九州大学 研究者情報
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天野 浩文(あまの ひろふみ) データ更新日:2021.08.03



大学院(学府)担当

学部担当



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ホームページ
https://kyushu-u.pure.elsevier.com/ja/persons/hirofumi-amano
 研究者プロファイリングツール 九州大学Pure
電話番号
092-802-2646
FAX番号
092-802-2642
取得学位
工学博士
専門分野
並列処理,分散処理
活動概要
【ストレージ仮想化技術の研究データ管理への応用 】
研究不正の防止や研究成果のオープン化によるイノベーションの促進のため,研究データを適切に保全し公開することの重要性は広く認識されつつある.しかし,そのような目的であっても,研究者個人が安定的なストレージを運用することは容易ではなく,研究機関がそのような設備を整備する必要がある.本研究では,そのような機関ストレージに仮想化技術を応用することによって,研究者個人が研究データ保全のため過大な負担を強いられることなく適切な研究データ管理が行えるような基盤を構築することを目指す.

【汎用的な計算環境のための拡張公平性スレッドスケジューリングの研究 】
オペレーティングシステム(OS)のスケジューラは,実行中のプロセスが,アイドル状態となったとき,または,CPU上でタイムスライスと呼ばれる単位時間を消費したときに,次のタイムスライスを待機中のどのプロセスに割り当てるかを決定する.単一のスレッドで動作する従来のアプリケーションプログラム(AP)に加えて,近年は複数のスレッドを利用する新しいAPが増加しつつあり,新しいAPのプロセスにより多くのタイムスライスが割り当てられるために従来のAPのプロセスの実行が阻害される恐れが出てきている.また,単一CPU内のコア数の増大や単一計算機上で複数のOSを同時に動作させる仮想計算機(VM)環境の普及により,スケジューラは,単一コア内・同一CPU内コア間・VM間の各レベルでプロセス間の公平性を保証しなければならない.本研究では,これらの各レベルにおける公平性を保証する新たなスケジューリング技術を模索している.

【次世代NVRAMに対応したシングルレベルストレージサブシステムの研究】
これまでの主記憶装置に用いられてきたDRAMとはまったく異なる原理に基づく不揮発性メモリ(NVRAM)が実用化されつつある.このような次世代NVRAMは,電源を切っても内容が失われることがなく,DRAMなみの応答速度を持つと期待されている.しかし,次世代NVRAMがただちにSSDやHDDの座を完全に奪うことは考えにくい.このため,将来の計算機内には,HDD,SSD,主記憶と同等の応答速度を持つ装置,の三種類の記憶装置が混在する可能性がある.これらの記憶媒体をアクセス頻度等に応じて適切に使い分けることは,現在のSSDとHDDを使い分けるよりもさらに複雑になるであろう.そこで,ストレージ仮想化技術を用いて三種類の記憶媒体を統合し,その内部で自動的にデータの配置・移動を制御することの可能なシングルレベルストレージシステムの研究を行っている.

【ストレージ仮想化技術を応用した安全な遠隔バックアップ方式の研究】
社会における電子情報の重要性が増すにつれ,災害やシステム障害等でそれが失われた場合の影響も深刻になる.組織の持つほとんどすべての機能が同時に大きな損害を受けるような大規模災害の際には,災害やシステム障害に備えて組織内で採取・保持されているバックアップ情報自体も同時に危険にさらされるおそれがある.しかし,大きな費用や労力がかかること,あるいは,電子情報の外部預託に心理的抵抗があることにより,自力では地理的に離れた地点に複数のバックアップを保持することが困難な組織も多い.
 そこで,これらの組織が共同で費用を負担することによって個々の組織あたりの金銭的負担を軽減するとともに,一定のネットワークセキュリティレベルを有する組織どうしがバックアップ情報を相互に保持し合うことによって心理的な抵抗も軽減できるような手法の研究を行っている.

【専門分野と講義担当の関係】
上記の研究活動に加えて,大学院システム情報科学府においてオブジェクト指向ソフトウェア開発やUMLを題材とした「プログラム設計論特論」,工学部電気情報工学科において並列処理・分散処理を扱う「コンピュータシステムII A」・「コンピュータシステムII B」の講義を担当している.

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pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。
 
 
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