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吉住 朋晴 (よしずみ ともはる)
教授
医学研究院
臨床医学部門
消化器・総合外科
データ更新日:2024.04.09
就職実績有, 徳島大学消化器・移植外科 講師 2006年4月ー2007年3月
就職実績有, 済生会八幡総合病院 1993年4月ー1994年3月
唐津済生会病院 1998年4月ー2000年4月
米国Mount Sinai Hospital 2000年4月ー2001年12月
新中間病院 2002年1月ー2003年3月
済生会福岡総合病院 2008年4月ー2010年3月
平成4年3月九州大学医学部を卒業後、2年間一般外科を研修。平成6年4月九州大学臨床大学院に入学し、特に遺伝子治療の研究を中心とした、肝移植における虚血・再潅流傷害の研究を行った。平成12年3月学位(医学博士)を取得した。平成12年4月から米国マウントサイナイ病院にて肝移植の臨床と研究に従事。生体肝移植手術に参加しつつ、これに関連した研究を行った。平成14年1月から新中間病院外科部長として地域医療に取り組んだ。平成15年4月から九州大学第二外科医員として、生体肝移植の手術と術前術後管理を行った。同年8月から助手に就任。後進の指導を行った。この間、第二外科外来医長、病棟チーフとして初期研修医・後期研修医の指導を行った。平成18年4月から1年間徳島大学消化器・移植外科の講師に就任。肝胆膵外科手術の指導、研究の指導を行った。平成19年4月から再び九州大学第二外科助教に就任。生体肝移植の臨床と予後予測を中心とした研究を行った。平成20年4月から22年3月まで済生会福岡総合病院外科部長として、肝胆膵外科の悪性腫瘍に対する治療、緊急手術、研修医の指導を精力的に行った。平成22年4月から九州大学病院肝臓・脾臓・門脈・肝移植外科の助教に就任するとともに、一年間第二外科医局長を務めた。昨今の医学生と研修医の外科離れから、全国での外科医不足は深刻で、外科の未来が大いに危惧される。この現状を打破すべく、医局長・人材確保委員長として積極的に入局勧誘・人材確保を行ってきた。また、人材確保のためのNPOを設立し、運用してきた。
現在、九州大学病院において、年間50例を越える生体肝移植が施行されている。当院の特徴は90%を成人間の生体肝移植が占めることである。現在、肝移植の予後改善に関する研究:生体肝移植後の生存率向上に向けて、ドナーの安全性を考慮に入れた至適グラフトサイズを得るための研究を行っている。レシピエントの状態とドナーの肝臓の大きさから、生体肝移植後の生存確率を予測する研究を行っている。また、移植術中の脾臓摘出術の追加、免疫抑制法の工夫を行っている。また、肝移植手術の定型化を行っている。
2011年4月から寄附講座外科集学的治療学の准教授に就任し、PD-1の腫瘍免疫に及ぼす影響に関する研究を行った。
2012年6月から九州大学病院講師、2013年5月から診療准教授となり、肝移植の指導を行った。
2016年1月から九州大学大学院准教授となり、これまでの臨床面での教育に加え、大学院生の基礎研究に対する指導も行っている。
2017年と2018年は我が国で最多の肝臓移植を施行した。
2019年には、国際貢献としてミャンマーにて初の生体肝移植を施行した。
この間、九州大学病院内でcancer boardの肝臓部会部会長、クリティカルパス管理運営ワーキンググループ長などを務めてきた。
2022年から、消化器・総合外科 教授に就任した。
2023年九州大学における肝移植施行数1000例を達成した。年間肝移植60例を施行した。
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