がん細胞に発現する受容体リガンドをプローブとする光線感受性物質のDDSによるがん治療法の開発
キーワード:がん細胞、光線力学療法、受容体、リガンド、DDS
2021.06.
狩野 有宏(かのう ありひろ) | データ更新日:2024.04.22 |
主な研究テーマ
ミトコンドリアADP/ATP交換酵素の研究
キーワード:ADP、ATP、がん細胞、アポトーシス
2021.11.
キーワード:ADP、ATP、がん細胞、アポトーシス
2021.11.
免疫抑制性細胞を標的とする光線力学プローブによるがん治療法の開発
キーワード:免疫抑制、脾臓、がん細胞、光線力学療法
2020.04~2021.06.
キーワード:免疫抑制、脾臓、がん細胞、光線力学療法
2020.04~2021.06.
脾細胞培養システムを用いた免疫制御物質の探索
キーワード:免疫抑制、脾細胞培養、LPS、肝類洞内皮細胞、癌細胞
2008.04.
キーワード:免疫抑制、脾細胞培養、LPS、肝類洞内皮細胞、癌細胞
2008.04.
ミトコンドリア阻害剤によるがん細胞選択的障害機構の解析と抗がん剤への応用
キーワード:ミトコンドリア阻害剤、解糖系、ATP、ワールブルグ効果、癌細胞
2014.04~2019.06.
キーワード:ミトコンドリア阻害剤、解糖系、ATP、ワールブルグ効果、癌細胞
2014.04~2019.06.
腫瘍集積性グラフト高分子と抗癌剤の複合化と癌治療への応用
キーワード:水溶性高分子、DDS, 光感受性療法
2008.04~2013.03.
キーワード:水溶性高分子、DDS, 光感受性療法
2008.04~2013.03.
水溶性高分子の腫瘍集積性の解析と癌治療への応用
キーワード:水溶性高分子、DDS, EPR
2007.04~2011.03.
キーワード:水溶性高分子、DDS, EPR
2007.04~2011.03.
siRNAのパッシブターゲッティングによる癌治療法の開発
キーワード:siRNA, PLL-PEG, EPR
2005.04~2009.10.
キーワード:siRNA, PLL-PEG, EPR
2005.04~2009.10.
肝臓における免疫制御の解析とその制御方法の開発
キーワード:肝臓、肝類洞内皮細胞、免疫、ヒアルロン酸
2003.04~2009.03.
キーワード:肝臓、肝類洞内皮細胞、免疫、ヒアルロン酸
2003.04~2009.03.
インターフェロン-gamma 誘導アポトーシスの解析
キーワード:肝細胞、インターフェロン-gamma、アポトーシス、SV40 large T 抗原
2002.04.
キーワード:肝細胞、インターフェロン-gamma、アポトーシス、SV40 large T 抗原
2002.04.
組織特異的ノックアウトマウスによるSTAT3の機能解析
キーワード:STAT-3、ノックアウトマウス、内皮細胞、エンドトキシン、免疫抑制
1998.09~2002.02.
キーワード:STAT-3、ノックアウトマウス、内皮細胞、エンドトキシン、免疫抑制
1998.09~2002.02.
従事しているプロジェクト研究
日中韓フォーサイト事業
2006.10~2011.07, 代表者:丸山 厚、Chen, Xuesi、 Park, Tae Gwan, 九州大学先導物質化学研究所、中国科学院長春応用化学研究所、韓国科学技術院, JSPS, NSFC, KOSEF
研究交流課題名:新しい細胞特異的非ウィルス型遺伝子キャリアシステム
バイオテクノロジー産業において、現状では米国が支配的状況である。これまで、日本中心にアジア諸国でも基礎生物学領域には多くの資金と人材が投入されたが、一部を除いて欧米研究の後追い型が大方である。バイオテクノロジー分野で欧米諸国と対等なレベルになるには、バイオテクノロジー研究に新たなパラダイム変換を起こしうる要素技術の開発体制を強化することが不可欠である。非ウィルス型の遺伝子ベクター(キャリア)は、安全で低コストな遺伝子治療に欠かせない基盤技術である。これまで十年以上に渡って非ウィルス型遺伝子ベクターの研究が、欧米、日本を含め各国で進められてきたが、現在に至って臨床上意味のある効率と安全性を兼ね備えた非ウィルス型ベクターは実現していない。一方、日本において核酸化学、ドラッグデリバリー材料、高分子分子集合体化学が発展してきた。また、韓国では、遺伝子治療を目的とする核酸コンジュゲートと刺激応答性材料に関する研究が近年活発化している。さらに、中国では機能性高分子合成、生分解性高分子と生命科学分野に昨今めざましい発展を遂げている。非ウィルス型遺伝子ベクターの開発には、医、薬、工の連携が不可欠である。本研究交流では、すでに各国レベルで医・工・薬から構成される研究拠点を形成している研究グループを集約し、3国間交流を深め、最新知見を提供・共有することで、非ウィルス型ベクターを欧米諸国に先駆けて実現する上で不可欠となる材料の設計手法を構築する。同時に、材料科学を基盤とし、バイオテクノロジー材料の研究開発に必要となる生物学、医学、薬学、バイオテクノロジーの知見と研究手法を身につけた人材を育成する。.
2006.10~2011.07, 代表者:丸山 厚、Chen, Xuesi、 Park, Tae Gwan, 九州大学先導物質化学研究所、中国科学院長春応用化学研究所、韓国科学技術院, JSPS, NSFC, KOSEF
研究交流課題名:新しい細胞特異的非ウィルス型遺伝子キャリアシステム
バイオテクノロジー産業において、現状では米国が支配的状況である。これまで、日本中心にアジア諸国でも基礎生物学領域には多くの資金と人材が投入されたが、一部を除いて欧米研究の後追い型が大方である。バイオテクノロジー分野で欧米諸国と対等なレベルになるには、バイオテクノロジー研究に新たなパラダイム変換を起こしうる要素技術の開発体制を強化することが不可欠である。非ウィルス型の遺伝子ベクター(キャリア)は、安全で低コストな遺伝子治療に欠かせない基盤技術である。これまで十年以上に渡って非ウィルス型遺伝子ベクターの研究が、欧米、日本を含め各国で進められてきたが、現在に至って臨床上意味のある効率と安全性を兼ね備えた非ウィルス型ベクターは実現していない。一方、日本において核酸化学、ドラッグデリバリー材料、高分子分子集合体化学が発展してきた。また、韓国では、遺伝子治療を目的とする核酸コンジュゲートと刺激応答性材料に関する研究が近年活発化している。さらに、中国では機能性高分子合成、生分解性高分子と生命科学分野に昨今めざましい発展を遂げている。非ウィルス型遺伝子ベクターの開発には、医、薬、工の連携が不可欠である。本研究交流では、すでに各国レベルで医・工・薬から構成される研究拠点を形成している研究グループを集約し、3国間交流を深め、最新知見を提供・共有することで、非ウィルス型ベクターを欧米諸国に先駆けて実現する上で不可欠となる材料の設計手法を構築する。同時に、材料科学を基盤とし、バイオテクノロジー材料の研究開発に必要となる生物学、医学、薬学、バイオテクノロジーの知見と研究手法を身につけた人材を育成する。.
研究業績
主要原著論文
主要総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
主要学会発表等
1. | Arihiro Kano, IFN-γ産生を指標にした乳がん細胞4T1担持マウスの免疫抑制性の解析, 第80回日本インターフェロン・サイトカイン学会学術集会, 2015.07, 免疫システムががんの出現を監視(Immunosurveillance)しその増大を防ぐ一方、がんは監視システムから種々の方法で逃れていると考えられている。そこで培養がん細胞が脾臓細胞の培養時に観察されるIFN-γ産生への影響を検討した結果、多くのがん細胞がそれを抑制する事が判明した。本研究では同種同系移植が可能な乳がん細胞4T1に絞り、移植による脾臓細胞、およびそのIFN-γ産生への影響を調べた。またIFN-γ産生を指標にし、4T1細胞が分泌する免疫抑制性因子の同定を進めた。. |
2. | Arihiro Kano, マウス乳がん細胞4T1が分泌する免疫抑制因子の解析, 日本生化学会, 2014.10, [URL], 免疫システムががんの出現を監視し、その増大を防ぐ一方、がんは免疫による監視システムから様々な方法で逃れているという考えは、Cancer Immunoediting というコンセプトで現在受け入れられている。本研究では乳がん細胞 4T1 を同種同系の Balb/c マウスに移植後、脾細胞を単離し、IFN-γ の産生量を ELISA 法にて測定することで、リンパ球の活性化状態を調べた。4T1 細胞移植後に脾臓細胞を分散させ2日間培養した結果、移植一週間をピークとして IFN-γ の著しい産生高進が観察され、その後徐々に減少し3週間以降は検出限界レベルとなることが判明した。移植一週間以降の IFN-γ 産生減少は脾臓増大に伴うリンパ球の相対的減少のためと推測された。つづいて分散脾細胞を 4T1 細胞と共培養した結果、当初の予想に反し、IFN-γ 産生は抑制され、4T1 細胞移植後の経過時間が長いほど強く抑制される結果となった。TNF-α 産生に変化は無かったことから、リンパ球の活性化が抑制されているものと考えられた。また 4T1 培養上清においても同様に IFN-γ 産生が抑制されたことから、4T1 細胞が分泌する何らかの液性因子がこの現象に関与しているものと考えられた。種々の検証の結果、10 ~ 100 kDa のタンパク質性の物質であることが判明した。そこで ELIS A法にて既知の抑制性サイトカインの産生を検証した結果、IL-10 は検出されず、またTGF-βは潜在型のみが検出された。この液性因子の同定を現在進めている。. |
3. | 狩野有宏、丸山厚, IFN-gamma 誘導肝細胞死における caspase-12 の関与, 第28回日本分子生物学会, 2005.12. |
学会活動
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2011.03.23~2011.03.23, 日本バイオマテリアル学会 九州ブロック キックオフシンポジウム, 座長(Chairmanship).
2010.05.26~2010.05.28, 第59回高分子年次大会, 座長(Chairmanship).
2008.06.29~2008.06.30, 第24回日本DDS学会学術集会, 座長(Chairmanship).
2008.05.07~2008.05.09, ナノ学会第6回大会, 座長(Chairmanship).
2006.08, 第18回生体機能関連化学若手の会サマースクール, 座長(Chairmanship).
2011.05.29~2011.06.02, The 10th China-Japan-Korea Foresight Joint Symposium on Gene Delivery and International Symposium on Biomaterials 2011, 日本側実行委員.
2010.07.04~2010.07.07, The 2nd Young Scientist Exchange Symposium for A3 Foresight Program in Daejeon , 日本側世話人.
2010.06.20~2010.06.23, The 9th China-Japan-Korea Foresight Joint Symposium on Gene Delivery and the International Workshop on Biomaterials 2010, 日本側実行委員.
2009.09.16~2009.09.16, 第24回生体機能関連化学シンポジウム若手フォーラム, 世話人.
2009.12.20~2009.12.23, JSPS A3 Foresight Program 8th seminar in Naha, 実行委員.
2009.05.25~2009.05.26, The 7th Asia 3 (China-Japan-Korea) Foresight Symposium on Gene Therapy and Biomaterials, 日本側実行委員.
2008.11.26~2008.11.30, The 6th China-Japan-Korea Foresight Joint Symposium on Gene Delivery and International Symposium on Biomaterials, 日本側実行委員.
2008.06.11~2008.06.14, 5th Symposium of A3 Foresight Program on Gene Delivery, 日本側実行委員.
2007.12.05~2007.12.09, 4th Symposium of A3 Foresight Program on Gene Delivery, 実行委員.
2007.07.23~2007.07.26, 1st Symposium of A3 Foresight Program on Gene Delivery for Young Scientist, 実行委員.
2007.05.07~2007.05.09, 3rd Symposium of A3 Foresight Program on Gene Delivery, 日本側実行委員.
2007.01.22~2007.01.25, 2nd Symposium of A3 Foresight Program on Gene Delivery, 実行委員.
2006.11.01~2006.11.17, 1st Symposium of A3 Foresight Program on Gene Delivery, 日本側実行委員.
2006.05, 遺伝子・デリバリー研究会, 運営協力者.
学術論文等の審査
年度 | 外国語雑誌査読論文数 | 日本語雑誌査読論文数 | 国際会議録査読論文数 | 国内会議録査読論文数 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
2022年度 | 5 | 5 | |||
2021年度 | 6 | 6 | |||
2020年度 | 1 | 1 | |||
2019年度 | 1 | 1 | |||
2017年度 | 1 | 1 | |||
2013年度 | 3 | 3 | |||
2012年度 | 2 | 1 | 3 | ||
2011年度 | 3 | 3 | |||
2010年度 | 2 | 2 | |||
2009年度 | 5 | 5 | |||
2008年度 | 3 | 3 |
その他の研究活動
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