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総説一覧
峯 恒憲(みね つねのり) データ更新日:2024.04.26

准教授 /  システム情報科学研究院 情報知能工学部門 高度ソフトウェア工学


総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
1. 酒井敏彦,千綿 伸彦,峯 恒憲, 特許文書の材料科学技術表現抽出, プロテリアル技法, 2024.04, [URL].
2. 峯恒憲, プローブデータ分析による各種運行状況推定技術とその取り組み, 株式会社 情報機構, データ分析の進め方及びAI・機械学習導入の指南 ~データ収集・前処理・分析・評価結果の実務レベル対応~ 第7節 複数パラメータの組み合わせ 第4項, 2020.07.
3. 中西 恒夫, 荒川 豊, 安藤 崇央, 石田 繁巳, 金子 邦彦, 田頭 茂明, 久住 憲嗣, 峯 恒憲, 福田 晃, SMArch : スマートモビリティのためのソフトウェアアーキテクチャ, 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.119, No.472, pp.13-18, 2020.03.
4. 川谷 卓哉, 廣川 佐千男, 峯 恒憲, 伊東 栄典, 機械学習による走行プローブデータからの異常走行箇所発見, 情報処理学会研究報告. ITS, 高度交通システム, No.7, pp.1-6, 2019.02, 自動車の走行状況や道路状況などを知るため.スマートフォンセンサーをはじめ,GPS を利用したAutomatic Vehicle Location (AVL) など,様々な装置を利用し,プローブデータ(自動車の走行データ)の獲得が行われて,機械学習手法を利用した走行挙動の分析が行われてきている.本研究では,機械学習手法と特徴選択手法を組み合わせた,通常とは異なる走行挙動(異常走行挙動)の識別手法を提案する.具体的には会津若松市オープンデータ活用実証事業により提供されている公用車・公共交通車両走行情報履歴データにSVM (Support Vector Machine) と特徴選出の手法を用いた異常走行挙動の識別手法を提案する.本手法を適用した際の,異常走行挙動の識別結果と識別精度,識別に寄与した特徴についても考察する..
5. 峯 恒憲, 【研究最前線(AI研)】人工知能と知識処理研専とその関連イベントの紹介, 情報・システムソサエティ誌, 2018.05.
6. 新谷 一朗, 長井 孝幸, 峯 恒憲, 中学生の授業後振り返り文に基づく成績推定 (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.117, No.326, pp.31-36, 2017.11.
7. 平沖 卓也, 峯 恒憲, 伊都キャンパスにおける道案内に向けたエレベータの待ち時間推定 (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.117, No.326, pp.7-12, 2017.11.
8. 三瀬 司朗, 中村 啓之, 峯 恒憲, 地域生活の利便性向上を目指した情報共有基盤の提案 (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.117, No.326, pp.1-6, 2017.11.
9. 菅原 俊治, 峯 恒憲, 人工知能と知識処理研究会設立の経緯と活動内容, 2017.10.
10. 中村 啓之, 峯 恒憲, 鵜林 尚靖, QuadProを目指す組込みシステム開発教育における学習プロセスの検討, 日本ソフトウェア科学会大会論文集, Vol.34, pp.153-158, 2017.09.
11. 中村 啓之, 内山 英昭, 早志 英朗, 島田 敬士, 峯 恒憲, 組込みシステム開発を題材とした学部生向けPBLの実施と学習経過に関する考察, 組込みシステムシンポジウム2017論文集, No.2017, pp.90-93, 2017.08.
12. 丸田 雅貴, 峯 恒憲, BLEとスマートフォンのセンサ情報を利用した人々の接触時の行動分析 (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.116, No.350, pp.43-48, 2016.12.
13. 三瀬 司朗, 中村 啓之, 峯 恒憲, 地域性に特化した情報共有プラットフォームの試作 (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.116, No.350, pp.39-42, 2016.12.
14. 佐野 優太, 峯 恒憲, 地域苦情データの現状,要望表現への分割 (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.116, No.350, pp.1-6, 2016.12.
15. 峯 恒憲, 藤崎 清孝, 2016年総合大会の開催地から -- 伊都キャンパスと糸島の魅力 --, IEICE 通信ソサイエティマガジン B-plus, 2016.03.
16. 清弘 晃史, 丸田 雅貴, 峯 恒憲, Wi-Fiログデータに基づく滞在時間を考慮したブースと来場者の特徴分析 (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.115, No.381, pp.7-12, 2015.12.
17. 三瀬 司朗, 中村 啓之, 峯 恒憲, バスの乗り換え案内システム(Patrash)のアダプティブユーザインタフェースの開発 (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.115, No.381, pp.89-93, 2015.12.
18. 佐野 優太, 山口 晃平, 峯 恒憲, 課題の解決予定日の推定に向けた苦情データ解析 (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.115, No.381, pp.31-36, 2015.12.
19. 峯 恒憲, 特集「E-Service and Knowledge Management toward Smart Computing Society」の編集にあたって, 情報処理学会論文誌, Vol.56, No.10, p.1943, 2015.10.
20. ShaymaaE.Sorour, Tsunenori Mine, Kazumasa Goda, Sachio Hirokawa, A Predictive Model to Evaluate Student Performance (Preprint), 情報処理学会論文誌, Vol.56, No.3, 2015.03, In this paper we propose a new approach based on text mining techniques for predicting student performance using LSA (latent semantic analysis) and K-means clustering methods. The present study uses free-style comments written by students after each lesson. Since the potentials of these comments can reflect student learning attitudes, understanding of subjects and difficulties of the lessons, they enable teachers to grasp the tendencies of student learning activities. To improve our basic approach using LSA and k-means, overlap and similarity measuring methods are proposed. We conducted experiments to validate our proposed methods. The experimental results reported a model of student academic performance predictors by analyzing their comments data as variables of predictors. Our proposed methods achieved an average 66.4% prediction accuracy after applying the k-means clustering method and those were 73.6% and 78.5% by adding the overlap method and the similarity measuring method, respectively.------------------------------This is a preprint of an article intended for publication Journal ofInformation Processing(JIP). This preprint should not be cited. Thisarticle should be cited as: Journal of Information Processing Vol.23(2015) No.2 (online)DOI http://dx.doi.org/10.2197/ipsjjip.23.192------------------------------In this paper we propose a new approach based on text mining techniques for predicting student performance using LSA (latent semantic analysis) and K-means clustering methods. The present study uses free-style comments written by students after each lesson. Since the potentials of these comments can reflect student learning attitudes, understanding of subjects and difficulties of the lessons, they enable teachers to grasp the tendencies of student learning activities. To improve our basic approach using LSA and k-means, overlap and similarity measuring methods are proposed. We conducted experiments to validate our proposed methods. The experimental results reported a model of student academic performance predictors by analyzing their comments data as variables of predictors. Our proposed methods achieved an average 66.4% prediction accuracy after applying the k-means clustering method and those were 73.6% and 78.5% by adding the overlap method and the similarity measuring method, respectively.------------------------------This is a preprint of an article intended for publication Journal ofInformation Processing(JIP). This preprint should not be cited. Thisarticle should be cited as: Journal of Information Processing Vol.23(2015) No.2 (online)DOI http://dx.doi.org/10.2197/ipsjjip.23.192------------------------------.
21. 清弘 晃史, 山口 晃平, 高 赫, 中村 啓之, 峯 恒憲, 交通系ICカード利用履歴に基づいた乗車前後の購買行動分析 (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.114, No.89, pp.37-42, 2014.06, 近年では,デバイスの履歴を用い,マーケティングにおいて重要なキーとなる顧客の購買行動の傾向をつかむ事ができるようになった.これまでの研究ではPOS(Points Of Sales)データを用いてCRM(Customer Relationship Management)への応用を目的として購買行動の解析がなされてきた.また,交通系ICカードや携帯電話などのセンサーデバイスも普及し,GPSデータによる歩行者の回遊行動の解析もなされてきた.しかしながら,交通系ICカードの履歴を用いた乗降行動と購買行動を関連づけた解析の研究はほとんど行われていない.本研究では交通系ICカードの利用履歴から乗車前の購買行動と降車後の購買行動に焦点をあてて解析した結果について報告する..
22. 中村 啓之, 山口 晃平, 清弘 晃史, 峯 恒憲, 個別化推薦機能を有する能楽鑑賞ガイドシステムの提案 (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.114, No.89, pp.55-59, 2014.06, 本研究では,能楽の鑑賞ガイドシステムと,利用者毎に最適なガイドを提供する枠組みの提案を行う.我々は能楽を能楽堂で鑑賞する場合を想定し,携帯デバイスを用いることで利用者が,より分かりやすく・楽しく観劇できるシステムの開発、研究を行っている.同時に,それぞれの利用者毎に最適な情報を自動的に推薦することで,演能者と観客の間のバリアを軽減し,一般に分かりにくく,難しいといわれている能楽の理解を容易にする仕組みを導入する.本論文では,開発中のシステムの概要及び,PC上で動く試行アプリによる実験を実施した結果を解析し述べる。また本実験により,能楽鑑賞の際の支援機能の有効性と,観客にとってのデバイス操作上のストレスの軽減手法,および,今後の開発・実証について述べる.現在,国立能楽堂(東京,代々木)には椅子の背もたれに備え付けられたモニタを利用した解説インフラが存在している.また,先日,建て替えがおこなわれた歌舞伎座にもモニタを利用し複数の解説を選択できるシステムが導入された.同様に,能楽の動画に字幕や説明を付けた携帯端末向けのアプリもごく少数だが存在している.しかし,他の多くの会場における演能では観客に対する舞台解説の手段が限られている.本システムを利用することで,どこの会場においても能楽の上映中に解説を参照することが可能になり,観客の満足度の向上が期待できる..
23. 佐川 靖宜, 峯 恒憲, ジョブマッチングのための相互推薦手法の提案と評価 (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.113, No.332, pp.35-40, 2013.11, 就職難の時代にも関わらず,求める求職者に出会えない求人も多い.互いに求め合える求職者・求人企業を推薦するマッチングシステムの開発が求められている.人の推薦に役立つ相互推薦に基づくマッチングシステムでは,通常のマツチングシステムと異なり,相手プロファイルが,自ユーザの条件に合致する度合を見るだけでなく,相手ユーザの条件が,自ユーザプロファイルに合致する度合も考慮して推薦を行う.しかし,従来は,単純に,これら度合の平均を取るだけで,自ユーザが相手ユーザを探す際の,条件とプロファイルの重みの度合については考慮していなかった.そこで本研究では,実際の求人票データに基づき,自ユーザの条件による相手ユーザプロファイルのスコア(条件スコア)と相手ユーザの条件による自ユーザプロファイルのスコア(プロファイルスコア)とを線形結合する際の割合を変え,成立した雇用関係数,雇用関係の成立したユーザの満足度合(条件スコアで相手を並べた場合にどれだけ上位の相手と雇用関係が成立したか),雇用関係が成立するまでの各ユーザの手間について調査を行った結果について報告する..
24. 中村 啓之, 高 原, 高 赫, 清弘 晃史, 峯 恒憲, マルチモーダル乗換案内推薦システムPatrashの提案と試作に向けて (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.113, No.332, pp.47-52, 2013.11, 現在,我々はユーザが公共交通機関の利用に際して容易に乗換情報が得られるよう,ユーザの置かれている状況を考慮しより望ましい乗り換え案内を推薦するシステム(以下,本システム)の開発を行っている.本システムではユーザの置かれている状況として,現在時刻,現在地情報,バス停・駅の位置情報を扱う.さらに本システムでは,実時間で発生するバスの遅延情報およびバスの満席・空席の情報をシステムに取り込みサービスをユーザへ提供する.バスの遅延状況は,バスの現時点でのプローブデータならび本来の時刻表データを基に計測する.計測情報を基にバスの遅延を加味した乗換案内を行う.具体的には,最適な路線の選択,遅れを加味した出発到着時刻の案内をおこなう.本システムは,ユーザのシステム利用履歴を基として,ユーザがアプリ起動時に最少の操作で目的にかなう乗り換え案内の提供を目的とする.最少の操作で推薦を行うために,利用履歴からユーザがバス・地下鉄等をルーチン的に利用しているか非ルーチンに利用するかシステムが判断し情報の表示を自動で行う.本稿では,実時間で発生するバスの遅延情報の精度の検証,及び,遅れ情報を考慮した乗換案内システムのアルゴリズムの提案を行う.また,ユーザの行動履歴を蓄積することで,ルーチン的利用・非ルーチン的利用の判断を行う検討結果と基準を提示し,推薦精度を期待できることを示す..
25. 小林 寛武, 戸田 航史, 亀井 靖高, 門田 暁人, 峯 恒憲, 鵜林 尚靖, 11種類のfault密度予測モデルの実証的評価, 電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム = The IEICE transactions on information and systems (Japanese edition), Vol.96, No.8, pp.1892-1902, 2013.08, ソフトウェアテスト・保守において,限られたリソースで信頼性を確保することを目的として,モジュールに含まれるfaultの有無や数を予測するモデルが数多く提案されている.しかし,従来研究では,評価用のプロジェクト(データセット)の数が少ない,比較に用いたモデル数が少ない,モジュールの規模を考慮した評価を行っていない(fault密度を予測していない),モデル構築用と評価用のデータセットを同じサンプルから抽出している(バージョンをまたがる評価を行っていない),といった問題があり,いずれのfault予測モデルが優れているのか明らかでなかった.そこで本論文では,25のオープンソースプロジェクトからそれぞれ2バージョンずつ収集したデータセットを用いて,11種類のfault密度予測モデルの性能を実験的に評価した.実験の結果,樹木モデル(M5)が最も高い性能を有することが分かった..
26. 小林 寛武, 戸田 航史, 亀井 靖高, 門田 暁人, 峯 恒憲, 鵜林 尚靖, 11種類のfault密度予測モデルの実証的評価, 電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム = The IEICE transactions on information and systems (Japanese edition), Vol.96, No.8, pp.1892-1902, 2013.08, ソフトウェアテスト・保守において,限られたリソースで信頼性を確保することを目的として,モジュールに含まれるfaultの有無や数を予測するモデルが数多く提案されている.しかし,従来研究では,評価用のプロジェクト(データセット)の数が少ない,比較に用いたモデル数が少ない,モジュールの規模を考慮した評価を行っていない(fault密度を予測していない),モデル構築用と評価用のデータセットを同じサンプルから抽出している(バージョンをまたがる評価を行っていない),といった問題があり,いずれのfault予測モデルが優れているのか明らかでなかった.そこで本論文では,25のオープンソースプロジェクトからそれぞれ2バージョンずつ収集したデータセットを用いて,11種類のfault密度予測モデルの性能を実験的に評価した.実験の結果,樹木モデル(M5)が最も高い性能を有することが分かった..
27. 中村 啓之, 高 原, 張 紅亮, 高 赫, 清弘 晃史, 峯 恒憲, マルチモーダル乗換案内推薦システムPatrashの提案 (人工知能と知識処理), 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報, Vol.113, No.113, pp.67-72, 2013.07, 我々は,ユーザが容易に乗換情報を得られるよう,ユーザの実状況を考慮した,ユーザにとって望ましい乗換案内情報を推薦するシステム(以下,本システム)の開発を目指している.本システムが扱う実状況は,現在時刻,ユーザの現在位置,バス停や駅の位置,バスの遅延および満空状況である.バスの遅延状況は,バスの現時点でのプローブデータならびにバスの時刻表データを基に計測する.計測された遅延情報から,バス停間の所要時間や目的地までの所要時間が推定される.本システムは,これら推定された所要時間を考慮して乗換路線検索を行う.さらに,ユーザの利用履歴と本システムを起動した時点の状況から,ルーチン的か非ルーチン的利用かを判断する.その判断に基づき,乗換ルートを推薦する.また,過去にユーザが将来の乗換ルートを調査した際の記録をもとに,その時点に近づいた際には,調査ルートの優先的推薦なども行う.このようなユーザの行動状況履歴に加え,ユーザの購買履歴と合わせて,ユーザの嗜好や興味を推測し,それを利用することで,ユーザの状況と嗜好や興味に合わせた情報推薦やサービス推薦機能を提供する.本稿では,この開発中の乗換え情報推薦システムについて,その概要について示すほか,予備実験の結果について述べる..
28. 山口 晃平, 成冨 隆斗, 峯 恒憲, 協力者の選定を用いたデマンドレスポンスの効率化, 電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理, Vol.112, No.94, pp.25-30, 2012.06, 東日本大震災により,日本では電力需要の削減が求められている.そこで,デマンドレスポンスという,需給に応じて電力量を変化させる電力網が研究されている.電力需要の削減を消費者に要請するデマンドレスポンスモデルにおいて,要請を行う対象者が増えるにつれて,削減を実施する消費者の選定にかかるコストや,通信量が増大する.そこで,本研究では要請を行う消費者を学習により事前に選定し,電力需要を削減しながらも,前述のコストを少なくする方法を提案する..
29. 角田 朋之, 小野 昂, 峯 恒憲, 双方向フィードバックを利用したジョブマッチング, 電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理, Vol.112, No.94, pp.13-18, 2012.06, 就職活動にインターネットが利用され,多くのサービスが展開される中,労働スタイルなどに合わせた検索機能やスカウト機能など,様々な工夫がなされてきている.しかし,基本的には単純な検索システムであり,双方向の評価やランキング付けを行うシステムは,まだ運用されていない.本稿では,就職活動中の求職者,求人企業のネットワークを構築し,そのネットワーク上で相互に交わされる応募や招待(スカウト),それらについての受諾,拒絶の反応をフィードバックとして扱い,このフィードバック情報をネットワーク上で伝搬しながら,互いの人気度や評価度を求めるとともに,その評価度を推薦のランキングに反映する,双方向フィードバックを用いたジョブマッチング手法を提案する.シミュレーションの結果,フィードバックを利用しない従来型の手法と比較して,マッチングコストが軽減されることを確認した..
30. 合田 和正, 峯 恒憲, PCN法による自己評価コメントの分析からの改善可能な学生の発見 (ICTの高度化による先進的学習支援に向けて : 技術と人間の共生を目指して), 教育システム情報学会研究報告, Vol.26, No.7, pp.51-58, 2012.03.
31. 山口 晃平, 成冨 隆斗, 峯 恒憲, 協力者の探索を用いたデマンドレスポンスの効率化 (「マルチエージェントの基礎理論とその応用」および一般), 人工知能基本問題研究会, Vol.85, pp.7-12, 2012.02.
32. 成冨 隆斗, 山口 晃平, 峯 恒憲, 東日本大震災による節電インセンティブを参考としたデマンドレスポンスの効果推定 (「マルチエージェントの基礎理論とその応用」および一般), 人工知能基本問題研究会, Vol.85, pp.1-5, 2012.02.
33. 福田 哲志, 末安 史親, 庭木 勝也, 森田 健治, 久住 憲嗣, 峯 恒憲, 鵜林 尚靖, 平山 雅之, 濱田 直樹, 二上 貴夫, 飛行船自動航行システム開発におけるSysMLを用いたモデル駆動開発事例, 組込みシステムシンポジウム2011論文集, Vol.2011, No.2011, pp.14-1-14-8, 2011.10.
34. 福田 哲志, 末安 史親, 庭木 勝也, 森田 健治, 久住 憲嗣, 峯 恒憲, 鵜林 尚靖, 平山 雅之, 濱田 直樹, 二上 貴夫, 飛行船自動航行システム開発におけるSysMLを用いたプロセス改善事例, 電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス, Vol.110, No.458, pp.151-156, 2011.02, SysMLはシステムのハードウェアやソフトウェアを記述できるモデリング言語である.組込みシステム開発において有用であると考えられるが,SysMLを用いた開発プロセスが定義されていない.本研究ではSysMLを用いて飛行船自動航行システムを開発する.また,アジャイル手法を適用し,プロセスの改善を図る.さらにレビューやバグ数を分析することで,改善の効果を考察する..
35. 高橋健一, 松崎隆哲, 峯恒憲 櫻井幸一, ルールレポジトリを用いたユーザがカスタ マイズ可能なデータ保護方法の提案, Computer Security Symposium 2010, Vol.2010, No.9, pp.149-154, 2010.10.
36. 合田 和正, 峯 恒憲, 時系列評価文章の分析による学習者群の分類へ向けて : PCN法の提案, 電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学, Vol.110, No.263, pp.25-30, 2010.10, 本論文では,学習者の,毎回の授業内容のまとめや感想についての自由記述メモを対象として,その内容を分析し,学習者の学習状況を推測するための手法(PCN法)を提案する.九州大学で行った情報処理導入教育での授業分析に,PCN法を適用した結果,学習者の学習状況の把握に,PCN法は効果があることが確認された..
37. 峯 恒憲, 小林 寛武, P2P型情報検索のためのユーザフィードバックの活用とクエリ送信先学習手法の評価, 電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理, Vol.110, No.105, pp.43-48, 2010.06, 本稿では,ハイブリッド型P2Pネットワーク上での検索精度の向上手法として,ユーザからの検索結果に対して不適合判定が与えられたドキュメント情報(不適合情報)を積極的に利用する「未評価置換法」と,コミュニティ内で関連ドキュメントを有する検索エージェント(IR agent)のリストを作り,それを利用して,効率良く関連情報を蓄積しつつ,綱羅的にコミュニティ内から関連ドキュメントを収集する方法である「クエリ送信先学習法」を提案する.検索性能評価用テストコレクションを用いて,単・複両コミュニティ環境で評価実験を行った結果,両手法とも,検索精度の向上に大きく寄与することを示す..
38. 中尾 好佑, 峯 恒憲, ブラウジング支援に向けた情報推薦のための関連度計算方法の提案, 電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理, Vol.109, No.51, pp.31-36, 2009.05, ブラウジング支援のための情報推薦手法として、「関連ページ推薦」を提案する。関連ページ推薦とは閲覧中のWebページと関連が深いと思われるWebページを推薦する手法であり、この手法によりユーザによりパーソナライズされたブラウジングを提供することができると考える。ページ間の関連の深さはユーザの履歴を分析することによって算出される。本研究では、ユーザの閲覧履歴が林構造にマッピング可能であるということ、またタブブラウザにおいて異なるタブで同時に出現するページの間には共起性があるという仮説に基づいた関連度の算出法を提案し、さらに行った実験の結果を考察することで今後の課題、方針を示す。.
39. 小林 寛武, 峯 恒憲, ユーザフィードバックとクエリ学習を利用した P2P 型情報検索の複数コミュニティ上での評価, 研究報告自然言語処理(NL), Vol.2009, No.36, pp.95-102, 2009.03, 分散検索を行う上で,ユーザフィードバックとコミュニティ内でのクエリ学習の利用は,コミュニティ全体の検索精度の向上と通信負荷の削減に有効である。本稿では,複数コミュニティ環境におけるユーザフィードバックとクエリ学習の利用法について議論する。特に,クエリ学習において使用した履歴を用いることにより,複数コミュニティ環境における通信量の問題を解決する手法を提案し,検索精度の改善にもつながることを実験結果を通して論じる。"This paper proposes refinement methods of the ACP2P using user feedbacks and querylearning methods. The proposed methods are effective in increasing retrieval accuracy in communities and for decreasing communication loads required for documents retrieval. The paper especially focuses on user feedbacks and query learning in multiple communities. The experimental results illustrated the validity of our proposed methods.".
40. 古殿 知之, 坂本 憲昭, 峯 恒憲, 日下部 茂, 菅沼 明, 金子 邦彦, 中西 恒夫, 深瀬 光聡, 大森 洋一, ウッディン モハマッドメバ, 乃万 司, 末吉 敏則, 片山 徹郎, 森元 逞, 荒木 啓二郎, 福田 晃, 安浦 寛人, 緊密な産学連携に基づく自律的な ICT 人材育成の実践, 研究報告情報システムと社会環境(IS), Vol.2009, No.32, pp.171-176, 2009.03, 高度情報化社会の基礎である情報技術の発達は我々の生活を一変させるものであり,その進歩の速度は目覚しい.一方で産業界からは次世代の情報技術を担うべき人材の不足が指摘されている.このような技術の進歩と社会的要請に応えるため、九州大学大学院システム情報科学府では新しい修士課程教育コースである 「社会情報システム工学コース」 を設置した.本コースでは,文部科学省の支援,日本経団連傘下企業との大規模な連携体制の下で,高度な技術力と社会的倫理観を兼ね備えた世界に通用するリーダーの育成を目的とした実践的教育を実施している.本論文では,当コースの教育内容・方法と,コース設立後約 2 年間における実績と評価,及び今後の課題について述べる.The progress of Information Technology, which is the infrastructure of an advanced information society, is remarkable and has the enormous impact on our daily life. On the other hand, it has been pointed out by the industry that there is a lack of highly skilled ICT personnel who can lead the next generation. In order to address this issue, the Graduate School of Information Science and Electrical Engineering in Kyushu University has established Social Information System Engineering Course. In this education course, we have been running the practical education program with an objective to foster world class leader who has extraordinary technical skill and sense of ethics. This program is supported by various companies through Nippon Keidanren and by Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology. This paper describes the content, method, result and evaluation for our two years experience. We also discuss the issues and concerns that need to be resolved.
41. 大石 哲也, 倉元 俊介, 峯 恒憲, 長谷川 隆三, 藤田 博, 越村 三幸, 関連単語抽出アルゴリズムを用いた Web 検索クエリの生成, 電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム = The IEICE transactions on information and systems (Japanese edition), Vol.92, No.3, pp.281-292, 2009.03, Web検索では,検索エンジンによって得られた結果がユーザの必要としている情報ではないことがしばしばある.この問題を解決する一つの方法として検索エンジンに与えるクエリを改善するクエリ拡張がある.クエリに含まれる語としてユーザの意図する適切な語を生成し追加することでWeb検索結果の改善に大きな効果がある.本論文では,ユーザの意図する語を生成するための方法として,センテンス間の距離に注目した関連単語抽出アルゴリズムを提案する.このアルゴリズムは重要な語の近くに出現する単語は重要であるという考えに基づいている.更に,このアルゴリズムを適合性フィードバックの一手法であるRSVと組み合わせることで,検索エンジンを利用した初期検索結果の検索精度の改善に役立つこと,その結果はRSV単独で行った場合よりも検索精度が向上することを実験により示す..
42. 坂本 憲昭, 峯 恒憲, 日下部 茂, 深瀬 光聡, 荒木 啓二郎, 福田 晃, 大規模な産学連携による高度ICT人材教育におけるインターンシップの役割とその効果, 情報処理学会論文誌, Vol.49, No.10, pp.3388-3398, 2008.10, 高度情報化社会の基礎である情報技術の発達は我々の生活を一変させるほどのインパクトを持っており,その進歩の速度は目覚ましいものがある.一方で産業界からは次世代を担う能力を備えた高度ICT(Information and Communication Technology)人材の不足が指摘されている.このような技術の進歩と社会的要請に応えるためには,高度な技術力を持ち,基礎知識と社会的倫理観を兼ね備えた世界に通用するリーダの育成が不可欠であり,そのための実践的教育プログラムが求められる.特に,インターンシップは,学生にICT産業の現実を体感させ,さらには,学生自身の実力と期待されている能力との差を実感させることができるとともに,教育カリキュラム自体にフィードバックさせるため,実践的教育プログラムの中でも重要な位置を占める.ところが,これまでのわが国のインターンシップはその約6割が2週間未満という短期間で実施されていたため,企業紹介の一環あるいは早期採用活動の一部という色合いが強く,実践的教育という目的からは不十分であった.そこで,九州大学大学院システム情報科学府(以下,本学府)では,学生教育のために産学が連携し,実践的な長期インターンシップの実施を開始することとなった.本論文では,本学府が行っている産学が連携したインターンシップの取り組みについて,その具体的な内容を学生・教員・企業という3者の立場からの考察を交えながら論じるとともに,今後の課題について述べる.The progress of Information Technology, which is the infrastructure of an advanced information society, is remarkable and has the enormous impact on our daily life. On the other hand, it has been pointed out by the industry that there is a lack of highly skilled ICT (Information and Communication Technology) personnel who can lead the next generation. In order to address this issue, practical education program is required to foster world class leader who has extraordinary technical skill, basic knowledge and sense of ethics. Especially, Internship program is very important to have students experience the real environment in ICT industry, recognize the gap between the required skills and their current skills, and feedback to education program itself. However, traditional Internship is not enough to realize these objectives because the duration has been less than 2 weeks for 60% of traditional Internship, where the main purpose is the part of either promotion of the company's image or early recruitment activity. So, the Graduate School of Information Science and Electrical Engineering in Kyushu University has started the practical and long term Internship program through large scale business-academia collaboration. This paper describes the content and evaluation of this collaborative Internship program that are viewed from students, university and corporate staffs. We also discuss the issues and concerns that need to be resolved..
43. 栗原 聡, 秋山 英三, 伊藤 孝行, 今井 倫太, 岩崎 敦, 大須賀 昭彦, 小野 哲雄, 北村 泰彦, 松原 繁夫, 峯 恒憲, 森山 甲一, Satoshi Kurihara, Eizo Akiyama, Takayuki Ito, Michita Imai, Atsusi Iwasaki, Akihiko Ohsuga, Tetsuo Ono, Yasuhiko Kitamura, Shigeo Matsubara, Tsunenori Mine, Koichi Moriyama, 特集「エージェント」の編集にあたって, コンピュータソフトウェア = Computer software, Vol.25, No.4, pp.1-2, 2008.10.
44. 坂本 憲昭, 深瀬 光聡, 峯 恒憲, 日下部 茂, 中西 恒夫, 大森洋一, 北須賀 輝明, ウッディンモハマッドメスバ, 荒木 啓二郎, 福田 晃, 安浦 寛人, 大規模な産学連携による高度ICT人材育成に向けての取り組み, 情報処理学会論文誌, Vol.49, No.8, pp.2830-2842, 2008.08, 高度情報化社会の基礎である情報技術の発達は我々の生活を一変させるほどのインパクトを持っており,その進歩の速度は目覚ましいものがある.一方で産業界からは次世代を担う能力を備えた高度ICT(Information and Communication Technology)人材の不足が指摘されている.このような技術の進歩と社会的要請に応えるため,九州大学大学院システム情報科学府では平成19年4月から新しい修士課程教育コースである社会情報システム工学コースを設置した.本コースでは,文部科学省の支援を受け,日本経団連傘下企業との大規模な連携体制の下で,高度な技術力を持ち,基礎知識と社会的倫理観を兼ね備えた世界に通用するリーダの育成を目的とした実践的教育を開始した.この教育プログラムの計画実施過程の中で,1) PBL(Project Based Learning),2) オムニバス形式講義,3) 長期インターンシップ,4) カリキュラム内容検討,のあり方や実施方法に関していくつかの知見が得られた.本論文では,当コースの教育内容と方法,修士課程1年前期終了時点における実績と評価,および今後の課題について述べる.The progress of Information Technology, which is the infrastructure of an advanced information society, is remarkable and has the enormous impact on our daily life. On the other hand, it has been pointed out by the industry that there is a lack of highly skilled ICT (Information and Communication Technology) personnel who can lead the next generation. In order to address this issue, the Graduate School of Information Science and Electrical Engineering in Kyushu University has established Social Information System Engineering Course. Since April 2007, we have started practical education program with an objective to foster world class leader who has extraordinary technical skill, basic knowledge and sense of ethics. This effort is gradually progressing by the collaboration with various companies through Nippon Keidanren with support of Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology. There have been several findings in 1) PBL (Project Based Learning), 2) omnibus classes, 3) long term internship, and 4) curriculum improvements during the planning and execution of this program. This paper describes the content, method, result and evaluation at the end of the first semester of this course. We also discuss the issues and concerns that need to be resolved..
45. 神原 義明, 大石 哲也, 長谷川 隆三, 藤田 博, 峯 恒憲, 越村 三幸, ODPを利用したユーザプロファイルを用いた個人化検索システム, 情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS), Vol.2008, No.56, pp.17-24, 2008.06, インターネットが急速に普及し,ユーザが目的のページを探すためにサーチエンジンを利用する機会が増えた.しかし,目的のページが検索結果の上位に存在しないことも多い.この問題を解決するための研究として,個人化検索 (Personalized Search) がある.個人化検索にはユーザの興味・関心を表すユーザプロファイルが必要であり,それはユーザの保有する文書などを分析することで生成される.本論文では,Open Directory Project (ODP) を利用したユーザプロファイル作成手法を提案する.更に,本手法を利用した個人化検索システムを提案する.このシステムはユーザの保有する文書としてブックマークを利用する.実験の結果,ユーザプロファイルは妥当性が示され,システムは精度が向上した.The user often uses search engines to search his intended pages in the Internet. However, the intended pages do not always exist on the higher rank of the results. The Personalized Search is promising approach to solve this problem. In the Personalized Search, User Profiles, which are often created from the documents of the user to present his/her interests, are well used. This paper proposes (1) a method for generating User Profiles based on Open Directory Project (ODP) and shows (2) a Personalized Search system using Book Marks as the documents for profiling. Some of experimental results show the validity of the method for creating User Profiles and the precision enhancement of this system..
46. 神原 義明, 大石 哲也, 長谷川 隆三, 藤田 博, 峯 恒憲, 越村 三幸, ODPを利用したユーザプロファイルを用いた個人化検索システム, 情報処理学会研究報告情報学基礎(FI), Vol.2008, No.56, pp.17-24, 2008.06, インターネットが急速に普及し,ユーザが目的のページを探すためにサーチエンジンを利用する機会が増えた.しかし,目的のページが検索結果の上位に存在しないことも多い.この問題を解決するための研究として,個人化検索 (Personalized Search) がある.個人化検索にはユーザの興味・関心を表すユーザプロファイルが必要であり,それはユーザの保有する文書などを分析することで生成される.本論文では,Open Directory Project (ODP) を利用したユーザプロファイル作成手法を提案する.更に,本手法を利用した個人化検索システムを提案する.このシステムはユーザの保有する文書としてブックマークを利用する.実験の結果,ユーザプロファイルは妥当性が示され,システムは精度が向上した.The user often uses search engines to search his intended pages in the Internet. However, the intended pages do not always exist on the higher rank of the results. The Personalized Search is promising approach to solve this problem. In the Personalized Search, User Profiles, which are often created from the documents of the user to present his/her interests, are well used. This paper proposes (1) a method for generating User Profiles based on Open Directory Project (ODP) and shows (2) a Personalized Search system using Book Marks as the documents for profiling. Some of experimental results show the validity of the method for creating User Profiles and the precision enhancement of this system..
47. 堀 憲太郎, 大石 哲也, 峯 恒憲, 長谷川 隆三, 藤田 博, 越村 三幸, Wikipediaへの関連単語抽出アルゴリズムの適用とその評価, 情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS), Vol.2008, No.56, pp.81-88, 2008.06, 本稿では,ユーザのクエリから,その意図に沿った拡張クエリを作成する際に,Web 上で最大の百科事典である Wikipedia を用いるシステムを提案する.Wikipedia からの拡張クエリの抽出には,関連単語提案アルゴリズム[1]を用いる.関連単語提案アルゴリズムとは,あるキーワードとそれに関連するテキストが与えられた時,テキスト内で出現する単語間の距離に着目して,与えられたキーワードに関連し尚且つ重要と思われる単語を抽出するアルゴリズムである.このシステムを Web 検索時に用いることにより,クエリ拡張し,ユーザの目的とする文書を見つけるための支援技術とすることを目的としている.In this paper, we propose a method to extend the original query by applying a related word extraction algorithm to Wikipedia that is an encyclopedia. The algorithm extracts words related to given key words from any text and calculates a score for each extracted word according to distance between words in the text. The method helps users to obtain their desired documents in web search by extending a query with highly scored words..
48. 堀 憲太郎, 大石 哲也, 峯 恒憲, 長谷川 隆三, 藤田 博, 越村 三幸, Wikipediaへの関連単語抽出アルゴリズムの適用とその評価, 情報処理学会研究報告情報学基礎(FI), Vol.2008, No.56, pp.81-88, 2008.06, 本稿では,ユーザのクエリから,その意図に沿った拡張クエリを作成する際に,Web 上で最大の百科事典である Wikipedia を用いるシステムを提案する.Wikipedia からの拡張クエリの抽出には,関連単語提案アルゴリズム[1]を用いる.関連単語提案アルゴリズムとは,あるキーワードとそれに関連するテキストが与えられた時,テキスト内で出現する単語間の距離に着目して,与えられたキーワードに関連し尚且つ重要と思われる単語を抽出するアルゴリズムである.このシステムを Web 検索時に用いることにより,クエリ拡張し,ユーザの目的とする文書を見つけるための支援技術とすることを目的としている.In this paper, we propose a method to extend the original query by applying a related word extraction algorithm to Wikipedia that is an encyclopedia. The algorithm extracts words related to given key words from any text and calculates a score for each extracted word according to distance between words in the text. The method helps users to obtain their desired documents in web search by extending a query with highly scored words..
49. 古後 陽大, 峯 恒憲, 雨宮 聡史, 雨宮 真人, ユーザフィードバックを利用したACP2P法とその評価 (パターン認識・メディア理解), 電子情報通信学会技術研究報告, Vol.108, No.94, pp.145-150, 2008.06, 個人に特化した情報検索機能とコミュニティ所属のメンバーの知識を優先的に利用する仕組みを実現するP2P型情報検索手法(ACP2P法)は,各エージェントが検索のために行った通信履歴(検索履歴)を利用することで,効率のよい検索を実現する.本稿ではACP2P法において,ユーザの検索結果に対する評価をクエリとドキュメントとの類似度計算にフィードバックとして利用する方法やポータルエージェントのクエリ送信先の学習による検索精度及び通信量に対する効果についてシミュレーション結果をもとに議論する..
50. 古後 陽大, 峯 恒憲, 雨宮 聡史, 雨宮 真人, ユーザフィードバックを利用したACP2P法とその評価 (データ工学), 電子情報通信学会技術研究報告, Vol.108, No.93, pp.145-150, 2008.06, 個人に特化した情報検索機能とコミュニティ所属のメンバーの知識を優先的に利用する仕組みを実現するP2P型情報検索手法(ACP2P法)は,各エージェントが検索のために行った通信履歴(検索履歴)を利用することで,効率のよい検索を実現する.本稿ではACP2P法において,ユーザの検索結果に対する評価をクエリとドキュメントとの類似度計算にフィードバックとして利用する方法やポータルエージェントのクエリ送信先の学習による検索精度及び通信量に対する効果についてシミュレーション結果をもとに議論する..
51. 古後 陽大, 峯 恒憲, 雨宮 聡史, 雨宮 真人, ユーザフィードバックを利用したACP2P法とその評価, 電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解, Vol.108, No.94, pp.145-150, 2008.06.
52. 古後 陽大, 峯 恒憲, 雨宮 聡史, 雨宮 真人, ユーザフィードバックを利用したACP2P法とその評価, 電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学, Vol.108, No.93, pp.145-150, 2008.06.
53. 大石 哲也, 倉元 俊介, 峯 恒憲, 長谷川 隆三, 藤田 博, 越村 三幸, 堀 憲太郎, 関連単語抽出アルゴリズムを用いたWeb検索クエリの生成, 情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS), Vol.2008, No.56, pp.33-40, 2008.06, Web 検索では,検索エンジンによって得られた結果がユーザの必要としている情報ではないことがしばしばある.この問題を解決する一つの方法として検索エンジンに与えるクエリを改善するクエリ拡張がある.クエリに含まれる語としてユーザの意図する適切な語を生成し追加することで Web 検索結果の改善に大きな効果がある.本稿では,ユーザの意図する語を生成するための方法として,センテンス間の距離に注目した関連単語抽出アルゴリズムを提案する.このアルゴリズムは重要な語の近くに出現する単語は重要であるという考えに基づいている.さらに,このアルゴリズムを適合性フィードバックの一手法である RSV と組み合わせることで,検索エンジンを利用した初期検索結果の検索精度の改善に役立つこと,その結果は RSV 単独で行った場合よりも検索精度が向上することを実験により示す.When searching for information a user wants, search engines often return lots of results unintended by the user. Query expansion is a promising approach to solve this problem. In the query expansion research, one of big issues is to generate appropriate keywords representing the user's intention. This paper proposes the related-word-extraction-algorithm (RWEA) which pays attention to the distance between sentences where keywords in the original query appear. The RWEA is based on the idea that a word nearby important words is also important. We conducted several experiments to illustrate the validity of the RWEA. The results promise the effectiveness of the RWEA for improving search results..
54. 大石 哲也, 倉元 俊介, 峯 恒憲, 長谷川 隆三, 藤田 博, 越村 三幸, 堀 憲太郎, 関連単語抽出アルゴリズムを用いたWeb検索クエリの生成, 情報処理学会研究報告情報学基礎(FI), Vol.2008, No.56, pp.33-40, 2008.06, Web 検索では,検索エンジンによって得られた結果がユーザの必要としている情報ではないことがしばしばある.この問題を解決する一つの方法として検索エンジンに与えるクエリを改善するクエリ拡張がある.クエリに含まれる語としてユーザの意図する適切な語を生成し追加することで Web 検索結果の改善に大きな効果がある.本稿では,ユーザの意図する語を生成するための方法として,センテンス間の距離に注目した関連単語抽出アルゴリズムを提案する.このアルゴリズムは重要な語の近くに出現する単語は重要であるという考えに基づいている.さらに,このアルゴリズムを適合性フィードバックの一手法である RSV と組み合わせることで,検索エンジンを利用した初期検索結果の検索精度の改善に役立つこと,その結果は RSV 単独で行った場合よりも検索精度が向上することを実験により示す.When searching for information a user wants, search engines often return lots of results unintended by the user. Query expansion is a promising approach to solve this problem. In the query expansion research, one of big issues is to generate appropriate keywords representing the user's intention. This paper proposes the related-word-extraction-algorithm (RWEA) which pays attention to the distance between sentences where keywords in the original query appear. The RWEA is based on the idea that a word nearby important words is also important. We conducted several experiments to illustrate the validity of the RWEA. The results promise the effectiveness of the RWEA for improving search results..
55. 和田 潤也, 大石 哲也, 峯 恒憲, 長谷川 隆三, 藤田 博, 越村 三幸, 蒋 偉, ユーザーのスケジュールを用いたWebページ推薦, 全国大会講演論文集, Vol.70, No.0, pp.655-656, 2008.03.
56. 大石 哲也, 峯 恒憲, 長谷川 隆三, Web検索におけるスケジュール情報の利用 (「Web情報処理」および一般発表), 知識ベ-スシステム研究会, Vol.80, pp.43-48, 2008.01.
57. 木村 功作, 雨宮 聡史, 峯 恒憲, 雨宮 真人, マルチエージェントシステム のための基盤ネットワーク構成手法, 電子情報通信学会:ソ フトウェアエージェントとその応用特集号, Vol.J90, No.9, pp.2388-2397, 2007.09, 各ユーザに割り当てられたエージェントによって構成されるマルチエージェントシステムを基盤としたアプリケーションでは,エージェントの起動と停止が頻繁に生じることが想定される.そのため,エージェント間通信の頑健性と,エージェント間を接続するネットワークの管理コストを軽減することが強く求められる.一方,通信相手であるエージェントのネットワーク上の位置と,そのエージェントまでの経路探索も効率良く行う必要がある.本論文では,これらの目的を満たすためのネットワークトポロジー,房付順序木(Ordered Tree with Tuft:OTT)を提案するとともに,このOTTを,マルチエージェントシステムKODAMAの利用するミドルウェアAgent Communication Zone (ACZ)のエージェント間経路探索.メッセージ配送制御のために実装し,シミュレーション実験を行った結果について議論する..
58. 大石 哲也, 峯 恒憲, 長谷川 隆三, 藤田 博, 越村 三幸, 倉元 俊介, 永田 廣人, スケジュールに基づくWebページ推薦に用いる検索単語の選定 (特集「Web情報処理」及び一般), 電子情報通信学会技術研究報告, Vol.106, No.473, pp.37-42, 2007.01, これまでユーザに特化したWeb検索に関する研究が多数行われてきたが,ユーザの視点や状況に注目したWeb検索に関する研究は,まだ十分に行われていない.ユーザが必要とするときに必要な情報へ容易にアクセスできるようにする機能は,これからのユビキタス情報環境を構築する上で,最も重要な機能のうちの一つと言える.そこで,本稿では,ユーザの視点や状況を時間に沿って把握するための情報源として,時間の要素とユーザの趣向を併せ持ったスケジュールデータを用いた情報推薦システムを提案するとともに,そのシステムの概念について具体例を用いて説明する..
59. 大石 哲也, 峯 恒憲, 長谷川 隆三, スケジュールに基づくWebページ推薦に用いる検索単語の選定 (テーマ:「Web情報処理」および一般発表), 知識ベ-スシステム研究会, Vol.76, pp.99-104, 2007.01.
60. 大石 哲也, 峯 恒憲, 長谷川 隆三, 藤田 博, 越村 三幸, 倉元 俊介, 永田 廣人, スケジュールに基づく Web ページ推薦に用いる検索単語の選定, 電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学, Vol.106, No.473, pp.37-42, 2007.01.
61. 戸田 貴博, 峯 恒憲, 雨宮 真人, ブラウジング支援のためのアクティブブラウジングシステムの提案 (テーマ:「Web情報処理」および一般発表), 知識ベ-スシステム研究会, Vol.76, pp.63-68, 2007.01.
62. 戸田 貴博, 峯 恒憲, 雨宮 真人, ブラウジング支援のためのアクティブブラウジングシステムの提案, 電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学, Vol.106, No.473, pp.1-6, 2007.01, Webブラウジングをルーチンワークの効率化新規でかつ興味のある情報獲得の2点から支援するアクティブブラウジングシステムを提案する.本システムでは,ユーザ自身のWebページ閲覧行動を蓄積し,ユーザにとって重要なページを導き出し,推薦することによりルーチンワークを支援する.さらに,他ユーザの閲覧履歴に協調フィルタリングをかけることで興味の似通った他ユーザから新規でかつ興味のあるWebページを検索し推薦する.また,システムの基盤としてマルチエージェントシステムKODAMAを用いることでユーザの閲覧履歴の管理,ユーザ間の情報の送受信の簡易化を図る..
63. Tsunenori Mine, Akihiro Kogo, Makoto Amamiya, Agent-community-based peer-to-peer information retrieval and its evaluation, Systems and Computers in Japan, 10.1002/scj.20625, Vol.37, No.13, pp.1-10, 2006.11, The Agent-Community-based Peer-to-Peer (ACP2P) information retrieval method uses agent communities to manage and look up information of interest to users. An agent works as a delegate of its user and searches for information that the user wants by communicating with other agents. The communication between agents is carried out in a peer-to-peer computing architecture. Retrieving information relevant to a user query is performed with content files which consist of original and retrieved documents, and two histories: a query/retrieved document history and a query/sender agent history. Making use of the histories has a collaborative filtering effect, which gradually creates virtual agent communities, where agents with the same interests stay together. Our hypothesis is that a virtual agent community reduces communication loads necessary to perform a search. As an agent receives more queries, then more links to new knowledge are acquired. From this behavior, a "give-and-take" (or positive feedback) effect for agents seems to emerge. However, we have only shown parts of the effects of reducing communication loads and making "give-and-take" through preliminary experimental results. This paper discusses more detail of experimental results and shows that the two histories help in reducing communication loads among agents, facilitating bidirectional communications between them and thus creating virtual agent communities, where agents with the same interests stay together. © 2006 Wiley Periodicals, Inc..
64. 大石 哲也, 峯 恒憲, 長谷川 隆三, 藤田 博, 越村 三幸, D_024 ユーザの意思を反映したWeb検索の効率化(D分野:データベース), 情報科学技術フォーラム一般講演論文集, Vol.5, No.2, pp.57-58, 2006.08.
65. 秋恩炯, 峯 恒憲, 雨宮 真人, クラスタリングと内部ネットワーク処理を利用した経路制御アルゴリズムに基づくデータ収集の仕組み, 情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL), Vol.2006, No.50, pp.45-50, 2006.05, ネットワークの生存期間を延ばすため,センサーネットワークでは,エネルギーに敏感で,効率的なデータ収集手法が要求される.この論文では エネルギーを効率的に扱うデータ収集手法を提案する.この手法では,まずセンサーノードをクラスタリングし,作成された各クラスタ毎に,分散されたデータ経路木を,ネットワーク内部でのデータ統合手法に基づいて,形成する.この手法では,センサーノードのIDを利用して,順番に,1つのクラスタヘッドを選択する.更に,クラスタの形成とデータ経路木の構成を同時に実行する.これにより,観測されたデータの経路木を構成するのに従来必要であったエネルギーを削減できる。また、各ノードでデータの集約を行うことで、転送するデータの総量も削減する。実験結果により、提案手法が、ダイレクトスキームやLEACHと比べて、ネットワークの生存期間の観点で性能を上回ることがわかった。Sensor networks require energy-aware,efficient data-collecting methods to extend network lifetime. In this paper,we propose an enelgy-efficient data gathering mechanism which clusters sensor nodes and forms a distributed data-routing tree based on in-network data fusion within each cluster. In our mechanism,the cluster formation and the data-routing tree construction are simultaneously carried out so that they reduce their energy required to organize a multi-hop routing tree of sensed data. The mechanism also performs data aggregation at each member node to reduce the amount of transmission data. Moreover our work distributes energy load to each node to avoid the intensive energy consumption of a cluster-head. Experimental results show that our data gathering mechanism outperforms the direct scheme protocol and the LEACH protocol on the point of view of the network lifetime..
66. 秋 恩炯, 峯 恒憲, 雨宮 真人, クラスタリングと内部ネットワーク処理を利用した経路制御アルゴリズムに基づくデータ収集の仕組み, 電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信, Vol.106, No.44, pp.45-50, 2006.05, ネットワークの生存期間を延ばすため,センサーネットワークでは,エネルギーに敏感で,効率的なデータ収集手法が要求される.この論文では,エネルギーを効率的に扱うデータ収集手法を提案する.この手法では,まずセンサーノードをクラスタリングし,作成された各クラスタ毎に,分散されたデータ経路木を,ネットワーク内部でのデータ統合手法に基づいて,形成する.この手法では,センサーノードのIDを利用して,順番に,1つのクラスタへツドを選択する.更に,クラスタの形成とデータ経路木の構成を同時に実行する.これにより,観測されたデータの経路木を構成するのに従来必要であったエネルギーを削減できる。また、各ノードでデータの集約を行うことで、転送するデータの総量も削減する。実験結果により、提案手法が、ダイレクトスキームやLEACHと比べて、ネットワークの生存期間の観点で性能を上回ることがわかった。.
67. 峯 恒憲, 古後 陽大, 雨宮 真人, エージェントコミュニティを利用したP2P型情報検索とその評価, 電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. D-I, Vol.88, No.9, pp.1418-1427, 2005.09, 階層化コミュニティ構造をもつマルチエージェントシステムを利用する情報検索手法ACP2P法は, コミュニティ内の各エージェントがもつデータの内容に対して検索を行うほか, 他のエージェントから受けた検索履歴をもとに情報のありかの特定や同じトピックに関心をもつエージェント同士のグルーピングを実現する. これにより, 必要な検索結果を得るために行う通信の量を徐々に削減していくことができる. 更に検索要求に多くこたえられるエージェントほど自分の求める情報源へのパスを増やすことができ, その結果, 検索効率が向上するという「give and take」効果の実現が期待できる. しかしこれまでは簡単なシミュレーション実験によりACP2P法が仮定していた効果の一部を確認したにすぎず, 十分にその効果を示したとはいえなかった. 本論文では, 特に, エージェント間通信量の削減効果と同じトピックに関心をもつエージェントから構成される仮想エージェントコミュニティの生成効果の点について行った評価実験の結果について議論し, これらの効果があることを示す..
68. 木村 功作, 峯 恒憲, 雨宮 真人, B-017 エージェントによる自律的なコミュニティの生成についての一試み(B分野:ソフトウェア), 情報科学技術フォーラム一般講演論文集, Vol.4, No.1, pp.131-132, 2005.08.
69. 古後 陽大, 峯 恒憲, 雨宮 真人, D-041 エージェントコミュニティを利用したP2P型情報検索の検索精度評価(D分野:データベース), 情報科学技術フォーラム一般講演論文集, Vol.4, No.2, pp.95-98, 2005.08.
70. 菅沼 明, 峯 恒憲, 正代 隆義, 学生の理解度と問題の難易度を動的に評価する練習問題自動生成システム, 情報処理学会論文誌, Vol.46, No.7, pp.1810-1818, 2005.07, 教育機関へのコンピュータやLANの導入により,Webのデータを教材として使用する講義も行われている.しかし,教材を電子化するだけではなく,コンピュータ世界の変化に対応した教育方法,教育支援方法が必要とされている.教材に沿った練習問題があり,ブラウザ上で解答できる環境が整っていれば,学生は容易に練習問題にチャレンジすることができる.これにより,学生の理解を深めることが可能になる.本論文では,XML文書から練習問題を生成するシステムAEGIS(AutomaticExercise Generator based on the Intelligence of Student)について述べる.まず,学生の理解力に応じた練習問題を自動生成するためのXMLタグの設計を行い,このタグを埋め込んだXML文書から選択形式,穴埋め形式,誤り訂正形式の出題を可能とした.学生の理解度と問題の難易度を推定し,適切な出題を行うことは電子教材にとって非常に重要である.AEGISはこれらを動的に評価し,学生の理解度に応じた練習問題の自動生成を行う.本論文では,AEGISで使用しているタグ,学生の理解度と問題の難易度の動的な評価法,およびシミュレータを用いて評価法を評価した結果について述べている.Popularization of computers and the Internet enable us to hold lectures using Web contents as a teaching material and even develop new lecture methods using the technologies. Although teachers have prepared a lot of Web contents, most of them are utilized so as only to be browsed by students. If we arrange some exercises according to lecture notes and prepare an answering mechanism for the exercises via the Internet, every student can attempt the exercises any time. This paper proposes a Web-based self teaching system: AEGIS (Automatic Exercise Generator based on the Intelligence of Student) that generates exercises of various difficulty levels according to each student's achievement level, marks his/her answers and returns them to him/her. Once the documents are marked up with tags by teachers to specify the positions of questions, AEGIS can generate three question types: multiple-choice question, fill-the-gap question, and error-correcting question from the same tagged document. It is very important for AEGIS to estimate both an achievement level of each student and a difficulty level of each question. AEGIS dynamically evaluates these levels. In this paper, we discuss the design of the tags for AEGIS, the re-estimation of the levels and generating method of AEGIS..
71. 峯 恒憲, 現在の情報処理基礎演習と、今後の情報基礎教育について, 大学教育, Vol.9, No.9, pp.91-96, 2003.03.
72. 菅沼 明, 峯 恒憲, 正代 隆義, 学生の理解度と問題の難易度を動的に評価する練習問題自動生成システムAEGIS, 情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD), Vol.2003, No.11, pp.25-32, 2003.01, 教育機関へのコンピュータやLANの導入により,Webのデータを教材として使用する講義も行われている.しかし,教材を電子化するだけではなく,コンピュータ世界の変化に対応した教育方法,教育支援方法が必要とされている.教材に沿った練習問題があり,ブラウザ上で解答できる環境が整っていれば,学生は容易に練習問題にチャレンジすることができる.これにより,学生の理解を深めることが可能になる.本論文では,XML文書から練習問題を生成するシステムAEGIS(Automatic Exercise Generator based on the Intelligence ofStudent)について述べる.まず,学生の理解力に応じた練習問題を自動生成するためのXMLタグの設計を行ない,このタグを埋め込んだXML 文書からから選択形式,穴埋め形式,誤り訂正形式の出題を可能とした.学生の理解度と問題の難易度を推定することはAEGISにとって非常に重要である.AEGISはこれらを動的に評価し,学生の理解度に応じた練習問題の自動生成を行う.本稿では,AEGISで使用しているタグ,学生の理解度と問題の難易度の動的な評価法,およびシミュレータを用いて評価法を評価した結果について述べている.Popularization of computers and the Internet enable us to hold lectures using Web contents as a teaching material and even develop new lecture methods using the technologies. Although teachers have prepared a lot of Web contents, most of them are utilized so as only to be browsed by students. If we arrange some exercises according to lecture notes and prepare an answering mechanism for the exercises via the Internet, every student can attempt the exercises any time. This paper proposes an Web-based self teaching system: AEGIS (Automatic Exercise Generator based on the Intelligence of Student) that generates exercises of various difficulty levels according to each student's achievement level, marks his/her answers and returns them to him/her. Once the documents are marked up with tags by teachers to specify the positions of questions, AEGIS can generate three question types: multiple-choice question, fill-the-gap question, and error-correcting question from the same tagged document. It is very important for AEGIS to estimate both an achievement level of each student and an difficulty level of each question. AEGIS dynamically evaluates these levels. In this paper, we discuss the design of the tags for AEGIS, the re-estimation of the levels and generating method of AEGIS..
73. 高橋 健一, 鐘 国強, 松野 大輔, 雨宮 聡史, 峯 恒憲, 雨宮 真人, G-15 異種エージェントシステム間の相互運用(人工知能(エージェント),G.人工知能), 情報科学技術フォーラム一般講演論文集, Vol.2002, No.2, pp.285-286, 2002.09.
74. 峯 恒憲,正代 隆義,菅沼 明, Delphi6でプログラミング入門, 九州大学情報基盤センター広報, 2巻3号, 2002.03.
75. 盧世森, 峯 恒憲, 雨宮 真人, 国際会議の論文募集ファイルからのトピックの抽出とクラスタリング, 情報処理学会研究報告自然言語処理(NL), Vol.2002, No.20, pp.9-16, 2002.03, 我々は,Webページや電子メールのドキュメントから,ユーザが興味を持つ分野に関する情報だけを選択し,その中に含まれる特定の情報を抽出,クラスタリングを行うことで,抽出した情報間の関連性と,その抽出した情報と,元のドキュメントとの間の関連性を求めることを目的としたシステムの開発を行っている.その一例として,国際会議の論文募集ファイルを対象として,そのファイルからトピックを抽出し,トピック間の関係を求める実験を行ったので,本稿では,その結果について報告する.We are aiming to develop a Web mining system that gathers Web pages, filters them according to user's interests, extracts some entities specified by the users and clusters the entities extracted to discover some relationships between them. In this paper, we propose a Web mining method and discuss preliminary experimental results. The system at first filters the Web pages related to call for papers with SVM(Support Vector Machine) from Web pages gathered through a search engine. Next, it extracts conferences' topics and clusters them. The results clustered are shown through an Explorer like graphical user interface..
76. 野中 裕介, 井上 創造, 秦野 克彦, 原田 努, 乃村 能成, 岩井原 瑞穂, 峯 恒憲, 牛島 和夫, 教官の研究教育活動等報告書データベースシステムの開発と運用, 電子情報通信学会論文誌. D-1, 情報・システム 1-情報処理, Vol.84, No.6, pp.974-986, 2001.06, 九州大学教官の研究教育活動等報告書データベースは, 各教官の研究教育活動の報告書に関して, インターネットを通じた各教官による報告書の入力や更新, 管理者による報告書の検査等の管理作業, 閲覧者による報告書の検索や閲覧を行うためのシステムである.教官が入力を行うための方法は, 複数の方法からの選択が可能である.また, 報告書は各教官ごとに異なったフォーマットを選択することが可能で, データベース構造にリレーショナルデータベースとSGMLを混在させることでその機能を実現している.システム設計や運用体制についての評価をシステムのログや開発者に送られた電子メールに基づいて行った結果, システム運用時における管理者を複数設けて分担する分散管理による負担軽減が機能していることや, システム更新時の修正箇所が複数のモジュールにわたることが少ないことが確認できた..
77. 菅沼 明, 峯 恒憲, 正代 隆義, タグ付きテキストからの問題自動生成システム, 情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD), Vol.2000, No.28, pp.17-24, 2000.03, 教育機関へのコンピュータやLANの導入により,教材をWebのデータとして作成した講義も行われている.しかし,教材を電子化するだけではなく,コンピュータ世界の変化に対応した教育方法,教育支援方法が必要とされている.教材に沿った練習問題があり,ブラウザ上で解答できる環境が整っていれば,学生は容易に練習問題にチャレンジすることができる.これにより,学生の理解を深めることが可能になる.本論文では,教材として用意しているタグ付きテキストを利用して,練習問題を生成するシステムAEGIS (Automatic Exercise Generator based on the Intelligence of Student)について述べる.AEGISは学生の理解力に応じた練習問題の出題を可能としている.また,練習問題の出題形式を制限することで,自動採点も可能にしている.Popularization of computers and the Internet enable us to hold lectures using Web contents as a teaching material. We should, however, make better use of the new computer and the Internet technologies, and have to develop a new lecture method using them. If we arrange some exercises which follow a lecture note and prepare an answering mechanism for the exercises through the Internet, every student can try the exercises any time. This system aims to help the students understand the lecture. In this paper, we propose AEGIS (Automatic Exercise Generator based on the Intelligence of Student) system which generates some kinds of exercises automatically based on the tagged documents with considering both the ability of a student and the abstrusity to solve the exercises. It realizes a feedback mechanism by restricting the exercise generation to the well-known three types..
78. 高橋 健一, Hodjat Babak, 峯 恒憲, 雨宮 真人, AAOSAを用いた自然言語インターフェイスAgenTV, 人工知能学会全国大会論文集 = Proceedings of the Annual Conference of JSAI, Vol.13, pp.458-460, 1999.06.
79. 橋本 順子, Tarek Helmy, Babak Hodjat, 峯 恒憲, 雨宮 真人, AAOSAを用いた動的内部管理方式 : Web 検索システムを例として, 電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理, Vol.98, No.437, pp.25-32, 1998.12, Web上の情報は日々増加し、分散された雑多な情報をいかに統合するかという問題はますます重要となっているが、既存のWeb検索システムでは情報の更新、増加に十分対応できていないものと思われる。これを解決するため、我々はエージェントを用い、Web上に分散したサーバ間で協調的に検索を行うWeb検索システムを提案する。本システムではWebページ毎にエージェントを割り当て、そのページの存在するサーバ内で起動する。それらエージェントは互いに通信を行ってユーザのクエリーを処理する。エージェントには、プログラミングモデルであるAdaptive Agent Oriented Software Architecture(AAOSA)で提案されたエージェントを用いる。現在我々はローカルサーバ内で本システムを構築中である。.
80. 立石 健二, 大庭 直行, 峯 恒憲, 雨宮 真人, 係り受け情報を利用したWeb上の日本語テキスト検索システム, 情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD), Vol.1998, No.59, pp.47-54, 1998.07, 本稿では、情報検索システムのランキング手法として、「単語間の係り受け構造」を利用する手法を提案する。本手法を用いることにより、従来のシステムでは捨てられていた文法的な制約条件を生かすことができ、より正確なランキングの実現が期待できる。実際、本手法に基づいた情報検索システムを作成し評価を行なったところ、従来の統計的手法によるシステムよりも、全体として約11%の適合率の向上が実現できた。また、候補ペアの含有率が70%以上のランキング順位においては、適合率約94%と非常に高精度であり、本手法の有効性を確認できた。This paper proposes a Japanese Information Retrieval(IR) system which uses syntactic dependency relations between words. We believe this method makes good use of the grammatical conditions that have been ignored. Experimental results say that our IR system obtains 11% higher precision rate than a convertional one adapting tf・idf method, and also, the precision rate reached about 94% in the case that candidate pairs in a query were included more than 70% in a sentence of a retrieved document..
81. 安達 昌弘, 佐藤 周行, 峯 恒憲, 正代 隆義, 廣川 佐千男, プログラミング教育のためのWEB上の動作表示システム, 全国大会講演論文集, Vol.55, No.0, pp.490-491, 1997.09, 我々は、毎年2,300人の学生を対象とする一般情報処理教育をホームページを用いて行っている. しかし、プログラムの動作は文章や図だけでは初心者には分かりにくい。そこで、パスカルプログラムをWWWブラウザで見せるためのシステムを開発している. これは、パスカルプログラムをJavaアプレットヘ変換する。本稿ではシステム開発の背景と実現方式の概略を述べる。.
82. 橋本 順子, 峯 恒憲, 雨宮 真人, 和語動詞の格フレームを利用したサ変名詞の格フレームの獲得, 全国大会講演論文集, Vol.55, No.0, pp.214-215, 1997.09, 自然言語処理において重要な役割を果たしている格フレームを自動獲得する研究が盛んに行なわれている。獲得方法には大別して人手による方法と機械的に行なう方法がある。後者では, 大量の用例を用意し, それを基に何らかの処理を行なって獲得を行なうが, この方法では, 出現頻度の少ない語や, 新語・造語を扱うことは, 困難である。サ変動詞は, 要素の組合せによって構成されていることが多い(ex. 登山する→「登る」+「山」)ため, 種類が多く新語・造語が造られやすい。従って大量の用例をあらかじめ用意しておくことは困難であり, サ変動詞については, 用例を必要としない方法を採ることが望ましい。そこでサ変動詞の特徴に着目する。サ変動詞を構成する要素は, 和語動詞, 名詞, 形容詞などに対応しており, サ変動詞の意味が, それらの構成要素に強く結び付いていることが多い。そのためサ変動詞は多くの場合, 和語動詞を用いて言い替えることが可能である。これを利用して, 本稿では, 和語動詞の既存の格フレームを用いることによって, サ変動詞の格フレームを作成する方法を提案する。さらに, そのように獲得した格フレームを, タグなしの用例を用いて改良する方法を提案する。.
83. 橋本 順子, 峯 恒憲, 雨宮 真人, 既存の和語動詞の格フレームを利用したサ変動詞の格フレーム獲得, 電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション, Vol.97, No.200, pp.55-62, 1997.07, 従来、格フレーム獲得は大量の用例を用い、統計的手法を用いてデータを処理することによって行なわれてきたが、サ変動詞の場合、数の多さと、新語・造語の多さから大量の用例を集めることは困難である。また、サ変動詞には、漢字や和語動詞の連用形などの要素から作られるものが多く、多くの場合、和語動詞に言い替えが可能である。そこで本稿では、サ変動詞を構成する漢字から言い替え可能な和語動詞を抽出し、その和語動詞の格フレームを利用してサ変動詞の格フレームを獲得する方法を提案する。また獲得した格フレームを、タグなしの用例を用いて改良する方法を示す。.
84. 橋本 順子, 峯 恒憲, 雨宮 真人, 既存の和語動詞の格フレームを利用したサ変動詞の格フレーム獲得, 情報処理学会研究報告自然言語処理(NL), Vol.1997, No.69, pp.125-132, 1997.07, 従来、格フレーム獲得は大量の用例を用い、統計的手法を用いてデータを処理することによって行なわれてきたが、サ変動詞の場合、数の多さと、新語・造語の多さがら大量の用例を集めることは困難である。また、サ変動詞には、漢字や和語動詞の連用形などの要素から作られるものが多く、多くの場合、和語動詞に言い替えが可能である。そこで本稿では、サ変動詞を構成する漢字から言い替え可能な和語動詞を抽出し、その和語動詞の格フレームを利用してサ変動詞の格フレームを獲得する方法を提案する。また獲得した格フレームを、タグなしの用例を用いて改良する方法を示す。A large amount of sample sentences are required in order for case frame acquisition. However, collecting sentences that include Japanese SAHEN verb is hard work because the number of SAHEN verbs are huge and lots of coined words are created as such SAHEN verbs. Most SAHEN verbs consist of several elements such as a noun word, an adjective word, and a Japanese basic verb called a WAGO verb. Taking account of this feature, we assume that a case frame of a SAHEN verb is similar to one of a WAGO verb that is a component of the SAHEN verb. This paper proposes a method to acquire case frames of SAHEN verbs using case frames of WAGO verbs that have already obtained before. Experimental results show the effectiveness of our method..
85. 峯 恒憲, 佐藤 周行, 正代 隆義, 廣川 佐千男, 有村 博紀, 森 雅生, 篠原 歩, 竹田 正幸, 九州大学における一般情報処理教育支援システムについて, 情報処理学会研究報告. DD, [デジタル・ドキュメント], Vol.7, No.49, pp.39-46, 1997.05, 九州大学では、毎年およそ2,300人の新入生が情報処理の入門教育を受講する。これらの学生は、Windows95の動くパソコン上で、プログラミングを始めとする情報処理の基礎を学ぶ。個人差が大きくなりがちな情報処理を学ぶ学生の習熟度に対処するため、講義をサポートし、かつ、講義時間外に利用できる自学自習用のホームページを用意した。このページでは、我々のこれまでの情報処理教育の経験から得た講義のエッセンスを再現(Lecture Capture)している。しかし、プログラムが如何に動作するかを理解させることは難しかった。そこで、我々は、プログラムの動作の理解を助ける機能として、「プログラムアニメーションコンパイララ」と呼ぶPascalプログラムをJava Appletに変換するシミュレータを開発した。これにより、Webのブラウザを通してプログラムの動きを体験し、実感してもらえるようになった。本稿では、本システムのアイデアと概要、並びに今後の開発予定について報告する。.
86. 東 優, 峯 恒憲, 雨宮 真人, 既存の概念辞書を用いた動詞語義による文の分類, 電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション, Vol.96, No.294, pp.39-44, 1996.10, 動詞の多義性解消の手段の一つとして格フレームを利用する方法がある。しかし、実用規模の格フレームは現存しないため、その作成が望まれている。この格フレームの構造として、実際の文中に現れた共起関係を集め、その共起情報を統合したものがある。この共起情報を統合する際には、何らかの基準に従って、文を分類する過程が必要となる。我々は、その分類基準として、文間の類似度を計る方法を取り、その類似度を計算するための辞書として、EDR電子化辞書の概念体系辞書を利用することとした。しかし、EDR電子化辞書は人間の手で作成されたものであるため、分類基準に個々人の主観が影響しており、実際にどの程度利用可能なものか明らかになっていない。そこで本稿では、まず、我々の格フレーム獲得手法を提案し、その手法を使った文の分類結果をもとに、EDR電子化辞書の特徴ならびに本手法の有効性について議論する。.
87. 中山 聡, 峯 恒憲, 東 優, 谷口 倫一郎, 雨宮 真人, EDRコーパスを利用した動詞の語義分類, 電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション, Vol.95, No.321, pp.23-30, 1995.10, 大規模なコーパスを利用して、人間が規則として書けなかった細やかな規則を機械的に得たり、その例文自体を解析に利用する研究が、近年盛んに行われてきている。このような研究において、最も重要な問題の一つに、類似性の規定と、類似度計算に利用するための辞書構築の問題がある。従来の研究では、類似度計算の指標に、一意的な見方による意味分類を行ったシソーラス辞書を利用していたため、単語の語義や属性情報の利用が困難であった。そこで、本稿では、類似度計算の指標として数十万規模の概念体系を提供するEDR電子化辞書を利用する場合の類似度計算方法を提案し、これを利用した動詞の分類実験について報告する。実験のためのデータとしてEDRコーパスから抽出した概念情報を利用することによって、より精度の高い結果が得られる。.
88. 南 在成, 峯 恒憲, 桝田 昌明, 浜田 祐次, 大野 哲靖, 正代 高義, 学位論文審査報告, 九州大学大学院総合理工学報告, Vol.15, No.4, pp.375-387, 1994.03.
89. 峯 恒憲, 雨宮 真人, 日本語を対象とした並列協調型形態素・構文解析法の性能評価, 人工知能学会全国大会論文集 = Proceedings of the Annual Conference of JSAI, Vol.7, pp.437-440, 1993.07.
90. 中藤 哲也, 峯 恒憲, 谷口 倫一郎, 雨宮 真人, 概念の活性値の伝搬・争奪による並列意味解析, 人工知能学会全国大会論文集 = Proceedings of the Annual Conference of JSAI, Vol.7, pp.433-436, 1993.07.
91. 鄭 基泰, 中藤 哲也, 峯 恒憲, 谷口 倫一郎, 雨宮 真人, 並列構文解析アルゴリズムの密結合マシン上への実装と評価, 全国大会講演論文集, Vol.46, No.0, pp.83-84, 1993.03, 我々は、実時間自然言語理解システムの構築を目指して、まず解析時間ο(n)・プロッサ数ο(n^2)の性能を持つ並列構文解析アルゴリズムを提案し、次に構文解析と形態素解析の協調動作を行うシステムの提案を行ってきた。今回は、この協調型の並列形態素・構文解析システムを共有メモリ型の並列計算機上に実装し、特に、共有メモリに対する排他制御法についての実験を行ったので、その報告を行う。.
92. 中藤 哲也, 峯 恒憲, 谷口 倫一郎, 雨宮 真人, 概念の活性と概念間の結合の強さを用いた並列意味解析, 全国大会講演論文集, Vol.45, No.0, pp.79-80, 1992.09, 自然言語処理の研究において、現在求められているのは、言葉の字面の解釈よりも、文の内容自体の解釈、更には、文の意図する内容の解釈である。文の内容や意味は、使われる状況と密接に結び付く概念であるため、自然言語文の解釈を計算機で行う為には、状況や意味概念の表現、扱い方が重要である。我々は、この様な意味表現や操作を規定するにあたり、意味を事物や事象のもつ概念間の関係とその関係を保つための強さと捉えている。この強さによって概念間を活性値が伝搬し、状況に応じた意味解釈を行うと考える。本稿では、それらの表現方法についての考察を行い、それによる意味解析モデルを提案する。.
93. 中藤 哲也, 峯 恒憲, 谷口 倫一郎, 雨宮 真人, priority-controlを用いた並列談話処理モデル, 全国大会講演論文集, Vol.44, No.0, pp.207-208, 1992.02, 談話処理においては情報は常に不完全であり、一意に決めることの出来ない瞹昧な処理が必ず含まれている。これらの瞹昧さに対して並列に処理を行う場合、組み合わせ爆発を避けるだけでなく、マシンの能力に応じた並列性に抑えることを考えなければならない。この為には、重要性などを表す指標を用いることにより、重要度の低い処理の動的な遅延や除去が有効である。本稿では、フレームで表現した知識に対して処理要求の活性と知識の活性という概念を導入し、活性化の度合いによる制御(priority control)を用いて、必要かつ重要な処理を優先して行う方法を提案する。.
94. 峯 恒憲, 谷口 倫一郎, 雨宮 真人, 一般の文脈自由文法に対する効率的な並列構文解析, 情報処理学会論文誌, Vol.32, No.10, pp.1225-1237, 1991.10, 自然言語を解析するためには 構文情報や意味情報 文脈情報など各種の膨大な量の知識情報を用いて処理することが必要であるしかし これらの多量な知識情報を計算機で処理するためには 莫大な解析時間が必要となるため 並列処理などの手法を導入して 解析時間の短縮を計る必要がある一般に文脈自由言語の構文解析には長さが"の入力に対してO(n^2)の手数を必要とするしたがって実時間自然言語理解システムを実現するためには まず文脈自由言語をO(n)時間で解析できる並列構文解析アルゴリズムを開発する必要があるその時 使用するプロセッサ数は実現の可能性上O(n^2)以下であることが望ましいこれまでに並列構文解析のアルゴリズムがいくつか提案されてきたが これらのアルゴリズムには 解析時間やプロセッサ数が多くなりすぎるという問題がある本論文では 一般の文脈自由文法を対象とする並列構文解析アルゴリズムを提案このアルゴリズムの性能は解析時間O(n)・プロセッサ数O(n^2)でその積がO(n^3)である本アルゴリズムでは 一般の文脈自由文法からLR法に類似した手法を用いて作成したLR状態遷移図を解析制御表として使用し すべての可能性を並列に試しながら入力に非同期に解析を行う.
95. 峯 恒憲, 谷口 倫一郎, 雨宮 真人, 一般の文脈自由文法に対する並列LR構文解析, 計算機科学研究報告, Vol.8, pp.15-24, 1991.03.
96. 峯 恒憲, 谷口 倫一郎, 雨宮 真人, 一般の文脈自由文法に対する効率的な並列構文解析, 全国大会講演論文集, Vol.41, No.0, pp.121-122, 1990.09, 実時間処理を行う自然言語理解システムを開発するためには,まず,長さnの入力文をO(n)時間以内で解析できる構文解析アルゴリズムを開発することが必要である.しかし,文脈自由文法の構文解析では時間・空間積がO(n^3)ステップかかることが知られているため,並列化の手法を用いて解析時間の短縮化を計らねばならない.このような観点から,著者らはLR法を並列化し,一般の文脈自由文法を対象とする並列構文解析アルゴリズムを開発した.このアルゴリズムは解析制御表としてLR状態遷移図を使用し,入力に対して同期をとらず,入力文を左から右に解析する.しかし,このアルゴリズムは常にO(n^2)個のプロセッサを要求するため,曖昧さの少ない文や文法などに対しては効率的ではない.そのため著者らはこのアルゴリズムに改良を加え,他のプロセッサが行った処理を再び繰り返すという重複処理を行わず,しかも全てのプロセッサを非同期に動作させることができる並列構文解析アルゴリズムを開発した.このアルゴリズムの性能は,解析時間O(n),プロセス数・メモリ数O(n^2)であり,曖昧さが少ない文や文法においてはプロセッサ数はO(n)程度ですむ.本稿では,この並列構文解析のアルゴリズムを提案し,このアルゴリズムを使った疑似並列システムによる評価実験の結果報告する..
97. 峯 恒憲, 谷口 倫一郎, 雨宮 真人, 日本語の並列形態素解析, 全国大会講演論文集, Vol.40, No.0, pp.452-453, 1990.03, 従来,形態素解析は構文解析の前処理として,構文解析から何の情報も受けずに独立に一文単位で品詞の木を作成し,それを構文解析に渡すものが多かった.しかし構文解析から文節の予測情報を受け取ることによい辞書などの探索空間が狭まり,曖昧性の削減に役立てることができるため,形態素解析は,構文解析と協調しながら解析を行う方式が良い.しかし,両解析を融合した場合には,文法全体の煩雑化や解析自体の複雑化の恐れが生じるため,各解析は,独立した構成をとるほうが良い.また,解析時間の短縮化をはかるため,両解析ともそれぞれ並列に効率よく協調しながら動作する方式を開発する必要がある.我々は,並列に効率よく動作する並列構文解析のアルゴリズムを提案してきたが,本稿では,この並列構文解析と協調しながら並列に解析を進める並列形態素解析について提案する..
98. 峯 恒憲, 谷口 倫一郎, 雨宮 真人, Mine Tsunenori, Taniguchi Rin-ichiro, Amamiya Makoto, 文脈自由文法の並列構文解析, 九州大学大学院総合理工学報告, 10.15017/17163, Vol.11, No.3, pp.339-348, 1989.12, The paper presents an efficiently parallel parsing algorithm for arbitrary contextfree grammars. This algorithm uses an LR transition network which is similar to a shift reduce table used by standard LR parsing algorithm. It runs in linear time for n (where n is a length of the string being parsed) ; it needs O (n2) processes, and O (n2) spaces..
99. 峯 恒憲, 谷口 倫一郎, 雨宮 真人, O(n)時間・O(n^2)プロセス数の並列構文解析, 全国大会講演論文集, Vol.39, No.0, pp.622-623, 1989.10, いままでに並列構文解析アルゴリズムについての報告が多数なされているが、それらには(1)入力に同期した解析を行うために解析時間が0(n^2)(nは入力文の長さ)となる、(2)プロセス数が指数オーダーになる、といった問題があった。我々のアルゴリズムは一般の文脈自由文法を対象とし、一般のLR法で使用されるshift reduceテーブルに改良を加えたLR状態遷移図を使用して、全ての可能性を並列に試しながら解析を行う。このアルゴリズムは解析時間が0(n)ですみ、プロセスの数と使用メモリ領域をどちらも0(n^2)に抑えている。.
100. 峯 恒憲, 谷口 倫一郎, 雨宮 真人, 文脈自由文法の並列構文解析, 情報処理学会研究報告自然言語処理(NL), Vol.1989, No.54, pp.1-8, 1989.06, 本稿では、文脈自由文法に対する並列構文解析アルゴリズムを提案する。このアルゴリズムは、LR法で使用するshift reduceテーブルに類似したLR状態遷移図を使用し、入力に対して非同期な解析を行う。まず全プログラムを非同期に並列動作させ、全ての構文木をO(n)時間で作成するアルゴリズムを示す。この時プロセスは構文木の数だけ必要となる。次に、プロセスをshift/reduceの各操作に対して同期させることでプロセス数をO(n^2)に削減するアルゴリズムを示す。このアルゴリズムの解析時間もO(n)で抑えられ(ここで、nは入力文の長さとする)、メモリー空間はO(n^2)である。The paper presents a parallel parsing algorithm for arbitrary context-free grammars. This algorithm uses a LR transition networks which is similar to a shift reduce table used by standard LR parsing algorithm. No process is not synchronized with input strings. First, we describe a basic algorithm. A number of processes are operated in parellel, but not process is synchronized. Then, we propose an efficient parallel parsing algorithm. It runs in linear time for n(where n is the length of the string being parsed); it needs O(n^2) processes, and O(n^2) spaces..
101. 峯 恒憲, 谷口 倫一郎, 雨宮 真人, 文脈自由文法の : 並列構文解析アルゴリズム, 全国大会講演論文集, Vol.38, No.0, pp.370-371, 1989.03, 自然言語処理では、解析のある時点で部分句の構文構造やその意味構造を唯一のものに確定することは不可能のため、いくつかの可能性を残しながらそれらの処理を並行させ、徐々に適当なものに絞り込んでいくという方法を開発することが必要である。そのためには構文処理と意味処理とを並列に協調させる意味理解のプロセスをモデル化することが必要であり、また構文処理、意味処理自体を並列に行う方法を開発しなければならない。このような観点から、本稿では意味処理と協調しながら構文解析を行うための、並列構文解析アルゴリズムを提案する。.

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