学修成果に基づく大学教育の質保証ー学修成果アセスメントの共同開発・共有を通した学修成果に関する共通理解形成と教育改善に資するフィードバックの方法論開発。大学教育における学問分野の固有性と横断性―参照基準とカリキュラム構造の分析。
キーワード:コンピテンス(学修成果)、学習成果、アセスメント、学位プログラム、質保証、学問分野、教育目標の分類学、学問分野の世界の認識の仕方・世界との関与の仕方。
2008.04~2025.03.
深堀 聰子(ふかほり さとこ) | データ更新日:2024.04.02 |
教授 /
未来人材育成機構
主な研究テーマ
従事しているプロジェクト研究
大学基準協会大学評価研究所 研究プロジェクト「単位制の今日的位相と単位制の実質化に関する調査研究」
2023.04~2025.03, 代表者:金子元久, 筑波大学, 大学基準協会.
2023.04~2025.03, 代表者:金子元久, 筑波大学, 大学基準協会.
科学研究費補助金 基盤研究(B)「大学教育における学問分野の固有性と横断性―参照基準とカリキュラム構造の分析」(課題番号23H00980)
2023.04~2026.03, 代表者:深堀聰子, 九州大学
学術が人間社会にもたらす豊かさは、科学技術イノベーションによる経済的豊かさに留まらない。人間社会を構成する一人ひとりの思考に働き
かけることを通して、新たな時代・社会を協働して建設する主体としての「教養人」を育む点に、学術が人間社会にもたらす豊かさの源泉を見
出すことができる。本研究では、学問分野の教育を通して、いかなる学問分野固有、あるいは学問分野横断的な「世界の認識の仕方」「世界へ
の関与の仕方」を涵養することが意図されているかを、学問分野別参照基準の分析、及びカリキュラムの構造分析から実証的に明らかにするこ
とを目指す。.
2023.04~2026.03, 代表者:深堀聰子, 九州大学
学術が人間社会にもたらす豊かさは、科学技術イノベーションによる経済的豊かさに留まらない。人間社会を構成する一人ひとりの思考に働き
かけることを通して、新たな時代・社会を協働して建設する主体としての「教養人」を育む点に、学術が人間社会にもたらす豊かさの源泉を見
出すことができる。本研究では、学問分野の教育を通して、いかなる学問分野固有、あるいは学問分野横断的な「世界の認識の仕方」「世界へ
の関与の仕方」を涵養することが意図されているかを、学問分野別参照基準の分析、及びカリキュラムの構造分析から実証的に明らかにするこ
とを目指す。.
国立教育政策研究所国際研究協力事業「チューニングによる大学教育のグローバル質保証-テスト問題バンクの取組」
2014.04~2025.03, 代表者:深堀聰子, 九州大学, 国立教育政策研究所.
2014.04~2025.03, 代表者:深堀聰子, 九州大学, 国立教育政策研究所.
科学研究費補助金 基盤研究(A)「社会経済の転換期における大学設置認可制度の歴史的検証と国際比較研究」(課題番号23H00071)
2023.04~2027.03, 代表者:濵名篤, 関西国際大学
戦後における日本の大学の設置認可は、学校教育法に基づく大学設置基準と大学設置・学
校法人審議会(設置審)による調査審議に基づいて決定されてきた。こうした設置認可シ
ステムは事前規制としての役割を持ちつつ、その後の質保証体制についても大きな影響を
もたらしてきた。一方、こうした設置における規制が、日本の大学の自由な発展を阻害し
ている面があることが指摘されてきた。本研究では、設置規制やガイドラインが高等教育
および社会全般に与えたインパクト(歴史的な意義)とその変化を分析し、大学の質保証
と自由な発展の均衡・両立について考察する。さらに、諸外国の設置認可および規制シス
テムと日本型システムを比較検証することを通じて、日本の設置認可制度の特徴、歴史的
意義、将来への示唆を明らかにすることを本研究の究極的な目標とする。.
2023.04~2027.03, 代表者:濵名篤, 関西国際大学
戦後における日本の大学の設置認可は、学校教育法に基づく大学設置基準と大学設置・学
校法人審議会(設置審)による調査審議に基づいて決定されてきた。こうした設置認可シ
ステムは事前規制としての役割を持ちつつ、その後の質保証体制についても大きな影響を
もたらしてきた。一方、こうした設置における規制が、日本の大学の自由な発展を阻害し
ている面があることが指摘されてきた。本研究では、設置規制やガイドラインが高等教育
および社会全般に与えたインパクト(歴史的な意義)とその変化を分析し、大学の質保証
と自由な発展の均衡・両立について考察する。さらに、諸外国の設置認可および規制シス
テムと日本型システムを比較検証することを通じて、日本の設置認可制度の特徴、歴史的
意義、将来への示唆を明らかにすることを本研究の究極的な目標とする。.
大学教育学会国際委員会プロジェクト「欧米諸国におけるリベラルアーツ・カレッジをめぐる現状と課題」
2021.07~2023.06, 代表者:深堀聰子, 九州大学.
2021.07~2023.06, 代表者:深堀聰子, 九州大学.
科学研究費補助金 基盤研究(B)「学修成果アセスメント・ツールの活用を通した学習システム・パラダイムへの転換」(課題番号18H01033)
2018.04~2023.03, 代表者:深堀聰子, 九州大学
本研究では,教育のデザインと評価にかかる大学教員の専門性を鍛えることを通して,大学組織はいかに学修者本位の教育への転換を果たし得るのかを明らか
にすることを目指している.
令和3年度には,二つのフィールドで実践的研究を展開した.東京都市大学では,卒業研究に至るDPを意識した「総合的科目」(PEPAの重要科目)として2020年
度に導入して2年目を迎えたSD PBLの担当教育を対象としたフォーカスグループ・インタビューを実施し,2020年度調査と比較した.その結果,SD PBLの意図や共
通性と自学科の固有性をすり合わせる科目設計について,専門家や他学科の事例から学びあう取組が顕在化し始めており,「SD PBLデザイン研究会」が全学レベ
ルと学科レベルを繋ぐ相互研修型FDの場として機能している実態も確認され,個人変容・組織変容の複合的・往還的なプロセスが示唆された.
九州大学調査では,2020年度に実施したEJ調査(間接評価)の結果を踏まえて,教学マネジメントの取組とEJ涵養の関係性をより直接的に検証する目的で,教
務経験の多寡の異なる教員を対象とした,評価課題の適切性に関するフォーカスグループ・インタビューを実施した.調査の結果,工学(機械工学)部門の教員
のEJが,教務経験の多寡にかかわらず高いレベルで涵養されている実態が確認され,その背景として,学問分野の特性と教学マネジメントの取組に含まれない,
従来からの組織ルーチンが,EJ涵養に重要な意味をもつことが示唆された.
研究の成果は,大学教育学会の2021年度(43回)大会,及び2021年度課題研究集会,令和4(2022)年2月に開催した国際シンポジウム,令和5年(2023年)1月に
開催した公開研究会において報告した..
2018.04~2023.03, 代表者:深堀聰子, 九州大学
本研究では,教育のデザインと評価にかかる大学教員の専門性を鍛えることを通して,大学組織はいかに学修者本位の教育への転換を果たし得るのかを明らか
にすることを目指している.
令和3年度には,二つのフィールドで実践的研究を展開した.東京都市大学では,卒業研究に至るDPを意識した「総合的科目」(PEPAの重要科目)として2020年
度に導入して2年目を迎えたSD PBLの担当教育を対象としたフォーカスグループ・インタビューを実施し,2020年度調査と比較した.その結果,SD PBLの意図や共
通性と自学科の固有性をすり合わせる科目設計について,専門家や他学科の事例から学びあう取組が顕在化し始めており,「SD PBLデザイン研究会」が全学レベ
ルと学科レベルを繋ぐ相互研修型FDの場として機能している実態も確認され,個人変容・組織変容の複合的・往還的なプロセスが示唆された.
九州大学調査では,2020年度に実施したEJ調査(間接評価)の結果を踏まえて,教学マネジメントの取組とEJ涵養の関係性をより直接的に検証する目的で,教
務経験の多寡の異なる教員を対象とした,評価課題の適切性に関するフォーカスグループ・インタビューを実施した.調査の結果,工学(機械工学)部門の教員
のEJが,教務経験の多寡にかかわらず高いレベルで涵養されている実態が確認され,その背景として,学問分野の特性と教学マネジメントの取組に含まれない,
従来からの組織ルーチンが,EJ涵養に重要な意味をもつことが示唆された.
研究の成果は,大学教育学会の2021年度(43回)大会,及び2021年度課題研究集会,令和4(2022)年2月に開催した国際シンポジウム,令和5年(2023年)1月に
開催した公開研究会において報告した..
大学教育学会課題研究「学修成果アセスメント・ツール活用支援を通した エキスパート・ジャッジメントの涵養と大学組織の変容」
2019.04~2022.03, 代表者:深堀聰子, 九州大学.
2019.04~2022.03, 代表者:深堀聰子, 九州大学.
科学研究費補助金 基盤研究(B)「分野固有性と汎用性の関係に着目した知識・能力(スキル)の形成と評価学修成果」
2018.04~2023.03, 代表者:松下佳代, 京都大学.
2018.04~2023.03, 代表者:松下佳代, 京都大学.
科学研究費補助金 基盤研究(A) 「第Ⅲ段階教育における往還的コンピテンシー形成と学位・資格枠組みの研究」
2019.04~2022.03, 代表者:吉本圭一, 慈恵医療科学大学.
2019.04~2022.03, 代表者:吉本圭一, 慈恵医療科学大学.
科学研究費補助金 基盤研究(B)「参照基準の利用状況を通した大学教育のカリキュラム改善に関する組織文脈的要因の考察」
2017.04~2020.03, 代表者:北原和夫, 国際基督教大学.
2017.04~2020.03, 代表者:北原和夫, 国際基督教大学.
九州大学教育改革推進プロジェクト「教員の教育活動・教育能力測定方法の開発」
2018.04~2021.03, 代表者:深堀聰子.
2018.04~2021.03, 代表者:深堀聰子.
九州大学教育改革推進プロジェクト「3つのポリシーの点検・評価の支援」
2020.04~2020.04, 代表者:深堀聰子.
2020.04~2020.04, 代表者:深堀聰子.
九州大学教育改革推進プロジェクト「全学的TA教育プログラムの開発と実施と大学教員養成プログラムの推進」
2018.04~2021.03, 代表者:野瀬健, 九州大学.
2018.04~2021.03, 代表者:野瀬健, 九州大学.
九州大学教育改革推進プロジェクト「全学のクォータ化対応に関する実践的研究」
2018.04~2021.03, 代表者:園田佳臣, 九州大学.
2018.04~2021.03, 代表者:園田佳臣, 九州大学.
研究業績
主要著書
1. | 深堀聰子編著, 『アウトカムに基づく大学教育の質保証-チューニングとアセスメントにみる世界の動向』, 東信堂, 2015.06. |
2. | 深堀聰子・竹中亨(共訳)(Gonzales, J. and Wagennar, R.編著), 『欧州教育制度のチューニング‐ボローニャ・プロセスへの大学の貢献‐』, 明石書店, 2012.12. |
主要原著論文
主要学会発表等
学会活動
学協会役員等への就任
2021.09~2023.08, 日本教育社会学会, 理事.
2021.09~2023.08, 日本教育社会学会, 理事.
2023.09~2025.08, 日本教育社会学会, 理事.
2018.05~2020.06, 日本技術者教育認定機構, 理事.
2020.05~2021.06, 日本技術者教育認定機構, 理事.
2022.05~2024.06, 日本技術者教育認定機構, 理事.
2020.10~2028.03, 日本学術会議, 連携会員.
2015.04~2019.03, 大学教育学会, 代議員.
2019.06~2023.05, 大学教育学会, 理事.
2021.06~2023.05, 大学教育学会, 理事.
学会誌・雑誌・著書の編集への参加状況
2012.11~2021.10, Tuning Journal for Higher Education, 国際, 編集委員.
2013.10~2017.09, 日本教育社会学会教育社会学研究, 国内, 編集委員.
2016.06~2020.05, 大学教育学会大学教育学会誌, 国内, 編集委員.
その他の研究活動
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2023年度~2026年度, 基盤研究(A), 分担, 社会経済の転換期における大学設置認可制度の歴史的検証と国際比較研究.
2023年度~2025年度, 基盤研究(B), 代表, 大学教育における学問分野の固有性と横断性―参照基準とカリキュラム構造の分析.
2019年度~2021年度, 基盤研究(A), 分担, 第三段階教育における往還的コンピテンシー形成と学位・資格枠組みの研究(研究代表者:吉本圭一(滋慶医療科学大学院大学)).
2018年度~2021年度, 基盤研究(B), 代表, 学修成果アセスメント・ツールの活用を通した学習システム・パラダイムへの転換.
2018年度~2020年度, 基盤研究(B), 分担, 分野固有性と汎用性の関係に着目した知識・能力(スキル)の形成と評価(研究代表者:松下佳代(京都大学)).
2017年度~2019年度, 基盤研究(B), 分担, 参照基準の利用状況を通した大学教育のカリキュラム改善に関する組織文脈的要因の考察(研究代表者:北原和夫(国際基督教大学)).
2014年度~2016年度, 基盤研究(B), 分担, 大学の教学マネジメントにおける教育情報の実践的活用及び公表のシステムに関する研究(研究代表者:鳥居朋子(立命館大学)).
2013年度~2015年度, 基盤研究(C), 分担, 若年者の自立プロセスと教育の効果に関する研究(研究代表者:佐藤香(東京大学)).
2012年度~2014年度, 基盤研究(C), 代表, 高大教育接続に関する日米比較研究‐理数教育と技術者教育の教育課程の接続パターン‐.
2009年度~2011年度, 基盤研究(C), 代表, 高等教育における学習成果アセスメントと質保証に関する国際比較研究.
2007年度~2008年度, 基盤研究(C), 代表, 子育て支援制度の整合性・公共性・平等性に関する国際比較研究.
日本学術振興会への採択状況(科学研究費補助金以外)
2016年度~2019年度, 課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業(グローバル化に対応した人文学・社会科学教育の国際比較), 分担, 「人文・社会科学教育の内容と方法のイノベーションに関する国際比較研究」.
共同研究、受託研究(競争的資金を除く)の受入状況
2019.04~2022.03, 代表, 大学教育学会課題研究「学修成果アセスメント・ツール活用支援を通したエキスパート・ジャッジメントの涵養と大学組織の変容」.
2015.04~2022.03, 代表, 国立教育政策研究所国際研究・協力経費による研究「チューニングによる大学教育のグローバル質保証-テスト問題バンクの取組」.
2017.04~2018.03, 代表, 文部科学省委託研究「日本人の海外留学の効果測定に関する調査研究」.
2014.04~2015.03, 代表, 国立教育政策研究所調査研究等特別推進経費による研究「国際的なテスト問題バンクの開発と国内的普及による大学教育のグローバル質保証-AHELOフィージビリティ・スタディの成果を踏まえた国際共同研究」.
2013.04~2014.03, 代表, 国立教育政策研究所・国際研究・協力経費による研究「AHELO調査結果の分析に関する研究会」.
2012.04~2013.03, 分担, 文部科学省研究委託事業「諸外国における幼児教育施設の教育内容及び評価の現状や動向に関する調査研究」.
2010.08~2012.12, 分担, 経済協力開発機構(OECD)委託事業「高等教育における学習成果調査(AHELO: Assessment of Higher Education Learning Outcomes)フィージビリティ・スタディ(テスト開発・妥当性検証事業)」.
2009.04~2012.03, 分担, 文部科学省先導的大学改革推進委託事業「OECD高等教育における学習成果の評価(AHELO)フィージビリティ・スタディの実施のあり方に関する調査研究」.
2009.04~2012.03, 代表, 国立教育政策研究所・調査研究等特別推進経費による研究「学習成果アセスメントのインパクトに関する総合的研究」.
2010.04~2011.03, 連携, 文部科学省先導的大学改革推進委託事業「技術者教育に関する分野別の到達目標の設定に関する調査研究」.
2008.04~2009.03, 代表, 国立教育政策研究所・重点配分経費による研究「高等教育における学習成果アセスメントに関する国際比較研究」(研究代表者).
本データベースの内容を無断転載することを禁止します。
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