ヤマシタ ヒロシ
山下 洋
YAMASHITA HIROSHI
所属
九州大学病院 子どものこころの診療部 学術研究員
職名
学術研究員
連絡先
電話番号
0926425624
プロフィール
学校精神保健、母子精神保健領域で多領域の関係機関；児童相談所や療育センター、虐待検討委員などとして、児童精神医学領域の専門性に基づいた連携活動を行っている。また母子精神保健領域では厚生労働省、文部科学省研究費により、周産期メンタルヘルスケアの推進、産後うつ病・児童虐待の予防・介入に関する研究を行い、乳幼児医学・心理学会理事として乳幼児精神保健および子ども虐待予防に関わる実践と研究活動に従事している。また日本児童青年精神医学会の評議員として、特別支援教育や学齢児のこころの問題について、とくに発達障がい児・者への早期介入や併存障がいの治療や支援に向けて児童精神科の立場から多領域の連携を推進している。
外部リンク
学位
-
医学博士
研究テーマ・研究キーワード
-
研究テーマ：産後うつ病の女性の精神症状と免疫活性、乳児の健康状態と母子相互作用の関連について 周産期メンタルヘルスケアのシステム構築と教育研修プログラムの開発 神経発達症における併存症の診断・治療 神経発達症をもつ子どもの家族への支援プログラムの開発 児童福祉領域におけるアタッチメントにもとづく介入・親子関係強化プログラムの開発
研究キーワード：産後うつ病 母子相互作用 周産期メンタルヘルスケア 神経発達症の併存症 家族支援プログラム アタッチメントにもとづく介入
研究期間： 2004年7月
論文
-
周産期の精神医学的問題 関係性障害の観点から
山下 洋
児童青年精神医学とその近接領域 2005年1月
-
自己記入式質問紙を活用した産後うつ病の母子訪問地域プログラムの検討 —周産期精神医学の乳幼児虐待発生予防への寄与— 査読
山下 洋、吉田敬子
子どもの虐待とネグレクト 2004年8月
-
Postnatal depression in Japanese women Detecting the early onset of postnatal depression by closely monitoring the postpartum mood 査読 国際誌
H. Yamashita, K Yoshida, H Nakano, N Tashiro
Journal of Affective Disorder 58 145-154 58 ( 2 ) 145 - 154 2000年1月
書籍等出版物
-
育児支援のチームアプローチ 周産期精神医学の理論と実践
吉田敬子 山下 洋 岩元澄子（ 担当： 共著）
金剛出版 2006年4月
講演・口頭発表等
-
小児総合医療センターにおける児童精神科専門外来設置後の患者受診動向 Pathway to careの視点からの検討
山下 洋, 宮崎 仁, 堀井麻千子, 稲津利恵子, 吉田敬子
日本児童青年精神医学会 2006年10月
-
シンポジウム 乳幼児精神医学 周産期精神保健の視点から
山下 洋
日本児童青年精神医学会 2004年11月
-
産後うつ病スクリーニング票を虐待防止にどう活かすか
山下 洋
日本子どもの虐待防止研究会 2004年12月
-
強迫スペクトラムについて 子どもの強迫性障害の特徴と治療における家族の役割 招待
山下 洋
第２回子どものメンタルヘルス関連合同医学会 2005年3月
-
福岡市立子ども病院心理発達相談開設後4年間の現況‐こども虐待の視点からの検討‐
山下 洋 吉田敬子
2005年6月
-
周産期における早期介入と継続支援 産後うつ病スクリーニングと地域支援ネットワークの構築 招待
山下 洋
日本子ども虐待防止委員会第11回学術集会 2005年9月
-
Comprehensive review of mother-child mental health research - a proposal for clinical research and practice in child psychiatry and development in Kyushu University Hospital- 国際会議
Hiroshi Yamashita
The 16th Fukuoka International Symposium On Pediatric / Maternal-Child Health Research 2005年9月
MISC
-
児童思春期の強迫性障害における心理社会的視点
山下 洋
児童青年精神医学とその近接領域 2006年7月
-
注意欠陥多動性障害の疫学 治療と予防
吉益光一, 山下 洋, 清原千香子, 宮下和久
日本公衆衛生学雑誌 2006年6月
-
虐待を受けた子どもの育ち
山下 洋
ふくおか精神保健 2005年6月
-
周産期の生物学的変化のメンタルヘルスへの影響と薬物療法
山下 洋
母子保健情報 2005年5月
-
妊娠期における向精神薬の使用について —児の発達学的観点からのリスクの検討—
山下 洋、吉田敬子
臨床精神医学 2004年8月
所属学協会
-
日本精神神経学会
-
日本森田療法学会
-
World Association for Infant Mental Health
-
日本子ども虐待防止学会
-
日本児童青年精神医学会
-
日本乳幼児医学・心理学会
委員歴
-
日本児童青年精神医学会 編集委員 国内
2007年4月 - 2010年3月
-
日本乳幼児医学心理学会 理事 国内
2005年11月 - 2023年8月
-
周産期メンタルヘルス研究会 理事 国内
2005年4月 - 現在
共同研究・競争的資金等の研究課題
-
育児機能低下と乳幼児虐待のリスクの周産期における評価パッケージの作成
2004年8月
九州大学病院 精神科
担当区分：研究分担者
地域母子保健で有効な、産後うつ病をはじめとする育児機能低下や乳幼児虐待につながる、母親の精神保健の問題の発生を予測する評価パッケージを開発する。地域保健での実践を通してその有用性を検討する。
-
産後うつ病の母親の免疫火星と児の身体的脆弱性におよぼす影響
研究課題/領域番号：16591143 2004年 - 2005年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
担当区分：研究分担者 資金種別：科研費
-
母子総合研究リサーチコア
九州大学病院
担当区分：研究代表者
母性関連科学、小児関連科学、心理、保健、教育、薬学など多領域の連携により、母子の健康な成育に寄与する基礎的および臨床研究を総合的に行う。その中で母子関係研究部門に児童精神医学の立場かれ参加している。
教育活動概要
-
1.専門分野の児童精神医学に関して、子どものこころの診療部の診療活動を通じて精神医学、小児科学のサブスペシャリティーである子どものこころの専門医資格取得に向けた後期研修医の臨床教育などを行っている。
2.周産期精神医学および児童思春期の精神医療の特色についての講義
社会貢献・国際連携活動概要
-
福岡市子ども総合相談センター 嘱託医
福岡児童相談所 嘱託医
福岡児童相談所 子ども虐待事例検討専門委員
日本児童青年精神医学会 評議員
日本乳幼児医学・心理学会 理事
福岡県発達障害者支援地域協議会 委員
福岡市社会的養育のあり方検討委員会 委員
福岡県母子保健委員
社会貢献活動
-
障がい児の家族支援?精神科医の視点から? 障がい児支援にあたる専門職種を対象に養育者のメンタルヘルスの重要性について講義を行った。
福岡市立あいあいセンター 福岡市あいあいセンター 2005年10月
-
産後の母親のメンタルヘルスと育児支援セミナー 精神面支援の必要な周産期の母子への支援の方法やグループワークによるケース検討などの研修を実施し、その講師として参加した。
日本母子衛生研究会 東京 子どもの城 2005年8月
-
【乳幼児の発達と虐待】 乳幼児期の発達における愛着形成や母親のメンタルヘルスの重要性について触れ、虐待発生事例における母親の問題や乳幼児の発達に与える影響について解説した
子どもの虹情報研修センター 子どもの虹情報研修センター 横浜 2005年3月
-
ライフスパンの視点からみたこどもの発達と虐待に関する ‐思春期の問題? 虐待を受けた子どもの処遇にあたる専門職種を対象に発達と精神医学的問題について講演を行った。
日本こどもの虹情報研修センター 日本こどもの虹情報研修センター 横浜 2005年2月
-
【学齢期の子どもの育ちに求められるもの 軽度発達障害をもつ子どもの臨床から】 対人関係や学業のつまずきにつながる、見えにくい軽度発達障害の診断評価と支援について概説した
北九州市戸畑区学校保健医師会 戸畑医師会医療センター 2005年2月
-
【子ども虐待と思春期の問題行動】 子ども虐待の被害者の生活支援をしている養護施設職員に対して、虐待を受けた子どもの心理的特徴と思春期における問題を、精神面支援の観点から、事例も含め開設した。
子どもの虹情報研修センター 子どもの虹情報研修センター 横浜 2004年12月
-
【産後うつ病スクリーニングを虐待防止にどう生かすか】 簡便なうつ病スクリーニング質問票を用いた、地域母子保健における虐待予防活動についての理論的背景と実践について解説した。
日本子どもの虐待防止研究会 福岡国際会議場 2004年12月
-
【事例指導 発達障害】 家庭裁判所における触法事例の背景要因として存在する可能性のある、アスペルガー障害や注意欠陥多動性障害などについて、その診断・評価と反社会的行動の成り立ちとの関連について解説した。
家庭裁判所調査官実務研究会 福岡高等裁判所 2004年10月
-
【軽度発達障害児に関する理解と支援】 軽度発達障害の子どもが示す学校での問題について、実例を示しながら理解と対応の仕方について解説を行った
福岡市情緒障害教育研究会 福岡市教育センター 2004年10月
-
【軽度発達障害児に関する理解と支援】 落ちつきのない子どもや対人関係につまずきのある子どもに対する、学校生活を中心にした理解や支援のあり方にについて実例も含め解説を行った。
福岡市発達教育センター研修講座 福岡市発達教育センター 2004年9月
-
【虐待を受けた子どもの育ち】 現在社会問題化している子ども虐待の心身への影響や発達課題・早期発見や支援の必要性について解説した。
福岡県精神保健福祉協会・福岡県精神保健福祉センター クローバープラザ 2004年7月
-
【子どものうつ病、大人のうつ病】 最近増えていると言われている子どものうつ病について、その診断と治療を小児科医を対象に概説した。
福岡地区小児科医会、福岡市医師会 ソラリア西鉄ホテル 2004年2月
専門診療領域
-
生物系／医歯薬学／内科系臨床医学／精神神経科学
児童精神医学 乳幼児精神医学 周産期精神医学
臨床医資格
-
専門医
日本児童青年精神医学会
-
専門医
日本精神神経学会
医師免許取得年
-
1985年
特筆しておきたい臨床活動
-
児童福祉領域・周産期メンタルヘルスおよび子育て支援など母子保健領域との連携活動