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松元 賢(まつもとまさる) データ更新日:2024.04.09

教授 /  熱帯農学研究センター 地水・環境保全部門 地球社会統合科学府


大学院(学府)担当

学部担当

農学部 生物資源環境学科 G30 Enviromental Microbiology

その他の教育研究施設名



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ホームページ
https://kyushu-u.elsevierpure.com/ja/persons/matsumoto-masaru
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https://www.tropic-agr-kyushu-u.jp/


熱帯農学研究センターは,大学院学生に対してアジア地域でのフィールドを活かした研究教育を行っております.開発途上国への国際協力の実施やネットワークの構築,標本・資料の収集保存などを行い,学際的な研究教育で得られた成果を社会へ普及しています. .
http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/tropic
熱帯農学研究センターホームページ .
電話番号
092-802-4834
取得学位
博士(農学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
環境微生物学
ORCID(Open Researcher and Contributor ID)
0000-0003-4552-7255
外国での教育研究期間(通算)
00ヶ年06ヶ月
活動概要
 研究活動
 熱帯・亜熱帯地域の基幹農作物であるイネ並びに転換畑農作物に感染する土壌伝染性の植物病原菌類の簡易・迅速検出技術の開発、土壌中における微生物群集の生物多様性および、これらの病原菌類の簡易モニタリング技術の開発を通じ、熱帯・亜熱帯地域における農水産業への貢献、ならびにこれら病原菌類の生物多様性および土壌生態学的研究への基礎的研究へ貢献している。
 特に、植物を利用した土壌伝染性植物病原期類の防除、植物農薬、あるいは農作物の生育に有利に働く雑草類を利用した有機農業法の開発、細胞を構成する菌体脂肪酸の情報は、ポストゲノム的な有用微生物の早期診断や簡易検出を可能にするものとして将来有用な技術となるものと期待している。
 現在では、地球社会統合科学府において、地球上に存在する目に見えない「微生物」の世界に着眼し、「地球環境を守る微生物の役割と応用」を目的とした研究を展開しています。主に、熱帯農作物の栽培環境に生息する土壌病原菌類の検出・診断に関する技術開発や、土壌微生物の遺伝的多様性の解析に関する研究を中心に行っています。さらには、ベイトトラップ法による微生物診断や微生物を利用した生物農薬の開発、製紙スラッジの低温熟成発酵のメカニズム解明およびリサイクルシステムの開発に関する研究についても取り組んでいます。 
 教育活動・社会連携活動
 熱帯・亜熱帯地域の中でも、近年、東南アジアの国々の経済的発展はめざましく、21世紀の我が国にとってこれらの国々との経済的、社会的関連はますます重要視されることは否めない。その中で、ミャンマーやヴィエトナムにおける農作物栽培環境を対象とした研究、特に稲作病害データベースの作成や稲作病原体の迅速検出・簡易同定法の開発およびその技術普及は重要な教育・社会連携活動であると考える。
 また、PSI製紙スラッジのリサイクル技術開発のプロジェクトに参加した経験から、製紙スラッジの発酵熟成のメカニズムや発酵のシステム開発などの経験について、技術指導や講演による情報公開に積極的に参加している。関連して,リサイクル紙質資源と浄水汚泥をリサイクル利用した高機能土壌の開発に関する研究会を立ち上げ,土壌サプリメントの開発のための基礎技術を確立した.現在は,同研究会を発展させた「リサイクル資材と微生物を活用した土壌改良材の開発研究会」に参画し,土壌サプリメントの効果である連作障害の回避メカニズムと植物生育促進効果のメカニズム解明に関する研究を実施している。
 さらに、福岡県古賀市において、食品生ゴミ、野菜くずなどの回収物を原料とした高性能堆肥の開発および、高性能堆肥の農業リサイクルループや過剰農作物のフードバンクへの提供などの市民活動などについて、活動している。
 

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pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。