次世代不安定核ビーム実験のための新加速器システムの開発
キーワード:加速器 不安定核 不安定核ビーム RIビーム
2012.04.
寺西 高(てらにし たかし) | データ更新日:2024.03.18 |
主な研究テーマ
不安定核ビームを用いた不安定核の実験的研究
キーワード:不安定核 不安定核ビーム RIビーム
2000.04.
キーワード:不安定核 不安定核ビーム RIビーム
2000.04.
従事しているプロジェクト研究
トリプルアルファ反応率の精密決定
2019.04~2021.03, 代表者:寺西高, 九州大学, 九州大学
九州大学のタンデム加速器施設において宇宙核物理において重要なトリプルアルファ反応に関わる共鳴状態の崩壊分岐比を決定する.
2019.04~2021.03, 代表者:寺西高, 九州大学, 九州大学
九州大学のタンデム加速器施設において宇宙核物理において重要なトリプルアルファ反応に関わる共鳴状態の崩壊分岐比を決定する.
スピン偏極を取り入れた非束縛核分光法の開発
2014.04~2016.03, 代表者:寺西 高, 九州大学
近年、注目されている不安定核と陽子の共鳴弾性散乱による非束縛状態測定法を高度化するため、新たに偏極陽子標的を取り入れた「逆運動学偏極陽子共鳴散乱法」を開発する。これにより、これまで困難であったドリップライン近傍の幅広い共鳴の識別や、共鳴状態に寄与する一粒子軌道の全角運動量 jの高精度同定を実現させる。また、偏極陽子標的の導入が困難な実験施設のための代替技術として「大立体角陽子偏極度計」の開発も進める。.
2014.04~2016.03, 代表者:寺西 高, 九州大学
近年、注目されている不安定核と陽子の共鳴弾性散乱による非束縛状態測定法を高度化するため、新たに偏極陽子標的を取り入れた「逆運動学偏極陽子共鳴散乱法」を開発する。これにより、これまで困難であったドリップライン近傍の幅広い共鳴の識別や、共鳴状態に寄与する一粒子軌道の全角運動量 jの高精度同定を実現させる。また、偏極陽子標的の導入が困難な実験施設のための代替技術として「大立体角陽子偏極度計」の開発も進める。.
次世代型不安定核反応実験に向けたRI生成・加速の新手法開発
2012.04~2016.03, 代表者:寺西 高, 九州大学
我々はタンデム型静電加速器の特長を生かして中・長寿命不安定核の高分解能RIビームを加速し、低エネルギー核反応や天体核反応に関する次世代型の実験手法の開発を目指している。そのための基礎技術として、タンデム加速器による陽子・重陽子ビーム照射により生成されたRIをガス分子の形で負イオン源に注入し、再び同じ加速器で加速するという手法を考案した。本研究では、この新しい「ガス輸送・単一加速器再加速ISOL法」の実証を目的とし、RI生成ガス標的管とRI用RF荷電交換イオン源の開発を行い、RI生成・イオン化の物理過程について研究する。
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2012.04~2016.03, 代表者:寺西 高, 九州大学
我々はタンデム型静電加速器の特長を生かして中・長寿命不安定核の高分解能RIビームを加速し、低エネルギー核反応や天体核反応に関する次世代型の実験手法の開発を目指している。そのための基礎技術として、タンデム加速器による陽子・重陽子ビーム照射により生成されたRIをガス分子の形で負イオン源に注入し、再び同じ加速器で加速するという手法を考案した。本研究では、この新しい「ガス輸送・単一加速器再加速ISOL法」の実証を目的とし、RI生成ガス標的管とRI用RF荷電交換イオン源の開発を行い、RI生成・イオン化の物理過程について研究する。
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低エネルギー不安定核反応による2核子相関の研究
2009.04~2012.03, 代表者:寺西 高, 九州大学
RIビームの共鳴散乱実験により不安定核の安定性や崩壊に影響をあたえる2核子相関について研究することを目指した。9Li+d実験では、2中性子ハロー核11Li(=9Li+2n)に対応するアナログ共鳴の探索を行ったが共鳴ピークは観測されなかった。しかし、実験下限エネルギー0.3 MeV以下に幅の広い共鳴が存在する可能性は残された。17Ne+p 実験では19Mgの2陽子崩壊に関与する可能性のある18Na共鳴の探索をおこなった。その結果、新しい18Na共鳴(励起状態)を1つ発見した。しかし、この状態のエネルギーおよび幅の値から19Mgの2陽子崩壊には寄与しないことが示唆された。.
2009.04~2012.03, 代表者:寺西 高, 九州大学
RIビームの共鳴散乱実験により不安定核の安定性や崩壊に影響をあたえる2核子相関について研究することを目指した。9Li+d実験では、2中性子ハロー核11Li(=9Li+2n)に対応するアナログ共鳴の探索を行ったが共鳴ピークは観測されなかった。しかし、実験下限エネルギー0.3 MeV以下に幅の広い共鳴が存在する可能性は残された。17Ne+p 実験では19Mgの2陽子崩壊に関与する可能性のある18Na共鳴の探索をおこなった。その結果、新しい18Na共鳴(励起状態)を1つ発見した。しかし、この状態のエネルギーおよび幅の値から19Mgの2陽子崩壊には寄与しないことが示唆された。.
低エネルギーRIビームによる高アイソスピン共鳴状態の研究
2005.04~2008.03, 代表者:寺西 高, 九州大学
これまで測定が困難であったドリップライン近傍の高アイソスピン共鳴状態(例として T = 3/2 の 8Li+p, 8B+p 共鳴 およびT=2 の 9Li+p や 17Ne+p) の研究を行う。これにより、中性子ハローや不安定核における一粒子軌道に関する知見を得る。低エネルギー不安定核ビームと陽子標的による共鳴弾性散乱を用いて、共鳴状態のエネルギー、幅、スピン・パリティーの決定を行う。.
2005.04~2008.03, 代表者:寺西 高, 九州大学
これまで測定が困難であったドリップライン近傍の高アイソスピン共鳴状態(例として T = 3/2 の 8Li+p, 8B+p 共鳴 およびT=2 の 9Li+p や 17Ne+p) の研究を行う。これにより、中性子ハローや不安定核における一粒子軌道に関する知見を得る。低エネルギー不安定核ビームと陽子標的による共鳴弾性散乱を用いて、共鳴状態のエネルギー、幅、スピン・パリティーの決定を行う。.
天体核融合反応断面積の直接測定
2003.04~2013.03, 代表者:相良建至, 九州大学
天体中のヘリウム燃焼反応で重要な役割をする 12C(alpha,gamma)16O 反応の反応率を決定するため、
同反応の低エネルギー領域における微小な断面積を精密に測定する。測定のための加速器、測定装置の技術開発も行う。.
2003.04~2013.03, 代表者:相良建至, 九州大学
天体中のヘリウム燃焼反応で重要な役割をする 12C(alpha,gamma)16O 反応の反応率を決定するため、
同反応の低エネルギー領域における微小な断面積を精密に測定する。測定のための加速器、測定装置の技術開発も行う。.
研究業績
主要原著論文
学会活動
学協会役員等への就任
2019.04~2020.03, 日本物理学会, 九州支部例会 支部委員.
2013.04~2014.03, 日本物理学会, 九州支部例会 支部委員.
2007.09~2008.08, 日本物理学会, 九州支部例会 支部委員.
2006.05~2006.04, 日本物理学会, 実験核物理領域 世話人.
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2024.02.20~2024.02.22, International Workshop ”Nuclear Astrophysics with Stable Beams", Organizing committee.
2019.03.14~2019.03.17, 日本物理学会第74回年次大会, 実行委員.
2013.11.30~2013.11.30, 第119回日本物理学会九州支部例会, 座長(Chairmanship).
2012.06.20~2013.06.21, RIBF Users Meeting 2012, 座長(Chairmanship).
2011.11.14~2011.11.17, The 11th International Symposium on Origin of Matter and Evolution of Galaxies (OMEG11), 座長(Chairmanship).
2010.11.01~2010.11.01, 第3回宇宙核物理OMEG Institute Seminar: "12C(alpha,gamma)16O reaction", 司会(Moderator).
2009.02.23~2009.02.25, 分野融合型研究会「天体観測、隕石分析、天体核物理学による同位体・組成と元素の起源の研究」, 座長(Chairmanship).
2009.02.19~2009.02.20, 研究会「爆発的元素合成での水素燃焼とνpプロセス,rプロセスとの競合」, 座長(Chairmanship).
2008.12.06~2008.12.06, 第114回日本物理学会九州支部例会, 座長(Chairmanship).
2004.09.01~2004.09.01, 第1回TRIACワークショップ, 座長(Chairmanship).
2004.07.01~2004.07.01, The Eighth International Symposium on Nuclei in the Cosmos, 座長(Chairmanship).
2013.11.18~2011.11.22, The 12th International Symposium on Origin of Matter and Evolution of Galaxies (OMEG12), Program Advisory Committee.
2011.11.14~2011.11.17, The 11th International Symposium on Origin of Matter and Evolution of Galaxies (OMEG11), Program Advisory Committee.
2010.12.17~2010.12.17, 逆運動学共鳴弾性散乱を用いた実験の展開, 世話人.
2010.11.01~2010.11.01, 第3回宇宙核物理 OMEG Institute seminar: "12C(alpha,gamma)16O reaction", 世話人.
2009.02.23~2009.02.25, 分野融合型研究会「天体観測、隕石分析、天体核物理学による同位体・組成と元素の起源の研究」, 世話人.
2009.02.19~2009.02.20, 研究会「爆発的元素合成での水素燃焼とνpプロセス,rプロセスとの競合」, 世話人.
2008.08.08~2008.08.09, RCNP研究会「RCNPにおける不安定核の研究」, 世話人.
2007.12.01~2007.12.01, The 10th International Symposium on Origin of Matter and Evolution of Galaxies (OMEG07), Program Committee.
2002.07.01~2002.07.01, International Symposium on Nuclei in the Cosmos VII, 事務局長、Scientific Secretary.
学会誌・雑誌・著書の編集への参加状況
2002.07~2003.03, "Nuclei In the Cosmos VII" Proceedings of the Seventh International Conference on Nuclei in the Cosmos, 国際, 編集委員.
学術論文等の審査
年度 | 外国語雑誌査読論文数 | 日本語雑誌査読論文数 | 国際会議録査読論文数 | 国内会議録査読論文数 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
2017年度 | 1 | 1 | |||
2015年度 | 1 | 1 | |||
2014年度 | 1 | 1 | |||
2012年度 | 1 | 1 | |||
2011年度 | 1 | 2 | 3 | ||
2009年度 | 1 | 1 | |||
2008年度 | 1 | 1 | |||
2007年度 | 3 | 3 |
その他の研究活動
外国人研究者等の受入れ状況
2019.07~2019.07, 2週間未満, Sungkyunkwan University, Korea.
2017.08~2017.08, 2週間未満, Sungkyunkwan University, Korea.
2016.01~2016.01, 2週間未満, Sungkyunkwan University, Korea.
受賞
平成26年度特別研究員等審査会専門委員(書面担当)の表彰, 日本学術振興会, 2015.10.
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2022年度~2025年度, 基盤研究(B), 代表, ホイル状態崩壊分岐比の精密決定.
2019年度~2021年度, 基盤研究(B), 代表, トリプルアルファ反応率の精密決定.
2015年度~2017年度, 基盤研究(C), 代表, スピン偏極を取り入れた非束縛核分光法の開発.
2012年度~2014年度, 基盤研究(C), 代表, 次世代型不安定核反応実験に向けたRI生成・加速の新手法開発.
2009年度~2011年度, 基盤研究(B), 分担, 天体核反応におけるαクラスター構造の研究.
2009年度~2011年度, 基盤研究(C), 代表, 低エネルギー不安定核反応による2核子相関の研究.
2005年度~2007年度, 若手研究(B), 代表, 低エネルギーRIビームによる高アイソスピン共鳴状態の研究.
2002年度~2004年度, 若手研究(B), 代表, 低エネルギーRIビームを用いた不安定共鳴順位の研究.
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