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総説一覧
木村 康之(きむら やすゆき) データ更新日:2023.11.22

教授 /  理学研究院 物理学部門 物性物理学講座


総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
1. @木村康之, 電気泳動光散乱法の基礎と展開, ソフトマター, 2020.10.
2. 木村康之, ネマチックコロイド, 日本液晶学会誌, 2020.04.
3. 岩下靖孝、野口朋寛、小池涼太郎、木村康之, 両親媒性ヤヌス粒子による エマルションの構造, 月刊ファインケミカル, 2019.03.
4. 木村康之、齊藤圭太, 光の角運動量が誘導する微粒子の自律的ダイナミクス, レーザー研究, 2018.04.
5. 木村 康之, 岩下 靖孝, ヤヌス粒子の2次元分散系における凝集構造, 日本物理学会誌, 2014.04, 粒子表面に物性の異なる領域(パッチ)を持つ異方的なコロイド粒子が等方的な粒子とは異なるエキゾチックな振る舞いが注目されている.近距離の粒子間相互作用は一般に表面物性に依存するため,パッチ粒子は方向に依存した異方的な相互作用を持ち、パッチ粒子はパッチの数や配置などの異方性により,多様な秩序構造を自己組織的に形成すると予想されている.本研究では、最も単純なパッチ粒子であるヤヌス粒子(半球パッチを持つ粒子)を作成し、分散媒の臨界現象により誘起される粒子間相互作用を利用することで,パッチ間の引力を温度により連続的かつ可逆的に制御し、分散状態の引力依存性を調べた. その結果,平衡状態で有限サイズのクラスターを形成する「安定クラスター相」を見出した.また,クラスターサイズは引力の増加に伴い増大するが,その際に 4 粒子からなる 4 量体を単位構造として 1 次元的に成長し,構造に階層性が現れることが分かった.このような挙動は等方的な粒子で見られるものと大きく異なり,異方性により本質的に異なる凝集・自己組織化が現れることを示した..
6. 木村 康之, ミクロな欠陥を操る-欠陥の作る空間秩序, 理学部広報誌「サイエンスのいざない」, 2013.06.
7. 木村 康之, ソフトマターのマイクロレオロジー, 液晶, 第10巻、第3号、238−250, 2006.07.
8. 木村康之, 「液晶の実験分光学」 第7回 誘電分光 (1), 日本液晶学会誌, 第3巻4号pp.295 - 303, 1999.10.
9. 木村康之, 木村康之;「液晶の実験分光学」 第8回 誘電分光 (2), 日本液晶学会誌, 第4巻1号pp.74 - 85, 2000.01.

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