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築山 能大(つきやま よしひろ) データ更新日:2024.04.19

教授 /  歯学研究院 歯学部門 総合歯科学講座


大学院(学府)担当

歯学府 歯学専攻 総合歯科学

学部担当

歯学部 歯学科 歯科医学総論 歯科医学教育学

その他の教育研究施設名



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ホームページ
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電話番号
092-642-6333
FAX番号
092-642-6404
取得学位
博士(歯学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
歯科医学教育学、歯科補綴学
外国での教育研究期間(通算)
01ヶ年10ヶ月
活動概要
1987年3月に九州大学歯学部を卒業後、同大学院歯学研究科へ進学し、下顎運動を主体とした顎機能について研究を行い、平成4年に博士(歯学)を取得。その後、関連テーマで自身の研究ならびに大学院の指導を行ってきた。「総義歯における咬合力と咀嚼筋筋活動を指標とした咬合機能解析」(1994年度科研費、奨励研究(A))、「インプラント上部構造と天然歯の咬合力負担時の咬合接触に関する研究」(1994-95年度科研費、一般研究(C)、分担)を遂行。また、1999-2001年度、基盤研究(B)(2)(一般)、分担、「咀嚼筋痛およびブラキシズムが顎機能に及ぼす影響に関する研究」を遂行し、研究成果を学会誌等に報告した。
2002-03年度には、基盤研究(C)(2)「咬合の異常感覚症患者の診断法に関する基礎的研究」および2005-06年度には基盤研究(C)「咬合の異常感覚症患者の客観的診断法の開発に関する研究」の交付を受け、研究成果は国内外の学会、学術誌に報告した。
1995年6月から97年3月まで、UCLA歯学部のDiagnostic Sciences and Orofacial Pain講座に留学。この間、「慢性筋痛のメカニズム:交感神経刺激が咀嚼筋内血流におよぼす影響について」というテーマで臨床研究を行い、国際学会にて発表し、英文論文に報告した。97年3月帰国後、UCLAでのテーマをさらに発展させて大学院生の指導を行っている。1999-2000年度科研費、奨励研究(A)、「筋血流および筋電図を用いた咀嚼筋疲労ならびに慢性筋疼痛の評価」の交付を受け、国内外の学会で報告し、英語論文2編、和文1編を報告した。
大学院4年次から学部学生実習に参画し、基礎実習ならびに臨床実習の指導を行ってきた。1997年度より、学生臨床実習の指導を行いつつ、同時に歯科研修医の臨床ならびに研究指導を行ってきた。このうち、補綴治療患者の咀嚼機能の客観的・主観的評価法について、国内外の学会で報告し、その後英語論文として報告した。2003年4月にソウルで開催された国際学会において、関連テーマで口演発表を行い「Best Oral Presentation Award」を受賞した。また、国内では、2004年5月に開催された第111回日本補綴歯科学会学術大会において「課題口演優秀賞」を受賞した。その後、2007-08年度科研費、基盤研究(C)(代表)「咀嚼機能の多軸評価に基づく補綴歯科治療の効果判定ツールの開発」、2007-08年度科研費、基盤研究(C)(分担)「生体反応を考慮したブラキシズムの新規治療プロトコールの提案」、2009-11年度科研費、基盤研究(B)(代表)「顎関節症およびブラキシズムに対するスプリント治療のランダム化比較試験(RCT)」、2011-12年度科研費、挑戦的萌芽研究(代表)「fMRIを用いた線維筋痛症患者における中枢神経系の痛覚過敏関与部位の検索」、2012-14年度科研費、基盤研究(C)(分担)「ブラキシズム患者の補綴装置破損を回避する新規治療プロトコール」、2013-15年度科研費、基盤研究(B)(代表)「補綴歯科臨床における認知行動療法の効果:ランダム化比較試験(RCT)」、2014-15年度科研費、挑戦的萌芽研究(代表)「スプリント治療の効果は睡眠時ブラキシズムの活動強度で異なる」、2016-18年度科研費、基盤研究(C)(代表)「補綴治療による咀嚼機能の改善を科学的に測る:咀嚼側に着目した咀嚼機能の包括的解析」、2019-21年度科研費、基盤研究(C)(代表)「顎顔面補綴治療による咀嚼機能の改善様相:咀嚼側に着目した咀嚼機能の科学的解析」を遂行した。現在は、2022-24年度科研費、基盤研究(C)(代表)「睡眠時ブラキシズムに対するスプリントの効果:グラインディングとクレンチングの違い」について研究を進めている。
平成9年度より基礎研究にも従事。現在大学院生とともに、ラットの顎関節滑膜におけるNOS、IL-1β、NF-κBの免疫組織化学的および免疫細胞化学的局在の研究を行ってきた。成果の一部は国内外の学会で報告し、英文誌2編に報告した。1997-98年度科研費、基盤研究(C)(2)(代表)「顎関節炎症ラットにおける神経ペプチド陽性神経の分布及びその受容体の局在の検索」、1998-2000年度科研費、基盤研究(B)(分担)「骨基質により生体親和性を向上させたチタンの開発に関する基礎的研究」、2006-07年度科研費、萌芽研究(分担)「紅麹エキスを用いた新規骨形成法に関する研究」を遂行した。
このほか、日本補綴歯科学会、国際疼痛学会(IASP)のOrofacial Pain Special Interest Group (OFP SIG)、International RDC/TMD Consortium Network (Secretary、2012年9月~2015年3月)、国際歯科研究学会(International Association for Dental Research, IADR)Councilor(2021-2024年)等の活動、日本顎関節学会の病態分類委員会等に参与し、国内外において補綴歯科治療、顎関節症・口腔顔面痛に関する診療ガイドライン策定等にも貢献している。
2017年4月、九州大学大学院歯学研究院歯科医学教育学分野(教授)に異動し、主に歯学部における卒前教育を主導的に実施している。また、日本補綴歯科学会教育問題検討委員会(2023-25年)、日本顎関節学会教育検討委員会(2022-24年)ほかの教育関連委員会の委員長、理事を務めている。

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