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都甲 潔(とこう きよし) データ更新日:2022.10.14

特任教授 / 


役職名

高等研究院 特別主幹教授,五感応用デバイス研究開発センター 特任教授


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ホームページ
https://kyushu-u.pure.elsevier.com/ja/persons/kiyoshi-toko
 研究者プロファイリングツール 九州大学Pure
https://www.rdctos.kyushu-u.ac.jp/
五感応用デバイス研究開発センター .
https://ultrabio.ed.kyushu-u.ac.jp/
都甲・小野寺研究室 .
電話番号
092-802-3748
FAX番号
092-802-3770
取得学位
工学博士
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
味覚センサ,匂いセンサ,自己組織化,感性バイオセンサ
外国での教育研究期間(通算)
00ヶ年00ヶ月
活動概要
 高機能デバイスの一つとして世界に先がけて味覚センサを開発すると同時に,生物のもつ機能(自己組織化やアロステリー)をデバイスに取り込むべくインテリジェントマテリアルの研究を行っている.近年では,抗原抗体反応を利用した超高感度匂いセンサ,ならびにマルチアレイ型の人工嗅覚システムの研究開発を進め,種々の省庁や民間企業との連携も図っている.
 2018年3月まで,学部では3年生の前期に電子物性Ⅱを担当し,半導体や磁性体,機能性材料の基礎となる知識・ノウハウの教育に当たって来た.さらに大学院では,バイオ電子材料/デバイス基礎特論を担当し,最先端の機能性材料に関する教育を行って来た.2019年度からは大学院連携科目の先端電子物性Ⅰ,Ⅱを担当している.また「研究業績」の欄で明記されているとおり,最新のセンシングデバイスや自己組織化に関する幾つかの一般書,教科書,専門書を執筆・編集している.
 味覚センサの開発において,九大発ベンチャーの「インテリジェントセンサーテクノロジー」(略称インセント,本社厚木)と共同研究を続行中である.また,食データベースを配信することで世の中の食文化に貢献する会社である「味香り戦略研究所」(本社東京)が2004年に設立され,活発な情報交換を行っている.複数の食品メーカー,化学工業会社,医薬品メーカー,公設の試験場・センターともたえず情報や技術の交換を行い,学会や論文発表を行っている.
 受託研究員も随時迎え入れている.大学とも密接な連携活動を行っており,これまでCRESTや科研費基盤研究S,総務省SCOPE,内閣府ImPACT,NEDOなどの大型プロジェクトを共同で推進し,科学技術の相互乗り入れを図ることで,基礎研究と応用研究の双方のレベルアップを行っている.
 2008年並びに2018年には,上述のインセントと味香り戦略研究所,総合商研が中心となり,感性ナノバイオセンサー寄附講座,そして味覚センサ寄附講座を設立し,大学発のベンチャーが寄附講座を設立した注目すべき稀有な例となっている.
 テレビなどのマスメディアを通じた研究の普及活動も活発に行っており,それは当研究室HPに記載している通りである.また当初,本学にて中学生向けに行っていた理科教室での味覚センサを搭載したレゴロボットの開発は,日本科学未来館にて恒例イベントとして採用されていた.理科教育に役立つ簡易型味覚センサの製作については,多数の中高校からの出前講義依頼を引き受けている.
 また学会では,電気学会化学センサ技術委員会委員長や,農水省,文科省など種々の省庁の委員を歴任する.2008年より日本学術会議連携会員を務めた.現在,新世代研究所ATIのナノメカニクス研究会を牽引している.
 2013年11月に新設された味覚・嗅覚センサ研究開発センター(現,五感応用デバイス研究開発センター)において,味覚,嗅覚,感覚生理学の基礎から応用,社会実装までを一貫して行う世界で有数の研究拠点の長として広く活動を行ってきた.2018年4月に九州大学を定年退職し,同センターの特任教授並びに高等研究院の特別主幹教授に就任する.

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