山内 敬明(やまうち のりあき) | データ更新日:2024.04.24 |
大学院(学府)担当
学部担当
その他の教育研究施設名
石炭等化石資源高度利用中核人材育成事業
,
総合研究博物館
役職名
准教授
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ホームページ
https://kyushu-u.elsevierpure.com/ja/persons/noriaki-yamauchi
研究者プロファイリングツール 九州大学Pure
http://orge.geo.kyushu-u.ac.jp/NyamaPP/toppupeji.html
有機宇宙地球化学中の山内の個人ホームページ .
http://orge.geo.kyushu-u.ac.jp/home/Welcome.html
九大理学部地球惑星科学/有機宇宙地球化学ホームページ .
就職実績-他大学
就職実績有, 東京工業大学 助手 4年
山形大学 講師 2年
山形大学 講師 2年
取得学位
博士(理学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
有機地球化学,生物有機化学
外国での教育研究期間(通算)
00ヶ年00ヶ月
活動概要
研究活動
化学的手法による地球科学での重要な現象の一端の解明を目指す。
1. 古細菌の脂質の構造解析および生合成とアミノ酸等の代謝に関する研究
古細菌は、地球創成期類似の条件下でも生育し、また分子生物学の見地からも現在の生物の中で、「地球最初の生物」により近いものであるとされている。また特に好熱性古細菌の生育環境は原始地球環境と近く、仮に生命の起源と関係がないものだとしても、そのような環境で生育する環境適応の実例としても興味深い。そこで、古細菌の代謝系から、地球創成期の有機物の存在と生物による利用の型を探ることができるのではないかという考え方を基に、古細菌で特徴的なイソプレノイドエーテル脂質とその極性基の糖質化合物の生合成と代謝の研究を行っている。
2. 代謝と有機物質循環の研究に重要な安定同位体標識化合物の合成
1.とも関連した、さらにもう少し大きな規模での実験で同位体標識化合物の動態追跡から有機物質循環の研究にまで適応可能なレベルに至るような同位体標識をもつ生体物質を簡便かつ大量に合成できる方法の開発研究
3. 河口域表層土のフミン酸の構造解析
フミン物質は土壌中の有機物の主な成分であり、陸上の土壌環境を評価する際に重要な物質であることはいうまでもない。土壌フミン物質は陸上植物のリグニンを主成分として微生物変化や自然酸化で変化した高分子であるとされている。また海底堆積物のフミン物質は、海洋性微生物の生産する脂肪酸を多く含む傾向にあり、藻類の細胞壁の水に難溶性の炭水化物に由来する成分の寄与も多いとされている。干潟は河川の有機物と海洋性有機物の混合した状況が見られるはずである。そこで有明海干潟を中心とする干潟域のフミン酸を抽出し、詳細な構造解析により海底堆積物由来のフミン酸と陸上のフミン酸の構造に一挙に近づき、干潟域と川と海の物質循環の一端を探ることを目的とする。
4.アミノ酸の前生命的キラル非対称性の検討
金属錯体上での反応による、アミノ酸の絶対不斉合成の可能性について、古典的なグリシンー銅錯体にアルデヒドを反応させるという赤堀法と、その簡単なmodificationによって絶対不斉合成が誘導されるか可能性をさぐる。また上記条件で少量のキラルアミノ酸からより複雑で光学純度の高いアミノ酸が生成するか検討する。さらに隕石中で見られる、わずかに鏡像体過剰のみられるN-メチルアミノ酸が上記反応のmodificationで生成するか試みる。
教育活動
化学を専門としない学生に化学的視点すなわち分子と電子のレベルでものを見る見方の要点を伝えることをライフワークとしたいと常に考え行動している。
化学的手法による地球科学での重要な現象の一端の解明を目指す。
1. 古細菌の脂質の構造解析および生合成とアミノ酸等の代謝に関する研究
古細菌は、地球創成期類似の条件下でも生育し、また分子生物学の見地からも現在の生物の中で、「地球最初の生物」により近いものであるとされている。また特に好熱性古細菌の生育環境は原始地球環境と近く、仮に生命の起源と関係がないものだとしても、そのような環境で生育する環境適応の実例としても興味深い。そこで、古細菌の代謝系から、地球創成期の有機物の存在と生物による利用の型を探ることができるのではないかという考え方を基に、古細菌で特徴的なイソプレノイドエーテル脂質とその極性基の糖質化合物の生合成と代謝の研究を行っている。
2. 代謝と有機物質循環の研究に重要な安定同位体標識化合物の合成
1.とも関連した、さらにもう少し大きな規模での実験で同位体標識化合物の動態追跡から有機物質循環の研究にまで適応可能なレベルに至るような同位体標識をもつ生体物質を簡便かつ大量に合成できる方法の開発研究
3. 河口域表層土のフミン酸の構造解析
フミン物質は土壌中の有機物の主な成分であり、陸上の土壌環境を評価する際に重要な物質であることはいうまでもない。土壌フミン物質は陸上植物のリグニンを主成分として微生物変化や自然酸化で変化した高分子であるとされている。また海底堆積物のフミン物質は、海洋性微生物の生産する脂肪酸を多く含む傾向にあり、藻類の細胞壁の水に難溶性の炭水化物に由来する成分の寄与も多いとされている。干潟は河川の有機物と海洋性有機物の混合した状況が見られるはずである。そこで有明海干潟を中心とする干潟域のフミン酸を抽出し、詳細な構造解析により海底堆積物由来のフミン酸と陸上のフミン酸の構造に一挙に近づき、干潟域と川と海の物質循環の一端を探ることを目的とする。
4.アミノ酸の前生命的キラル非対称性の検討
金属錯体上での反応による、アミノ酸の絶対不斉合成の可能性について、古典的なグリシンー銅錯体にアルデヒドを反応させるという赤堀法と、その簡単なmodificationによって絶対不斉合成が誘導されるか可能性をさぐる。また上記条件で少量のキラルアミノ酸からより複雑で光学純度の高いアミノ酸が生成するか検討する。さらに隕石中で見られる、わずかに鏡像体過剰のみられるN-メチルアミノ酸が上記反応のmodificationで生成するか試みる。
教育活動
化学を専門としない学生に化学的視点すなわち分子と電子のレベルでものを見る見方の要点を伝えることをライフワークとしたいと常に考え行動している。
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