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神野 達夫(かんの たつお) データ更新日:2023.11.22

教授 /  人間環境学研究院 都市・建築学部門 構造防災系


大学院(学府)担当

人間環境学府 都市共生デザイン専攻 都市災害管理学コース

学部担当



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就職実績-他大学
就職実績有, 平成15年4月~平成19年3月  広島大学大学院工学研究科・助手
平成19年4月~平成21年3月  広島大学大学院工学研究科・准教授
平成19年10月~平成24年3月 広島国際大学工学部・非常勤講師
平成21年4月~平成24年3月  広島大学大学院工学研究院・准教授
平成25年4月~平成28年3月  京都大学防災研究所・非常勤講師
令和3年4月~  九州産業大学建築都市工学部・非常勤講師
就職実績-民間機関等
就職実績有, 平成13年4月~平成15年3月  独立行政法人防災科学技術研究所・特別研究員
平成15年4月~平成25年3月  独立行政法人防災科学技術研究所・客員研究員
取得学位
博士(工学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
地震工学、地震防災学
外国での教育研究期間(通算)
00ヶ年00ヶ月
活動概要
本来建物は自然の猛威から我々を守るシェルターの役目を持っていますが、地震の揺れ、すなわち地震動によって、ひとたび倒壊すると、人の命を奪う凶器になります。建物を凶器に変えないためには、建物を地震動に対して強く造るということだけでなく、建物にとっての敵である地震動そのものをよく知ることも重要です。特に地震動は地盤によって大きく変化することが知られていますので、地震動を知るには、地盤の把握がカギとなります。そこで、私の研究室では、地震動ならびにそれに大きな影響を与える地盤に関する様々な課題の解決やそのための技術の開発に取り組んでいます。

このような研究では、観測された事実から知見を見出すことが重要です。地震観測データは、自分で観測する場合もありますが、1995年の阪神淡路大震災を契機に防災科学技術研究所のK-NETに代表されるような地震観測網が整備され、データが公開されていますので、これを最大限に活用します。また、地震記録だけでなく、交通振動や海の波浪といった様々なものを振動源とする地面の微小な振動(微動)も、実際にフィールドにおいて観測し、利用しています。

最近のフィールドとしては、九州各地の平野や過去に地震による被害を受けた地域などがあります。特に、九州各地の平野は火山性の軟弱な堆積物が深く堆積している平野が多いことから、火山由来の堆積平野の地震動特性の把握のための地震観測、地盤構造調査のための微動観測などを行い、得られたデータの分析から今後の地震被害の軽減に資する知見を得るために様々な研究を進めています。

九大関連コンテンツ

pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。