Kyushu University Academic Staff Educational and Research Activities Database
List of Papers
Koji Kanayama Last modified date:2023.08.17

Associate Professor / Division for Humanities and Social Sciences / Faculty of Arts and Science


Papers
1. A・ヨッフェと科学の計画化.
2. 一歩後退、二歩前進―前期スターリン時代ソ連における物理学理論をめぐる哲学論争においてセルゲイ・ヴァヴィーロフが果たした役割.
3. ソヴィエトの語法を身につけた物理学者―1930年代哲学論争とその帰結.
4. 柔らかい強制―スターリン時代前期における科学思想の方向付けの一事例.
5. エネルギー保存則は保存される―1930年代半ばにソ連において行われた哲学論争の再考.
6. 1930年代前半期ソ連における物理学に対する反形式主義的議論―空間概念・エネルギー概念をめぐって.
7. 自然科学、哲学、国際主義―エルネスト・コーリマンの生涯をめぐって.
8. 同床異夢の反動家たち:1930年代ソ連での物理学をめぐる哲学・イデオロギー論争における『現代物理学への反対者』同士の関係について.
9. 金山浩司, Between Ideology and Science: Dialectics of Dispute on Physics in 1920s-1930s Soviet Russia, Historia Scientiarum, 22, 3, 201-214, 2013.03, 博士論文を縮約したもの。1920-30年代にソヴィエト連邦において行われていた物理学哲学論争が、何を論題として、いかなるアクター間に行われていたものだったのか、それは科学思想史・物理学史・ソ連の社会政治史においていかなる意味あいをもっていたのかを、文書館史料も含めた一次資料を読み返すことにより改めて浮き彫りにしようと試みた。この論争は従来の研究で言われているような、現代物理学への無知に基づいた反対者が指導的物理学者たちを攻撃するためにソ連イデオロギーを持ち出していたというものではなく、当時物理学の哲学をめぐって国際的にみても争点になっていた諸点を、様々なアクターが消化し自らの立場を明確化しようとする争いであった(たとえば、主観主義と客観主義、物質と場の統一に関する問題、エネルギー保存則の自然法則としての位置づけ、道具主義と実在論、など)。またアクター同士の敵対・友好関係もこの時期を通じて一定のものではなかく、1930年代ソ連のめまぐるしく変遷する政治状況の変化を反映した、極めて流動的なものであった。.
10. KANAYAMA Koji, A Japanese Physicist Meets with Socialist Natural Philosophy: SAKATA Shoichi (1911-1970) and Dialectical Materialism, Historia Scientiarum, 31, 1, 31-46, 2021.08.
11. KANAYAMA, Koji, A Japanese Physicist Meets with Socialist Natural Philosophy: SAKATA Shoichi (1911-1970) and Dialectical Materialism , Historia Scientiarum, 31, 1, 31-46, 2021.08.
12. 金山浩司, Between Ideology and Science: Dialectics of Dispute on Physics in 1920s-1930s Soviet Russia, Historia Scientiarum, 22, 3, 201-214, 2013.03.