2025/04/17 更新

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ムラカミ タケシ
村上 孟司
MURAKAMI TAKESHI
所属
九州大学病院別府病院 婦人科 助教
職名
助教

論文

  • 生体腎移植後に子宮頸部小細胞神経内分泌癌を発症した一例

    永谷 優華, 今村 紘子, 村上 真友, 愛甲 碧, 村上 孟司, 高村 一紘, 阿萬 紫, 谷口 秀一, 嶋本 富博

    日本婦人科腫瘍学会雑誌   41 ( 2 )   235 - 241   2023年4月   ISSN:1347-8559

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(公社)日本婦人科腫瘍学会  

    臓器移植後は免疫抑制剤の使用が必要不可欠であり,それによる悪性腫瘍の発生頻度の上昇,免疫抑制剤による発癌が指摘されている.今回,生体腎移植後2年で免疫抑制剤投与下にHPV関連腫瘍と思われる小細胞神経内分泌癌(Small cell neuroendocrine carcinoma)の子宮頸癌を発症し極めて不良な経過を辿った症例を経験した.初診時より肝転移など多発遠隔転移を伴うIVB期で高度な低ナトリウム血症を認め,腫瘍性抗利尿ホルモン不適合分泌症候群の可能性を考慮し治療を行ったが急速な病状進行に伴い腎不全となり,化学療法を施行するに至らず腫瘍死となった.近年の移植医療の発展とともに明らかとなってきた免疫抑制剤と悪性腫瘍の関連,癌スクリーニング検査,またHPVワクチンおよび検査の必要性についても文献的考察を加え報告する.(著者抄録)

  • ヒトパピローマウイルス関連外陰部癌が分娩後に退縮した症例 症例報告(Postpartum regression of human papillomavirus-related vulvar cancer: A case report)

    Murakami Mayu, Taniguchi Shuichi, Murakami Takeshi, Imamura Hiroko, Marutsuka Kousuke, Shimamoto Tomihiro

    The Journal of Obstetrics and Gynaecology Research   48 ( 11 )   2982 - 2987   2022年11月   ISSN:1341-8076

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    記述言語:英語   出版者・発行元:John Wiley & Sons Australia, Ltd  

    症例は23歳女性。2経妊/0経産の妊婦であった。22歳時には子宮頸部上皮内腫瘍(CIN3)のため人工妊娠中絶し、レーザーアブレーション治療を受けていた履歴があった。妊娠33週3日での初診時に、右大陰唇に2×2×1cm大の隆起性腫瘤を発見した。生検の結果、この病変は扁平上皮癌であることが判明した。さらに免疫組織化学解析ではp16陽性も示されたことから、ヒトパピローマウイルス(HPV)関連癌であることが示唆された。妊娠36週4日で待機的帝王切開と右骨盤リンパ節生検を施行した。出生児の体重は2940g、Apgarスコアは8/9であった。リンパ節には転移は観察されなかった。術後の病理組織診断は外陰部のHPV関連扁平上皮癌(pT1bN0M0、病期IB)および軽度扁平上皮内病変とされた。1年8ヵ月間の術後経過で再発などの問題はみられず、子の発育にも異常は示されなかった。

講演・口頭発表等

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