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武内 謙治(たけうち けんじ) データ更新日:2023.12.06

教授 /  法学研究院 民刑事法学部門 刑事法学


教育活動概要
1. 教育活動としては、現在まで、学部教育では演習講義と少年法の講義に、大学院教育ではドイツ語外書講読に、法科大学院教育では少年法の講義に従事してきた。

(1)学部段階における少年法の講義では、(a)制度・解釈の歴史的変遷、(b)国際的な動向と国際的なスタンダード、(c)刑事政策的・経験主義的実証研究により得られている知見、を可能な限り反映させる形で講義を進め、解釈論・立法論・政策論の提示を行うよう努めている。
 学生さんには、制度なり議論を支える価値や思想を含めて政策的合理性/非合理性を考えてもらい、「問題の立て方の問題」を他人任せにするのではなく、それを自分で意識できる能力を身につけてもらいたいと願っている。もっとも、私が担当する講義でそれを伝えることに成功しているかについては、甚だ心許なく、学生さんの評価を待つほかない。

(2)学部段階における(高年次の)演習講義では、口頭・文書によるコミュニケーション能力の他、特に実態調査の能力を向上させてもらうことに力点を置いている。論理的可能性を無限にならびたてることよりも無限の論理的可能性の中から主体的に論理を選択する能力をつけてもらいたいと考えていること、それまでの自分の「常識」なり「世界」なりを一旦切り崩してもらい、再構築してもらいたいと考えていることから、ゼミにおいては、可能な限りフィールドワークを行ってもらうよう努めている。
 個人的には、学部段階における(高年次の)演習講義が法学教育の中核になる(べきである)と考えているため、演習講義には(主観的には)特に力を注いでいるつもりである。これまでどれほどの成果があったのかも、学生さんによる評価を待つほかない。

2. 大学院における演習講義では、(a)ドイツ語読解能力の向上のほか、(b)歴史的・法的・政策的コンテクストの中で学理・実務を理解し、テクスト解釈を行うことができる能力を向上させてもらうことに重点を置いてきた。これらの能力の修得は、研究遂行にあたり不可欠のものであると考えているため、今後もこの方針を維持していきたいと考えている。

3. 法科大学院における講義では、実務的動向に目を配りつつも、可能な限り最新の犯罪学理論・法理論に触れるよう心がけている。法科大学院における担当講義では、講義形式が主になるが、可能な限り双方向的な授業になるよう心がけている。

4. 学部、大学院、法科大学院、いずれの講義においても、研究により得られた成果を可能な限り教育活動に還元していきたいと考えている。
担当授業科目
2023年度・後期, 刑事処遇論.

2023年度・前期, 少年法.

2023年度・通年, 刑事政策研究第一.

2023年度・後期, 刑事政策研究第二.

2023年度・前期, 刑事政策研究第二.

2022年度・前期, 少年法.

2022年度・前期, 演習Ⅱ.

2022年度・前期, 演習Ⅰ.

2022年度・前期, 刑事政策.

2021年度・後期, 犯罪者処遇論.

2021年度・後期, 刑事政策研究第二.

2021年度・前期, 刑事政策研究第二.

2021年度・通年, 刑事政策研究第一.

2021年度・前期, 演習Ⅱ.

2021年度・前期, 演習Ⅰ.

2021年度・前期, 少年法.

2020年度・前期, 刑事政策.

2020年度・通年, 演習Ⅰ.

2020年度・通年, 演習Ⅱ.

2020年度・通年, 刑事政策研究第一.

2020年度・通年, 刑事政策特講第一.

2020年度・前期, 刑事政策研究第二.

2020年度・前期, 刑事政策特講第二.

2019年度・後期, 刑事処遇論.

2019年度・後期, 刑事処遇論(法科大学院).

2019年度・通年, 刑事政策研究第一.

2019年度・前期, 刑事政策研究第二.

2019年度・通年, 法律学演習(刑事政策演習).

2019年度・前期, 少年法.

2018年度・後期, 刑事政策研究第二.

2018年度・前期, 刑事政策研究第二.

2018年度・通年, 刑事政策研究第一.

2018年度・通年, 法律学演習.

2018年度・後期, 少年法(法科大学院).

2018年度・前期, 刑事政策.

2017年度・通年, 刑事政策研究第一.

2017年度・通年, 法律学演習.

2017年度・前期, 少年法(法科大学院).

2017年度・前期, 少年法.

2016年度・通年, 刑事政策研究1.

2016年度・通年, 法律学演習.

2016年度・後期, 少年法.

2016年度・前期, 少年法(法科大学院).

2015年度・前期, 少年法(法科大学院).

2015年度・通年, 刑事政策研究1.

2016年度・通年, 法律学演習.

2016年度・後期, 少年法.

2015年度・前期, 法政基礎演習.

2014年度・通年, 法律学演習.

2014年度・後期, 刑事処遇論(法科大学院).

2014年度・前期, 刑事政策.

2014年度・前期, 少年法(法科大学院).

2014年度・通年, 刑事政策研究第一.

2013年度・前期, 少年法(法科大学院).

2013年度・後期, 少年法.

2013年度・通年, 刑事政策研究第一.

2013年度・通年, 法律学演習.

2012年度・通年, 刑事政策研究第一.

2012年度・通年, 法律学演習.

2012年度・後期, 少年法.

2012年度・前期, 少年法(法科大学院).

2011年度・通年, 法律学演習.

2011年度・通年, 刑事政策研究第一.

2011年度・後期, 少年法.

2011年度・前期, 少年法(法学研究院).

2010年度・前期, 少年法(法科大学院).

2010年度・前期, 刑事政策.

2010年度・通年, 刑事政策研究第一.

2010年度・通年, 法律学演習(刑事政策演習).

2009年度・前期, 少年法(法科大学院).

2009年度・通年, 刑事政策研究第一.

2009年度・後期, 少年法(学部).

2009年度・前期, 刑事政策.

2009年度・通年, 法律学演習.

2008年度・後期, 法学入門2(裁判制度論).

2008年度・後期, 少年法(学部).

2008年度・前期, コアセミナー.

2008年度・通年, 刑事政策演習.

2008年度・後期, 刑事政策研究第一.

2008年度・前期, 少年法(法科大学院).

2007年度・通年, 刑事政策演習.

2007年度・通年, 刑事政策演習第一.

2007年度・後期, 法学入門2(裁判制度論).

2007年度・後期, 少年法(学部).

2007年度・前期, コアセミナー.

2007年度・前期, 少年法(法科大学院).

2006年度・通年, 刑事政策研究第一(大学院).

2006年度・前期, 少年法(法科大学院).

2006年度・後期, 少年法(学部).

2006年度・通年, 法学演習(学部).

2006年度・前期, 法政基礎演習1(コア・ゼミナール).

2005年度・後期, 少年法(法科大学院).

2003年度・前期, 刑事政策研究第二(大学院).

2002年度・後期, 少年法(学部).

2002年度・後期, 法政基礎演習1(学部).

2002年度・通年, 少年法演習(学部).

2001年度・後期, 刑事政策特講第二.

ファカルティディベロップメントへの参加状況
2021.05, 部局, 参加, 大学院の進学等について.

2020.12, 部局, 参加, 指定国立大学について.

2020.09, 部局, 参加, 授業の実施方法に関するFD.

2020.07, 部局, 参加, Law Schools Global Leagueを介した学術交流と国際戦略について.

2019.10, 部局, 参加, 法曹コースにかかわる法科大学院との連携協定内容について.

2019.10, 部局, 参加, 後期入試QUBEI(AO入試への移行)について.

2019.05, 部局, 参加, 法曹コースについて.

2017.07, 部局, 参加, 大型科研費申請に関するFD.

2017.02, 部局, 参加, 部局における国際化の取組の紹介について.

2016.06, 部局, 参加, 学部生向け各種アンケートの結果について.

2014.09, 全学, 参加, 改定したGPA制度の実施のためのFD.

2012.10, 部局, 参加, 学位の質の保証について(第2回).

2012.08, 部局, 参加, 学位の質の保証について.

2012.05, 部局, 参加, 学部入試および学府国際コースについて.

2012.02, 部局, 参加, 低年次ゼミ(コアセミナー・法政基礎演習Ⅱ)の目的・意義について.

2011.10, 部局, 参加, 学位論文の指導について.

2010.01, 部局, 参加, 法学入門について.

2009.10, 部局, 参加, 法学府改組に伴う新カリキュラムの実施について.

2009.05, 部局, 参加, 学生の修学状況について(LS).

2009.05, 部局, 参加, 法学部を取り巻く状況と学部カリキュラム改革の是非について.

2009.04, 部局, 参加, 法科大学院入試について.

2009.02, 部局, 参加, 低年次ゼミについて.

2008.12, 部局, 参加, 留学生教育について.

2008.10, 部局, 参加, 大学院教育改革について.

2008.09, 全学, 参加, 修学情報の管理・活用を通じた教育実践.

2008.01, 部局, 参加, 法学部基礎演習について.

2007.06, 部局, 参加, 学部入試方法の改善について.

2007.06, 部局, 参加, 大学院教育の実質化と定員充足問題.

2007.03, 部局, 参加, 大学院教育の「実質化」について.

2006.09, 全学, 参加, 九州大学学生生活・修学相談セミナー.

2006.03, 部局, 参加, コア・ゼミFD.

2006.03, 部局, 参加, 研究体制のあり方に関するFD.

2003.04, 全学, 参加, 新任教官の研修.

2002.03, 部局, 参加, 法学部教育のあり方に関するFD.

2002.11, 部局, 参加, 法学部教育のあり方に関するFD.

他大学・他機関等の客員・兼任・非常勤講師等
2020年度, 鹿児島大学法文学部, 集中講義, 集中講義, 国内.

2019年度, 放送大学福岡学習センター面接授業(「日本の犯罪現象と刑事司法制度」), 非常勤講師, 国内.

2016年度, 鹿児島大学法文学部, 集中講義, 集中講義, 国内.

2013年度, 一橋大学法学部, 集中講義, 非常勤講師, 国内.

2008年度, 法務省矯正研修所福岡支所・初任研修課程刑務官等初等科・専門研修課程専攻科研修(刑法・刑事訴訟法), 2008年5-6月, 非常勤講師, 国内.

2005年度, Eine blockade Vorlesung an der Universitaet Trier (Einfuehrung in das japanischen Strafrecht), vom 20. bis 22 Juli 2005, 集中講義, 国外.

2002年度, 法務省矯正研修所福岡支所・法務教官研修課程応用科研修, 2002年12月-2003年2月, 非常勤講師, 国内.

2001年度, 法務省矯正研修所福岡支所・法務教官研修課程応用科研修, 2001年12月-2002年1月, 非常勤講師, 国内.


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