Updated on 2025/06/19

Information

 

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KIHARA DAIGO
 
Organization
Kyushu University Hospital Emergency & Critical Care Center Assistant Professor
School of Medicine Department of Medicine(Concurrent)
Title
Assistant Professor

Research Areas

  • Life Science / Orthopedics

Research History

  • Kyushu University Kyushu University Hospital Emergency & Critical Care Center  Assistant Professor 

    2024.4 - Present

Education

  • Hiroshima University   医学部   医学科

    2011.4 - 2017.3

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    Country:Japan

Papers

  • 骨接合術を要したSterno-vertebral fractureの1例

    古場 裕人, 春田 陽平, 水内 秀城, 川口 謙一, 屋良 卓郎, 石橋 正二郎, 石津 研弥, 木原 大護, 鮎川 周平

    Orthopedics & Traumatology   73 ( 3 )   506 - 509   2024.9   ISSN:00371033 eISSN:13494333

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    Language:Japanese   Publisher:West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology  

    <p>【背景】胸骨および脊椎の同時損傷による 胸骨-脊椎骨折(Sterno-vertebral fracture)は,転位を伴っていても手術適応となる症例は少ない.今回,骨接合術を要した Sterno-vertebral fractureを経験したので報告する.【症例】54歳男性,バイク走行中に自動車と正面衝突して当院搬送:出血性ショックの状態で,Flail chestを伴い緊急輸血,人工呼吸器管理を行った.全身精査で胸骨および両側肋骨,頚胸椎,骨盤,右鎖骨,右足部に骨折を認め,受傷当日に血管外漏出を伴う不安定型骨盤骨折に対し動脈塞栓後,創外固定を施行した.受傷後1週で胸骨・肋骨骨折に対して内固定術を行い,2週で恥骨プレート固定へ移行し,頚胸椎後方固定術を施行した.術後3ヶ月で平行棒内歩行可能で,頚椎動態撮像X線でも不安定性なく経過している.【結論】Flail chestを伴うSterno-vertebral fractureではdamage control strategyに則り,治療順序を考えながら骨接合術を考慮する必要がある.</p>

    DOI: 10.5035/nishiseisai.73.506

    CiNii Research

  • 骨接合術を要したSterno-vertebral fractureの1例

    古場 裕人, 春田 陽平, 水内 秀城, 川口 謙一, 屋良 卓郎, 石橋 正二郎, 石津 研弥, 木原 大護, 鮎川 周平

    整形外科と災害外科   73 ( 3 )   506 - 509   2024.9   ISSN:0037-1033

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    Language:Japanese   Publisher:西日本整形・災害外科学会  

    【背景】胸骨および脊椎の同時損傷による胸骨-脊椎骨折(Sterno-vertebral fracture)は,転位を伴っていても手術適応となる症例は少ない.今回,骨接合術を要したSterno-vertebral fractureを経験したので報告する.【症例】54歳男性,バイク走行中に自動車と正面衝突して当院搬送:出血性ショックの状態で,Flail chestを伴い緊急輸血,人工呼吸器管理を行った.全身精査で胸骨および両側肋骨,頸胸椎,骨盤,右鎖骨,右足部に骨折を認め,受傷当日に血管外漏出を伴う不安定型骨盤骨折に対し動脈塞栓後,創外固定を施行した.受傷後1週で胸骨・肋骨骨折に対して内固定術を行い,2週で恥骨プレート固定へ移行し,頸胸椎後方固定術を施行した.術後3ヵ月で平行棒内歩行可能で,頸椎動態撮像X線でも不安定性なく経過している.【結論】Flail chestを伴うSterno-vertebral fractureではdamage control strategyに則り,治療順序を考えながら骨接合術を考慮する必要がある.(著者抄録)

  • 骨折を契機に肥満細胞腫症と診断された1例

    春田 陽平, 水内 秀城, 屋良 卓郎, 石橋 正二郎, 石津 研弥, 木原 大護, 鮎川 周平

    整形外科と災害外科   73 ( 4 )   839 - 842   2024.9   ISSN:0037-1033

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    Language:Japanese   Publisher:西日本整形・災害外科学会  

    【背景】肥満細胞腫症は二次性骨粗鬆症の原因疾患の1つである.今回,骨折を契機に肥満細胞腫症と診断された症例を経験したので報告する.【症例】83歳男性,歩行中に転倒し右大腿骨頸部骨折,右肘頭脱臼骨折の診断:血液検査で血清ALP高値,股関節X線で硬化像・溶骨像が混在したため,右大腿骨の転移性骨腫瘍・病的骨折が疑われた.髄内釘による骨接合術を施行中に採取した骨髄組織からは転移を疑う腫瘍細胞は検出されない一方で,トルイジンブルー染色で異染性を示し,c-kit陽性となる肥満細胞を多数認めた.術後,血液内科での精査で肥満細胞腫症と診断された.健側である左大腿骨頸部における骨密度はYAM値50%と重度骨粗鬆症であった.術後7週で杖歩行可能にて自宅退院となった.【結論】高ALP血症に硬化像・溶骨像が混在するX線所見を合併した際には,鑑別診断として,転移性骨腫瘍の他に肥満細胞腫症を認知しておく必要がある.(著者抄録)

  • 尾骨脱臼骨折に対して受傷後早期に尾骨切除を施行した1例

    木原 大護, 水内 秀城, 屋良 卓郎, 石橋 正二郎, 春田 陽平, 石津 研弥, 鮎川 周平

    整形外科と災害外科   73 ( 3 )   570 - 573   2024.9   ISSN:0037-1033

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    Language:Japanese   Publisher:西日本整形・災害外科学会  

    尾骨骨折は高度変形があっても保存的加療が大半であり外科的加療は稀である.今回受傷後早期に尾骨切除を施行した症例を経験したため報告する.症例は30歳男性.職業はボートレーサーでレース中に尾部を強打し受傷.受傷後2日に座位時の尾部痛を主訴に当院を受診した.X線およびCT画像で第1-2尾椎関節の屈曲転位,脱臼骨折を認めた.受診翌日に屈曲転位をエレバトリウムで観血的整復を行い,疼痛は軽減するも整復後2週で再転位,疼痛再燃した.早期社会復帰の強い希望があり,受傷後1ヵ月で尾骨切除を行った.術後疼痛は速やかに軽減し,術後2週で職場復帰し現在も受傷前同様競技出場可能である.尾骨切除術の報告は受傷後6ヵ月以上の保存的加療後に外科的加療を行われたものがほとんどであり,受傷後早期の尾骨脱臼骨折に対しては我々が渉猟しえた限りではなかった.術後早期より除痛,社会復帰が得られた本治療は有効な治療法となり得る.(著者抄録)

  • 偽関節リスクが高い大腿骨骨幹部骨折にadditional plateを併用し早期骨癒合を得た2例

    鮎川 周平, 石橋 正二郎, 水内 秀城, 屋良 卓郎, 春田 陽平, 石津 研弥, 木原 大護

    整形外科と災害外科   73 ( 4 )   779 - 781   2024.9   ISSN:0037-1033

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    Language:Japanese   Publisher:西日本整形・災害外科学会  

    【はじめに】大腿骨骨幹部骨折における分節型や遠位型は偽関節リスクが高い.今回髄内釘にadditional plateを併用し早期骨癒合を得た2例を経験したので報告する.【症例1】21歳男性.バイク走行中にトラックと衝突し受傷.右大腿骨骨幹部骨折(AO/OTA 32-C2分節型)に対して同日創外固定術を施行.創外固定後9日目に髄内釘および骨折部外側,分節部遠位に1/3円locking plateを併用し固定.4週免荷し部分荷重開始.術後3ヵ月で骨癒合が得られた.【症例2】55歳男性.バイク走行中に軽自動車と衝突し受傷.左大腿骨遠位骨幹部骨折(AO/OTA 32-A3)に対して同日創外固定術を施行.創外固定後7日目で髄内釘および1/3円locking plateを骨折部外側に併用し固定.6週免荷し部分荷重を開始.術後4ヵ月で骨癒合が得られた.【結語】Additional plateの併用は偽関節リスクが高い骨折型に対して早期骨癒合の点で有用であることが示唆された.(著者抄録)

  • 硬膜管背側に脱出した腰椎椎間板ヘルニアの治療経験

    橋詰 惇, 山下 彰久, 原田 岳, 渡邊 哲也, 太田 浩二, 大崎 佑一郎, 石田 彩乃, 木原 大護, 鶴 翔平

    整形外科と災害外科   73 ( 1 )   57 - 59   2024.3   ISSN:0037-1033

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    Language:Japanese   Publisher:西日本整形・災害外科学会  

    当院では過去10年間で背側脱出を4例経験したので報告する.症例概要:平均65(33-84)歳,男3女1例.30代~80代.症状は腰痛,下肢痛,下肢のしびれ,排尿困難であった.病変高位はL4/5 3例,L3/4 1例であった.いずれも膀胱直腸障害を認め,早期にヘルニア摘出術を施行した(うち1例は後方進入椎体間固定術を併用した).術後は下肢痛,しびれは全例で軽快した.膀胱直腸障害は3例で早期に消失したが1例は遺残した.硬膜管背側脱出型のヘルニアは重篤な麻痺症状や膀胱直腸障害を呈することが多い.硬膜外膿瘍や血腫との鑑別が重要であり,治療においては早期診断と早期ヘルニア摘出による硬膜管の除圧が重要となる.(著者抄録)

  • 外傷治療でポリエチレン製ケーブル使用後に発生する骨皮質の変化と影響について

    鶴 翔平, 原田 岳, 渡邊 哲也, 太田 浩二, 大崎 佑一郎, 石田 彩乃, 木原 大護, 橋詰 惇, 山下 彰久

    整形外科と災害外科   73 ( 1 )   40 - 42   2024.3   ISSN:0037-1033

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    Language:Japanese   Publisher:西日本整形・災害外科学会  

    インプラント周囲骨折や大腿骨骨折に対してポリエチレン製ケーブルを使用し,ケーブル直下の骨の骨萎縮が高頻度に生じることが報告されている.ポリエチレン製ケーブル使用例で偽関節を生じた症例を経験し,今回インプラント周囲骨折を含む大腿骨骨折で使用した33例について術後骨萎縮及び骨癒合の関係性について検討する.症例は男性7例,女性26例であり,骨折部位は大腿骨インプラント周囲骨折21例,転子下骨折10例,骨幹部骨折2例で,セメント使用例が7例であった.骨萎縮を生じた症例は24例であり,転子下骨折(100%),セメント非使用例(85%)が骨萎縮の頻度が有意に高い結果であった(p<0.05).一方で骨萎縮と骨癒合(偽関節15%)には関連はなかった(p=0.29).これまでの諸家の報告と同様に骨萎縮は高頻度生じるが,骨癒合との関連性は認められず,骨萎縮が生じた場合も経過をみることが可能であると考えられる.(著者抄録)

  • 外傷性頭蓋内血腫を合併した胸椎脱臼骨折に対する脊椎固定術後に頭蓋内血腫が増大した1例

    河野 通仁, 籾井 健太, 木原 大護, 田丸 哲弥, 牧 盾, 小早川 和, 川口 謙一, 赤星 朋比古, 中島 康晴

    Orthopedics & Traumatology   72 ( 1 )   128 - 131   2023.3   ISSN:00371033 eISSN:13494333

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    Language:Japanese   Publisher:West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology  

    <p>【はじめに】脊椎術後の頭蓋内出血はまれではあるが報告されている.しかし,頭部外傷を合併した脊椎外傷の術後合併症としてのテント上硬膜下血腫の報告はない.【症例】29歳,男性.4階から墜落して,右急性硬膜下血腫,第12胸椎脱臼骨折を含む胸腰椎多発骨折を受傷した.頭部外傷は保存的治療を選択し,CTによる厳密な評価を行った.血腫の増大はなく脳浮腫が改善した第7病日に,脊椎後方固定術を行った.第10病日に意識障害を来たし,CTで右慢性硬膜下血腫による鉤ヘルニアと診断した.穿頭血腫除去術を行い,速やかに意識は改善した.【考察】脊椎手術後合併症として,小脳出血の報告は多いが,テント上の頭蓋内出血はまれである.過去の頭部外傷が危険因子と考えられているが,報告は少ない.頭部外傷を合併した患者における脊椎手術では,術後に頭蓋内出血を合併する可能性を考慮し,意識の変容の有無を慎重に観察する必要がある.</p>

    DOI: 10.5035/nishiseisai.72.128

    CiNii Research

  • 外傷性頭蓋内血腫を合併した胸椎脱臼骨折に対する脊椎固定術後に頭蓋内血腫が増大した1例

    河野 通仁, 籾井 健太, 木原 大護, 田丸 哲弥, 牧 盾, 小早川 和, 川口 謙一, 赤星 朋比古, 中島 康晴

    整形外科と災害外科   72 ( 1 )   128 - 131   2023.3   ISSN:0037-1033

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    Language:Japanese   Publisher:西日本整形・災害外科学会  

    【はじめに】脊椎術後の頭蓋内出血はまれではあるが報告されている.しかし,頭部外傷を合併した脊椎外傷の術後合併症としてのテント上硬膜下血腫の報告はない.【症例】29歳,男性.4階から墜落して,右急性硬膜下血腫,第12胸椎脱臼骨折を含む胸腰椎多発骨折を受傷した.頭部外傷は保存的治療を選択し,CTによる厳密な評価を行った.血腫の増大はなく脳浮腫が改善した第7病日に,脊椎後方固定術を行った.第10病日に意識障害を来たし,CTで右慢性硬膜下血腫による鉤ヘルニアと診断した.穿頭血腫除去術を行い,速やかに意識は改善した.【考察】脊椎手術後合併症として,小脳出血の報告は多いが,テント上の頭蓋内出血はまれである.過去の頭部外傷が危険因子と考えられているが,報告は少ない.頭部外傷を合併した患者における脊椎手術では,術後に頭蓋内出血を合併する可能性を考慮し,意識の変容の有無を慎重に観察する必要がある.(著者抄録)

  • 内側開大式高位脛骨骨切り術後の満足度・期待度に影響する因子

    木原 大護, 赤崎 幸穂, 濵井 敏, 津嶋 秀俊, 川原 慎也, 中島 康晴

    Orthopedics & Traumatology   71 ( 3 )   584 - 587   2022.9   ISSN:00371033 eISSN:13494333

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    Language:Japanese   Publisher:West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology  

    <p>内側楔状開大式高位脛骨骨切り術(Open wedge high tibial osteotomy以下OW-HTO)後の満足度・期待度を評価した報告は少ない.今回当科でのOW-HTO術後の満足度・期待度を調査し,影響因子を探索した.当院で2014年8月~2019年12月の期間中にOW-HTO手術を受けた80膝に対し,2011 Knee Society scoreアンケートを送付した.手術時年齢,手術時BMI,術前可動域,術前K-L分類,術中開大角,術前後X線計測値(%MA,HKA angle,MPTA,JLCA),62.5-術後%MAの絶対値(outlier)を計測し,KSSの満足度スコア,期待度スコアに相関する因子を評価した.計54膝の返信(67.5%)を得られ,術後フォロー期間は平均3.6年であった.62.5-術後%MAの絶対値が大きいほど,術後の期待度除痛スコアが有意に低かった(p=0.01).術後%MAが62.5%から10%以上外れているoutlier群とそうでない群の群間比較にて期待度除痛スコアに有意差がみられた(p=0.0292).術後%MAのoutlierは,OW-HTO術後の期待する除痛に影響する重要な指標である.</p>

    DOI: 10.5035/nishiseisai.71.584

    CiNii Research

  • 内側開大式高位脛骨骨切り術後の満足度・期待度に影響する因子

    木原 大護, 赤崎 幸穂, 濱井 敏, 津嶋 秀俊, 川原 慎也, 中島 康晴

    整形外科と災害外科   71 ( 3 )   584 - 587   2022.9   ISSN:0037-1033

     More details

    Language:Japanese   Publisher:西日本整形・災害外科学会  

    内側楔状開大式高位脛骨骨切り術(Open wedge high tibial osteotomy以下OW-HTO)後の満足度・期待度を評価した報告は少ない.今回当科でのOW-HTO術後の満足度・期待度を調査し,影響因子を探索した.当院で2014年8月~2019年12月の期間中にOW-HTO手術を受けた80膝に対し,2011 Knee Society scoreアンケートを送付した.手術時年齢,手術時BMI,術前可動域,術前K-L分類,術中開大角,術前後X線計測値(%MA,HKA angle,MPTA,JLCA),62.5-術後%MAの絶対値(outlier)を計測し,KSSの満足度スコア,期待度スコアに相関する因子を評価した.計54膝の返信(67.5%)を得られ,術後フォロー期間は平均3.6年であった.62.5-術後%MAの絶対値が大きいほど,術後の期待度除痛スコアが有意に低かった(p=0.01).術後%MAが62.5%から10%以上外れているoutlier群とそうでない群の群間比較にて期待度除痛スコアに有意差がみられた(p=0.0292).術後%MAのoutlierは,OW-HTO術後の期待する除痛に影響する重要な指標である.(著者抄録)

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Presentations

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Professional Memberships

  • 日本整形外傷学会

  • 日本整形外科学会

Educational Activities

  • 救急整形外傷における全身管理や治療方法

Specialized clinical area

  • Biology / Medicine, Dentistry and Pharmacy / Surgical Clinical Medicine / Orthopedic Surgery

Clinician qualification

  • Specialist

    The Japanese Orthopaedic Association(JOA)

Year of medical license acquisition

  • 2017