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櫻井 幸一(さくらい こういち) データ更新日:2023.11.27

教授 /  システム情報科学研究院 情報学部門 数理情報


大学院(学府)担当

学部担当

工学部 電気情報工学科 電気情報工学 理学部 物理学科 情報理学コース

その他の教育研究施設名



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ホームページ
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就職実績-民間機関等
就職実績有, 三菱電機・情報電子研究所(1988Apr~1993Feb)
取得学位
博士(工学)
専門分野
暗号と情報セキュリティ, サイバーセキュリティ, AIセキュリティ,  プライバ シーとトラスト, 仮想通貨, ブロックチェーン、量子安全性
外国での教育研究期間(通算)
01ヶ年02ヶ月
活動概要
1986年〜1988年 九州大学工学研究科修士課程において数学
(位相幾何学,代数幾何学,微分方程式論)を専攻.
1988年4月 三菱電機株式会社入社後,
情報電子研究所(現、情報総合研究所)にて暗号と情報セキュリティ
の研究開発に従事.とくにゼロ知識対話型証明の理論研究と
そのネットワークセキュリティーへの
応用にたずさわる.
また,同時に公開鍵暗号に適用される
楕円曲線に基づいた離散対数問題を
計算量的立場から研究.
1993年6月『ゼロ知識証明技術に基づく暗号
プロトコルの効率と安全性に関する研究』
により,博士(工学)の学位授与(九州大学).
1994年3月 九州大学 工学部 情報工学科 助教授 就任.
以来,情報と様々な分野(計算機,数学,物理,生物,経済)
の接点に現れる複雑性に興味ももち,その構造解析を行なっている.

これまで
暗号技術国際標準化委員会(ISO/SC27/WG2)
主査 兼 WG2日本代表長(情報処理学会 情報規格調査会)として
として、暗号アルゴリズムの国際標準化に関わる国内政策の舵とりと、
その活動範囲は、研究だけでなく、標準化や暗号政策にまでも
およんでいる。)

1992年 マッシー教授の招待でスイス工科大学(ETH)において
招待講演''On the gap between the serial and the parallel
in zero-knowledge protocols''を行なう。
1995年5月
マルセイユ(フランス)離散数学研究所 (ATI/LMD)で,
楕円曲線に基づいた離散対数問題の複雑性に関する
招待講演を行なう.

1997年9月から一年間、米国コロンビア大学計算機科学科
客員研究員。
この間に、AT \& T研究所にて、''超楕円暗号の設計と解析''
に関する招待講演を行なう。

1988年 3月  九州大学大学院 工学研究科修士課程修了
1988年 4月  三菱電機(株)情報電子研究所勤務 暗号理論の研究に従事
1993年 6月  博士(工学)の学位取得(九州大学)
1995年 九州大学工学部情報工学科助教授就任 
1997年 9月 (一年間)米国コロンビア大学計算機科学科 訪問研究員
2002年 4月  九州大学大学院システム情報科学研究院情報工学部門教授
(現在にいたる)
所属学会: 電子情報通信学会、情報処理学会、日本数学会、人工知能学会, ACM, IEEE, IACR
授賞  2000年 情報処理学会 論文賞授賞・坂井特別記念賞
2003年 情報処理学会 情報規格調査会 標準化功労賞
2004年 情報処理学会 論文賞授賞 
2005年 第一回IPA(情報処理推進機構)賞
2004年4月より、(財)九州システム情報技術研究所 第2研究室室長を兼務し、「社会システムにおける情報セキュリティ」の確保をテーマに、産学官の研究交流を促進。 
2005-2006年度・情報通信研究機構より採択された日韓国際共同研究プロジェクトのリーダーとしてセキュリティ技術に関する日中韓の産学官連携を推進。 
2006年5月インド暗号学会(The Cryptology Research Society of India, (CRSI) 事務局長ビマル クマール ロイ(Bimal Kumar Roy)教授)との間で、
情報セキュリティ分野での研究協定覚書(MOU)の締結を日本の研究機関としてはじめて実現。
2019年4月よりATR(国際通信研究所)セキュリティ部客員兼務。2020年2月、IEEEメンバープレスにおいて、「インターネットなどのネットワークや人工知能(AI)への不正を仕掛ける攻撃は年々高度化しており、暗号技術が重要さを増していることや、セキュリティーとプライバシーとの関係性に注意すべきだ」と提言した。 2022年4月より人工知能学会AIせキュリティ研究会主査(初代)。
研究論文(2022年7月現在)430件 https://dblp.uni-trier.de/pers/hd/s/Sakurai:Kouichi

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