九州大学 研究者情報
発表一覧
榎木 勉(えのき つとむ) データ更新日:2024.04.01

准教授 /  農学研究院 環境農学部門 森林環境科学


学会発表等
1. 榎木勉,松仁天志郎,内海泰弘, 扇大輔, 井上一信, 長澤久視, 安田悠子, 壁村勇二, 井上幸子, 南木大祐, 緒方健人, 古賀信也, 温暖帯二次林における皆伐後の萌芽能力に幹のサイズと樹齢が及ぼす影響, 九州大学演習林研究発表会, 2023.01.
2. 兵藤不二夫,原田寛人,智和正明,榎木勉, 北海道演習林における広葉樹と針葉樹林での8年間の下層除去処理が土壌生物に与える影響, 九州大学演習林研究発表会, 2023.01.
3. 松山周平, 福澤加里部, 智和正明, 榎木 勉, 菱 拓雄, 北海道の冷温帯林におけるササの地上部バイオ マス量、高さ、密度の関係, 日本森林学会, 2023.03.
4. 榎木 勉,Christmas Uchida, 高木正博, 鵜川信, 鍋嶋絵里, 石井弘明, 九州産スギ品種の窒素利用の可塑性と撹乱に対する肥大成長の応答, 日本森林学会, 2023.03.
5. 松仁天志郎,内海泰弘,榎木勉, 暖温帯二次林における皆伐後の萌芽能力に幹のサイズと樹齢が及ぼす影響, 日本生態学会, 2023.03.
6. 原田寛人, 榎木勉, 菱拓雄, 下層植生除去が森林生態系機能に及ぼす影響の林種による違い, 九州森林学会大会(Web), 2022.10.
7. 川口英之, 荒木眞岳, 飛田博順, 廣部宗, 榎木勉, 名波哲, 舘野隆之輔, 金子有子, 井鷺裕司, トチノキ個体における雄性器官と雌性器官への繁殖投資効率, 日本森林学会, 2022.03.
8. 榎木 勉, 高木正博, 鵜川信, 鍋嶋絵里, 石井弘明, 九州産スギ6品種の成長と窒素利用様式, 日本森林学会, 2022.03.
9. 榎木 勉, 高木正博, 鵜川信, 鍋嶋絵里, 九州産スギ6品種の窒素利用様式-落葉窒素濃度の5地域での比較-, 日本森林学会, 2021.03.
10. 片山歩美, 市橋隆自, 内海泰弘, 榎木勉, 久米朋宣, 智和正明, 大槻恭一, 福岡演習林のタケ研究のこれまでとこれから, 九州大学演習林研究発表会, 2022.01.
11. 榎木勉, 高木正博, 鵜川信, 鍋嶋絵里, 石井弘明, スギの成長と窒素利用様式の品種による違い, 九州大学演習林研究発表会, 2022.01.
12. Marly ORREGO MORALES, Ayumi KATAYAMA, Motohiro HASEGAWA, Tsutomu ENOKI, The role of culm debris and soil biota on leaf litter decomposition in Moso Bamboo stands, 日本生態学会, 2021.03.
13. 澤江悠, 榎木勉, 木竹混交林におけるマダケのサイズおよび稈密度に微地形と樹冠が与える影響, 九州大学演習林研究発表会, 2021.01.
14. Marly Orrego, 片山歩美, 長谷川元洋, 榎木勉, 林床に放置された稈と土壌動物群集がモウソウチク林におけるリター分解に及ぼす影響, 九州大学演習林研究発表会, 2021.01.
15. 松仁天志郎, 内海泰弘, 榎木勉, 暖温帯広葉樹二次林における皆伐後の萌芽発生に樹齢と幹サイズが与える影響, 九州森林学会大会(Web), 2020.10.
16. 明坂将希, 菱拓雄, 榎木勉, 樹木群集の標高に沿った種多様性パターンとそれに及ぼす微地形の影響-九州大学宮崎演習林全域植生調査データを利用して-, 九州森林学会大会(Web), 2020.10.
17. 榎木勉, 山口桃子, 枡田明莉, 鵜川信, 九州産スギ6品種のリターフォール生産量の比較, 九州森林学会大会(Web), 2020.10.
18. 明坂将希, ほか, 九州山地の樹木群集における種多様性の標高に沿った変化に及ぼす微地形の効果, 日本生態学会, 2020.03.
19. 木村(加藤)恵, ほか, 国内樹木種74属114種の種子形質とそれを用いた種子の乾燥耐性予測, 日本生態学会, 2020.03.
20. 下野皓平, ほか, 急傾斜地における放棄竹林の炭素・窒素蓄積量と移動量-スギ林との比較-, 日本生態学会, 2020.03.
21. 榎木 勉, ほか, スギの成長に遺伝子型と可塑性が及ぼす影響: 品種試験地 45 年目の結果, 日本森林学会, 2020.03.
22. 榎木勉, 高木正博, 鵜川信, 鍋嶋絵里, 石井弘明, スギの成長に遺伝子型と可塑性が及ぼす影響:品種試験地45年目の結果, 日本森林学会大会学術講演集, 2020.03,

スギ品種の生育に遺伝子型と表現型可塑性が及ぼす影響を評価するために,九州大学,宮崎大学,鹿児島大学,愛媛大学演習林の5つのサイト(粕屋,田野,椎葉,高隈,米野々)に共通圃場が設定された。今回はクモトオシ,ヤイチ,オビアカ,ヤブクグリ,メアサ,アヤスギの植栽後45年での地上部成長の違いについて報告する。全てのサイトで早生型の品種は晩成型の品種よりも立木サイズが大きかった。斜面上部から下部に向かっての樹高の増加は全ての品種で見られた。品種間の成長の違いは,成長が良いサイトで大きかったことから,立地の良くない林地では,早生型の優位性が発揮されにくいことが示唆された。各品種のサイト間での成長の差を地域スケールでの可塑性とし,斜面位置による成長の差を地形スケールでの可塑性をとして評価すると,成長の良い品種はどちらのスケールでも可塑性が大きかった。地上部サイズと立木密度の間に負の相関が見られない品種やサイトがあった。枯死などで生じた林冠ギャップを十分に埋めることが出来ていないと考えられた。これらのことから品種の長期的な評価では樹病や撹乱に対する脆弱性などの形質も考慮に入れる必要があると考えられた。

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23. 榎木勉, 他, 九州大学農学部附属演習林におけるMillennium Seed Bank Projectによる種子採取, 九州大学演習林研究発表会, 2020.01.
24. 榎木勉, 他, 福岡演習林の学術参考保護林, 九州大学演習林研究発表会, 2020.01.
25. 榎木勉, 他, 福岡演習林の研究モニタリング活動, 九州大学演習林研究発表会, 2020.01.
26. 榎木 勉, ほか, カラマツ人工林における林床植生の山火事後の初期回復過程, 日本生態学会, 2019.03.
27. 下野皓平, 片山歩美, 榎木勉, 田代直明, 智和正明, 大槻恭一, 菱拓雄, 放棄モウソウチク林の窒素利用様式に斜面位置の違いが及ぼす影響, 日本生態学会大会講演要旨(Web), 2019.03.
28. 安田悠子, 内海泰弘, 榎木勉, 高田克彦, 古賀信也, 日本の暖温帯広葉樹林における常緑および落葉広葉樹に生じる樹幹の不連続輪の発生頻度とその種間差, 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM), 2019.03.
29. 安田 悠子, 内海 泰弘, 榎木 勉, 高田 克彦, 古賀 信也, 暖温帯林における常緑および落葉広葉樹に生じる樹幹の不連続成長の発生頻度, 日本森林学会大会発表データベース, 2019.03,

成長錘コアや円板を用いた年輪測定から得られる個体の樹齢は,温帯林における各林分や林分を構成する個体に関する基盤情報であるが,幹における不連続輪の発生は年輪測定に不確実性を生じさせる.しかし,不連続輪発生におよぼす成長速度や種間差の違いについての定量的評価はこれまでなされてこなかった.そこで九州北部の暖温帯性広葉樹二次林に生育する17種の常緑広葉樹と14種の落葉広葉樹の計435個体から幹基部の円板を採取し,不連続輪の発生頻度に対する樹齢と肥大成長速度の効果,およびその種間差を一般化線形混合効果モデルによって評価した.不連続輪は31種中29種330個体において確認され,その数は採取個体の75%を占めた.試験林分内の多くの樹種の多数の個体で幹基部に頻繁に不連続輪が生じていたことになり,1方向のコアからの年輪測定では樹齢の過小評価が生じる危険性が示された.また,個体あたりの不連続輪数は肥大成長速度に比例して減少し,樹齢に比例して増加した.一方で,不連続輪に対する肥大成長速度の効果は樹種によって違った.すなわち,肥大成長速度の低下に伴う不連続輪発生の増加は樹種によってその感度が異なることが示唆された.

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30. 榎木 勉, ほか, 九州産6品種の成長に地形と地域が及ぼす影響:遺伝要因と環境要因の評価, 九州大学演習林研究発表会, 2018.12.
31. 榎木 勉, ほか, 九州産スギ6品種の成長と樹形 -5演習林での植栽試験の結果-, 日本森林学会, 2018.03.
32. 下野皓平, 他, タケとスギの炭素・窒素利用様式の違い~異なる斜面位置による比較~, 日本生態学会, 2018.03.
33. 榎木 勉, 高木 正博, 鵜川 信, 鍋嶋 絵里, 九州産スギ6品種の成長と樹形-5演習林での植栽試験の結果-, 日本森林学会大会発表データベース, 2018.03,

九州大学宮崎演習林(椎葉),九州大学福岡演習林(粕屋),宮崎大学田野フィールド(田野),鹿児島大学高隈演習林(高隈),愛媛大学米野々森林研究センター(米野々)に1968-70年に設定されたスギ品種試験地において,2015年に毎木調査を実施し,クモトオシ,ヤイチ,オビアカ,ヤブクグリ,メアサ,アヤスギ6品種の地上部成長様式を比較した。各試験地は等高線に沿って6つのプロットが設置され,各品種が30(5×6)本ずつ植栽されている。このプロットの列は斜面方向に5つ繰り返され,各列で品種はランダムに配置されている。樹高と胸高周囲長は早生型のクモトオシ,ヤイチで大きく,晩成型のメアサ,アヤスギで小さい傾向があった。いずれの地域においても斜面下部で樹高が高くなる傾向が見られたが,斜面位置による樹高の差異は品種や地域により異なった。成長の良い品種はサイズの地域間差や地形による違いが大きく,環境の変化に対する可塑性が高いと考えられた。形状比や樹冠長率も品種により異なり,樹高成長の大きなヤイチは形状比が小さく,樹冠長率が大きい傾向があった。樹形の地形による違いは顕著ではなかった。

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34. 下野皓平, 片山歩美, 榎木勉, 田代直明, 智和正明, 大槻恭一, 菱拓雄, 竹林とスギ林における斜面位置による窒素蓄積様式の違い, 日本生態学会大会講演要旨(Web), 2018.03.
35. 下野皓平, 他, タケとスギの窒素蓄積様式の違い~異なる斜面位置による比較~, 九州大学演習林研究発表会, 2017.12.
36. 壁村勇二, 他, 九州大学福岡演習林におけるニホンジカの目撃数増加と造林木および下層植生への食害, 九州大学演習林研究発表会, 2017.12.
37. 大東且人, 他, かすや樹木園の初期整備状況と植栽木の生存率, 九州大学演習林研究発表会, 2017.12.
38. 南木大祐, 他, 福岡演習林における獣害に対する取り組み, 九州大学演習林研究発表会, 2017.12.
39. 長慶一郎, 他, 九州大学宮崎演習林におけるニホンジカ生息数推定方法間の比較, 九州大学演習林研究発表会, 2017.12.
40. 榎木勉, 他, カラマツ人工林おける山火事後の下層植生の初期回復過程, 九州大学演習林研究発表会, 2017.12.
41. 榎木 勉, 他, 九州・四国地方における九州産スギ6品種の成長と樹形- 四大学演習林での植栽試験の結果 -, 九州森林学会, 2017.10.
42. 榎木 勉, ほか, 品種によるスギの成長量と窒素利用様式の違い-九州産スギ5品種間の植栽後45年での比較-, 日本森林学会, 2017.03.
43. 菱 拓雄, 前田 由香, 田代 直明, 榎木 勉, 土壌窒素と生産性の関係における天然林と人工林の違い ~種交代が地下部生産量に与える影響, 日本森林学会大会発表データベース, 2017.03,

森林生態系において,一般に土壌の窒素供給速度と純一次生産量(NPP)には正の関係がみられるが,土壌の窒素供給速度に対し,樹木による窒素利用効率(NUE)や地下部配分比が変わることでその関係は変化する.植物体の窒素含量や根への配分は樹種によって異なるため,林分の樹種交代は土壌窒素供給量とNPPの関係に影響をあたえるだろう.本研究では,窒素供給量の異なる立地条件において,樹種が入れ替わる天然林と,入れ替わりのない人工林において,林分のNPP,NUE,地下部へのNPP配分比について調査した.その結果,土壌窒素に対する林分のNPPは人工林では正の線形関係があったが,天然林では線形関係は見られなかった.土壌窒素に対するNUEは,人工林では一定であるのに対して天然林では負の線形関係が見られた.地下部配分比は,天然林人工林とも土壌窒素に対して線形関係はなかった.種の入れ替わりが小さい場合,養分傾度に対して養分利用効率や器官配分比の可塑性を持たないためにNPPは土壌養分と強い関係を持つが,種が入れ替わると養分利用効率と器官配分比の可塑性が大きいため,その関係は複雑になる.

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44. 石原正恵, 榎木 勉, Long-term Forest Observation, Data Sharing and Future Extensions in Japan, GEOSS Asia-Pacific Symposium, 2017.01.
45. 榎木 勉, 他, 九州北部の暖温帯広葉樹二次林の林分動態―モニタリングサイト1000粕屋サイトにおける2006,2011,2016年の測定結果―, 九州大学演習林研究発表会, 2016.12.
46. 村田秀介, 他, 北海道演習林におけるミズナラ造林木の27年間の成長経過, 九州大学演習林研究発表会, 2016.12.
47. 井上幸子, 他, 福岡演習林の見本林(Ⅰ), 九州大学演習林研究発表会, 2016.12.
48. 片山 歩美, 他, タケ資源モニタリング -4年間の成果と今後の課題-, 九州大学演習林研究発表会, 2016.12.
49. 榎木 勉, 他, 周辺個体が樹木の成長と枯死に及ぼす影響のシカ個体数増加に伴う変化, 九州森林学会, 2016.11.
50. 榎木 勉, Drake DR, 侵略的外来樹木ストロベリーグアバが林床の有機物分解過程に及ぼす影響, 日本生態学会, 2016.03.
51. 榎木 勉, ほか, 九州山地におけるモミ・ツガ林の長期動態に及ぼすニホンジカ個体数増加の影響, 日本森林学会, 2016.03.
52. 榎木勉, 久保田勝義, 鍜治清弘, 長慶一郎, 山内康平, 椎葉康喜, 緒方健人, 菱拓雄, 田代直明, 九州山地におけるモミ・ツガ林の長期動態にニホンジカ個体数の増加が及ぼす影響, 日本森林学会大会学術講演集, 2016.03, 近年、日本各地でニホンジカ(以下シカ)による森林生態系の改変が報告されている。九州山地の冷温帯針広混交林においてもスズタケなどの下層植生の消失が見られる。しかし、シカによる影響を強く受ける前から森林動態を長期にわたり観測した事例は少ない。本報告では、九州大学宮崎演習林内の冷温帯針広混交林に1971年と1985年に設定した2つの調査地(幅4mのべルトトランセクト3本; 85m, 85m, 70mと70m×30mの方形区)を復元し、2013年(1971年設定)と2014年(1985年設定)に再調査した結果を報告する。方形区ではシカの個体数の増加および林床植生の食害が記録され始めた時期に当たる1996年に再測定が実施されていた。1996年以降に胸高直径5cm以下の樹木個体の枯死が増加し、新規加入個体のほとんどをシカが摂食しないシキミとアセビが占めるようになった1971 年当時林床に密生していたスズタケも同様の影響を受け、林床から完全に消失した。シカによる摂食の影響をあまり受けない胸高直径5cm以上の樹木も個体数の減少、種組成の変化が見られたが、胸高断面積合計の変化は小さかった。.
53. 田中裕里佳, 阪上宏樹, 藤本登留, 吉田茂二郎, 久米篤, 榎木勉, 高嶋敦史, 雉子谷佳男, 升屋勇人, 微生物で処理したスギ黒心心材の液体注入性, 日本木材加工技術協会年次大会講演・研究発表要旨集, 2016.03.
54. 智和正明, 池崎翔子, 片山歩美, 榎木勉, 森林流域内における地形の違いがヒノキ葉の窒素・リンのストイキオメトリーに与える影響, 日本地球惑星科学連合大会予稿集(Web), 2016.03.
55. 緒方健人, 他, 宮崎演習林における長期森林動態モニタリング-これまでの実施状況と今後の100年にむけて, 九州大学演習林研究発表会, 2016.01.
56. 扇大輔, 他, 九州北部の広葉樹二次林の林分構造-九州大学福岡演習林里山試験地での調査結果, 九州大学演習林研究発表会, 2016.01.
57. 榎木 勉, 140年生スギ造林地の地上部一次生産量と窒素利用-広葉樹が天然更新した不成績造林地との比較, 九州大学演習林研究発表会, 2016.01.
58. 長慶一郎, 他, 九州大学宮崎演習林におけるニホンジカの生息調査結果-2006~2015年のスポットライトセンサスの結果から, 九州大学演習林研究発表会, 2016.01.
59. 榎木 勉, 他, 福岡演習林の研究モニタリング, 九州大学演習林研究発表会, 2016.01.
60. 日暮早希, 阪上宏樹, 藤本登留, 吉田茂二郎, 久米篤, 榎木勉, 高嶋敦史, 雉子谷佳男, 升屋勇人, スギ心材への液体浸透性向上に寄与する微生物の探索 II-日本各地で採取した木材腐朽菌10種を対象に-, 日本木材加工技術協会年次大会講演・研究発表要旨集, 2015.03.
61. 浦川梨恵子, 大手信人, 柴田英昭, 磯部一夫, 舘野隆之輔, 小田智基, 菱拓雄, 福島慶太郎, 稲垣善之, 平井敬三, 小柳信宏, 中田誠, 戸田浩人, 田中健太, 渡辺恒大, 福澤加里部, 徳地直子, 鵜川信, 榎木勉, 中西麻美, 三枝信子, 山尾幸夫, 小谷亜由美, 日本の森林土壌における窒素無機化・硝化速度の制限要因, 日本森林学会大会学術講演集, 2015.03.
62. 長慶一郎, 他, ニホンジカの摂食によるスズタケ群落の衰退-九州大学宮崎演習林における11年間の変化, 九州大学演習林研究発表会, 2015.01.
63. 長慶一郎, 鍜治清弘, 山内康平, 緒方健人, 椎葉康喜, 榎木 勉, ニホンジカの摂食によるスズタケ群落の衰退-級数大学宮崎演習林における10年間の変化-, 九州森林学会, 2014.10.
64. 榎木 勉, 高橋一太, シカの摂食により下層植生が衰退した林地斜面における土砂の移動, 九州森林学会, 2014.10.
65. 榎木 勉, 楠本聞太郎, 五十嵐秀一, 辻和希, Stand structure and plant species occurrence in forest edge habitat along different aged roads on Okinawa Island, southwestern Japan, Island Biology, 2014.07.
66. 高橋一太, 榎木 勉, 下層植生が衰退した林地斜面における土砂の移動, 日本森林学会, 2014.03.
67. 榎木 勉, 古賀 信也, 菱 拓雄, 内海 泰弘, 溝上 展也, 吉田 茂二郎, 間伐強度の違いが高齢スギ人工林の地上部純一次生産量に及ぼす影響, 日本森林学会, 2014.03.
68. 榎木 勉, 九州大学福岡演習林におけるスギ人工林の二次林化が物質循環に及ぼす影響, 日本生態学会, 2014.03.
69. 古賀信也, 今村雄太, 内海泰弘, 菱拓雄, 榎木勉, 田代直明, 九州大学宮崎演習林で育成されたカラマツの成長と木材性質, 日本森林学会大会学術講演集(CD-ROM), 2014.03, 【目的】生育地の違いがカラマツの材質に及ぼす影響を明らかにすることを目的に,九州大学宮崎演習林(以下,宮演)のカラマツの成長と木材性質を調べ,苗の出所が同じで,ほぼ同様の植栽密度とその後の保育作業が施された同樹齢の九州大学北海道演習林(以下,北演)のカラマツと比較検討した.
【方法】宮演,北演ともに56年生林分を対象にした.それぞれ約100本の立木のDBHと樹幹応力波伝播速度を測定するとともに,それぞれ5本の樹幹解析と地上高1.2m,9.2m,15.2mの髄から最外年輪までの容積密度,仮道管長,仮道管S2層のミクロフィブリル傾角(MFA)を測定した.
【結果】宮演の肥大成長量,樹高成長量,材積成長量は北演よりも劣るが,容積密度と仮道管長には両林分に差はなかった.MFAについては,樹幹上部でその値と半径方向の変動傾向にわずかな違いが認められた.樹幹下部において宮演の応力波伝播速度が北演よりもわずかに低い値を示したが,動的ヤング率の推定値はほぼ同等であった.以上の結果から,カラマツの材質は,特に樹幹下部においては,生育地の違いの影響を大きく受けないことが示唆された..
70. 長慶一郎, 馬渕哲也, 井上幸子, 緒方健人, 榎木 勉, 田代 直明, 北海道演習林におけるエゾジカ有害鳥獣捕獲の効率とコスト, 九州大学演習林研究発表会, 2014.01.
71. 高橋一太, 榎木 勉, シカの採食によって下層植生が衰退した林地斜面の土砂移動, 九州大学演習林研究発表会, 2014.01.
72. 榎木 勉, 内海 泰弘, 矢部恒晶, 八代田千鶴, ほか, 誘引狙撃がニホンジカの出現頻度とスギ苗木の食害に及ぼす影響, 九州大学演習林研究発表会, 2014.01.
73. Urakawa Rieko, Ohte Nobuhito, Shibata Hideaki, Isobe Kazuo, Oda Tomoki, Watanabe Tsunehiro, Fukuzawa Karibu, Ugawa Shin, Hishi Takuo, Enoki Tsutomu, Tateno Ryunosuke, Fukushima Keitaro, Nakanishi Asami, Saigusa Nobuko, Yamao Yukio, Oyanagi Nobuhiro, Hattori Daichi, Nakata Makoto, Tanaka Kenta, Toda Hiroto, Inagaki Yoshiyuki, Hirai Keizo, Characteristics of Nitrogen Mineralization Rates and Controlling Factors in Forest Soils in the Japanese Archipelago, AGU(American Geophysical Union) Fall Meeting, 2013.12.
74. 榎木 勉, 内海 泰弘, 矢部恒晶, 八代田千鶴, ほか, 誘引狙撃によるニホンジカの個体数管理がスギ苗木の生育に及ぼす影響, 九州森林学会, 2013.10.
75. 八代田千鶴, 榎木勉, 小泉透, 誘引狙撃法によるシカ個体数削減と被害軽減効果の検証, 霊長類研究, 2013.10,  シカによる林業被害は各地で報告されており,大きな社会問題となっている.被害軽減技術の開発も強く求められており,体制の整備を含めた実効性のある手法開発が望まれている.特に,林業では生産現場とシカ生息地が重複していることから,被害軽減には個体数削減が必須であり,各地で捕獲による被害管理が進められている.しかし,捕獲による被害軽減効果を検証した事例はほとんどない.そこで本研究では,特定の区域内において誘引狙撃法による繰り返し捕獲を実施し,植栽した苗に対する食害率から被害軽減効果を検証した.調査は宮崎県椎葉村の九州大学宮崎演習林内において,2010年(捕獲前年),2011年(捕獲実施年),2012年(捕獲翌年)に行った.半径 0.5kmの捕獲区域を中心に半径 3kmの範囲内に 5m四方の植栽区を 20カ所設置し,毎年 4月にスギ苗を 20本ずつ植栽した.シカによる食害の有無を毎年 11月に調査し,距離による食害率の変化について回帰式を得た.また,半径 1.5km内の植栽区 10カ所に自動撮影カメラを設置し,シカの出没状況を記録した.誘引狙撃法による捕獲は 2011年に実施し,捕獲区域内に設置した狙撃場 6カ所において,4,6,10月に捕獲を行った.捕獲時における単位捕獲努力量(人日)あたりの捕獲数,累積捕獲数,目撃数に対する捕獲数の割合(捕獲率)を用い,除去法により捕獲前年のシカ個体数を推定した.3回の繰り返し捕獲の実施により,合計 11頭のシカを捕獲除去した.除去法により推定した捕獲前年の個体数は 25頭であり,区域内の個体数は捕獲により 56%に減少したと推定された.回帰式から算出した区域内の食害率は,捕獲前年と比較して捕獲実施年で 64.8%に減少した.捕獲翌年は 81.3%に増加したが,捕獲前年より低いまま維持された.シカの出没頻度も捕獲実施により減少した.以上のことから,森林内の特定区域における繰り返し捕獲により,植栽苗に対する被害を軽減できることが示された..
76. 浦川 梨恵子, 大手 信人, 柴田 英昭, 渡辺 恒大, 福澤 加里部, 舘野 隆之輔, 菱 拓雄, 福島 慶太郎, 稲垣 善之, 平井 敬三, 戸田 浩人, 田中 健太, 小柳 信宏, 服部 大地, 中田 誠, 小田 智基, 三枝 伸子, 山尾 幸夫, 中西 麻美, 榎木 勉, 鵜川 信, 日本の森林土壌の窒素無機化速度―土壌の化学的特性―, 日本地球惑星科学連合2013年大会, 2013.05.
77. 榎木 勉, 日本生態学会の21世紀の歩みとロードマップの提示, 日本生態学会, 2013.03.
78. 榎木 勉, 140年生スギ造林地の地上部純一次生産量-天然更新した広葉樹が優占する不成績造林地との比較-, 日本森林学会, 2013.03.
79. 浦川梨恵子, 柴田英昭, 黒岩恵, 稲垣善之, 森林生態系における土壌の窒素動態に冬季気候変動にともなう凍結融解サイクルの変化が及ぼす影響, 日本森林学会, 2013.03.
80. 榎木 勉, 140年生スギ造林地の地上部純一次生産量: 天然更新した広葉樹が優占する不成績造林地との比較, 日本森林学会大会発表データベース, 2013.03, 福岡県久山町に位置する九州大学福岡演習林14林班に生育する約140年生のスギ人工林に30mx60mのプロットを設置し、地上部一次生産量(ANPP)を測定した。プロット内にはスギが35本生育し、胸高断面積合計は59.7m2であった。最大樹高および直径は33m、126cmであった。アロメトリー式により算出した地上部現存量は215.3Mg/haであった。プロットは18個の10mx10mのセルに分割し、各セルには開口面積0.25m2のリタートラップを一つずつ設置した。胸高直径の2年間の変化から求めた地上部成長量は2.6Mg/ha/yr、リターフォール量は6.2Mg/ha/yr、これらの和であるANPPは8.8Mg/ha/yrであった。プロットには、この造林が不成績のため天然更新した広葉樹が優占する二次林が隣接する。二次林の胸高断面積合計は51.4m2、地上部現存量は278.4Mg/ha、地上部成長量は8.6Mg/ha/yr、リターフォール量は3.7Mg/ha/yr、ANPPは12.3 Mg/ha/yrであった。これらの違いはスギと広葉樹の光合成生産物の配分の違いを反映していると考えられる。.
81. 大津洋暁, 菱拓雄, 田代直明, 長慶一郎, 井上幸子, 緒方健人, 馬渕哲也, 榎木勉, 北海道東部のミズナラ造林地における土壌の炭素および窒素の蓄積様式-0~40年生林分の比較-, 日本森林学会大会学術講演集(CD-ROM), 2013.03, 北海道東部に位置するミズナラ造林地において林齢による土壌の炭素(C)および窒素(N) の蓄積様式を明らかにするため,1~40年生のミズナラ林分を用いて植生の現存量,土壌のC,NおよびC:N比の蓄積様式を記述するモデルを検討した.また下層植生(ミヤコザサ)の現存量と土壌のC,N動態との関係を調べた. yをC,N,C:N比,tを林齢と置くと,A0層ではC (t/ha)はy=5.44/(1+exp(1.87-0.45t))で表され,造林後10年目まで増加してそれ以降は一定となった.N(t/ha)はy=0.026t*exp(-0.042t)+0.022で表され,20年目まで増加し続けた後緩やかに減少した.C:N比はy=3.23t*exp(-0.15t)+21.3で表され,10年目をピークに減少に転じ,20年目以降は安定した.鉱質土ではC,N,C:N比のいずれも深さ0-5cmおよび5-10cmの層位において林齢によって変化していなかった.下層植生の現存量とA0層のC:N比との間には正の相関が見られた.A0層のC,N動態を考える上で林齢による下層植生の現存量の違いが重要である可能性が示唆された..
82. 鍛治清弘, 久保田勝義, 長慶一郎, 宮崎演習林に生息する甲虫標本収集と生物データベースの構築, 九州大学演習林研究発表会, 2012.12.
83. 長慶一郎, 久保田勝義, 鍛治清弘, 宮崎演習林におけるニホンジカ個体群モニタリング, 九州大学演習林研究発表会, 2012.12.
84. 久保田勝義, 鍛治清弘, 椎葉康喜, 九州大学福岡演習林植性調査, 九州大学演習林研究発表会, 2012.12.
85. 山内康平, 井上晋, 壁村勇二, 九州大学福岡演習林植性調査, 九州大学演習林研究発表会, 2012.12.
86. 榎木 勉, 誘引狙撃法によるニホンジカの個体数管理後のスギ苗木の食害状況, 日本森林学会九州支部会, 2012.10.
87. 榎木 勉, Wildlife monitoring in Shiiba Research Forest, Kyushu University, Japan, ILTER Annual Meeting, 2012.09.
88. 松永 壮, 茶谷 聡, 中塚 誠次, 望月 智貴, 谷 晃, 楠本 大, 内海 泰弘, 榎木 勉, 日浦 勉, スギおよびヒノキからのジテルペン類放出とそのエアロゾル生成への潜在的影響力, 日本地球化学会年会要旨集, 2012.09, 森林の樹木から放出される揮発性の有機化合物(BVOC)は、その放出量の多さ、反応性の高さ、人為起源物質に対する相対的重要性から、近年急速に注目を集めている。一方、モデル推定では有機エアロゾルの生成量が不足していると示唆されている。この原因として考えられるものの一つに、未把握の反応性有機化合物の存在があげられる。本研究では、分析の困難性から、未だ研究例が少ない、炭素数15以上の高分子量BVOCに注目した。高分子量BVOCに適した分析法を用いて、国内における生育面積が第1位のスギおよび同第2位のヒノキから放出される高分子量BVOCを測定した。その結果、これまでガスとしての放出が確認されていなかった、炭素数20の不飽和炭化水素であるジテルペン類が、スギとヒノキの両方から大量に放出されていることを初めて確認した。講演では、ジテルペン類による大気環境への影響、特にエアロゾル生成について議論したいと考えている。.
89. 松永壮, 中塚誠次, 茶谷聡, 谷晃, Onno Muller, 楠本大, 榎木勉, 日浦勉, 日本の森林に適したBVOCインベントリの構築, 大気化学検討会, 2011.10.
90. 榎木 勉, 内海泰弘, 矢部恒晶, 八代田千鶴, 小泉透, 久保田勝義, 鍛冶清弘, 壁村勇二, 椎葉康喜, 宮島裕子, ニホンジカの出現頻度が異なる場所に植栽したスギ苗木の食害状況, 日本森林学会九州支部会, 2011.10.
91. Matsunaga S, Nakatsuka S, Chatani S, Tani A, Muller O, Kusumoto D, Enoki T, Hiura T, Emission inventory for biogenic volatile organic compound (BVOC) in Japan, ILTER annual meetings 2011, 2011.09.
92. 八代田千鶴, 小泉透, 榎木勉, 誘引狙撃によるシカ捕獲手法の検証, 日本哺乳類学会, 2011.09.
93. 榎木勉, 内海泰弘, 矢部恒明, 久保田勝義, 鍛冶清弘, 壁村勇二, 椎葉康喜, 宮島裕子, シカの出現頻度が異なる場所に植栽したスギの苗高変化, 九州大学演習林研究発表会, 2011.06.
94. 扇大輔, 大崎繁, 井上一信, 山内康平, 内海泰弘, 榎木勉, 古賀信也, 薛孝夫, 福岡演習林でのスポットライトセンサスの実施, 九州大学演習林研究発表会, 2011.06.
95. 松永壮, 谷晃, 久保田勝義, 内海泰弘, 榎木勉, 日浦勉, スギ,ヒノキからの揮発性有機ガス放出, 九州大学演習林研究発表会, 2011.06.
96. 榎木勉・五十嵐秀一・楠本聞太郎・辻和希, 開設年数の異なる林道での植生へのエッジ効果の比較, 日本生態学会, 2011.03.
97. 浦川梨恵子, 柴田英昭, 菱 拓雄, 稲垣善之, 舘野隆之輔, 福澤加里部, 戸田浩人, 平井敬三, 中西麻美, 福島慶太郎, 中田 誠, 小柳信宏, 榎木 勉, 気候変動による積雪変化が森林土壌の物質循環機能に及ぼす影響 ―全国サイトにおける土壌の化学的性質―, 日本森林学会, 2011.03.
98. 浦川梨恵子, 柴田英昭, 菱拓雄, 稲垣善之, 舘野隆之輔, 福澤加里部, 戸田浩人, 平井敬三, 中西麻美, 福島慶太郎, 中田誠, 小柳信宏, 榎木勉, 気候変動による積雪変化が森林土壌の物質循環機能に及ぼす影響-全国サイトにおける土壌の化学的性質-, 日本森林学会大会学術講演集(CD-ROM), 2011.03.
99. 榎木勉・内海泰弘, 椎葉の樹木 ツブラジイ, 2011.02.
100. 榎木勉・内海泰弘, 椎葉の樹木 スズタケ, 2011.01.
101. 榎木勉・内海泰弘, 椎葉の樹木 カゴノキ, 2010.12.
102. 榎木勉・内海泰弘, 椎葉の樹木 ヤハズアジサイ, 2010.11.
103. 榎木勉・内海泰弘, 椎葉の樹木 ナガバモミジイチゴ, 2010.10.
104. 榎木 勉, 矢部 恒晶, 九州大学宮崎演習林, 森林科学, 2010.10.
105. 榎木勉・内海泰弘, 椎葉の樹木 ヌルデ, 2010.09.
106. Kusumoto B, Enoki T, Kubota Y, Relationships between distributional pattern of liana species and their ecological traits in a subtropical evergreen broad-leaved forest in south west Japan, IUFRO, 2010.08.
107. 榎木勉・内海泰弘, 椎葉の樹木 マルバアオダモ, 2010.08.
108. 榎木勉・内海泰弘, 椎葉の樹木 ネジキ, 2010.07.
109. 榎木勉・内海泰弘, 椎葉の樹木 ハネミイヌエンジュ, 2010.06.
110. 榎木勉・内海泰弘, 椎葉の樹木 ガクウツギ, 2010.05.
111. 榎木勉・内海泰弘, 椎葉の樹木 シロモジ, 2010.04.
112. 榎木勉・池崎翔子・宮沢良行, ヒノキ人工林内に天然更新した広葉樹の生産性と窒素利用, 日本生態学会, 2010.03.
113. 楠本聞太郎・井上貴文・榎木 勉, 林分構造がツル植物の分布に与える影響‐地形及びよじ登り様式による違い‐, 日本生態学会, 2010.03.
114. 藤井新次郎・久保田康裕・榎木勉, ニッチの差異に基づく林木種遷移の解析, 日本生態学会, 2010.03.
115. 田代 直明・村田 育恵・井上 幸子・井上 晋・久保田 勝義・内海 泰弘・榎木 勉, シカ生息地におけるスズタケ群落による埋土種子相の保護, 日本生態学会, 2010.03.
116. 榎木勉, 井上貴文, 田代直明, 石井弘明, 不成績造林地における地上部生産量に及ぼす地形と植栽木の影響, 日本森林学会大会学術講演集(CD-ROM), 2010.03.
117. 久保田 康裕・榎木 勉・吉田 俊也, カナダ北東部・ニューファンドランドにおける針葉樹林の山火事撹乱と更新過程, 日本森林学会, 2009.03.
118. 石川 ねね・榎木 勉・太田 徹志・溝上 展也・吉田 茂二郎, 皆伐後10年が経過した斜面の土壌特性に及ぼすシカ防護ネットの影響, 日本森林学会, 2009.03.
119. 池崎 翔子・宮沢 良行・榎木 勉, 天然更新した広葉樹がヒノキ林の物質生産に与える影響, 日本森林学会, 2009.03.
120. 宮島 裕子・久保田 勝義・井上 幸子・榎木 勉・内海 泰弘・田代 直明, アカマツの個体サイズに定着初期の成長速度が与える影響, 日本森林学会, 2009.03.
121. 楠本聞太郎・榎木勉・久保田康裕, ツル植物の個葉形態と窒素含有量の種間比較-分布の地形依存性とよじ登り様式-, 日本生態学会, 2009.03.
122. 榎木勉・安田恵子・楠本聞太郎, 西表島仲良川流域のマングローブ林における生葉と落葉の窒素含有量, 日本生態学会, 2009.03.
123. 宮島 裕子, 久保田 勝義, 井上 幸子, 榎木 勉, 内海 泰弘, 田代 直明, アカマツの個体サイズに定着初期の成長速度が与える影響:定着時期及び地形による違い, 日本森林学会大会発表データベース, 2009.03.
124. Fujii, S., Kubota, Y., Enoki, T., Ecological rsk assessment in tree species diversity of subtropical forest under clear logging practices, Asia Forest Workshop 2008 in Cambodia, 2008.11.
125. Kubota, Y., Fujii, S., Oosako, T., Enoki, T., Resilience of subtropical forests degradaded by clear logging and potential management strategies, 6th Workshop of "Uneven- aged silvicluture" IUFRO, 2008.10.
126. Oosako, T., Kubota, Y., Enoki, T., Effects of Pinus luchuensis plantation on secondary succession and stand dynamics of the subtropical forest in southern Japan, 6th Workshop of "Uneven- aged silvicluture" IUFRO, 2008.10.
127. Fujii, S., Kubota, Y., Enoki, T., Ecological impacts of different clear-logging scenarios on tree species diversity in the subtropical oest, southern Japan, 6th Workshop of "Uneven- aged silvicluture" IUFRO, 2008.10.
128. Kubota, Y., Fujii, S., Oosako, T., Enoki, T., Resilience of subtropical forests degradaded by clear logging and potential management strategies, 6th Workshop of "Uneven- aged silvicluture" IUFRO, 2008.10.
129. 榎木 勉, 山田 清香, 亜熱帯常緑広葉樹林における樹幹形の地形による違い, 日本森林学会大会発表データベース, 2008.03.
130. 池崎 翔子, 榎木 勉, 宮沢 良行, 大槻 恭一, ヒノキ人工林の発達様式と広葉樹の侵入過程に及ぼす地形の影響, 日本森林学会大会発表データベース, 2008.03.
131. 井上貴文・榎木勉・井上晋, スギ人工林に侵入した広葉樹の生産量に及ぼす地形の影響, 日本生態学会, 2008.03.
132. 楠本聞太郎・榎木勉・渡邊康志・久保田康裕, 一流域におけるツル植物の分布と森林構造の関係, 日本生態学会, 2008.03.
133. 榎木 勉・池崎翔子・宮沢良行・楠本聞太郎・井上貴文, ヒノキ林の林分構造と土壌特性の流域内における空間変異, 日本森林学会九州支部会, 2007.11.
134. 楠本聞太郎・榎木 勉, 亜熱帯常緑広葉樹林におけるリターフォールの季節変化‐地形による違い‐, 日本森林学会九州支部会, 2007.11.
135. 榎木勉・田代直明・古賀信也・内海泰弘, 九州大学演習林における長期生態研究の現状と課題, 日本生態学会, 2007.11.
136. 井上貴文・楠本聞太郎・長慶一郎・山内康平・鍛治清弘・椎葉康喜・井上一信・作田耕太郎・田代直明・榎木勉・井上晋, 140年生スギ人工林における広葉樹の空間分布に与える地形とスギの影響, 日本生態学会, 2007.03.
137. 榎木勉・ 安田恵子, 西表島仲良川流域のマングローブ林の動態とリターフォール響, 日本生態学会, 2007.03.
138. 楠本聞太郎・榎木勉, 亜熱帯常緑広葉樹林におけるツル植物の種組成および空間分布, 日本生態学会, 2007.03.
139. 村田 育恵・矢部 恒晶・榎木 勉・内海 泰弘・馬渕 哲也・田代 直明・井上 晋, 冷温帯林におけるニホンジカの糞分布, 日本森林学会, 2007.03.
140. 久保田 勝義・井上 幸子・榎木 勉・内海 泰弘・井上 貴文・田代 直明, 冷温帯性二次林における森林構造の地形による違い, 日本森林学会, 2007.03.
141. 川口 英之・榎木 勉・稲垣 善之・神崎 護・籠谷 泰行・サフナル ポンサク, タイ熱帯季節林におけるリターの供給と蓄積, 日本森林学会, 2007.03.
142. 村田育恵, 矢部恒晶, 榎木勉, 内海泰弘, 馬渕哲也, 田代直明, 井上晋, 冷温帯林におけるニホンジカの糞分布-植生と地形による違い-, 日本森林学会大会学術講演集(CD-ROM), 2007.03.
143. 榎木勉, 安田恵子, 西表島仲良川流域のマングローブ林の動態とリターフォール, 日本生態学会大会講演要旨集, 2007.03.
144. 榎木勉・安田恵子, 西表島仲良川流域のマングローブ林におけるリターフォール, 日本森林学会九州支部会, 2006.11.
145. 井上貴文・長 慶一郎・山内康平・鍛治清弘・椎葉康喜・井上一信・作田耕太郎・田代直明・榎木 勉・井上 晋, 施業放棄されたスギ人工林における稚樹の分布, 日本森林学会九州支部会, 2006.11.
146. 榎木 勉 辻 和希, 林道が植生へ与える影響の評価を試みる, 日本生態学会, 2006.03.
147. 楠本聞太郎・榎木勉, 亜熱帯常緑広葉樹林におけるツル植物のリター生産への寄与, 日本生態学会, 2006.03.
148. 南木大祐・榎木勉・上田萌子・諏訪錬平, 西表島仲良川流域のマングローブ林における稚樹の動態, 日本生態学会, 2006.03.
149. 金子信博・榎木勉・大久保慎二・伊藤雅道, 生態系改変者ヤンバルオオフトミミズによる ササラダニの多様性維持機構, 日本生態学会, 2006.03.
150. Suwa R., Enoki T. & Hagihara A., Latitudinal change in structure of mangrove forests along the Ryukyu Archiperago, The 2nd Scientific Congress of East Asian Federation of Ecological Societies, 2006.03.
151. 川口 英之, 榎木 勉, 中静 透, Hamid Abang A, サラワク熱帯雨林におけるShorea parvistipulata稚樹の空間分布に対する攪乱の影響, 日本森林学会大会発表データベース, 2006.03.
152. 榎木勉, ハワイ州オアフ島のマングローブ林における皆伐が稚樹の成長に与える影響, 日本生態学会大会講演要旨集, 2005.03, ハワイ諸島には約100年前から砂防などの目的で導入されたマングローブ林が定着している。近年は、外来種による生態系への影響を懸念し、一部の地域では伐採による駆除の試みがなされている。本研究ではオアフ島のヘエイア州立公園内にあるRhysophola mangle L.が優占するマングローブ林において、皆伐が稚樹の生育に与える影響を調べた。 長さ40mのライントランセクトをマングローブ林から隣接する伐採後3年経過した伐採区にかけて、ラインの中央がマングローブ林と伐採区との境界になるように設置した。ラインは3本設置し、5m間隔で開空度と稚樹の個体数、サイズ、葉、幹、根への資源配分を調べた。 開空度は森林内の境界まで10mの地点から増加し、森林から離れるほど大きくなった。稚樹の密度は森林内から境界までは変化しなかった。伐採区では地樹密度は増加したが、境界からの距離が15m、20mの地点では減少した。個体サイズは森林内においても境界に近付くにつれて増加し、この変化は境界をこえると急激になった。 開空度の増加に伴い、稚樹のT/R比は森林内では徐々に減少し、境界を越え伐採区に入ると急激に減少した。これは葉重/個体重比と根重/個体重は増加するが、幹重/個体重比が減少するという変化に対応していた。SLAは森林内で境界に向かって減少し、皆伐区では一定であることから、葉重/個体重比の増加は森林内では葉数の増加よりも個葉の重量の増加によるものであり、皆伐区では葉数の増加によるものと考えられた。根重/個体重比の変化は森林内では小さく、皆伐区では大きかった。皆伐による急激な光資源量の増加により、着葉量が増えるが、相対的に減少する土壌中の利用可能な資源量に対応するため、根へ光合成生産物の配分が大きくなったと考えられる。 以上のように、天然更新した稚樹は、皆伐による光環境の変化に対応した資源配分を行いながら良好な生育を示しており、マングローブ林の除去のためには、皆伐に加え、天然更新の抑制の必要があると考えられる。.
153. 金子信博, 榎木勉, 大久保慎二, 伊藤雅道, 生態系改変者ヤンバルオオフトミミズによるササラダニの多様性維持機構, 日本生態学会大会講演要旨集, 2005.03, ヤンバルオオフトミミズによって作り出された地表面の微小生息場所に生息する小型節足動物群集,特にササラダニの群集構造を比較した.ヤンバルオオフトミミズは沖縄本島北部にのみ生息し,日本で初めて見つかった土壌穿孔表層採餌種(anecic)である.本種は地下約20cmに横走する坑道に住み,落葉を土壌表面の入口に集めた上で摂食し,土壌と混じった糞を出口に排泄する.糞塊は20cmほどの塔状になる.集められた落葉はmiddenと呼ばれている.照葉樹林は秋に一度に落葉が集中するのではなく,春と秋を中心に長い時間にわたって落葉が供給される.沖縄では気温が高いため,落葉の分解速度は高い.ミミズにとっては落葉を他の分解者に利用されないように自分の生息場所であるmiddenに集めていると考えられる.坑道やmiddenではミミズから供給される可溶性炭素や窒素が栄養源となって微生物の活性が高く,微生物バイオマスも多いと考えた. リターの堆積量は糞塊の周囲で最も多く,middenとミミズの影響のない土壌では差がなかった.ササラダニの個体数密度はリター層ではミミズの影響のない土壌できわめて少なく,middenと糞塊でほぼ同じ程度であった.一方,土壌層ではミミズの影響のない土壌で最も少なく,糞塊よりもmiddenでの密度が高かった.ササラダニの種数はミミズの影響のない土壌と糞塊で差がなかったが,middenではこれらの倍近い値を示した.これらのことからヤンバルオオフトミミズは落葉資源を移動させ,土壌と混合することによって地表面の微小生息場所の多様性を高め,ササラダニの密度と多様性を大きく高めており,生態系改変者として土壌生物群集に大きな影響を与えていた..
154. 上田 萌子, 榎木 勉, 諏訪 錬平, 萩原 秋男, 西表島仲良川流域におけるマングローブ林を構成する樹木3種の分布パターン, 日本生態学会大会講演要旨集, 2005.03, マングローブ林では河口から上流や、沿岸から内陸にかけての環境傾度に応じた帯状構造が見られることが知られている。本研究では環境傾度の一つとして土壌の塩分濃度の変化に着目し、森林構造との関係を検討した。 調査は西表島仲良川流域のマングローブ林に、川の流路に対して垂直に設置した幅1 mのライントランセクトにおいて行った。ライントランセクトは上流から河口に向かって約2 kmの範囲に両岸あわせて39箇所に設置し、オヒルギ、ヤエヤマヒルギ、メヒルギの全木を対象にして毎木調査と土壌の塩分濃度を測定した。土壌の塩分濃度は各ラインの岸から3 mの地点およびラインの両端とその中間点で測定した。 マングローブ林の分布する地域の上流側はオヒルギが優先し、河口に向かうにつれて胸高断面積合計が減少した。河口付近では川岸にヤエヤマヒルギが出現し始めたが、オヒルギの胸高断面積合計を下回った。オヒルギの樹高は河口側ほど低くなった。ヤエヤマヒルギの最大樹高はオヒルギと同程度、もしくは多少低かった。マングローブ林の分布する地域全体にわたり、川岸から内陸に向けて樹高が高くなる傾向が見られた。 上流から河口に向けての森林構造の変化は土壌の塩分濃度の変化に対応していたが、沿岸から内陸に向けての森林構造の変化と土壌の塩分濃度の変化とには明瞭な傾向が見られなかった。このことから、河川の流路に沿った樹木の分布パターンや森林構造の変化は土壌の塩分濃度で説明できるのに対し、沿岸から内陸にかけての変化は土壌の塩分濃度以外、例えば水流や風当たりによる攪乱や林縁から林内への光環境の変化などの要因で決定されているのではないかと考えられた。.
155. 林 真子, 榎木 勉, 亜熱帯照葉樹林における光環境と個体サイズの変化が樹冠形に与える影響, 日本生態学会大会講演要旨集, 2004.03, 森林の構造は不均一な光環境を形成し、樹木はおかれた光環境に応じて光獲得様式を変化させながら成長する。樹冠の形状は樹木の光獲得様式と密接に関係していることが知られている。本研究では、光環境、樹高、個体密度が樹冠形に及ぼす影響について検討した。
調査は沖縄島北部に位置する琉球大学与那フィールドの天然性常緑広葉樹林内で行った。地形の違いによる影響を避けるため、尾根に沿って幅4mのベルトトランセクトを設置し、10種を対象に相対樹冠深度と相対樹冠面積(以後CD/H、CA/Hと示す)を測定した。光環境の指標として、2mおきに、地上高2、4、6mの位置で全天写真を撮影し、開空率を算出した。樹高は0.5-2m、2-4m、4-6mに区分して比較した。個体密度は各樹高階の個体数とした。区分した樹高階ごとに開空率、個体密度を独立変数、CD/H、CA/Hを従属変数としてパス解析を行い、因果関係を調べた。
個体サイズが小さい時は、光環境が樹冠形に大きな影響を与えるが、個体サイズが大きくなると、個体密度による樹冠形への影響が大きくなる傾向が見られた。これは、サイズが小さい時は、隣接個体による影響よりも、上方の構造による光環境の影響が大きく、サイズが大きくなると、獲得できる光資源量は増加するが、隣接個体との距離が短くなるためと考えられる。シロミミズ、コバンモチの2種は、樹高階0.5-2mでは開空率によるCA/Hへのマイナス効果、樹高階4-6mでは個体密度によるCA/Hへのマイナス効果が見られた。これら2種は、サイズの小さい内は、暗い光環境では少ない光資源を有効に獲得するために樹冠を水平方向に拡大する一方、サイズが大きくなって、個体密度が増加すると、隣接個体の影響により、樹冠の横方向への拡張が抑制されると考えられた。
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156. 徐 小牛, 榎木 勉, 柴田 英昭, 平田 永二, 台風撹乱が沖縄の亜熱帯林の物質循環に及ぼす影響, 日本林学会大会発表データベース, 2004.03, 沖縄では台風が頻繁に生じている。台風が森林生態系の物質循環に及ぼす影響を明らかにすることを目的として、沖縄における亜熱帯常緑広葉樹林のリターフォール、リター分解および林内雨、樹幹流量等を5年間にわたって連続観測した。その結果、台風が物質循環に及ぼす影響は大きく、年間リターフォール量(7.56 Mg/ha)の30 %、年降雨量(3324 mm)の29 %が台風の時期に観測された。台風による養分インプット量(リターフォール+林内雨+樹幹流)はそれぞれ窒素29.5、リン1.86、カリウム26.9、カルシウム37.3、マグネシウム12.5 kg/ha/yrとなった。これらは年間養分インプット量のそれぞれ27 ~37 %を占めていた。台風によるリターの分解が速かった。.
157. 榎木勉, 琉球大学亜熱帯フィールド科学教育研究センターにおける長期生態研究の現状と可能性, 日本林学会大会学術講演集, 2004.03.
158. 工藤孝美, 新里孝和, 榎木勉, 沖縄島の石灰岩地域に成立するイタジイ林と立地環境, 日本生態学会大会講演要旨集, 2002.03.
159. 榎木勉, 阿部篤志, 亜熱帯照葉樹林における樹木の分布パターンの地形依存性, 日本林学会大会学術講演集, 2001.03.
160. 榎木勉, 阿部篤志, 沖縄島北部亜熱帯照葉樹林における稚樹の分布様式, 日本生態学会大会講演要旨集, 2001.03.
161. 工藤孝美, 新里孝和, 榎木勉, 石灰岩地に生育するイタジイ林の樹種分布パターンと土壌pH, 日本林学会大会学術講演集, 2001.03.
162. 幸田淳, 井鷺裕司, 川口英之, 榎木勉, 荒木真岳, 飛田博順, 金子有子, トチノキ個体への送粉による遺伝子流を制限する要因, 日本生態学会大会講演要旨集, 2000.03.
163. 榎木勉, 新里孝和, 平田永二, 金城原一郎, 田場和雄, 西端統宏, 沖縄島北部亜熱帯照葉樹林における樹木の分布と微地形, 日本林学会大会学術講演集, 2000.03.
164. 川口英之, 荒木真岳, 榎木勉, 井鷺裕司, 金子有子, トチノキ繁殖個体のアロケーション, 日本生態学会大会講演要旨集, 1999.03.
165. 榎木勉, 川口英之, 中静透, HAMID A A, 構造の不均一な林冠下におけるShorea parvistipulata稚樹の分布と成長 サラワク州クバでの測定, 日本生態学会大会講演要旨集, 1999.03.
166. 榎木勉, 新里孝和, 平田永二, 田場和雄, 金城原一郎, 西端統宏, 沖縄県北部亜熱帯照葉樹林における林冠構成木の種組成と分布様式, 日本林学会大会学術講演集, 1999.03.
167. 榎木勉, 川口英之, 岩坪五郎, クロマツの窒素利用様式の地形による変化, 日本生態学会大会講演要旨集, 1997.03.
168. 榎木勉, 川口英之, 岩坪五郎, クロマツ針葉の葉齢による養分濃度の変化 斜面位置による比較, 日本生態学会大会講演要旨集, 1996.03.
169. 川口英之, 榎木勉, 稲垣善之, SAHUNALU P, 神崎護, 篭谷泰行, タイ国サケラート常緑季節林における土壌呼吸速度の空間分布, 日本生態学会大会講演要旨集, 1996.03.
170. 榎木勉, 川口英之, 岩坪五郎, クロマツの養分利用効率の地形による変化, 日本生態学会大会講演要旨集, 1994.03.

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