Updated on 2024/11/26

Information

 

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SAKEMI YUTA
 
Organization
Faculty of Medical Sciences Department of Clinical Medicine Assistant Professor
School of Medicine Department of Medicine(Concurrent)
Title
Assistant Professor
Profile
臨床では肩関節から手指まで主に上肢の疾患についての診療を担当している。研究では肩関節の動態解析、縫合腱に関わっている。

Degree

  • Doctor

Papers

  • 閉鎖性足関節骨折に対して,創外固定術を用いた二期的手術の治療経験

    緒方 亜紀, 竹内 直英, 永野 賢, 酒見 勇太, 田邉 剛

    整形外科と災害外科   72 ( 4 )   691 - 694   2023.9   ISSN:0037-1033

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    Language:Japanese   Publisher:西日本整形・災害外科学会  

    【目的】足関節閉鎖性骨折に対して一時的創外固定を適応とすることが多い.創外固定術を用いて二期的手術を行った症例を経験したため報告する.【症例1】54歳男性.脚立から降りるときに左足関節を受傷し,左脛骨天蓋骨折の診断で翌日当科紹介受診.同日創外固定術を施行し,受傷10日で骨接合術を施行した.皮膚の血流障害を認めず経過良好であった.【症例2】29歳女性.階段からの転落により右足関節を受傷し,当科受診.右足関節脱臼骨折の診断で同日創外固定術を施行.受傷10日で骨接合術を施行し,皮膚トラブルを認めず経過良好であった.【考察】足関節周囲は血流障害を起こしやすく,骨折により腫脹や水疱形成などを起こしやすい.関節内骨折や脱臼骨折などでは創外固定を施行し,軟部組織の状態が改善してから二期的に内固定を行うことで,術創部の血流障害を軽減することができると考えられた.(著者抄録)

  • 豪雨土砂災害における両脚の現場四肢切断(field amputation)を回避し片脚を救肢し得た1例

    名取 孝弘, 小宮山 敬祐, 美浦 辰彦, 陣林 秀紀, 樺山 寛光, 宇都宮 健, 酒見 勇太, 園田 和彦, 藤村 謙次郎, 浜崎 晶彦, 原 俊彦

    整形外科と災害外科   72 ( 1 )   136 - 138   2023.3   ISSN:0037-1033

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    Language:Japanese   Publisher:西日本整形・災害外科学会  

    災害現場における四肢切断(field amputation)は非常に稀である.我々は,field amputationを依頼された1例を経験したので報告する.症例は75歳女性.土砂崩れにより両下腿が家財の下敷きとなった.当初は家屋倒壊の恐れがあり救出が難航したため,災害医療チームからfield amputationを要請された.現場での災害医療チームの加療により全身状態は安定し,また家屋倒壊の危険性が下がり,救出の目処がたったためfield amputationは施行しなかった.発生から約18時間後に救出され,当院搬送時,両下腿の筋区画内圧の上昇を認めたため緊急で減張切開を行った.全身管理を行い,幸い圧挫症候群は免れた.左下腿は開放骨折と筋壊死を広範囲に認め救肢困難であり,受傷後5日で左大腿切断術を行った.右下肢は筋デブリードマンや植皮術を重ね,最終的に救肢し得た.field amputationの報告は少なく,確立した適応はないため,患者や現場環境を総合的に判断することが重要である.(著者抄録)

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