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辻野 裕紀(つじの ゆうき) データ更新日:2023.10.02

准教授 /  言語文化研究院 言語環境学部門 言語教育学講座


大学院(学府)担当

その他の教育研究施設名

役職名

韓国研究センター 副センター長


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ホームページ
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就職実績-他大学
就職実績有, 誠信女子大学校 人文科学大学(韓国・ソウル)専任講師
取得学位
博士(文学)[東京大学]
専門分野
言語学,韓国語学,音韻論,言語思想論
外国での教育研究期間(通算)
03ヶ年00ヶ月
活動概要
大学院言語文化研究院をホームベースとしつつ,大学院地球社会統合科学府,韓国研究センターの兼任教員も務める.
【研究】専門は,言語学(linguistics)である.なかんずく,韓国語=朝鮮語の音韻論,文法論(特に形態論)を研究領域とする.韓国語それ自体の言語事実を丁寧に観察し記述する方法論を基本的な構えとしつつも,日本・琉球(Japonic)諸語をはじめとする他の諸言語・諸方言との対照言語学,言語類型論的な知見を視野に入れ,より深みある分析を行うことを目標としている.現在の主な研究対象は現代韓国語(ソウル方言,慶尚道方言)だが,歴史言語学的な観点も大切にしている.また,社会言語学や言語教育学,文学,思想なども広く関心の埒内とし,特に最近は文学関係の仕事も増えてきている.2021年12月には『形と形が出合うとき:現代韓国語の形態音韻論的研究』(単著,九州大学出版会),2022年8月には『日韓の交流と共生:多様性の過去・現在・未来』(共編著,九州大学出版会)を上梓した.
【教育】基幹教育(学部)では主に韓国語教育に従事している.日本語との対照言語学的な視座に立脚し,日韓両言語に深く肉迫するとともに,韓国語という〈他者の言語〉との遭遇によって励起される〈言語=文化〉への知的好奇心を亢進させるような講義を目指している.韓国語関連以外では,総合科目の「ネオ・ノマド論」「ことばの科学」「外国語プレゼンテーション」などを担当してきた.「ことばの科学」については,2016年度から2018年度の講義録をまとめた『連続講義「ことばの科学」2016-2018』(言語文化叢書23)を筆頭共編者として2020年度に刊行した.2021年度は「外国語プレゼンテーション」の科目責任者も務めた.また,大学院(地球社会統合科学府 言語・メディア・コミュニケーションコース)では「言語思想論」を担当し,言語学,言語論,言語教育論などについての講義,修士課程から博士課程までの論文指導を日々行なっている.2021年度は,大学院共通科目「外国語ライティング」の世話人教員も務めた.2019年度,2020年度は,東京大学大学院人文社会系研究科の非常勤講師も務め,2019年度は韓国語音韻論・音韻史,2020年度は韓国文学史と翻訳論を広く講じた.
【その他】2021年度は,言語文化研究院教務委員長を拝命した.2022年度からは,韓国研究センターの副センター長を務めている.日中韓の国際学会である「東アジア言語文化研究会」の事務局長,編集委員長,日本で唯一の朝鮮語学プロパーの学会「朝鮮語研究会」の幹事,韓国の学会である「韓国日本語学会」の海外理事も務める.ここ数年は,作家や映画監督,写真家,弁護士,医師,研究者,新聞記者,テレビ局記者,美術館のキュレーターなどを招いた講演会や対談をいくつも企画・運営し,また自身も大学,書店,映画館などでの講演,対談,トークショーなどの仕事を積極的に引き受けている.

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