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坂口 英継(さかぐち ひでつぐ) データ更新日:2023.09.26

准教授 /  総合理工学研究院 エネルギー科学部門 物性動力学


大学院(学府)担当

学部担当



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ホームページ
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http://www.asem.kyushu-u.ac.jp/qq/qq02/index-j.htm
量子プロセス理工学専攻非線形物性学研究室ホームページ .
電話番号
092-583-8837
FAX番号
092-583-8837
取得学位
理学博士
学位取得区分(国外)
あり 博士
専門分野
物理学(非線形物理学)
外国での教育研究期間(通算)
01ヶ年00ヶ月
活動概要
研究活動概要
主に、大自由度の非線形ダイナミクスの研究をおこなっている。
リミットサイクル振動子が相互作用すると、互いの振動数をそろえる引き込み現象がおこる。多数のリミットサイクル振動子が相互作用しあっている系に生じるマクロな引き込み現象を計算機シミュレーションを用いて解析してきた。統計力学でよく知られた相転移現象に似た協力現象が起こり、各振動子がばらばらに振動している状態から、マクロな数の振動子の振動数がそろった振動数凝縮相に遷移する。また、空間的に広がった系では、系のパラメ−タを上げていくと、一様な状態から、空間的に周期的なパタ−ンが生じ、さらにパラメ−タをあげると、さまざまな状態を通って時空カオス状態に遷移する。この遷移の過程を、系の詳細によらず理解するために、ギンツブルグーランダウタイプの振幅方程式を用いて研究してきた。特に周期パタ−ンが位相変調に対して不安定化したあとの振る舞いを詳しく解析し、位相記述の破綻から欠陥をふくむパタ−ンに移行することを示した。
そのほか、神経回路網や生態系、進化のような生物系を互いに相互作用しあっている多体系と見なし、その動的な振る舞いを調べている。

教育活動
大学1年生の力学同演習を担当
大学1,2年生の基礎物理学実験、コア科目「物質の世界」
大学院で応用数学、非線形物性学、量子物性学基礎などの講義を担当している。

九大関連コンテンツ

pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。