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就職実績有, 1989年4月 九州大学助手
1990年10月 鹿児島大学講師
1993年10月 鹿児島大学助教授
2004年4月 鹿児島大学教授
【研究活動】
1.中国古典文学、なかでも唐代、宋代文学に関心を持ち、具体的には唐宋八大家の一人である歐陽脩(1007~1072)の研究を進めてきた。歐陽脩の古文の特色とその習得過程、古文復興の展開等にテーマを据えつつ、日本における歐陽脩の受容、天理図書館にある国宝『歐陽文忠公集』の考察など、多面的角度から研究を行っている。特に、2011年10月の日本中国学会において、これまで中国でも台湾でも日本でも全く知られていなかった書簡が96編あることを世界で初めて発見し、発表。この96編の書簡を整理して公開し、さらにこれらの書簡に関する研究を行っている。2014年~2017年まで科学研究費・基盤研究(B)「宋人文集の編纂と伝承に関する総合的研究」の研究代表者として、宋代の出版からみた文学・文化についての研究を行った。2018年~2021年まで科学研究費・基盤研究(B)「唐宋八大家散文の特色とその受容に関する総合的研究」の研究代表者として、欧陽脩を含む唐宋八大家について総合的に研究を行った。2022年~2026年まで科学研究費・基盤研究(B)「宋代書簡に関する総合的研究」の研究代表者として、宋代の書簡、その文体や役割等について総合的に研究を行っている。
2.日本漢学の研究。特に日本で最初に出版された朱子学の書籍『延徳版大学』の考察、江戸時代に出版された日本儒学史『漢学紀源』の研究。特に今までその存在が知られていなかった『漢学紀源』の自筆本を、古本屋で発見したことにより(現在、前任校(鹿児島大学)の貴重書として保管中)、本文の確定ができるようになり、それに基づいて『漢学紀源』や日本儒学史を総合的に研究している。
3.中国少数民族文学の研究。中国湖南省の土家族、苗族地区での調査に基づき、土家族の文学、土家族の擺手舞という踊りや儀式のもつ意義等を考察している。
【教育活動】
比較社会文化学府
(修士課程)
東アジア文化論、総合演習アジア社会論、調査研究方法論アジア社会論、特別研究アジア社会史
(博士後期課程)
博士演習、博士総合演習、博士特別研究
(全学教育)
文学(06年後期)
中国語Ⅰ、中国語Ⅱ
地球社会統合科学府
(修士課程)
地球社会統合科学、文芸・文化交渉論C(中国文芸様態論)、総合演習
(博士後期課程)
総合演習、博士演習、特別研究
(基幹教育)
中国語Ⅰ、中国語Ⅱ