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本城 賢一(ほんじよう けんいち) データ更新日:2024.04.11

准教授 /  農学研究院 生命機能科学部門 食料化学工学


総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
1. 木嶋 伸行, 本城 賢一, 前田 征之, 損傷菌(4)野菜栽培環境におけるリステリアの損傷化, 日本防菌防黴学会誌 = Journal of Antibacterial and Antifungal Agents, Vol.47, No.8, pp.327-331, 2019.08.
2. 三島 朋子, 芳住 あさこ, 山川 真美, 宮地 夏海, 城戸 希望, 本城 賢一, 宮本 敬久, 異なる素材表面に付着させたサルモネラに対するショ糖パルミチン酸エステル,マイクロバブルおよび微酸性次亜塩素酸水の併用効果, 九州大学大学院農学研究院学芸雑誌, Vol.72, No.2, pp.53-60, 2017.09, ショ糖パルミチン酸エステルおよびマイクロバブルと微酸性次亜塩素酸水(SAHW)の併用効果を,付着状態と浮遊状態のSalmonella Enteritidisに対して調べた。さらにタンパク質保持力の異なるニトロセルロース膜,PVDF膜,Hybond-N+膜に付着させたS. Enteritidisに対する併用効果をキャベツに付着させた場合と比較検討した。浮遊状態では,マイクロバブルを発生させた100mg/Lのショ糖パルミチン酸エステルで処理してもS. Enteritidisはほとんど損傷しないことが示された。これに対して0.5mg/L SAHWで単独処理した場合にはTSAによる生菌数が3logと大きく低下したが,ショ糖パルミチン酸エステル処理後にSAHW処理した場合には,TSAによる生菌数の低下は,1.6logで,SAHW単独処理よりも少なかった。キャベツの葉,ニトロセルロース膜,PVDF膜,およびHybond-N+膜に付着させたS. Enteritidisに対するショ糖パルミチン酸エステルおよびSAHW処理の効果を調べた結果,キャベツに付着させたS. Enteritidisではショ糖パルミチン酸エステル単独処理,SAHW単独処理および併用処理で,TSAによる生菌数がコントロールに比べ,0.3,1.3,1.3logそれぞれ低下した。しかし,同様の処理後には,TSAによる生菌数が,ニトロセルロース膜付着菌では,0.7,3.2,4.2log,PVDF膜に付着させた場合には,0.6,1.2,2.3log,Hybond-N+膜付着菌では0.7,1.0,0.9logそれぞれ低下した。PVDF膜などを用いた付着細菌のモデル系は,常在菌が存在しないため付着させる菌数をコントロールしやすく,また表面の観察がしやすいといった利点があり,付着菌に対する殺菌機構の解明に有用であると考えられる。.
3. 古田 宗宜, 奈須 敬之, Hoang Minh Due, 梅木 晃一, 本城 賢一, 宮本 敬久, 鶏肉および鶏内臓から分離されたCampylobacter jejuniにおけるRandom Amplified Polymorphic DNA (RAPD)法および自動化リボタイピング法による遺伝子型別, 日本防菌防黴学会誌 = Journal of Antibacterial and Antifungal Agents, Vol.44, No.10, pp.515-519, 2016.10.
4. 三島 朋子, 島本 美紗子, 城戸 希望, 本城 賢一, 宮本 敬久, 宮本 敬久, 栽培段階におけるホウレンソウのサルモネラ汚染とその生残性, 九州大学大学院農学研究院学芸雑誌, 10.15017/1687703, Vol.71, No.2, pp.37-45, 2016.09, Salmonella Enteritidisに緑色蛍光タンパク質(GFP)発現プラスミドを導入したS. Enteritidis-GFPを約2,4,6,8 logCFU/gとなるように接種した初期汚染土壌でサラダ用ホウレンソウを栽培して調べた結果,播種から35日目の収穫時には初期汚染濃度に比例して4~7 logCFU/gのS. Enteritidis-GFPが土壌中に生残した。このS. Enteritidis-GFP初期汚染土壌で栽培・収穫したホウレンソウ可食部の汚染を調べた結果,3.8 logCFU/g以下の汚染土壌で栽培したホウレンソウは,すべて定性試験でS. Enteritidis-GFP陰性であったが,6.0 logCFU/g以上の初期汚染土壌では全てS. Enteritidis-GFP陽性であった。しかし,収穫後に可食部分を表面殺菌して調べた結果,全て陰性となった。S. Enteritidis-GFP汚染水を頭上潅水した結果,3.1 logCFU/mL以下のS. Enteritidis-GFP汚染水では潅水から7日後には試験した18検体すべてS. Enteritidis-GFP陰性であった。.
5. 宮本 敬久, 本城 賢一, 生食用野菜における病原微生物汚染の防止・低減技術の開発(3)野菜の栽培過程におけるサルモネラ汚染低減化技術の開発, 2013.03.
6. 宮本 敬久, 本城 賢一, 病原微生物の殺菌・制御技術開発(1)青果物の食中毒細菌汚染・付着防止技術の開発, 2013.03.
7. 本城賢一, 井倉則之, 野間誠司, 糖修飾LEAタンパク質の利用を基盤とする食肉の新しい凍害防御技術の確立, 2012.11.
8. 本城賢一, 生鮮野菜の凍結貯蔵を意図した分子生物学的基礎研究, 2012.10.
9. 宮本 敬久, 本城 賢一, 生食用野菜における病原微生物汚染の防止・低減技術の開発(3)野菜の栽培過程におけるサルモネラ汚染低減化技術の開発, 2012.03.
10. 宮本 敬久, 本城 賢一, 病原微生物の殺菌・制御技術開発(1)青果物の食中毒細菌汚染・付着防止技術の開発, 2012.03.
11. 本城賢一, 九大農学部の安全の取り組み, 日本安全学教育研究会誌, 2011.08.
12. 宮本 敬久, 本城 賢一, 生食用野菜における病原微生物汚染の防止・低減技術の開発(3)野菜の栽培過程におけるサルモネラ汚染低減化技術の開発, 2011.03.
13. 宮本 敬久, 本城 賢一, 病原微生物の殺菌・制御技術開発(1)青果物の食中毒細菌汚染・付着防止技術の開発, 2011.03.
14. 宮本 敬久, 本城 賢一, 生食用野菜における病原微生物汚染の防止・低減技術の開発(3)野菜の栽培過程におけるサルモネラ汚染低減化技術の開発, 2010.03.
15. 宮本 敬久, 本城 賢一, 病原微生物の殺菌・制御技術開発(1)青果物の食中毒細菌汚染・付着防止技術の開発, 2010.03.
16. 本城賢一, 植物の耐凍性獲得に関わる新規抗酸化系酵素群の解析, 2009.05.
17. 中山 素一, 重宗 尚文, 徳田 一, 古田 可菜子, 松下 知世, 吉澤 千尋, 本城 賢一, 宮本 敬久, 緑茶抽出物の抗菌活性に及ぼす界面活性剤, 防腐剤の効果, 防菌防黴 = Journal of antibacterial and antifungal agents, Vol.37, No.3, pp.169-179, 2009.03.
18. 本城賢一, トレハロース蓄積による酵母の耐凍性向上の試み, 2009.02.
19. 渡邉 雄太, 町田 豪, 山田 直隆, 本城 賢一, 桑野 栄一, クロレラの耐凍性獲得に及ぼすルヌラリン酸の効果, 日本農薬学会大会講演要旨集, Vol.33, p.93, 2008.03.
20. 宮本敬久, 村岡明美, 小林弘司, 本城賢一, 黄色ブドウ球菌エンテロトキシン簡易高感度検出法の開発, 2007.06.
21. 宮本 敬久, Trevanich Sudsai, 岡部 隆史, 友田 諭, 本城 賢一, 波多野 昌二, サルモネラ特異的PCR産物のDNA固定化水晶振動子による検出, 日本食品微生物学会雑誌 = Japanese journal of food microbiology, Vol.16, No.1, pp.57-63, 1999.03.
22. 本城 賢一, マンニトールのスキャベンジング作用, 化学と生物, 10.1271/kagakutoseibutsu1962.36.105, Vol.36, No.2, p.105, 1998.02.
23. HONJOH Ken-ichi, NAGAISHI Noriko, MATSUMOTO Hiroko, HATANO Shoji, EXPRESSION OF CHLORELLA hiC6(lea) GENE IN TRANSGENIC TOBACCO PLANTS, Plant and cell physiology, Vol.38, p.s95, 1997.03.

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