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西山 慶(にしやま けい) データ更新日:2023.11.22

助教 /  九州大学病院 小児科


総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
1. 西山 慶, 【腎代替療法のすべて】(第5章)腹膜透析 腹膜透析療法 小児の腹膜透析, 腎と透析(0385-2156)92巻増刊, 2022.06.
2. 西山 慶, 【腎臓症候群(第3版)-その他の腎臓疾患を含めて-】各種病態にみられる腎障害 造血器疾患 志賀毒素産生大腸菌による溶血性尿毒症症候群(STEC-HUS), 日本臨床(0047-1852)別冊腎臓症候群III, 2022.10.
3. 西山慶, 小児腎移植の現況, 腎と透析, 2019.07, 小児末期腎不全の治療選択として腎移植が広く認知されるようになった. この背景には, 小児腎移植が安全にかつ安定した治療成績を確保できるようになったことが大きい. 一方で, まだ解決されていない問題も残る. 本稿では, 現在の小児腎移植の現況に加え, 腎移植を取り巻く環境の変化について述べる. 「I 小児腎移植の現況」 わが国の小児腎移植の現況について, 日本小児腎移植臨床統計小委員会が行った小児腎移植についての報告をもとに解説する. 「1. 症例数」 小児腎移植症例の年次推移を示す. 小児腎移植症例数は1980年代半ばにかけて急増した後, 2000年頃まで緩やかに増加し, 以降は年間80例前後を維持している. 「2. レシピエントの年齢・原疾患・性別」 腎移植に関連した臨床的背景を移植年代別(1964~1985年, 1986~1995年, 1996~2001年, 2002~2014年)にまとめて示す..
4. 西山慶, 本村良知, 白石暁, 大賀正一, 各科におけるステロイド療法のノウハウ 小児科, 臨牀と研究, 2019.04, 「はじめに」新生児・小児に対してステロイド療法を行う際に注意したいことは, 成人と異なる特有な疾患があること, 常に長期的観点から効果の持続性と有害事象に注意すること, である. 長期投与を避けることが難しい場合でも, 成長と発達に配慮して最少量への減量と離脱の可能性, そしてその方法を検討する. 副作用の多くは成人でみられるものと重複するが, 頻度と重症度だけでなく, なによりも不可逆的かどうかに注意を払いたい. これを本人と保護者によく説明することが大切である. 本稿では, 小児科領域におけるステロイド療法について, まず総論として注意点を主に副作用面から概説し, 各論として小児特有の適応疾患における使用法について述べる. 「I. 小児へのステロイド療法における注意点(総論)」「1. 成長障害」小児特有の副作用に成長障害がある..
5. 西山 慶, 小児腎移植の新たな問題 rare diseaseにいかに対応するか, 日本小児腎不全学会雑誌, 2018.07, 小児期に腎移植を要する原因疾患のなかで遺伝性疾患・先天性代謝異常症の割合は増加している。一方、各疾患は非常に発症頻度が低い。また、近年新たに疾患概念が確立したものもあり、腎病変の発症機序や腎移植に関する予後など過去の報告や研究から十分な情報が得られない場合がある。こういったrare diseaseの腎移植を行う際には、既知の遺伝性疾患・先天性代謝異常症の腎移植から得られた情報が参考になる。(1)ヘテロ接合体が生体腎ドナーとなる際のドナーおよびレシピエントへの影響、(2)レシピエントがもたない抗原暴露による免疫反応の影響、(3)移植腎への原病再発のリスク、(4)腎での酵素活性とcell therapyとしての有用性という四つのポイントが重要である。当院で経験した遺伝性疾患・先天性代謝異常症の症例を提示し、前述のアプローチを用いて症例の問題点を整理した。.
6. 西山慶, 腎不全 小児慢性腎不全 小児特有の問題, 腎と透析, 2016.06.
7. 西山慶, 溶血性尿毒症症候群, 小児科診療, 2018.04, 溶血性尿毒症症候群は溶血性貧血、血小板減少、急性腎障害を特徴とする代表的な血栓性微小血管症の一つである。志賀毒素産生大腸菌によるものは対象療法を行う。エクリズマブの登場により非典型溶血性尿毒症症候群が注目を浴びている。
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