九州大学 研究者情報
発表一覧
永田 高志(ながた たかし) データ更新日:2020.06.23

助教 /  医学研究院 先端医療医学部門 先端医療医学


学会発表等
1. 永田 高志, 橋爪 誠, 信号検出分析法を用いた80歳以上の超高齢者心原性心肺停止に対するウツタイン研究報告, 第42回日本救急医学会総会・学術集会, 2014.10, 【背景】超高齢者心肺停止は成人と比較して発生頻度が低く予後も不良である。そのため,予後に関わる因子を把握することは重要である。【方法】ウツタイン統計に登録された2005-2010年におけるわが国の80-110歳の心原性心肺停止に対して信号検出分析法を用いて解析を行い,退院時脳機能カテゴリー1/2に関わる因子を抽出した。【結果】75,845例の心原性心肺停止における退院時脳機能カテゴリー1/2は0.83%であった。4つの因子(自己心拍再開,高度気道確保器具の使用,静脈路確保輸液)の組み合わせにより4群に分類され,自己心拍再開の有無が予後を大きく左右し,因子の組み合わせにより1ヶ月生存が29.6 - 0.26%と大きく分かれた。【考察】信号検出分析で得られた結果により高齢者心原性心肺停止の予後予想が容易となった。また高齢者心原性心肺停止の予後は積極的な病院前救護治療に関わらず良好なものではなかった。高齢化社会を迎える我が国において高齢者の心肺停止に対する救急医療のあり方とその限界を考えたい。.
2. 永田 高志, 橋爪 誠, 我が国のスポーツイベントにおける医療救護体制のあり方に関する提言 2014年ボストンマラソン医療救護班視察報告, 第42回日本救急医学会総会・学術集会, 2014.10, 【背景】近年我が国における健康に対する意識の高まりの中で各地域で市民マラソンを始め数多くのスポーツイベントが開催されている。運動中心肺停止を含め各種病態に備えて各大会において独自に医療救護班が編成されているが,必ずしも標準化されていないのが現状である。【方法】2014年4月21日に米国で行われた第118回ボストンマラソンの医療救護体制と危機監理体制を視察した。【結果】同大会ではコース上に26カ所,ゴールラインに2カ所の医療救護テントを設置し関係機関と連携して傷病者対応が行われた。ランナー34,000名中3,763名が傷病者として医療対応が行われた。半数はゴールの医療救護テントで対応され重度熱中症を含め様々な病態の傷病者対応を円滑行った。【考察】米国ではマラソンは計画された多数傷病者事案として位置づけ,災害として医療を含む危機管理体制が構築されていた。2020年に東京オリンピックを主催する我が国はこの姿勢を踏襲するべきである。.

九大関連コンテンツ

pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。
 
 
九州大学知的財産本部「九州大学Seeds集」