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狩野 有宏(かのう ありひろ) データ更新日:2017.07.01



大学院(学府)担当

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取得学位
博士(工学)
専門分野
細胞生物学、分子生物学、ケミカル・マテリアルバイオロジー
活動概要
1. 炎症性サイトカインでありT細胞の活性化因子であるインターフェロン-γ (IFN-gamma)が、肝臓の主要な機能を担う肝実質細胞にアポトーシスを誘導することを見いだし、その作用機構には癌抑制因子p53とIRF-1が関与し、それぞれ明確に異なる機能を担っていることなどを明らかにしてきた。そして、炎症性サイトカインの細胞内情報伝達を担うSTAT (Signal Transducers and Activators of Transcription) に注目し、その機能解析とそれを標的にした工、薬学的応用の研究を行っている。これらの研究成果は異常な免疫システムに起因すると考えられる劇症、あるいは慢性肝炎の発症機序の理解とその治療につながるものと考えられる。また、肝臓の類洞内皮細胞に注目した研究を行っており、この細胞が免疫細胞の過剰な活性化を抑制することを見いだしている。この分子レベルの機能解析と肝類洞内皮細胞へのデリバリー技術の確立などを通して、花粉症などのアレルギー疾患や、免疫疾患の治療法の開発を行っている。
2. 水溶性高分子は生体内での非特異的な相互作用を抑制し、適切な大きさにコントロールすることで腫瘍部位に集積しやすくすることが知られている。これは腫瘍部の急激な組織増大のため血管・リンパ管脈の構築が正常ではないことに起因すると考えられ、EPR (Enhanced Permeation and Retention) 効果と呼ばれている。しかし、水溶性高分子の種類、構造、分子量についてはいまだ検討の余地が多い。そこで生体適合材料のポリリシンを骨格に、種々の水溶性高分子を作成し、その腫瘍集積性の検討を行っている。

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