 恭司, 山名 淳, 坂越 正樹

    東信堂  2019年3月 

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    担当ページ:総ページ数:xxi, 268p   記述言語:日本語  

  • 「特別の教科 道徳」が担うグローバル化時代の道徳教育 (シリーズ「特別の教科道徳」を考える)

    渡邉 満, 押谷 由夫, 渡邊 隆信, 小川 哲哉, 渡邉 満, 押谷 由夫, 渡邊 隆信, 小川 哲哉

    北大路書房  2016年3月 

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    担当ページ:総ページ数:207   記述言語:日本語  

  • 人間形成と承認: 教育哲学の新たな展開

    ローター ヴィガー, 藤井 佳世, 山名 淳, Lothar Wigger

    北大路書房  2014年7月 

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    担当ページ:総ページ数:229   記述言語:日本語  

  • 教師教育講座 第7巻 道徳教育指導論

    丸山 恭司, 丸山 恭司

    協同出版  2014年4月 

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    担当ページ:総ページ数:302   記述言語:日本語  

  • Netzwerke in bildungshistorischer Perspektive

    Hans-Ulrich Grunder, Andreas Hoffmann-Ocon, Peter Meetz

    Klinkhardt, Julius  2013年5月 

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    担当ページ:総ページ数:256   記述言語:その他  

    Netzwerke in bildungshistorischer Perspektive

  • 教員養成スタンダードに基づく教員の質保証 (国立大学法人兵庫教育大学教育実践学叢書)

    兵庫教育大学教員養成スタンダード研究開発チーム, 別惣淳二, 渡邊隆信( 担当: 共著)

    ジアース教育新社  2012年9月 

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    担当ページ:総ページ数:231   記述言語:日本語  

  • 歴史的人間学事典 第3巻

    Wulf Christoph, 藤川 信夫, クリストフ・ヴルフ, 藤川信夫

    勉誠出版  2008年4月 

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    担当ページ:総ページ数:620   記述言語:日本語  

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講演・口頭発表等

  • Development and Diversification of Academic Subfields of Education Research in Japan and Germany after the Occupation after World War II: A comparative Analysis of Collective Biography of Staff Members for Education Research in Both Countries (Peer-Reviewed) 国際会議

    Atsushi Suzuki

    WERA VIRTUAL FOCAL MEETING 2021  2021年7月 

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    開催年月日: 2021年7月

    記述言語:英語  

    国名:その他  

    Development and Diversification of Academic Subfields of Education Research in Japan and Germany after the Occupation after World War II: A comparative Analysis of Collective Biography of Staff Members for Education Research in Both Countries (Peer-Reviewed)

  • On Historical Approach in Japanese Research on the Educational Thoughts and the Education Studies as a Discipline (ROUNDTABLE: JAPANESE TRENDS IN THE HISTORIES OF EDUCATION) 招待

    Atsushi SUZUKI

    ISCHE 43 Milan (International Standing Conference for the History of Education)  2022年9月 

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    記述言語:英語  

    国名:その他  

    On Historical Approach in Japanese Research on the Educational Thoughts and the Education Studies as a Discipline (ROUNDTABLE: JAPANESE TRENDS IN THE HISTORIES OF EDUCATION)

MISC

  • (資料整理)学問領域としての「教育学」とそのサブディシプリンの再検討に向けて : 戦後日本の国立研究大学教育学部等における教育学関係講座名称の変遷ならびに教育学関係諸学会の名称と設立経過

    鈴木 篤

    教育実践総合センター紀要   2021年3月

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    記述言語:日本語  

    本稿は戦後日本の国立研究大学教育学部等における「教育学」関係講座名称の変遷確認ならびに「教育学関係諸学会」の抽出を行い,その一覧化を試みるものである。そのことにより,多くの研究者が自明の前提とみなしている「教育学」というディシプリンの不確かさを明らかにし,今後の議論に向けた共通理解の基盤を生み出すことを目的としている。

  • Rezension von: Impekoven, Holger: Die Alexander von Humboldt-Stiftung und das Ausländerstudium in Deutschland 1925-1945, Von der „geräuschlosen Propaganda“ zur Ausbildung der „geistigen Wehr“ des „Neuen Europa“. Göttingen: Bonn University. Press bei V&R u

    鈴木篤

    2013年9月

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    記述言語:その他  

  • Rezension von: Ritzi, Ch.,Wiegmann, U.(Hrsg.): Beobachten/ Messen/ Experimentieren. Beiträge zur Geschichte der empirischen Pädagogik/ Erziehungs- wissenschaft. Bad Heilbrunn 2010.

    鈴木篤

    2011年1月

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    記述言語:その他  

  • 書評 Masamichi Ueno, Yasunori Kashiwagi, Kayo Fujii, Tomoya Saito and Taku Murayama (Foreword by Gert Biesta), Manabi and Japanese Schooling : Beyond Learning in the Era of Globalisation

    鈴木 篤

    教育哲学研究 = Studies in the philosophy of education   2020年11月

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    記述言語:日本語  

  • 翻訳 ドイツにおけるヒロシマの遺産 : 歴史と今日の課題 (研究討議 HIROSHIMAという記憶の継承と和解 : 日独韓の声の交わりに見る表象の刷新)

    ヴィガー ロータ, 鈴木 篤

    教育哲学研究 = Studies in the philosophy of education   2020年5月

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    記述言語:日本語  

  • 研究状況報告 教育哲学研究は道徳授業にどう貢献できるか

    鈴木 篤, 山岸 賢一郎, 塚野 慧星, 田中 智輝, 山中(植田) 翔, 宮川 幸奈

    教育哲学研究 = Studies in the philosophy of education   2020年5月

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    記述言語:日本語  

  • 教科としての道徳の実質化に大学はいかなる役割を果たせるか : 実践的力量を持つ道徳授業者の養成

    渡邉 満, 岩尾 友恵, 丸橋 静香, 鈴木 篤, 山口 裕毅

    教育学研究紀要   2019年3月

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    記述言語:日本語  

  • 書評 渡邊隆信著『ドイツ自由学校共同体の研究 : オーデンヴァルト校の日常生活史』

    鈴木 篤

    研究論叢 : bulletin of Educational Research Association, Kobe University   2018年6月

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    記述言語:日本語  

  • 研究状況報告 道徳授業は道徳的でありうるか? : 教材「手品師」から考える

    山岸 賢一郎, 鈴木 篤, 山口 裕毅

    教育哲学研究 = Studies in the philosophy of education   2018年5月

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    記述言語:日本語  

  • 「考え、議論する道徳」を担う教師の養成・研修に向けた読み物資料の検討と提案 : 中学校用教材「銀色のシャープペンシル」を活かした多様な授業方法の開発

    渡邉 満, 鈴木 篤, 丸橋 静香, 山口 裕毅

    教育学研究紀要   2018年3月

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    記述言語:日本語  

  • 図書紹介 テオドール・リット著,小笠原道雄・野平慎二編訳『科学の公的責任 : 科学者と私たちに問われていること』

    鈴木 篤

    人間教育の探究 : 日本ペスタロッチー・フレーベル学会紀要 = Research on education of man : Bulletin of Japan Society for the Study of Pestalozzi and Fröbel   2016年7月

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    記述言語:日本語  

  • 書評 滝内大三著『未完の教育学者 : 谷本富の伝記的研究』

    鈴木 篤

    教育学研究 = The Japanese journal of educational research   2015年3月

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    記述言語:日本語  

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所属学協会

  • 九州教育学会

  • 教育史学会

  • 教育哲学会

  • 教育思想史学会

  • 日本教育学会

  • 日本道徳教育方法学会

  • 日本教育方法学会

  • 中国四国教育学会

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委員歴

  • 九州教育学会   理事   国内

    2023年11月 - 2025年10月   

  • 教育哲学会   国際交流委員会委員   国内

    2022年11月 - 2025年10月   

  • 九州教育学会   事務局長   国内

    2021年11月 - 2023年10月   

  • 日本道徳教育方法学会   企画委員会委員   国内

    2020年8月 - 現在   

  • 教育哲学会   国際交流委員会委員   国内

    2019年11月 - 2022年10月   

  • 九州教育学会   理事   国内

    2019年11月 - 2021年10月   

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 教育学の生存戦略の解明:独仏日の教育学と教員養成に関する社会システム理論的再検討

    研究課題/領域番号:23K02060  2023年 - 2026年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

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    資金種別:科研費

  • 日本における教育学の発展史─教員の集合的属性に着目したプロソポグラフィ─

    研究課題/領域番号:22HP5141  2022年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  研究成果公開促進費

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    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費

  • コンピテンシー重視の時代における教師教育と教育学の在り方に関する日独比較研究

    研究課題/領域番号:19K02506  2019年 - 2022年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

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    資金種別:科研費

  • 家庭との連携に基づく道徳教育プログラムの開発:米英独仏の先行事例の批判的検討から

    研究課題/領域番号:16K13579  2016年 - 2019年

    科学研究費助成事業  挑戦的萌芽研究

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    資金種別:科研費

  • グローバル化・階層化社会における道徳教育―独仏英の市民性教育に基づく授業法開発―

    研究課題/領域番号:26780501  2014年 - 2015年

    科学研究費助成事業  若手研究(B)

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    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費

教育活動概要

  • 「教育動態論」研究室を担当し、①学校での教育実践、②社会と教育の関係、③教育学史に関する授業を持っています。

担当授業科目

  • 人権教育Ⅱ

    2024年10月 - 2025年3月   後期

  • 教職実践演習(中・高)

    2024年10月 - 2025年3月   後期

  • 教育学説研究

    2024年10月 - 2025年3月   後期

  • 教育学説論

    2024年10月 - 2025年3月   後期

  • 博士論文指導演習

    2024年4月 - 2025年3月   通年

  • 特別研究

    2024年4月 - 2025年3月   通年

  • 人権教育Ⅰ

    2024年4月 - 2024年9月   前期

  • 外書講読

    2024年4月 - 2024年9月   前期

  • 教育学文献講読

    2024年4月 - 2024年9月   前期

  • 教育実践分析学演習

    2024年4月 - 2024年9月   前期

  • 教育実践分析学

    2024年4月 - 2024年9月   前期

  • 教育実践科学

    2024年4月 - 2024年9月   前期

  • 教育構造論

    2024年4月 - 2024年9月   前期

  • 道徳教育指導法Ⅰ

    2024年4月 - 2024年9月   前期

  • 教育動態論

    2024年4月 - 2024年6月   春学期

  • 教育学フィールド研究入門

    2024年4月 - 2024年6月   春学期

  • 人権教育Ⅱ

    2023年10月 - 2024年3月   後期

  • 教職実践演習(中・高)

    2023年10月 - 2024年3月   後期

  • 教育学・教育心理学概説Ⅱ

    2023年10月 - 2024年3月   後期

  • 教育学説研究

    2023年10月 - 2024年3月   後期

  • 教育学説論

    2023年10月 - 2024年3月   後期

  • 博士論文指導演習

    2023年4月 - 2024年3月   通年

  • 特別研究

    2023年4月 - 2024年3月   通年

  • 人権教育Ⅰ

    2023年4月 - 2023年9月   前期

  • 卒業論文指導演習

    2023年4月 - 2023年9月   前期

  • 教育学・教育心理学概説Ⅰ

    2023年4月 - 2023年9月   前期

  • 教育実践分析学

    2023年4月 - 2023年9月   前期

  • 教育実践科学

    2023年4月 - 2023年9月   前期

  • 教育構造論演習

    2023年4月 - 2023年9月   前期

  • 道徳教育指導法Ⅰ

    2023年4月 - 2023年9月   前期

  • 教職実践演習(中・高)

    2022年10月 - 2023年3月   後期

  • 教育動態論

    2022年10月 - 2023年3月   後期

  • 教育学説研究

    2022年10月 - 2023年3月   後期

  • 教育学説論演習

    2022年10月 - 2023年3月   後期

  • 教育学説論

    2022年10月 - 2023年3月   後期

  • 教育実践科学

    2022年10月 - 2023年3月   後期

  • 教育実習研究

    2022年4月 - 2023年3月   通年

  • 教育実習指導

    2022年4月 - 2023年3月   通年

  • 卒業論文指導演習

    2022年4月 - 2022年9月   前期

  • 教育実践分析学

    2022年4月 - 2022年9月   前期

  • 教育構造論演習

    2022年4月 - 2022年9月   前期

  • 教職実践演習

    2021年10月 - 2022年3月   後期

  • 教育動態論

    2021年10月 - 2022年3月   後期

  • 教育学説論

    2021年10月 - 2022年3月   後期

  • 教育実践科学

    2021年6月 - 2021年8月   夏学期

  • 教育実践分析学

    2021年4月 - 2021年9月   前期

  • 教育構造論

    2021年4月 - 2021年9月   前期

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社会貢献活動

  • 中学校道徳教科書 編集委員

    東京書籍株式会社  2023年4月

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    対象: 社会人・一般, 学術団体, 企業, 市民団体, 行政機関

    種別:研究指導

    中学校の道徳教科書に収蔵される教材作成にあたって教育学および道徳教育学の観点から指導を行った。

  • 中学校道徳教科書 編集委員

    東京書籍株式会社  2022年4月

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    対象: 社会人・一般, 学術団体, 企業, 市民団体, 行政機関

    種別:研究指導

    中学校の道徳教科書に収蔵される教材作成にあたって教育学および道徳教育学の観点から指導を行った。

  • 中学校道徳教科書 編集委員

    東京書籍株式会社  2021年4月

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    対象: 社会人・一般, 学術団体, 企業, 市民団体, 行政機関

    種別:研究指導

    中学校の道徳教科書に収蔵される教材作成にあたって教育学および道徳教育学の観点から指導を行った。

  • 高校での「総合的な探究の時間」の指導協力

    2020年10月

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    対象: 幼稚園以下, 小学生, 中学生, 高校生

  • 小学校での道徳授業(ゲストティーチャー)

    2015年2月

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    対象: 幼稚園以下, 小学生, 中学生, 高校生

  • 小学校での道徳授業(ゲストティーチャー)

    2014年11月

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    対象: 幼稚園以下, 小学生, 中学生, 高校生

  • 中学校での道徳授業(ゲストティーチャー)

    2013年2月

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    対象: 幼稚園以下, 小学生, 中学生, 高校生

  • 小学校での道徳授業(ゲストティーチャー)

    2013年1月

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    対象: 幼稚園以下, 小学生, 中学生, 高校生

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外国人研究者等の受け入れ状況

  • Marburg University

    受入れ期間: 2024年4月 - 2024年5月   (期間):1ヶ月以上

    国籍:ドイツ連邦共和国

学内運営に関わる各種委員・役職等

  • 2023年11月 - 2025年10月   その他 理事(総合部会担当)

  • 2023年10月 - 2025年10月   その他 編集委員

  • 2022年9月 - 2024年8月   その他 広報委員会委員

  • 2022年4月 - 2024年3月   その他 糸島市不登校対策検討委員会委員

  • 2021年11月 - 2023年10月   その他 事務局長

  • 2019年11月 - 2021年10月   その他 理事

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