九州大学 研究者情報
発表一覧
熊丸 浩仁(くままる ひろみ) データ更新日:2024.04.21

講師 /  九州大学病院 別府病院 整形外科


学会発表等
1. #熊丸浩仁 齊藤武恭 #吉﨑真吾 #中島康晴 #播广谷勝三 , 低髄圧は腰椎除圧術後の硬膜外血腫形成の要因である
, 第52回 脊椎脊髄病学会, 2023.04.
2. 熊丸 浩仁, Multi-rod constructs for adult spinal deformity surgery
成人脊柱変形手術におけるマルチロッドの有用性
, 日本脊椎・脊髄神経手術手技学会, 2024.04.
3. 熊丸 浩仁, 脊髄再生医療の現在と未来, 第52回 日本脊椎脊髄病学会, 2023.04, ヒトの中枢神経は一度損傷を受けると再生しないと約100年もの間信じられてきたが、ここ数年の神経科学の急速な発展によって中枢神経であっても環境が整えば再生することが明らかとなった。そのため、これまで効果的な治療法がなかった脊髄損に対する新しい治療法としてiPS細胞や間葉系細胞をはじめとした幹細胞移植療法による再生医療に期待が寄せられており、既に本邦でも臨床治験が開始されている。
脊髄損傷によって運動麻痺が生じる直接的な原因はヒトの随意運動を直接支配する最も重要な神経回路とされる皮質脊髄路(錐体路)が断裂し脳からの電気シグナルが損傷部で途絶することにあるが、我々はこれまでに幹細胞移植により脊髄損傷によって断裂した錐体路が旺盛に再生し、断裂した神経回路が再構築することを証明してきた。しかしながら、その運動機能改善効果に関しては限定的であり、確実な治療効果を認めるためにはさまざまなハードルが残されている。本講演では脊髄損傷に対する再生医療においてどのように錐体路が再生し、断裂した神経回路が再構築されていくのかを概説し、治療効果をあげるためのハードルとなっているさまざまな問題、今後どのようにしてこれらのハードルを乗りこえていくのかを解説したい。
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4. H. Kumamaru, K, Iida, T, Saitoh, K. Yoshizaki, Y. Nakashima, K. Harimaya, The posterolaterally oriented and laterally downward sloping facet joint is a risk factor for degenerative cervical spondylolisthesis and myelopathy, 13th combined meeting of asia pacific spine society and asia pacific paediatric orthopaedic society, 2021.06.
5. Hiromi Kumamaru, Keiichiro Iida, Yakeyuki Saitoh, Yasuharu Nakashima, Katsumi Harimaya, Regenerating Corticospinal Axons Innervate Phenotypically Appropriate Neurons within Neural Stem Cell Grafts, ORS 2021 annual meeting, 2021.02.
6. 熊丸 浩仁, 中島 康晴, Generation and post-injury integration of human spinal cord neural stem cells, 第93回 日本整形外科学会学術総会, 2020.08.
7. 熊丸 浩仁, 飯田 圭一郎, 齊藤 武恭, 中島 康晴, 播广谷 勝三, 変形性頚椎症から脊髄症が発症する原因解析―椎間関節の形態が及ぼす影 響―, 第49回 日本脊椎脊髄病学会学術集会, 2020.09.
8. 熊丸 浩仁, 飯田 圭一郎, 齊藤 武恭, 中島 康晴, 播广谷 勝三, 断裂した皮質脊髄路は元来の標的ニューロンに向かって再生する, 第 35 回日本整形外科学会基礎学術集会, 2020.10.

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