


楠見 健介(くすみ けんすけ) | データ更新日:2022.06.16 |

大学院(学府)担当
学部担当
その他の教育研究施設名
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ホームページ
https://kyushu-u.pure.elsevier.com/ja/persons/kensuke-kusumi
研究者プロファイリングツール 九州大学Pure
http://www.biology.kyushu-u.ac.jp/~plantgenomics/
所属研究室(植物多様性ゲノム学研究室)のWebサイト .
http://www.biology.kyushu-u.ac.jp/~plantfrontier/
植物フロンティア研究センター(複担)のWebサイト .
電話番号
092-802-4273
FAX番号
092-642-4272
取得学位
博士(理学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
植物生理学
外国での教育研究期間(通算)
00ヶ年00ヶ月
活動概要
以下の課題に基づいて研究活動を進めている。
①「温暖化と高CO2環境に対応した高効率植物の開発」
気孔は植物のガス交換のほとんどを担っており、光合成に必要なCO2の吸収と、水や養分の取り込みに必須の水蒸散の調節機能は、植物の成長制御の根幹となっています。一方、気孔開口に際しては、CO2吸収と、乾燥ストレスの原因となる水蒸散は、トレードオフの関係となるため、生育環境の変化に即応した精密な気孔制御が必要となりますが、そのしくみの詳細はわかっていません。本研究では、ジーンターゲティングの手法により、気孔制御因子の遺伝子構造を直接改変した形質転換イネを作製し、その生理的な影響を調べます。そのことにより、気孔閉鎖を介したCO2吸収と水蒸散のバランス制御機構を明らかにし、高CO2環境下においても高い光合成能と乾燥耐性を両立できる、気孔開度の最適化システムを探索します。
②「植物の栄養環境応答を制御する新規因子の探索」
高等植物において、CO2は葉内の気孔から吸収された後、光合成による同化と、根から吸収された窒素の代謝との相互作用、生体分子構成成分への配分を経て、成長と形態形成へ反映されます。これまでこれらの素過程に関わる多くの因子が同定されていますが、植物の成長と環境変化に対応する制御機構や、代謝の状態を植物の成長や器官形成へフィードバックするメカニズムには不明な点が多く、未知の鍵制御因子が多数存在すると考えられます。本研究では、遺伝子間隙やノンコーディングRNA上に存在する短いアミノ酸をコードするshort open reading frames (sORFs)をターゲットにして、新規の代謝制御機構を探索します。モデル植物の形質転換体を用いて、これらのsORFの中から、炭素や窒素などの栄養環境の変化に応じた体内の炭素・窒素バランシングや組織間情報伝達に関わるものをつきとめます。
③「環境センサーとしての葉緑体機能制御メカニズム」
植物細胞に特有の細胞内オルガネラである葉緑体(色素体)は、一般的には光合成をする器官として捉えられることが多いですが、一方で、植物細胞における最大の環境センサー器官であり、光やCO2、温度など環境因子の変化を感知し、代謝産物の出入りを通じて器官形成や恒常性維持の調節機構に反映する役割を持ちます。それらの機能は環境変化や器官分化に応じて大きく変化しますが、その調節には、葉緑体ゲノムにコードされた遺伝子の発現制御が重要な役割を持つと考えられています。本研究テーマでは、これまでにイネの温度感受性変異株から単離した原因遺伝子の機能解析を通じて、特にイネの幼苗期の低温耐性メカニズムと、葉緑体機能の関連について調べています。
①「温暖化と高CO2環境に対応した高効率植物の開発」
気孔は植物のガス交換のほとんどを担っており、光合成に必要なCO2の吸収と、水や養分の取り込みに必須の水蒸散の調節機能は、植物の成長制御の根幹となっています。一方、気孔開口に際しては、CO2吸収と、乾燥ストレスの原因となる水蒸散は、トレードオフの関係となるため、生育環境の変化に即応した精密な気孔制御が必要となりますが、そのしくみの詳細はわかっていません。本研究では、ジーンターゲティングの手法により、気孔制御因子の遺伝子構造を直接改変した形質転換イネを作製し、その生理的な影響を調べます。そのことにより、気孔閉鎖を介したCO2吸収と水蒸散のバランス制御機構を明らかにし、高CO2環境下においても高い光合成能と乾燥耐性を両立できる、気孔開度の最適化システムを探索します。
②「植物の栄養環境応答を制御する新規因子の探索」
高等植物において、CO2は葉内の気孔から吸収された後、光合成による同化と、根から吸収された窒素の代謝との相互作用、生体分子構成成分への配分を経て、成長と形態形成へ反映されます。これまでこれらの素過程に関わる多くの因子が同定されていますが、植物の成長と環境変化に対応する制御機構や、代謝の状態を植物の成長や器官形成へフィードバックするメカニズムには不明な点が多く、未知の鍵制御因子が多数存在すると考えられます。本研究では、遺伝子間隙やノンコーディングRNA上に存在する短いアミノ酸をコードするshort open reading frames (sORFs)をターゲットにして、新規の代謝制御機構を探索します。モデル植物の形質転換体を用いて、これらのsORFの中から、炭素や窒素などの栄養環境の変化に応じた体内の炭素・窒素バランシングや組織間情報伝達に関わるものをつきとめます。
③「環境センサーとしての葉緑体機能制御メカニズム」
植物細胞に特有の細胞内オルガネラである葉緑体(色素体)は、一般的には光合成をする器官として捉えられることが多いですが、一方で、植物細胞における最大の環境センサー器官であり、光やCO2、温度など環境因子の変化を感知し、代謝産物の出入りを通じて器官形成や恒常性維持の調節機構に反映する役割を持ちます。それらの機能は環境変化や器官分化に応じて大きく変化しますが、その調節には、葉緑体ゲノムにコードされた遺伝子の発現制御が重要な役割を持つと考えられています。本研究テーマでは、これまでにイネの温度感受性変異株から単離した原因遺伝子の機能解析を通じて、特にイネの幼苗期の低温耐性メカニズムと、葉緑体機能の関連について調べています。


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