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河野 銀子(かわの ぎんこ) データ更新日:2024.04.10

教授 /  男女共同参画推進室




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 研究者プロファイリングツール 九州大学Pure
就職実績-民間機関等
就職実績有
取得学位
博士(社会学), 修士(教育学)
専門分野
教育社会学
外国での教育研究期間(通算)
00ヶ年01ヶ月
活動概要
専門分野は教育社会学で、特に進路選択やキャリア形成を研究対象とし、公的統計やインタビュー調査、政策文書の内容分析、諸外国との比較検討の手法を用いて、それらのありようをジェンダー視点で分析している。
1) 理系分野に女子・女性が少ない要因を探る研究
 研究の発端は、全国中学校理科教育協会の協力を得て実施したジェンダー視点による中学生の理科学習の実態調査に(村松泰子代表)にあリ、その後、個人研究として高校生の文理選択とジェンダーの研究に取り掛かり、博士論文に纏めた。
2) 女性研究者の実態と支援政策の国際比較研究
 東アジアの女性学生・研究者の共同研究(小川眞里子代表)に携わったことを契機とし、その後、対象を拡大して米国や中国、EUの女性研究者の実態と女性研究者支援政策を調査した。その成果は、『女性研究者支援政策の国際比較』(明石書店)に纏めて出版した。
3) STEM分野の高大接続とジェンダー研究
 初中等教育と高等教育の理数系科目の学習内容の接続状況や大学入試制度と女子の理系進路選択の関係を探るため、理科および数学教育学の研究者の参画を得て、中国、シンガポール、米国、ドイツでのインタビュー調査等も実施しながら国際比較を行った。
以上のような研究活動を活かし、内閣府やJST、JSPS、NWECや各都道府県教育委員会等において、委員や講師を務めてきた。
また、本学男女共同参画推進室の専任教授として、女性研究者や大学院生等の支援事業や学内委員会を通した啓発事業等に取組み、学内外の男女共同参画推進に努めている。

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pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。