九州大学 研究者情報
研究者情報 (研究者の方へ)入力に際してお困りですか?
基本情報 研究活動 教育活動 社会活動
岩崎 義則(いわさき よしのり) データ更新日:2023.11.22

准教授 /  人文科学研究院 歴史学部門 日本史学講座


主な研究テーマ
平戸藩主松浦熈と『亀岡随筆』の研究
キーワード:平戸藩,松浦熈,『亀岡随筆』
2023.04~2023.06.
近世石筆文書の研究
キーワード:石筆
2021.04~2023.03.
近世日本銅の生産と流通
キーワード:銅座 長崎会所 秋田銅 銅流通 銅貿易
2006.04~2020.03.
平戸藩楽歳堂の和書と漢籍に関する研究
キーワード:平戸藩、楽歳堂文庫、松浦静山
2013.10~2017.03.
平戸藩楽歳堂蔵書と蔵書目録の研究
キーワード:平戸藩 松浦静山 楽歳堂
2009.03~2017.03.
青方文庫を用いた潜伏キリシタンの移住に関する研究
キーワード:青方文庫 潜伏キリシタン
2011.08~2013.03.
「甲子夜話」のデータベース化に関する基礎的研究
キーワード:松浦静山 甲子夜話
2008.04~2013.03.
対馬藩宗家文庫史料を用いた対馬における能楽の研究
キーワード:大名能楽、対馬、宗家
2014.04~2015.03.
平戸藩能楽関連文献の基礎的研究
キーワード:平戸囃子 月波軒 松浦熈
2006.01.
対馬藩捕鯨に関する研究
キーワード:西海捕鯨 対馬藩 海漁記録 御手鯨組記録 亀谷夘右衛門
2005.04~2006.09.
対馬藩と朝鮮銅貿易について
キーワード:宗家文書 銅貿易 銅座 住友家
2006.07.
近世後期の平戸藩と対外関係
キーワード:平戸藩 漂着 漂流 葉山鎧軒 御家老日記 未間拾成
2006.04~1998.03.
西海捕鯨と平戸藩
キーワード:西海捕鯨 平戸藩 井元弥七左衛門 小田伝兵衛 松浦熈 松浦静山
2006.04~2011.03.
従事しているプロジェクト研究
「近世随筆」の領域横断的研究
2022.04~2025.03, 代表者:川平敏文, 九州大学, 九州大学.
近世石筆文書に関する基礎的研究
2021.04~2023.03, 代表者:岩崎義則, 九州大学, 九州大学
近世期の鉛筆の受容実態に関する調査研究と,鉛筆によって筆記された石筆文書についての基礎的研究を行う。
就中,石筆の利用状況について克明な記録がある松浦家の藩主清・熈関連文書に着目し,松浦家一門・平戸藩士・平戸城下町人の家文書などに伝存した石筆文書を主たる対象とした研究を行う。.
諫早文庫の伝来と貴重文物に関する共同研究
2020.04~2022.03, 代表者:岩崎義則, 九州大学, 諫早市立諫早図書館・九州大学
諫早市立諫早図書館が収蔵する貴重文物について,その伝来と文化財としての価値を顕在化するため,具体的な史料に基づいた基盤的研究を九州大学と共同で行う。.
平戸藩楽歳堂文庫をめぐる書物環境と文庫形成過程に関する基盤的研究
2015.04~2017.03, 代表者:岩崎義則, 九州大学, 九州大学
平戸藩楽歳堂文庫の中心として、その共時的な書物環境の究明し、その上で、他の大名家文庫との比較検討によって、大名文庫としての楽歳堂の特質を解明する。.
学際的視点からみた貿易都市博多の総合的研究
2014.04~2018.03, 代表者:佐伯弘次, 九州大学, 九州大学
前近代の日本において主要な国際貿易港であった博多の都市としての展開と東アジアにおける位置づけを、学際的に究明する。.
随筆「甲子夜話」の全文検索システムの構築とその公開に関する基礎的研究
2009.04~2011.03, 代表者:岩崎 義則, 九州大学, 日本.
前近代東アジアにおける文書とその伝来に関する比較史的研究
2007.04~2009.03, 代表者:坂上康俊, 九州大学大学院人文科学研究院, 九州大学
前近代東アジアにおける文書とその伝来に関する比較史的研究
.
英語通訳ガイド資格課程創設に関する基礎的研究
2007.04~2009.03, 代表者:山田健太郎, 長崎県立大学, 長崎県立大学(日本)
英語通訳ガイド資格に関するカリキュラム原案と実践的授業のプラン作成,「英語通訳ガイド研究会」の主催,通訳ガイド試験対策講座の主催、長崎県観光振興推進本部との情報交換、教材資料等の作成。
.
研究業績
主要著書
1. 岩崎 義則, 高野 信治, 中野 等, 福田 千鶴, 柴多 一雄, 梶原 良則, 宮崎 克典, 江藤 彰彦, 鈴木 文, 高山 英朗, 又野 誠, 宮野 弘樹, 梶嶋 政司, 吉田 信也, 竹森 健二郎, 『新修福岡市史資料編近世2』所収「大野貞正公用日記」, 福岡市, 564~849頁, 2014.07, 福岡藩大目付「大野貞正公用日記」天保4年分の日記2冊を翻刻・紹介した。.
主要原著論文
1. 岩崎義則, 平戸藩楽歳堂文庫本『花伝書』の伝来についてー松浦静山『甲子夜話』の記述と関連史料の分析からー, 史淵, 1-26, 2020.03, 本研究は,平戸藩楽歳堂文庫に伝来した『花伝書』について,松浦静山が行った考証を,様々な関連史料から再検討を行う。.
2. 岩崎義則, 佐伯文庫形成過程に関する一考察ー平戸藩楽歳堂文庫と佐伯藩の関連史料の分析よりー, 長崎学研究所紀要『長崎学』第2号, 第2号, 3-18, 2018.03, 平戸藩楽歳堂文庫所蔵の「佐伯侯蔵書目録」の検討から,佐伯文庫の蔵書管理の実態を解明した。また,佐伯藩政資料『御用日記』の分析から,佐伯文庫の収集過程や書物奉行の成立・職掌などを解明した。さらに,天明5年の輸入漢籍の長崎会所直調達の意義についても論じた。.
3. 岩崎 義則, 安政五年平戸城「年中祭式帳」について-隠居大名が創出した城中祭祀素描, 『史淵』, 152, 1-37, 2015.03, 第10代藩主松浦熈が著述した「亀岡随筆」には、安政5年当時の平戸城中祭式の一覧「年中祭式帳」が収録されている。
本論文は、その「年中祭式帳」に記された城中祭祀35件全てについて、網羅的な検討を行った。
その結果、熈の平戸隠居後に急速的に平戸城の祭祀が拡大したこと、及びその要因としての熈の思想の特質について考察を試みた。.
4. 岩崎 義則, 五島灘・角力灘を舞台とした18~19 世紀における潜伏キリシタンの移住
について, 『史淵』, 150, 27-67, 2013.03, 関係する大村藩・平戸藩・五島福江藩の藩政文書を用いて、大村外海領を淵源とした潜伏キリシタンの移住の実態を復元した。.
5. 岩崎義則, 松浦家の先祖認識-特に松浦熈の場合-, 松浦党研究, 34, 108-115, 2011.09, 松浦家の先祖認識について、江戸時代第10代藩主松浦熈をとりあげ、熈が収集した先祖の図像資料の研究、及び同人が執筆した随筆「亀岡随筆」の先祖に関する記述をもとに論じた。 .
6. 岩崎義則, 近世日本銅の生産と流通, 歴史と地理, 650, 29-43, 2011.11, 18世紀中頃の日本にあって、東国から集荷精錬の拠点である大坂を経由し、中国・オランダとの貿易港長崎へと至る、ほぼ列島を縦断する銅の生産・集荷・流通・輸出というダイナミズムについて、秋田・大坂・長崎の各拠点へと視点を注ぎ、その実態を述べた。.
7. 岩崎義則, 捕鯨業者井元弥七左衛門と平戸藩-井元家文書の伝来とその分析-, 史淵, 147, 39-75, 2010.03.
8. 岩崎 義則, 幕末平戸藩における隠居の表助成について-松浦熈「亀岡随筆」の分析より-, 九州大学大学院人文科学研究院『史淵』, 145輯、1-30頁, 2008.03.
9. 岩崎 義則, 昌平坂学問所献納金に関する松浦清(静山)の自筆書簡, 長崎歴史文化博物館「研究紀要」, 創刊号、79~85頁。, 2006.11.
10. 岩崎義則, 元文銅座期の長崎廻銅と長崎貿易−延享二年と同四年の事例を中心に−, 『住友史料館報』,住友史料館, 第34号,1〜42頁, 2003.07.
11. 岩崎義則, 寛保−寛延期の貿易改革と銅統制策, 『住友史料館報』,住友史料館, 第31号,39〜68頁, 2000.07.
主要総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
1. 岩崎 義則, 中川晃一, 有田ゆきな, 島村崇, 原田茜, 藤本健太郎, 永田三希, 本馬晴子, 長崎県の多様の集落が形成する文化的景観保存調査報告書 資料編3, 長崎県, 2013.03, 本資料編は、「長崎県下キリスト教教会世界遺産」に関連した江戸時代から明治初期に至る大村・五島・平戸・深堀鍋島領各所の公的機関が作成・編纂・所蔵した史料を選定し、翻刻掲載したものである。.
2. 岩崎 義則, 随筆「甲子夜話」全文検索システムの構築と公開に関する研究
, 2013.03, 本研究の目的は、第9 代平戸藩主松浦静山(宝暦10 年~天保12 年)が執筆した随筆「甲子夜話」(全278 冊)について、散逸した原本の所在調査、活字版底本となった写本(2 系統)相互の特に図版の校合作業、楽歳堂文庫蔵書・蔵書目録を基軸とした関連諸文献との相互対照を行いつつ、「任意の検索語でその収録巻と記事番号を引くための全文検索システム」を構築し、これを学術的な共用資産として広く公開することにある。
.
3. 岩崎義則, 「対馬藩特集 ─主体としての対馬・対馬藩─」によせて, 九州史学, 2012.10, 対馬藩特集号編纂の経緯などを述べる.
主要学会発表等
1. 岩崎義則, 佐伯文庫形成過程に関する一考察 ―平戸藩楽歳堂文庫蔵「佐伯侯蔵書目録」の検討― , 九州史学会, 2017.12, 平戸藩楽歳堂文庫所蔵の蔵書目録「佐伯侯蔵書目録」と,佐伯藩政資料『御用日記』の分析から,佐伯藩毛利高標が創出した佐伯文庫の形成過程を解明した。.
2. 岩崎 義則, 松浦熈公による平戸城中祭の発端のその意義について, 松浦党連合研究会, 2015.06, 平戸藩10代藩主松浦熈により、平戸城内の城中祭祀の整備とその意義を、学会未見の資料・遺物をもとに報告した。.
3. 岩崎 義則, 近世大名の書物観-平戸藩楽歳堂文庫を手掛かりとして-, 九州史学会, 2013.12, 平戸松浦家に伝存した第9代藩主松浦清(静山)が作成した蔵書目録と収集文物を分析することで、大名の書物観を検討した。.
4. 岩崎義則, 松浦家の先祖認識について-特に松浦熈の場合-, 松浦党研究連合合, 2010.06, 松浦家の先祖認識について、江戸時代第10代藩主松浦熈をとりあげ、熈が収集した先祖の図像資料の研究、及び同人が執筆した随筆「亀岡随筆」の先祖に関する記述をもとに論じた。.
5. 岩崎 義則, 平戸藩主松浦静山の書物収集と情報交流-楽歳堂文庫蔵書目録の検討-, 2010.12.
6. 岩崎義則, 書物の中の博物館―平戸藩主松浦静山著「甲子夜話」の世界― , 日本栄養食糧学会大会, 2009.05.
7. 岩崎義則, The Book Collection of a Literati Daimyo in Early Modern Japan and
Information Exchange: An Investigation into the Catalogue of the Rakusaido
Collection of Hirado Domain, Monies, Markets, and Finance in China and East Asia, 1600-1900, 2010.04.
8. 岩崎義則, 倭館館守方記録の伝来と関連史料について, 国際ワークショップ, 2009.10.
9. 岩崎義則, 平戸藩楽歳堂文庫蔵書目録について, 「前近代東アジアにおける文書とその伝来に関する比較史的研究」(科研)研究会, 2008.07.
10. 岩崎義則, 宗家文庫史料にみる銅貿易関連史料について, 住友史料館主催研究会, 2008.10.
11. 岩崎 義則, 「松浦熈研究序説-平戸囃子の展開について-」, 九州史学会, 2006.12.
学会活動
所属学会名
鉱業史研究会
雅俗の会
九州史学会
九州史学研究会
学協会役員等への就任
2020.06~2022.06, 松浦党研究連合会, 学術顧問.
2018.10~2020.10, 九州史学研究会, 編集委員長.
2009.10~2010.10, 九州史学研究会, 運営委員.
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2013.12.08~2013.12.09, 九州史学会, シンポジウム統括.
2009.04.01~2010.03.31, 九州史学会, 事務局長.
学会誌・雑誌・著書の編集への参加状況
2007.10~2015.10, 九州史学研究会(学会誌), 国内, 編集委員.
学術論文等の審査
年度 外国語雑誌査読論文数 日本語雑誌査読論文数 国際会議録査読論文数 国内会議録査読論文数 合計
2022年度      
2021年度      
2020年度      
2018年度      
2019年度      
2016年度      
2017年度      
2015年度      
2014年度      
2011年度      
2010年度      
2009年度      
2006年度      
2005年度      
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2022年度~2026年度, 基盤研究(B), 分担, 「近世随筆」の領域横断的研究.
2021年度~2023年度, 基盤研究(C), 代表, 近世石筆文書の基礎的研究.
2015年度~2017年度, 基盤研究(C), 代表, 平戸藩楽歳堂文庫をめぐる書物環境と文庫形成過程に関する基盤的研究.
2015年度~2017年度, 基盤研究(C), 代表, 平戸藩楽歳堂文庫をめぐる書物環境と文庫形成過程に関する基盤的研究.
1999年度~2001年度, 基盤研究(B), 分担, 近世商人資本の生成・発展過程についての研究.

九大関連コンテンツ

pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。