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笹木 圭子(ささき けいこ) データ更新日:2023.09.26

教授 /  工学研究院 地球資源システム工学部門 資源システム工学


大学院(学府)担当

学部担当

その他の教育研究施設名

アジア・オセアニア研究教育機構 , グリーンテクノロジー研究教育センター , グリーンアジア国際リーダー教育センター 副センター長 , 工学研究院 附属循環型社会システム工学研究センター


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ホームページ
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電話番号
092-802-3338
FAX番号
092-802-3338
就職実績-他大学
就職実績有, 北海道大学、小樽商科大学
取得学位
博士(工学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
環境材料学、ジオミメティクス、環境修復学、バイオハイドロメタラジー
ORCID(Open Researcher and Contributor ID)
0000-0002-2882-0700
外国での教育研究期間(通算)
00ヶ年06ヶ月
活動概要
[研究活動]
 地下水・土壌汚染修復工学分野を専門とした透過型浄化壁における活性物質、活性物質と汚染ターゲットとの反応機構、長期連続試験とその数値シミュレーションに関する研究を行っている。特に活性物質のジオミメティクスによる素材化に取り組んでおり、再生耐用材の合成にも力を入れている。ターゲットとしては陰イオン、特に社会的に問題となっている地下水中のフッ素・ホウ素、および放射性核種スロゲートや重金属を中心に取り扱っている。また、鉱物処理工学分野を専門とした銅鉱石のバクテリアリーチングに関する研究もおこなっている。特に、ヒ素耐性菌を用いたヒ素含有銅鉱石のバイオリーチングの浸出速度の向上や不動化機構の解明をおこなっており、特許申請中である。マンガン酸化微生物による生体鉱物への重金属特性に関する研究(Sorption of Co2+ Ions on the Biogenic Mn Deposits by a Mn-Oxidizing Fungus, Paraconiothyrium sp.-Like Strain WL-2)に対し、資源・素材学会より論文賞を受けた。 いずれもジオミメティクスのナノドメイン特性が鍵となる反応を扱うことに特化してきており、これらの研究を総称してナノジオサイエンス&テクノロジーと呼び、新しい領域をつくりつつある。
生物湿式冶金学国際シンポジウムでは、バクテリアリーチング、バイオソープションに関する研究成果を、国際ホウ素シンポジウムでは、マグネシアとホウ素の反応機構およびマグネシアの焼成温度とホウ素除去特性の関係について、研究成果を発表した。また,Proc. International Symposium on Earth Science and Technologyではバクテリアリーチングの発表に対してPresentation awardを受賞した。
 知名度の高い国際誌Geochimica Cosmochimica Acta, Hydrometallurgy, J. Hazardous Materials, Applied Geochemistry, Colloids and Surfaces A: Physicochemical and Engineering Aspects, Canadian Mineralogist、Materials Transactions などに主要論文が掲載されてきた。
 学際的研究分野として,オハイオ州立大学微生物学科とバイオリーチングに関する共同研究を実施し、成果はHydrometallurgyに掲載された。バーミンガム大学微生物学科および地球科学科との共同研究「British Biological Science Research Council-Japan Partnering Award (BBSRC-JP)」を実施し、”From Waste Management to Bone Replacement: Synthesis and Functionally-Related Properties of Hydroxyapatite”の成果について投稿論文を執筆中である。
 研究代表者として科学研究費補助金及びJSTシーズ発掘試験、JOGMECの競争的資金を獲得し,萌芽的研究を進めている。

[教育活動]
 博士課程・修士課程の大学院生および学部の卒業研究生に対する指導を行っている。学部の授業では「地球環境修復工学」、「資源システム工学実験第一」を担当している。大学院の授業では,「資源処理工学特論第二」を担当している。学生実験では,学生の視点に立ってきめ細かい指導を行っている。
 研究室では,留学生,大学院生および卒業研究生に対して毎週個別の研究打合せ,実験の指導,ゼミおよび検討会を行っている。学生に対して学術・研究分野だけでなく倫理・道徳面での指導も行っている。卒業論文及び大学院論文等の研究指導を積極的に行い,大学院生については国内外での学会発表および投稿論文の執筆を奨励している。
 平成18年度入学の学生担当として,クラス指導及び生活相談を行った。特に,単位取得の低い学生や出席率の悪い学生に対しては,個別の面談を行っている。全学および部局のFDに毎年参加し,教育改善及び教育方法の向上を図っている。

[国際連携活動]
 国際共同研究や国際会議を通して,海外の研究者と定期的に交流を行っている。H20年度はニューメキシコ工科大学およびオハイオ州立大学から研究室に訪問があり,情報交換を行った。国際協力としてJICAプログラムへの参画を通して,発展途上国に対する教育研究活動に対する支援を行った。教育・研究を目的とした海外への研究者や学生の派遣および海外への研究者や学生の派遣を行っている。地球科学技術に関する国際研究集会(CINEST)の企画・立案に実行委員として参画し,国際学術活動を行った。国際連携活動として,国際会議Goldschmidt2010でバクテリア体内に合成されたハイドロキシアパタイトに対する放射性核種の吸着をテーマに招待講演を行った。バーミンガム大学から外国人研究者を受け入れるとともに,留学生との学術交流を推進した。国際学術誌Hydrometallurgyにおける校閲および査読業務を行っている。

[社会貢献活動]
 社会連携活動として、資源・素材学会において講習会,講演会の企画,運営を行っている。学会の研究委員会や国際委員会を通して,産学官の連携を図っている。また,リサイクル部門委員会の運営補助業務を行っている。
 H21年度は市民を対象とした公開講座や地域の中・高校生を対象としたイベントを企画し,科学教育の普及に努めた。オープンキャンパスおよび地域連携行事で研究紹介を行った。
 産学連携に関する活動として,民間との共同研究の企画・立案・準備・運営・評価などを行っている。
 H19-21年度同窓会甲寅会の庶務幹事を務めている。
 小・中・高校生や一般を対象とした講義やPR活動を行っている。一般的な市民や社会人を対象とした活動(社会人を対象とした人材育成事業や公開セミナー等の企画、運営、講師としての参画)を行っている。
 企業に対する技術指導,情報提供および支援業務を行っている。

[大学運営]
 全学アカデミックハラスメント委員会委員、工学研究院学務委員、大学評価委員、高圧ガスワーキンググループメンバーをつとめ,全学、研究院、部門の企画運営に協力している。
 試験監督に関する業務(センター試験や個別学力検査の監督)を行っている。
 部門内に設置されたFD委員会の業務を行っている。
 研究室内の業務(会計,備品,安全,衛生,情報等の管理業務)を行っている。
 部門内の研究室における室内実験の安全教育冊子「安全のてびき」を作成し、毎年改訂している。

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