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南澤 良彦(みなみざわ よしひこ) データ更新日:2023.11.22

教授 /  人文科学研究院 哲学部門


原著論文
1. 南澤良彦, 江戸儒学と社会:武士の書院と『孔子家語』という観点から, 韓国書院学会報, 15, 507-537, 2022.12.
2. MINAMIZAWA Yoshihiko, Han Scholarship in the Northern and Southern Dynasties: Tradition and Innovation to Be Seen in the Ming-t‘ang, ACTA ASIATICA: Bulletin of the Institute of Eastern Culture, 120, 25-49, 2021.02, 明堂は前近代中国において最も重要とされた礼制建築の一つである。高邁な理想が掲げられ、具体的な構造や数値が記された文献が少なからずありながら、文献間の矛盾や建築技術の問題等により、その実現には様様な困難が伴い、礼学上も最大の争点の一つとなった。本論文では、思想と科学技術が複雑に絡み合った明堂に見える、伝統と革新における南北朝の興味深いねじれ現象に着目し、南北朝時代における漢学の諸相を考察した。.
3. 南澤良彦, 漢代の明堂と五帝, 中国哲学論集, 42, 21-43, 2016.12, 本論文は、明堂が元来備える性質を確認し、次に、前漢時代に武帝と王莽とが建てた明堂を詳細に検討し、後漢時代の明堂と明堂論とを精密に分析して、拡大する儒教の教義、知識の中で、明堂の教義、知識が如何に発展したのかを概観し、明堂の本質と多元性とを解明するものである。.
4. 南澤 良彦, 南朝明堂研究, 中國經學, 8, 127-149, 2011.06.
5. 南澤 良彦, 南朝陵墓と王權:王者を生む墓について
, 六朝道教の研究, 215-235, 1998.02.
6. 南澤 良彦, 試論漢唐將作大匠:中国古代的科學技術與官僚制, 第七屆中日學者中國古代史論壇論文集, 202-232, 2016.04.
7. 南澤 良彦, 謝莊《春秋左氏經傳圖》, 古典學集刊, 1, 368-381, 2015.05.
8. 南澤 良彦, 《说文解字》在日本, 许慎文化研究(二)第届 许慎文化国 际研讨会论文集, 99-112, 2015.02.
9. 南澤 良彦, 北朝隋唐明堂研究, 中國經學, 11, 97-130, 2013.06.
10. 南澤 良彦, 中國與日本《孔子家語》的流傳與評價初探, 二零一二東亞儒學國際學術研討會論文集, 1-29, 2012.09.
11. 南澤 良彦, 裴頠《一屋之論》與南朝北朝之明堂, 首屆禮學國際學術研討會論文集, 150-162, 2012.04.
12. 南澤 良彦, 唐代の将作大匠:中国中世官僚制における科学技術, 中国哲学論集, 41, 26-46, 2015.12.
13. 南澤 良彦, 魏晋南北朝時代の将作大匠と儒教 : 中国中世の科学技術と官僚制, 哲学年報, 74, 17-50, 2015.03.
14. 南澤 良彦, 漢代の将作大匠と儒教 : 中国古代の科学技術と官僚制, 中国哲学論集, 39, 1-23, 2013.12.
15. 南澤 良彦, 日本に於ける『孔子家語』の受容 ──德川時代を中心として──, 日本中国学会報, 65, 2013.10, 『孔子家語』は、中国に於いては夙に王肅偽作説が唱えられ、清朝中期以降は、考証学者達の王肅偽作の証拠を血眼になって搜すネガティヴな研究が喝采を博した。これに対し、日本に於いては王肅偽作説は伝来したものの主流にならず、清朝と同時期の徳川時代に『孔子家語』は『論語』の対偶乃至は補完としてよく読まれ、優れたポジティヴな研究の成果が輩出した。本論考は、徳川時代に於ける『孔子家語』研究に窺える思想の解明を先に見据えつつその前段階として、前近代日本に於ける『孔子家語』受容の特質を、徳川時代を中心として概観しようとするものである。.
16. 南澤 良彦, 『孔子家語』の流伝と評価との再検討, 九州中国学会報, 51, 1-15, 2013.05.
17. 南澤 良彦, 魏晉の明堂改制論と王肅の五帝説, 中國思想史研究, 34, 106-126, 2013.03.
18. 南澤 良彦, 魯班研究序説, 哲學年報, 72, 29-48, 2013.03.
19. 南澤良彦, 裴{危頁}「一屋之論」と南朝北朝の明堂, 哲学年報, 71, 2012.03, 裴{危頁}「一屋之論」は南朝の明堂の基本方針となったが、北朝からは従来の明堂観を逸脱する異説であり、しばしば南朝の明堂を批判する材料となった。本論文は裴{危頁}「一屋之論」を詳細に検討するとともにそれが南朝・北朝の明堂に与えた影響を考察し、南朝・北朝の明堂観ーひいては儒教の特質を解明する。.
20. 南澤良彦, 北魏と隋の明堂, 哲学年報, 70, 133-165, 2011.03.
21. 南澤良彦, 唐代の明堂, 中国哲学論集, 36, 1-27, 2010.12.
22. 南澤良彦, 南朝齊梁時代の明堂, 哲学年報, 69, 205-224, 2010.03.
23. 南澤良彦, 元嘉暦と戊寅暦とにおける定朔平朔論議, 中国思想史研究, 30, 1-28, 2009.06.
24. 南澤良彦, 謝莊の『春秋左氏經傳圖』, 哲学年報, 67,77-95p, 2008.03.
25. 南澤良彦, 南朝宋時代における明堂創建と謝莊の明堂歌, 中国哲学論集, 33,1-22p, 2007.12.
26. 南澤良彦, 則天武后の明堂について, 中国における身体・自然・信仰−坂出祥伸先生退休記念論集、東方書店, 399ー408㌻, 2004.08.
27. 南澤良彦, 蔡ヨウの学問と思想ー律暦と明堂とについてー
, 中国哲学論集 , 28・29,27-39 , 2003.10.
28. 南澤 良彦, 王粛の災異思想, 中国思想史研究, 19, 81-97, 19,81-97, 1996.12.
29. 南澤良彦, 張衡の巧思と「応間」, 日本中国学会報, 48集, 1996.10.
30. 南澤良彦, 張衡の宇宙論とその政治的側面, 東方学, 89輯, 1995.01.
31. 南澤良彦, 『帝王世紀』の成立とその意義, 日本中国学会報, 44集、, 1992.10.
32. 南澤良彦, 王粛の政治思想
, 中国思想史研究, 10,37-62pp, 1987.12.

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