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北原 亨(きたはら とおる) データ更新日:2024.04.18

講師 /  九州大学病院 口腔保健科 口腔保健推進学


総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
1. 鳥谷 高広, 北原 亨, 東藤 貢, Albogha Mhd Hassan, 高橋 一郎, 歯科矯正用アンカースクリューにおける患者別3次元不均質性骨モデルを用いた有限要素解析の臨床診断への応用, 日本骨形態計測学会雑誌, 2021.03.
2. 北原 亨, フィルムレス・ペーパーレスのセファロメトリック プレディクション., 日本顎変形症学会雑誌, 2012.12,  九州大学病院では、X線写真撮影室で撮影された画像情報はPACSに保管・管理され、院内ネットワークによりすべての病棟、外来診療室で高精細モニタを用いた診断と診察および検査がおこなわれている。このような経緯を背景にして、矯正歯科ではペーパーレストレース法を確立してきた。九州大学病院矯正歯科では専用サーバを設置し、画像データは、クライアントビューアで参照するというシステムになっている。診療室内配信にはLANを用いており、 このようなインフラの進歩がフィルムレス、ペーパーレス化を推し進めている。フォトレタッチソフトを用いたペーパーレストレースを行う際の、レイヤに用いる画像に十分な詳細度を維持させる目的で、出力形式はDICOM形式で行っている。
 術前矯正治療ゴール・上顎前方移動術後予想側貌・上下顎同時移動術後予想側貌・下顎後方移動術後予想側貌のFH平面基準の側貌比較は非常に有用である。大学病院合同カンファレンスでも必須であるこの側貌比較であるが、フォトレタッチソフトを用いたペーパーレストレースにより作成されるオブジェクトを、基準平面上にレイアウトしさえすれば完成するなど、デジタル処理の恩恵は計り知れないものがある。また、われわれはオクルゾグラムも合わせてペーパーレスに作成し、診断および治療計画立案時活用する資料として用いている。
 フィルムによる画像診断からモニタによる画像診断に変わり、現在では液晶タッチモニタ機能を活用し、 DICOMデータと共存させることで診療の効率化に大きく貢献している。今後は、画像を含めた情報の標準化、HISを含め地域連携の強化を更に推進する必要があると考えている.

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