九州大学-研究者情報 [坂田智子 (助教) 医学研究院基礎医学部門]

1.	Emi Oishi, Tomoyuki Ohara, Satoko Sakata, Masayo Fukuhara, Jun Hata, Daigo Yoshida, Mao Shibata, Toshio Ohtsubo, Takanari Kitazono, Yutaka Kiyohara, Toshiharu Ninomiya, Day-to-Day Blood Pressure Variability and Risk of Dementia in a General Japanese Elderly Population The Hisayama Study, Circulation, 10.1161/CIRCULATIONAHA.116.025667, 136, 6, 516-525, 2017.08.
2.	Satoko Sakata, Jun Hata, Masayo Fukuhara, Koji Yonemoto, Naoko Mukai, Daigo Yoshida, Hiro Kishimoto, Toshio Ohtsubo, Takanari Kitazono, Yutaka Kiyohara, Toshiharu Ninomiya, Morning and evening blood pressures are associated with intima-media thickness in a general population The hisayama study, Circulation Journal, 10.1253/circj.CJ-16-1306, 81, 11, 1647-1653, 2017.01.

主要総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等

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主要学会発表等

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坂田智子、古田芳彦、大石絵美、秦淳、本田貴紀、柴田舞欧、北園孝成、二宮利治, 地域住民における腸内細菌叢とメタボリックシンドロームの関係：久山町研究, 福岡県医学会総会, 2023.02.

坂田智子、大石絵美、小原知之、秦淳、大坪俊夫、北園孝成、二宮利治, 地域高齢住民における臥位高血圧と認知症発症の関連：久山町研究, 第41回日本高血圧学会総会, 2018.09, 【目的】血圧変動の増大により認知症の発症リスクが高まることが注目されている。しかし、地域高齢住民において高血圧が認知症に及ぼす影響の体位による違いを検討した報告はない。そこで、福岡県久山町の地域高齢住民の追跡調査の成績を用いて座位高血圧および臥位高血圧と認知症発症の関連について検討した。
【方法】1988年に久山町の住民健診を受診した60歳以上の住民(受診率91.1％)のうち、認知症既発症者を除いた1193人を17年間前向きに追跡した。対象者を座位血圧値、臥位血圧値により、正常群（座位血圧・臥位血圧とも140/90 mmHg未満）、座位高血圧群（座位血圧140/90 mmHg以上、臥位血圧140/90 mmHg未満）、臥位高血圧群（座位血圧140/90 mmHg未満、臥位血圧140/90 mmHg以上）、両体位高血圧群（座位血圧・臥位血圧とも140/90 mmHg以上）の4群に分類した。認知症発症のハザード比はCox比例ハザードモデルを用いて算出した。
【成績】対象者における各血圧群の頻度は、正常群 43.5%、座位高血圧群 6.7%、臥位高血圧群7.2%、両体位高血圧群 42.6%であった。追跡期間中に350例の認知症発症（血管性認知症 117例、アルツハイマー病 191例）を認めた。認知症の粗発症率（対千人年）は、正常群18.4人、座位高血圧群23.3人、臥位高血圧群30.4人、両体位高血圧群33.5人で、臥位高血圧群と両体位高血圧群の発症率は正常群に比べ有意に高かった（いずれも p【結論】我が国の地域高齢住民において、臥位高血圧は全認知症、血管性認知症およびアルツハイマー病発症の有意な危険因子であった。座位のみならず臥位の血圧の測定は、認知症の発症リスクを評価する上で重要であると考えられる。.

学会活動

所属学会名

日本高血圧学会

日本疫学会

日本循環器予防学会

日本循環器学会

日本内科学会

学術論文等の審査

年度	外国語雑誌査読論文数	合計
2022年度	5	5
2023年度	5	5
2019年度	3	3
2018年度	2	2

受賞

福岡県医学会総会　ポスター賞, 福岡県医学会, 2023.02.

第2回女性研究者奨励賞, 日本高血圧学会, 2016.10.

第1回女性研究者奨励賞, 日本高血圧学会, 2015.10.

研究資金

科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)

2018年度～2019年度, 若手研究, 日本人地域住民における血圧変動と心血管病・認知症に関する研究：久山町研究.

2023年度～2023年度, 基盤研究(B), 分担, 腸内細菌叢と生活習慣病・認知症・うつ病発症に関する地域コホート研究：久山町研究.

2021年度～2023年度, 基盤研究(C), 分担, 地域住民における高血圧管理状況と管理状況別にみた予後の半世紀の変遷：久山町研究.

2023年度～2027年度, 基盤研究(C), 代表, 脂質の質と性差に着目した脂質指標と心血管病・認知症との関連：久山町研究.

2018年度～2019年度, 若手研究, 日本人地域住民における血圧変動と心血管病・認知症に関する研究：久山町研究.

学内資金・基金等への採択状況

2018年度～2018年度, 数理・データサイエンスに関する教育・研究支援プログラム, 代表, 高血圧患者における家庭血圧の変動性指標の検討：Fukuoka Hypertension Cohort (FHC) Study.

2018年度～2018年度, 出産・育児復帰者支援, 代表, 日本人地域住民における血圧変動と心血管病・認知症に関する研究：久山町研究.

九大関連コンテンツ

pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。

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