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著書一覧
小林 俊哉(こばやし としや) データ更新日:2023.12.16

准教授 /  科学技術イノベーション政策教育研究センター


著書
1. @永田 晃也 @小林 俊哉 @諸賀 加奈 栗山 康孝 齊藤 大地, イノベーション・エコシステムの誕生-日本における発見と政策課題(第5章5.2、第7章7.4を分担執筆), 中央経済社, 第5章5.2、第7章7.4, 2022.09.
2. 小林 俊哉 編集代表:沼野 充義 望月 哲男 池田 嘉郎, ロシア文化事典 15章 学術・技術「ソ連崩壊以降(90年代)の科学技術体制」, 丸善出版, 15章 「学術・技術」, 2019.10, [URL],  ロシアは20世紀の100年間に11人の自然科学系ノーベル賞受賞者を輩出した。そして人類初の人工衛星スプートニク1号、ガガーリン少佐による初の有人宇宙飛行、初の宇宙ステーション・サリュート、ミールの運用等の輝かしい成果を挙げた科学大国であった。その一方でチェルノブイリ原発事故(1986年)を 引き起こしその威信を失墜もさせてきた。1940年代のルイセンコ問題に象徴されるような、旧ソ連の政治イデオロギーが科学研究を歪曲させるような事態をも引き起こした。20世紀の旧ソ連の科学が被ってきた国内外の毀誉褒貶は計り知れない。そして1991年末のソ連崩壊は、国家予算丸抱えで運営されてきたロシアの科学技術体制に深刻な衝撃をもたらした。本項目では、ソ連崩壊から市場経済移行期(1990年代)のロシアの科学技術体制に焦点を当て記述する。.
3. 小林 俊哉, 大学と社会を結ぶ科学コミュニケーション, 九州大学出版会, 2019.09,  わが国の科学技術イノベーション政策の根幹を規定した「第4期科学技術基本計画」(2011年8月19日閣議決定)には、「社会と科学技術イノベーションとの関係深化」という一節が設けられている。そこには、国民と政府、研究機関、研究者との間で認識を共有することができるよう、双方向のコミュニケーション活動を積極的に推進していくことが重要であると記載されている。このような国民と科学研究の担い手をつなぐ双方向のコミュニケーション活動は、一般的に「科学コミュニケーション活動」と呼ばれている。そのような活動を活発化させることによって、国民の科学技術理解が増進され、研究者など科学研究の担い手の側は社会的リテラシーを増大させることができると期待されている。では、どうすれば、そのような双方向の科学コミュニケーション活動を活発化させることができるのだろうか。特にわが国の大学及び公的研究機関の内部ではどのような努力が求められるのだろうか。これらを明らかにすることが、本書の目的である。.
4. Kobayashi Toshiya, Yoshiteru Nakamori, Andrzej P.Wierzbicki, Creative Environment-Issues of Creativity Support for the Knowledge Civilization Age Management of Technology in Academic Research 14, 2007.12.
5. 小林 俊哉, 金沢箔工芸産業におけるイノベーション-石川県における株式会社 箔一のケース-, JAIST Press, 2009.04.
6. 小林 俊哉, 伊藤 泰信, 吉永 崇史, ラボラトリー=スタディーズをひらくために―日本における実験系研究室を対象とした社会科学研究の試みと課題 「第7章 北陸先端科学技術大学院大学におけるラボラトリー=スタディーズの背景と意義」
, JAIST-Press, 84-89, 2009.03.
7. 小林 俊哉, ロシアの科学者, 東洋書店, 2005.11,  ロシアは旧ソ連時代から、20世紀の100年間に9人の自然科学系ノーベル賞受賞者を輩出した。そして人類初の人工衛星スプートニク1号、ガガーリン少佐による有人宇宙飛行、宇宙ステーション・ミール等の輝かしい成果を通して科学技術大国として知られてきた。150万人の科学労働者を擁する科学超大国であった。その一方でチェルノブイリ原発事故(1986年)等の惨事を引き起こしその威信を失墜もさせてきた。1950年代のルイセンコ問題に象徴されるような、ソ連の政治的イデオロギーが科学研究を歪曲させるような事態をも引き起こし西側有識者からの強い憤激をも招来した。20世紀のソ連-ロシア科学が被ってきた毀誉褒貶は計り知れない。1991年末のソ連邦崩壊は、国家予算丸抱えで運営されてきたロシアの科学研究体制に大打撃をもたらした。筆者は、かつてソ連邦崩壊がロシアの科学研究体制にもたらしたインパクトを、特に科学技術研究人材にもたらした影響を中心に調査研究を推進し考察を行った。2005年現在、ソ連邦崩壊から13年余が経過し、ロシアの科学はどのような状況下にあるのだろうか。状況は好転していると言えるだろうか。本書においては、主としてソ連邦崩壊以降のロシア科学技術関連統計やロシア研究機関へのインタビュー結果、文献等をもとに13年間の変化の実相の一部を明らかにするものである。
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