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松田 泰治(まつだ たいじ) データ更新日:2022.07.07

教授 /  工学研究院 社会基盤部門 構造および地震工学


大学院(学府)担当

工学府 建設システム工学専攻 構造および地震工学講座

学部担当



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電話番号
092-802-3376
FAX番号
092-802-3376
就職実績-他大学
就職実績有, 九州大学工学部
1994年3月~2004年3月
熊本大学大学院自然科学研究科
2004年4月~2017年4月
就職実績-民間機関等
就職実績有, 財団法人 電力中央研究所
1983年4月〜1994年2月
取得学位
博士(工学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
地震工学
外国での教育研究期間(通算)
12ヶ年00ヶ月
活動概要
 世界有数の地震国であるわが国ではこれまでの地震の被災経験により社会基盤を構成する構造物個々の耐震性向上のみならず、システムとしての機能を維持することの重要性を再認識させられた。すなわち、地震防災問題を従来型の個々の構造物の被害およびそれに対する対策として対処療法的とらえるのではなく、地理情報システムをはじめとする現有の知的道具を有効に活用し入手可能な情報から地域ネットワークとしての災害に対する脆弱性をわかりやすく客観的に評価できる手法を構築することが急務である。このような状況を鑑み、地震防災システムに対して従来の地震工学の中で培われてきた手法を移植して、地域の地震防災に対して貢献できるような評価システムの構築を図るための研究を鋭意推進している。現在は人の神経細胞の働きを工学的に模擬したAIを地震工学の様々な分野へ適用して有効活用するための研究に取り組んでいる.例えば構造物の非線形履歴挙動評価に利用する研究を行っている。現在1自由度系システムに関しては解析的および実験的な適用性の検証が終了し、多自由度系への拡張を検討中である。将来的にはこのニューラルネットワークを上記の防災システムを補助するシステムの一部として組み込みたいと考えている。また、高速道路なのでは地震発生直後に損傷の状況を素早く把握することが重要である.AIを活用して地震観測記録から瞬時に構造物の損傷を推定するシステムの開発にも取り組んでいる.耐震設計の合理化に関わる研究として平成28年の熊本地震で明らかになったような,地表地震断層が構造物の耐震性に与える影響評価にも取り組んでいる.これまでは基礎的な適用性検討を行ってきたが、今後は具体的な構造物を対象に設計の手順は示すための研究に着手する予定である。これらの研究を通して博士論文,修士論文および卒業論文の指導を行っている。

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