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片山 佳樹(かたやま よしき) データ更新日:2024.04.16

教授 /  工学研究院 応用化学部門 機能組織化学


大学院(学府)担当

工学府 材料物性工学専攻 機能組織化学
工学府 材料物性工学専攻 機能組織化学

学部担当

その他の教育研究施設名

役職名

システム生命科学府長
先端医療イノベーションセンター部門長
先端融合医療創成センター医工学推進部門長
先端融合医療レドックスナビ研究拠点長
システム生命科学府副学府長


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ホームページ
https://kyushu-u.elsevierpure.com/ja/persons/yoshiki-katayama
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電話番号
092-802-2850
FAX番号
092-802-2850
就職実績-民間機関等
就職実績有, 1987年〜1996年:㈱同仁化学研究所
取得学位
工学博士
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
分析化学・生命工学
外国での教育研究期間(通算)
02ヶ年00ヶ月
活動概要
平成8年まで試薬メーカーにて研究・開発を行ってきた経験を元に、最終的には実用化を念頭においた分析システム、新しい薬物概念の創製を中心に研究を進めている。そのために、これまでの化学の規制概念にとらわれず、遺伝子設計や、発現などを含め、医学・生物学的手法と化学的手法を融合した、これからの社会ニーズにマッチした新しい領域の創成を目標としている。
 具体的には、ゲノム創薬のための新しい生命指標の創製を目指した細胞内シグナル網羅的解析手法の開発、結合タンパク認識バイオセンサ、細胞内シグナル応答型材料の開発とそれらを用いた新しい薬物・遺伝子送達概念の
創製等を行ってきた。平成11年から14年まで、科学技術振興事業団のさきがけ研究21のプロジェクト、「細胞情報と化学情報を相互変換する分子の創製と機能」を開始し、リン酸化シグナルやプロテアーゼシグナル等の主要細胞シグナルに応答し、化学情報や別種の細胞シグナルを発する、細胞対話型の新しい薬物概念の創造を行った。この成果を元に、平成15年からは、科学技術振興機構のCRESTの研究代表として、更なる実用化に着手した。また、関西ナノテク推進会議の委員を務め、その関係で数社の企業とともに、欧米型戦略のゲノム研究の流れに捕われない我が国産業のための、ゲノム創薬用の新しい遺伝子機能や薬物スクリーニングのための技術の開発をNEDOのプロジェクトリーダーとして進めた。本研究は、その後、住友ベークライト、Sysmex,塩野義製薬などとの共同研究に発展し、消費化を目指して展開している。また、血管障害部位を特異的に診断できる新しい血管造影剤の解発にも成功し、米国の企業で商品化された。
また、ナノテクとしては、科研費特定領域ナノケモメカトロニクスの計画班代表として、機械系など異分野の研究者と連携して研究を進めた。
また、同仁化学研究所との包括連携において、新しい産学連携のシステム構築を試みている。
1999~2002にはさきがけ研究員、その後、CRESTの研究代表、2003年~2008にはNEDO大型プロジェクトの代表も勤めた。
文科省の振興調整費である先端融合イノベーション創出事業の主要メンバーとしてフィージビリティースタディーを実施。平成25年度より、先端融合医療レドックスナビ研究拠点の拠点長を務める。2020年は伊都地区安全衛生委員会委員長も兼任した。
高分子学会九州支部庶務幹事、分析化学会本部理事、九州支部副支部長、支部長を務め、現在は、支部常任幹事と本部分析試薬研究懇談会委員長、2004年度から、化学とマイクロナノシステム研究会の総務理事、2005年度からは、Chemical Biology研究会の世話人、2006年度からは、日本化学会生体関連化学部会の理事、2011年より日本DDS学会評議員も勤めている。2014年より、遺伝子・デリバリー研究会役員も勤めている。2015年より、日本化学会ナノテク・材料ディビジョンの幹事、2020年からはディビジョン長も勤めている。さらに、2016年3月には日本化学会・学術賞、2018年には日本分析化学会学会賞を受賞している。
2005年より2015年まで、福岡工業技術センターの評価委員、1998年より㈱同仁化学研究所のテクニカルアドバイザー。NEDOの評価委員、京都大学WPI事業の評価委員、CRESTのアドバイザー、科研費の採択委員会委員も勤めている。
現在、慶應義塾大学薬学部、昭和大学大学、千葉大学、九州大学医学部、持田製薬、富田製薬など多くの企業などと共同研究を実施。未来化学創造センター、分子システム化学センター、先端医療イノベーションセンター部門長、ARO次世代医療センター運営委員、先端医療創世センターを兼務。また、2016年まで先端融合医療レドックスナビ研究拠点の拠点長も勤めた。リサーチコアでは、生体工学リサーチコアと、高分子機能リサーチコアに参画、分子情報化学リサーチコアでは、新規な産学連携システム構築を達成した。生体医工学P&Pにも参画、H23-24にはP&Pを実施した。2016年より、台湾のChung Yuan Christian University、Department of Biomedical EngineeringのAdjunct Professorも兼務している。
 
 教育面では、大学院の講義として分子組織論、合成高分子特論、機能性高分子、システム生命科学府の授業として、ナノレベル情報計測工学基礎、ゲノム・ポストゲノム工学特論、生体高分子化学特論、生体ナノテクノロジー特論、医用化学I,II、生命工学II、G30の授業として、先端工学、Biochemistry
リーディング大学院の分子システム基礎を担当した。また、2015年より、システム生命科学府の副学府長、2018年より学府長を務めている。
学部では、生体高分子、現在の生化学Iの講義を担当している。
 2019年より、多くの企業が会費を支払って参加するオープンサイエンスプラットフォームを創設し、医学部MIC、TRIALカンパニー、福岡市とも連携してビッグデータ解析を基に研究アイデアを創出する新しいDX型研究法を指向する取り組みを開始している。また、新しい研究分野を通して、これからの社会に適応した人材を育成することを目標にしている。さらに糸島市と共同で「いとしま免役村」を開設し、市民、企業を巻き込んだ医療DX実証を開始した。また、2020年より、科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業「マテリアル分野」を獲得し代表として博士教育に貢献している(2024年度からは新SPRINGマテリアルユニット)。また、SPRINGにおいても運営委員を務めている。さらに、2021年より、JSTのCOI-Next(共創の場)育成型にも採択され、拠点形成を進めた。その他、他大学での非常勤講師(年間1〜2件)。また、大学のDX推進本部のメンバー及び、医療・健康ユニットのメンバーを務めている。

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