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松元 賢(まつもとまさる) データ更新日:2024.04.09

教授 /  熱帯農学研究センター 地水・環境保全部門 地球社会統合科学府


社会貢献・国際連携
社会貢献・国際連携活動概要
平成11−15年度 福岡県農業大学校非常勤講師 病理総論の講義
平成11年度 国際協力事業団ハノイ農業大学強化プロジェクト 短期専門家 (ヴィエトナム)
平成13年度 文部科学省在外研究員(ヴィエトナム)
平成18-20年度神戸大学農学部非常勤講師
平成21年 ベトナム共同研究
平成26年 ベトナム国タイバック農林大学強化プロジェクト短期専門家として活動
平成26年 ベトナム国タイバック農林大学強化プロジェクト 研修生の受入および指導
国内, 国際政策形成, 及び学術振興等への寄与活動
2014.10~2014.10, 日本熱帯農業学会第116回講演会の大会実行委員として活動, 日本熱帯農業学会.

2003.09~2003.09, 日本土壌微生物学会全国大会実行委員, 日本土壌微生物学会.

2004.03~2004.03, 日本植物病理学会全国大会実行委員, 日本植物病理学会.

新聞・雑誌記事及びTV・ラジオ番組出演等
2022.07, TBSラジオ, この度、TBSラジオの土曜日の番組『井上貴博 土曜日の「あ」』にて、
「実のなる野菜の土」についての特集を検討しておりますが、
ご協力いただけるとのこと、大変有難く思います。

ご多忙の折、急なご依頼となりまして、誠に申し訳ございません。
改めて、放送内容を以下に記載させていただきます。

【番組】『井上貴博 土曜日の「あ」』(毎週土曜 午後1時~15時の生放送)
【コーナー】「あのことニュース」
https://www.tbsradio.jp/doa/
【出演】井上貴博(TBSアナウンサー)、田中ひとみ(TBSラジオキャスター)
【放送エリア】関東地区
【放送予定日】2022年 7月2日(土)(午後1:10頃から5分~15分程度)
【取材場所】ズームを繋ぎ、生放送の中で井上アナウンサーと会話していただきます。

【取材概要】
コーナー「あのことニュース」は、毎回リスナーが注目している様々な物事を
当事者に取材をして、その背景などを伝えるコーナーです。
今回は、「シュレッダー古紙から作った土」についてお伺いできればと思っております。

※放送はYouTubeでも生配信予定です。先週の「あのことニュース」はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=L2LEkATO6DE&t=3s.

2022.06, FBS福岡放送, 福岡県リサイクル総合研究事業化センターでは、リサイクルシステムを社会に定着させるため、産学官民による研究開発やその事業化を支援しています。
今回の番組では、同センターの支援により生まれたシュレッダー古紙などを活用した土壌改良資材を紹介します。
知っとくふくおかで取り上げられた.

2022.06, RKB毎日放送, 機密文書などの「シュレッダーくず」リサイクルし“培養土”として活用 産学官で共同開発

紙を細かく切ったシュレッダーくずがテーマです。紙をシュレッダーで裁断してしまうと、繊維が短く切れて紙として再利用することは難しく、多くは燃やされています。このシュレッダーくずを培養土としてリサイクルする技術が誕生し、製品化にこぎつけました。
RKB毎日放送 夕方のタダイマで放送された.

2022.03, 朝日新聞, 福岡県や九州大学などが,シュレッダーで細断した古紙を使った家庭用園芸用の培養土をつくった。野菜全般に仕え,県内のホームセンターで販売する。その他.

2022.03, Youtube, https://www.youtube.com/watch?v=EQesS4jl47A.

2022.03, 読売新聞, 廃棄物を活用 培養土開発 紙で育つ菌、作物の成長促進 産官学連携
不要となった古紙や浄水場で発生する土砂を原料とした園芸用の培養土が開発され、今月から店頭での販売が始まった。九州大学の研究者が、紙を栄養源とし、作物の成長を促す微生物を発見し、県の研究機関、培養土メーカーと連携して商品化にこぎ着けた。産官学の連携で廃棄物の再利用に成功した取り組みとして、注目される。

 商品化されたのは、家庭園芸用の培養土「実のなる野菜の土」。1袋(20リットル入り)598円で、今月から県内や佐賀県のホームセンターで販売が始まった。植物の病害を防ぎ、成長を促進する効果が期待される培養土だ。

 開発のきっかけとなったのは、九州大学の松元賢准教授(環境微生物)が2015年に発見した微生物「トリコデルマ911菌」。土壌内の病原菌を殺し、作物の栄養吸収を助けるほか、紙から栄養を得て、夏場の外気温にも耐えうる特長を確認した。

 16年に資源の再利用などを研究している県リサイクル総合研究事業化センター(北九州市)の共同研究事業に参加。この菌と、浄水場で発生した土砂などの沈殿物を再利用し、培養土の開発を目指した。

 配合などは八女市の培養土メーカー「大石物産」が担当した。菌の栄養源として、シュレッダーにかけられた古紙を使用。細かく裁断された紙は再利用が難しいため、有効に活用することにした。

 栽培試験では、サラダ菜の収量が約1・4倍に増加し、トマトや大根も育ちがよかった。病害の抑止効果も確認され、同社は「今後は農家向けの商品も開発したい」としている。

 松元准教授は「循環型社会が推進される中、これまで廃棄されていたものを有効に活用することができた。今後も世の中の役に立つ研究を続けたい」と話している。.

2022.03, 日本経済新聞, 福岡県や九大、古紙や沈殿物を園芸用土に再利用
福岡県などは古紙などを使った園芸用の培養土を開発し、県内のホームセンターで販売を始めたと発表した。県リサイクル総合研究事業化センター(北九州市)が支援する形で、培養土メーカーの大石物産(福岡県八女市)と九州大学が連携して開発した。古紙などはこれまで焼却や埋設処理してきたが、再利用することで廃棄物削減につなげる。

オフィスなどでコピー用紙を裁断してできた古紙や浄水場で発生する沈殿物、販売する規格にあわない園芸用の軽石を原料とする。九大が発見した作物の生育を助ける働きのある微生物を添加して、土壌改良資材として再生する。古紙などは微生物の栄養源やすみかとして機能する。

この改良資材を配合した園芸用培養土を大石物産が「実のなる野菜の土」と名付け、9日から久留米市内の店舗で販売を始めた。20リットル入り1袋の価格は598円。野菜全般で利用できる。

微生物の働きで果実の生育を良くするほか、連作障害の軽減も期待できるという。今後、取扱店舗を増やし、年間最大5000袋の販売を目標とする。.

2017.06, つくばサイエンスニュース, アスパラガス茎枯病の抵抗性に関与する遺伝子群を特定
東北大学大学院生命科学研究科、(国)農業・食品産業技術総合研究機構などは6月1日、共同で食用アスパラガスの栽培で最も被害が大きい病害である「アスパラガス茎枯病(くきがれびょう)」の抵抗性に関与する遺伝子群を特定したと発表した。いまだ実現していない茎枯病抵抗性アスパラガスの開発に役立つことが期待される。 

 アスパガス茎枯病は、茎枯病菌(糸状菌)によって起こる難防除病害。梅雨の頃から発病が始まり、感染した茎には黒い斑点がたくさんできて枯れたり折れたりする。

 現在のところその茎枯病に抵抗性を持つ品種は無く、薬剤による防除に頼るしか手段が無い状況にある。

 このため、その対策として近年茎枯病に抵抗性を持つハマタマボウキという日本固有のアスパラガス近縁野性種の活用が注目され、アスパラガスとハマタマボウキとの交雑(異種交配)によって茎枯病抵抗性食用アスパラガスを実現しようという研究が進められている。

 今回の研究は、香川県農業試験場、九州大学大学院農学研究院、九州大学熱帯農学研究センターが参加して茎枯病菌の感染によって発現が誘導される遺伝子群を食用アスパラガスとハマタマボウキとで網羅的に比較解析することにより、ハマタマボウキが持っている茎枯病抵抗性に関与していると考えられる遺伝子群の特定(断定すること)を試みたもの。

 その結果、茎枯病菌感染によって発現誘導される遺伝子として1,027個が特定された。

 農研機構は「茎枯病抵抗性アスパラガス品種が育成されると、現在行われている殺虫剤の散布回数を減らすことができ、国産アスパラガスの生産コストと生産労力を劇的に削減できる可能性がある」といっている。.

2017.06, 農業協同組合新聞, 東北大学大学院生命科学研究科の菅野明准教授のグループは農研機構などと共同研究し、アスパラ茎枯病の抵抗性に関与する遺伝子群を特定したとこのほど発表した。これまで薬剤防除に頼っていた同病の抵抗性をもつアスパラガスの品種育成に貢献すると期待される。.

一般市民、社会活動及び産業界等を対象とした活動
2023.02, シュレッダー古紙等を活用した園芸用培養土に関する視察、意見交換について, 福岡県リサイクル総合事業化研究センター
訪問予定者:以下6名(敬称略)(窓口は事務局の岡野様です。)
・部会長 :三川 博文(富士フイルムビジネスイノベーション株式会社)
 ・副部会長:大泉 宏明(アイリスオーヤマ株式会社)
 ・副部会長:松下 寛人(株式会社明光商会)
 ・委 員 :荒井 伸一(株式会社明光商会)
 ・委 員 :横田 賢 (アコ・ブランズ・ジャパン株式会社)
 ・事務局 :岡野 聖史(一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会)
, 大石物産.

2021.10, シイタケの低温・暗所栽培に関する技術指導, 糸島キノコファーム,極み, 福岡県糸島市.

2021.08, 1.家庭系生ゴミの分別収集
2.事業所からの野菜類廃棄物収集
3.スーパー堆肥を活用した農作物の生産および指導
4.余剰農作物・非商品化農作物のフードバンクへの提供, 食品リサイクルループ古賀, 福岡県古賀市.

2021.01, シイタケの低温・暗所栽培に関する技術指導, 糸島キノコファーム, 福岡県糸島市.

2020.06, 1.家庭系生ゴミの分別収集
2.事業所からの野菜類廃棄物収集
3.スーパー堆肥を活用した農作物の生産および指導
4.余剰農作物・非商品化農作物のフードバンクへの提供, 食品リサイクルループ古賀, 福岡県古賀市.

2019.06, 1.家庭系生ゴミの分別収集
2.事業所からの野菜類廃棄物収集
3.スーパー堆肥を活用した農作物の生産および指導
4.余剰農作物・非商品化農作物のフードバンクへの提供, 食品リサイクルループ古賀, 福岡県古賀市.

2019.01,  サラダ菜のフザリウム病害の防除法に関する技術相談,  JA福岡久留米、福岡県農業普及センター,  福岡県久留米市.

2018.11,  セロリおよびトマトの連作障害の発生と防除に関する技術指導,  JA福岡、福岡県農林業総合試験場,  福岡県瀬高町.

2016.09, 畑作病害に関する診断法と防除技術の適応に関する技術指導, JA糸島および福岡県農業普及所, 福岡県糸島市.

2016.05, キャベツ病害の種類および防除法に関するセミナー, JA糸島, 福岡県糸島市.

2014.08, 竹を原材料とした液肥の新たな商品開発に関して
今回、この液肥であるα884Dに関して下記の内容でご相談させていただきました。
①竹の有効成分の抽出方法を研究していきたいと考えております。
②野菜やお米、果物の病気や虫に対する忌避効果を出していきたいと考えております。
③上記の①、②を行い、現在製造しているα884Dとは別の液肥を研究開発していただきた
いと考えております。
④又、自然由来の別の有効成分を追加して窒素、リン、カリの割合をできれば5:5:5に
した液肥を開発していきたいと考えております。
, 株式会社 林田産業 , 九州大学熱帯農学研究センター.

2014.05, PSI製紙スラッジの発酵熟成プロセスの技術相談および技術指導
 PSI製紙スラッジは栄養カロリーが低いため、微生物による発酵熟成が非常に難しい。そこで、製紙スラッジの発酵熟成がスムーズに進行するような発酵条件および環境に関する技術的な相談および指導を行い、短期間の発酵熟成プロセスを確立し、農業用資材の開発のためのリサイクル資材への転用に関する研究を遂行した。, コトブキ製紙株式会社, 佐賀県小城市.

2013.10, PSI製紙スラッジのリサイクル技術の開発にむけて、PSIスラッジの熟成に関する微生物の取り扱いに関する研修, コトブキ製紙株式会社, 佐賀県小城市.

2012.08, PSI製紙スラッジのリサイクルに関する研究会, コトブキ製紙株式会社・福岡県リサイクルセンター, コトブキ製紙株式会社.

2012.10, 稲作病害の防除法に関する技術相談, 大分県豊肥振興局生産流通部, 大分県竹田市.

2009.11, 花き類の温室栽培における土壌病害の防除診断に関する相談, 粕屋町ラン栽培農家, 糟屋郡粕屋町.

2008.07, 糸島地区きのこ栽培農家への技術指導, 糸島地区きのこ生産団体, 前原市.

2007.02, 糸島サイエンスキャラバン第三回講演, 前原市,二丈町,志摩町,JA糸島, 糸島郡二丈町.

2006.10, 植物の病気に関する講演, 九州大学産学連携セミナー,JA糸島,糸島農政連, 糸島郡志摩町.

諸外国を対象とした高度専門職業人教育活動
2023.01~2023.01, インドネシア国ブリジストンスマトララバーエステート(BSRE)における現地法人実習生の研究教育指導, Indonesia.

2018.07~2018.07,  ミャンマーイエジン農業大学の植物病理学研究室強化プログラム, Myanmar.

2014.10~2014.10, バングラデッシュBISMAR大学訪問研究者の受入, Bangladesh.

2009.08~2009.08, Philippin Manila研修員受け入れ, Philippines.

2006.08~2008.08, 神戸大学国際教育人材養成プログラム, タイ、ラオス、カンボジア、ネパール、ニカラグア.

1999.02~1999.05, JICAハノイ農業大学教育研究プログラム短期専門家派遣事業, Vietnam.

初等・中等教育への貢献状況
2007.05, 植物資源科学, 九州大学農学研究員植物科学資源部門.

その他の優れた社会貢献活動
2023年度, 福岡県古賀市で市民活動団体の登録に参画し、団体名(食品リサイクルループ古賀)の役員活動.

2022年度, 福岡県古賀市で市民活動団体の登録に参画し、団体名(食品リサイクルループ古賀)としての役員活動.

2020年度, 福岡県古賀市で市民活動団体の登録に参画し、団体名(食品リサイクルループ古賀)の役員として活動している.

2021年度, 福岡県古賀市で市民活動団体の登録に参画し、団体名(食品リサイクルループ古賀)の役員として活動している.

2019年度, 福岡県古賀市で市民活動団体の登録に参画し、団体名(食品リサイクルループ古賀)の役員として活動している.

2014年度, JICA タイバック農林大学強化プロジェクト 短期専門家として2014年9月2日~9月15日までベトナム国ソンラ市にて活動
.

2011年度, 2011年5月JICA 集団研修生の受け入れ
2011年11月 JICAベトナム研修生の受け入れ.

大学運営
学内運営に関わる各種委員・役職等
2016.12~2024.03, 比較社会文化科学府 教務委員会委員.

2015.01~2016.05, 九州大学熱帯農学研究センターセンター委員.

2014.11~2016.03, アグリバイオ研究施設WG 委員.

2010.10~2016.03, 安全衛生管理士.

2011.03~2016.03, 安全衛生部会WG.

2001.02~2016.03, 九州大学熱帯農学研究センターセンター事務局.

2000.03~2016.03, 九州大学農学部同窓会幹事.


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