Updated on 2024/07/28

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INOKUCHI CHIYUKI
 
Organization
Faculty of Humanities Department of Language and Literature Associate Professor
School of Letters Department of Humanities(Concurrent)
Graduate School of Humanities Department of Linguistics and Literature(Concurrent)
Title
Associate Professor
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Profile
中国の中世・近世文学の研究を行っている。特に、明代から現代に至るまで親しまれている『三国志演義』や『水滸伝』といった、当時の白話(口語語彙)を用いて書かれた大衆文学を研究対象として、その形成過程、受容の様相、社会との関わりを解き明かし、人間にとって何故、文学が必要なのかという命題を、学生とともに考えることを目指している。
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Degree

  • Doctor of Literature

Research Interests・Research Keywords

  • Research theme:the Literary activity of military officer in Ming dynasty

    Keyword:military officer wu-guan wu-ding-hou guo-xun

    Research period: 2018.4 - 2023.3

  • Research theme:1)The history of "San-guo-yan-yi" 2)The relationship between military officer of Ming era and the novel written in colloquial Chinese 3)Reading "Shui-hu-zhuan" and ”Jin-ping-mei”

    Keyword:san-guo-zhi

    Research period: 2017.4 - 2020.3

Awards

  • 2020年度日本中国学会賞

    2020.10   日本中国学会   論文「武定侯郭勛による『三国志演義』『水滸伝』私刻の意図」(『日本中國學會報』第71集、2019年10月)に対して。

     More details

    令和元年10月に刊行された『日本中国学会報』第71集に掲載された査読論文「武定侯郭勛による『三国志演義』『水滸伝』私刻の意図」が高く評価され、2020年度(令和2年度)日本中国学会賞を受賞した。

  • 第三十四回東方学会賞

    2015.11   東方学会  

  • 第二十二回蘆北賞奨励賞

    2012.11   橋本循記念会  

Papers

  • 武定侯郭勛による『三国志演義』『水滸伝』私刻の意図 Reviewed

    井口 千雪

    『日本中國學會報』第71集   2019.10

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

    中国においては従来、文学の担い手は大夫(文人・文官)であったとみなされて来たが、本研究は、明代文学を代表する小説『三国志演義』『水滸伝』が高級武官である武定侯郭勛によって出版されたことに着目し、膨大な史料の精査により、その出版意図や背景を考察したものである。明代の武人・武官が、出版事業によって、自身らの主張を世に知らしめたり、地位向上を図っていたことを明らかにした。

  • 「明朝勲戚武定侯郭氏と文学―「諸葛の如き」定襄伯郭登―」 Reviewed

    井口千雪

    『中国文学論集』第四十六号   111 - 133   2017.12

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

  • 「『三國志演義』三系統の版本の継承関係―劉龍田本を手がかりに―」 Reviewed

    井口 千雪

    『東方學』第127集   2014.1

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)  

    『三國志演義』の三系統の版本の本文を校勘し(本論では葉逢春本、劉龍田本、嘉靖壬午序本という比較的古い版本三種を利用)、従来は簡本であるがゆえに軽視されてきた劉龍田本の本文は、葉逢春本から嘉靖壬午序本へと洗練されていく過渡期に派生した版本であることを明らかにする。
     この発見は、これまで漠然と想定されてきた「現存する版本以前に存在したであろうテキスト」の存在を実証するものであって、今後、人物形象の変遷などを考察する際にも重要な基礎的研究とみなされることになると思われる。

  • 『三国志演義』執筆プロセスに関わる考察 Reviewed

    井口 千雪

    『日本中國學會報』第64集   2012.10

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

  • 陳鐸の散曲に就いて(後篇) Reviewed

    井口 千雪

    『文学研究』第121輯(九州大学人文科学研究院)   2024.3

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)  

  • 陳鐸の散曲に就いて(前篇) Reviewed

    井口 千雪

    『中国文学論集』第52号   52   71 - 90   2023.12

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

  • 「漢將王陵變」訳注(一)

    井口千雪,@小松謙,@大賀晶子,@川上萌実,@孫琳浄,@田村彩子,@永井もゆ,@藤田優子,@宮本陽佳

    『京都府立大学学術報告(人文)』第74号   1 - 55   2022.12

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

  • 「漢將王陵變」訳注(二) Reviewed

    井口千雪,@大賀晶子,@川上萌実,@小松謙,@孫琳浄,@田村彩子,@永井もゆ,@藤田優子,@宮本陽佳

    『和漢語文研究』第12号   ( 12 )   164 - 188   2022.11

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

  • 馮夢龍三言に見る軍士の表象 Reviewed

    井口 千雪

    『中国文学論集』第50号   50   96 - 114   2021.12

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

  • 「金剛醜女因縁」訳注(二)

    井口千雪・大賀晶子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳

    『京都府立大学学術報告(人文)』第73号   2021.12

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)  

  • 「金剛醜女因縁」訳注(三) Reviewed

    井口千雪・大賀晶子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳

    『和漢語文研究』第19号   2021.11

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

  • 宋江之乱考実

    井口 千雪

    『文学研究』第118輯(九州大学人文科学研究院)   39 - 76   2021.3

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)  

    Repository Public URL: http://hdl.handle.net/2324/4372026

  • 「大目乾連冥間救母變文」訳注(五)

    井口千雪・大賀晶子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳

    『京都府立大学学術報告(人文)』第72号   67 - 112   2020.12

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)  

  • 「金剛醜女因縁」訳注(一) Reviewed

    井口千雪・大賀晶子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳

    『和漢語文研究』第18号   115 - 164   2020.11

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

  • 武定侯郭勛の人脈―その文学活動を支えたもの(前編) Reviewed

    井口 千雪

    『中国文学論集』第47号   47   37 - 69   2018.12

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

    Repository Public URL: http://hdl.handle.net/2324/2202968

  • 「大目乾連冥間救母變文」訳注(一)

    井口千雪・大賀晶子・香月玲子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳

    『京都府立大学学術報告(人文)』第70号   27 - 83   2018.12

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)  

  • 「大目乾連冥間救母變文」訳注(二) Reviewed

    井口千雪・大賀晶子・香月玲子・川上萌実・小松謙・孫琳浄・玉置奈保子・田村彩子・藤田優子・宮本陽佳

    『和漢語文研究』第16号   224 - 244   2018.11

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

  • 武定侯郭勛の人脈―その文学活動を支えたもの(後編) Reviewed

    井口千雪

    『和漢語文研究』第16号   201 - 224   2018.11

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

  • 「明朝勲戚武定侯郭氏と文学―家譜・年譜―」

    井口 千雪

    『京都府立大学学術報告・人文』第68号   2016.12

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)  

  • 「『三國志演義』三系統の版本の継承関係―異同の全体像から見た成立過程の考察―」

    井口 千雪

    『京都府立大学学術報告・人文』第66号   2014.12

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)  

    『三國志演義』の三系統の版本の本文を、全編にわたって校勘した結果をまとめる。
     まず、各版本間の本文の異同は、序盤・中盤・終盤で多寡が異なっていることを指摘する。そしてこのような状況は、各部の成立時期が異なるために生じたのではないかと論じる。また、本文改変の意図を、具体例を挙げながら考察する。
     紙面上可能な限りの例を列挙し、今後の版本研究においても基盤となり得る内容となっている。

  • 「『三國志演義』と歴史書―終盤を中心に―」 Reviewed

    井口 千雪

    『和漢語文研究』第12号   2014.11

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

    『三國志演義』の終盤、魏・蜀・呉が滅びる部分は、ほぼ完全に歴史書の記述を繋げただけのものであることを実証する。つまりこの部分は、架空の物語を多く含むメインストーリーとは執筆プロセスが異なっているのであって、制作者や成立時期の違いを示唆している。本論では、この部分は書坊が商業的利益目的で付け足したものではないかと論じ、当時の商業出版、大衆文学の発展がどのように起こったのかを考える。

  • 「関索説話に関する考察」 Reviewed

    井口 千雪

    『和漢語文研究』第11号   2013.11

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

    『三國志演義』のいくつかの版本には、関羽の架空の息子、「関索」が活躍するという所謂「関索説話」が存在する。従来は嘉靖壬午序本が現存最古の版本と考えられてきたことから、まず嘉靖壬午序本のように関索説話を持たない版本が存在し、そこに関索説話が挿入されて周曰校本のような版本が成立し、さらにそれを参照して劉龍田本等の版本が関索説話を取り入れたとする説が有力であった。
     しかし、先に発表した論文により、嘉靖壬午序本の本文は必ずしも最古の様相を残しているわけではないことがわかった(1参照)。そこで本論では、関索説話は原演義には存在していたが、嘉靖壬午序本が、史実と乖離するものを排除するという意識の下、関索説話を削除したものと提言する。そして、読者層の需要の変化に伴う文学の変容という問題に目を向ける。

  • 「『三國志演義』と『蜀漢本末』」 Reviewed

    井口 千雪

    『和漢語文研究』第10号   2012.11

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

    『三國志演義』の諸葛亮南蛮征伐の部分をとりあげ、この部分には元の趙居信著『蜀漢本末』なる歴史書が利用された可能性が高いことを指摘し、他の部分とは成立過程や成立時期が異なるのではないかと提言する。『蜀漢本末』は現在では中国でも日本でも、ほぼ研究されることなく埋もれてしまっている書物であるが、本論でその価値を再評価する。

  • 「『三國志演義』の原初段階における成立と展開―段階的成立の可能性―」 Reviewed

    井口 千雪

    『和漢語文研究』第9号   2011.11

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Research paper (scientific journal)  

    中国の白話小説『三國志演義』の現存する最古の版本とされる「嘉靖壬午序本」(1522年序)と、それに準じて古いとされる「葉逢春本」(1548年序)の本文を詳細に校勘し、葉逢春本の文体が稚拙でより原演義(現佚)に近く、嘉靖壬午序本には洗練を目的とした書き換えが施されていることを指摘する。
     さらに、『演義』の本文と史書の記述と比較し(西晋の陳寿著『三國志』・北宋の司馬光著『資治通鑑』・南宋の朱熹著『資治通鑑綱目』等)、原作者の執筆手法について、初歩的な考察を行う。

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Books

  • 『三國志演義成立史の研究』

    井口 千雪( Role: Sole author)

    汲古書院  2016.3 

     More details

    Language:Japanese   Book type:Scholarly book

    第一章~第七章は博士論文に加筆と修正を加えた内容となっており、前言・序章・結語は書き下ろしである。  元末明初(明の建国は1368年)、戯曲作家の羅貫中によって編まれたとされる『三國志演義』であるが、その執筆プロセス、成立過程、羅貫中の詳しい足跡、執筆に至った動機などは謎に包まれていた。  序章では、現存する明代版本の体裁・刊行者・刊行経緯・読者層を考察し、当時の『三國志演義』受容の様相、読者層拡大の経緯などを明らかにする。  次に第一章では、版本間の本文の異同の問題と、素材論の観点から、『三國志演義』の成立史についておおまかな見通しを提議する。  第二~四章では、現存する早期の版本群の本文を詳細に校勘して、どの本文が「原演義」の様相を残しているのか、それにどのような意図で書き換えが加えられたのかを考証する。特に、これまでの研究で軽視されてきた「劉龍田本」などが、本文変容の過渡期の様相を伝えているという新事実を指摘する。  第五~七章では、執筆者が何を素材としてこの小説を構成したのか、具体的な執筆プロセスを考察する。『演義』のあらすじは、元の至治年間(1321―1323)に建陽(現福建省南平市建陽区)の虞氏から出版された『全相平話三国志』を概ね踏襲している。また、西晋の陳寿著『三国志』(および東晋末劉宋初・裴松之注を含む)、北宋の司馬光著『資治通鑑』・南宋の朱熹著『資治通鑑綱目』といった史書の記述・文面が多く利用されており、作者が執筆の際にこれらの書物を参考書として用いていたことがうかがわれる。  結語では、これまで漠然としていた『三國志演義』の成立史について、段階的な成立過程を経ていること、多くの人間が様々な意図を以て手を加え、現在のような形になったと総括する。そして、そのような発展の原動力となった「大衆の読書に対する希求」や書坊の役割について論じる。

  • 『宋元明士大夫と文化変容』(宋代史研究会研究報告第12集)

    @梅村尚樹,@甲斐雄一,@中島諒,@谷口綾,@童永昌,@山口智哉,@田中有紀,@津坂貢政,@福谷彬,@早川太基,井口千雪,@程暁文( Role: Joint author)

    2023.6 

     More details

    Responsible for pages:pp.257-286(「馮夢龍三言に見る武官の表象」)   Language:Japanese   Book type:Scholarly book

Presentations

  • 明代白話小説と大衆の生活

    井口 千雪

    九州中国学会  2020.10 

     More details

    Event date: 2021.10

    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (general)  

    Venue:オンライン開催   Country:Japan  

  • 武定侯郭勛の文学活動

    井口千雪

    日本中国学会 第七十回大会  2018.10 

     More details

    Event date: 2018.10 - 2019.10

    Language:Japanese  

    Venue:東京大学   Country:Japan  

  • 「明朝勲戚武定侯郭氏と文学」 Invited

    井口 千雪

    東方学会平成28年度秋季学術大会  2016.11 

     More details

    Event date: 2016.11

    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (general)  

    Venue:京都市国際交流会館   Country:Japan  

  • 陳鐸の曲に就いて

    井口 千雪

    九州大学中国文学会  2023.9 

     More details

    Event date: 2023.9

    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (general)  

    Venue:九州大学人文科学研究院(ハイブリッド開催)   Country:Japan  

  • 三言二拍に見える武人

    井口 千雪

    九州大学中国文学会  2021.5 

     More details

    Event date: 2021.6

    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (general)  

    Venue:九州大学人文科学研究院(オンライン開催)   Country:Japan  

  • 「私はなぜ三国志を研究するに至ったか?」 Invited

    井口千雪

    三国志学会  2017.9 

     More details

    Event date: 2017.9

    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (general)  

    Venue:龍谷大学響都ホール(アバンティ京都9F)   Country:Japan  

  • 「『三國志演義』最古の版本とされる嘉靖壬午序本の刊行経緯」

    井口 千雪

    中国古典小説研究会関東例会  2015.11 

     More details

    Event date: 2015.11

    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (general)  

    Venue:早稲田大学   Country:Japan  

    上海図書館等に蔵される『三國志演義』の所謂「嘉靖壬午序本」は、大字大判、墨紙とも高質、版刻の精美な物で、現存するその他の『演義』諸版本(全て坊刻本)とは性質が異なる。先行研究ではこれを内府司礼監刻本とする見解もある。そうであれば、刊行の意図や、対象とする読者も、その他の『演義』諸版本とは異なっていたのではないかと思われる。
     本発表では、嘉靖壬午序本に附される修髯子序(嘉靖壬午〔元年、1522〕の年記を持つ)に着目し、この序は明正徳~嘉靖期にときめいた武定侯郭勛が、『演義』を家刻本として刊行した際に著したものである可能性を提言し、考証する。さらに、現存の嘉靖壬午序本がその郭勛刊本であるかどうかについて議論する。

  • 「『三國志演義』成立史について」

    井口 千雪

    平成26年度京都府立大学国中文学会  2014.12 

     More details

    Event date: 2014.12

    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (general)  

    Country:Japan  

    これまでの発表論文により、どの版本の本文が「原演義」に近いのか、どの版本が書き換えの施されたものなのかが明確となった。
     そこで本発表では、蜀の諸葛亮と譙周の人物形象の変遷に焦点を当て、書き換えを施した人物の意図や、作品の根幹的な精神性の変容について論じる。

  • 「三國志演義と歴史書」

    井口 千雪

    三国志学会 第九回 京都大会  2014.9 

     More details

    Event date: 2014.9

    Language:Japanese   Presentation type:Symposium, workshop panel (public)  

    Country:Japan  

    上項の発表に引き続き、小説『三國志演義』が史書の記述をどのように利用したかについて考察する。
     本発表では、物語の部位ごとに使われている史書が異なること、部分的には元・趙居信著『蜀漢本末』といった、これまで論外視されてきた歴史書が使用されていることを指摘する。そして、各部位の執筆者や成立時期が異なる可能性について重点的に議論する。

  • 「『三国志演義』の執筆プロセスについて」

    井口 千雪

    中国古典小説研究会 関西例会  2012.2 

     More details

    Event date: 2012.2

    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (general)  

    Country:Japan  

    『三国志演義』は『全相平話三国志』のあらすじを踏襲しており、本文には『三国志』及び裴松之注・『資治通鑑』・『資治通鑑綱目』といった歴史書が利用されている。作者はそれらの素材をどのように駆使してこの小説を執筆したのか。その執筆プロセスを具体的に解明する。

  • 武定侯郭勛と通俗白話歴史小説

    井口 千雪

    九州大学中国文学会  2018.3 

     More details

    Language:Japanese   Presentation type:Oral presentation (general)  

    Venue:九州大学人文科学研究院   Country:Japan  

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MISC

  • 書評 竹内真彦著『最強の男 三国志を知るために』(春風社 二〇二〇)

    井口千雪

    『未名』第42号(中文研究会)   2024.3

     More details

    Language:Japanese   Publishing type:Book review, literature introduction, etc.  

Professional Memberships

  • 日本中国学会

  • 九州大学中国文学会

  • 中国古典小説研究会

  • 三国志学会

  • 京都府立大学国中文学会

  • 九州中国学会

  • 東方学会

  • 日本詞曲学会

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Committee Memberships

  • Organizer   Domestic

    2020.4 - 2024.3   

  • 中国古典小説研究会   九州・沖縄地区幹事   Domestic

    2020.4 - 2024.3   

Academic Activities

  • 発表者の調整、開催通知、会計など

    九州大学中国文学会 文藝座談会  2023.4 - 2024.3

     More details

    Type:Competition, symposium, etc. 

  • 『中国文学論集』第52号

    2023.4 - 2023.12

     More details

    Type:Academic society, research group, etc. 

  • 『中国文学論集』第52号

    Role(s): Peer review

    2023.4 - 2023.12

     More details

    Type:Academic society, research group, etc. 

  • 発表者の調整、開催通知、会計など

    九州大学中国文学会 文藝座談会  2021.4 - 2022.3

     More details

    Type:Competition, symposium, etc. 

  • 『中国文学論集』第50号

    Role(s): Peer review

    2021.4 - 2021.12

     More details

    Type:Academic society, research group, etc. 

  • 『中国文学論集』第50号

    2021.4 - 2021.12

     More details

    Type:Academic society, research group, etc. 

  • 発表者の調整、開催通知、会計など

    九州大学中国文学会 文藝座談会  2020.4 - 2021.3

     More details

    Type:Competition, symposium, etc. 

  • 『中国文学論集』第49号

    2020.4 - 2020.12

     More details

    Type:Academic society, research group, etc. 

  • 『中国文学論集』第49号

    Role(s): Peer review

    2020.4 - 2020.12

     More details

    Type:Academic society, research group, etc. 

  • 学会運営補助

    中国古典小説研究会大会  ( 九州大学付属図書館きゅうとコモンズ ) 2019.8

     More details

    Type:Competition, symposium, etc. 

  • 発表者の調整、開催通知、会計など

    九州大学中国文学会 文藝座談会  2019.4 - 2020.3

     More details

    Type:Competition, symposium, etc. 

  • 『中国文学論集』第48号

    2019.4 - 2019.12

     More details

    Type:Academic society, research group, etc. 

  • 『中国文学論集』第48号

    Role(s): Peer review

    2019.4 - 2019.12

     More details

    Type:Academic society, research group, etc. 

  • 発表者の調整、開催通知、会計など

    九州大学中国文学会 文藝座談会  2018.4 - 2019.3

     More details

    Type:Competition, symposium, etc. 

  • 『中国文学論集』第47号

    2018.4 - 2019.12

     More details

    Type:Academic society, research group, etc. 

  • 『中国文学論集』第47号

    Role(s): Peer review

    2018.4 - 2019.12

     More details

    Type:Academic society, research group, etc. 

  • 中国古典小説研究

    Role(s): Peer review

    2018.4 - 2019.3

     More details

    Type:Academic society, research group, etc. 

  • 発表者の調整、開催通知、会計など

    九州大学中国文学会 文藝座談会  2017.4 - 2018.3

     More details

    Type:Competition, symposium, etc. 

  • 『中国文学論集』第46号

    2017.4 - 2017.12

     More details

    Type:Academic society, research group, etc. 

  • 『中国文学論集』第46号

    Role(s): Peer review

    2017.4 - 2017.12

     More details

    Type:Academic society, research group, etc. 

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Research Projects

  • 明代武官を中心とした社会的異種階層間の文学的交流の研究(科研費・若手研究)

    2018.4 - 2025.3

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    Authorship:Principal investigator 

  • 明代武官を中心とした社会的異種階層間の文学的交流の研究

    Grant number:18K12310  2018 - 2024

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究

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    Authorship:Principal investigator  Grant type:Scientific research funding

Class subject

  • 中国文学講義Ⅹ

    2024.10 - 2025.3   Second semester

  • 論文指導(博士後期課程)

    2024.10 - 2025.3   Second semester

  • 博士演習

    2024.10 - 2025.3   Second semester

  • 論文指導(修士課程)

    2024.10 - 2025.3   Second semester

  • 中国近世近代文学作品研究Ⅳ

    2024.10 - 2025.3   Second semester

  • 中国文学特論Ⅵ

    2024.10 - 2025.3   Second semester

  • 中国文学演習Ⅹ

    2024.10 - 2025.3   Second semester

  • 中国文学講義Ⅸ

    2024.4 - 2024.9   First semester

  • 論文指導(博士後期課程)

    2024.4 - 2024.9   First semester

  • 博士演習

    2024.4 - 2024.9   First semester

  • 論文指導(修士課程)

    2024.4 - 2024.9   First semester

  • 中国近世近代文学作品研究Ⅲ

    2024.4 - 2024.9   First semester

  • 中国文学特論Ⅴ

    2024.4 - 2024.9   First semester

  • 中国文学演習Ⅸ

    2024.4 - 2024.9   First semester

  • 中国文学講義Ⅷ

    2023.10 - 2024.3   Second semester

  • 論文指導(博士後期課程)

    2023.10 - 2024.3   Second semester

  • 博士演習

    2023.10 - 2024.3   Second semester

  • 論文指導(修士課程)

    2023.10 - 2024.3   Second semester

  • 中国近世近代文学作品研究Ⅱ

    2023.10 - 2024.3   Second semester

  • 中国文学特論Ⅷ

    2023.10 - 2024.3   Second semester

  • 中国文学演習Ⅷ

    2023.10 - 2024.3   Second semester

  • 中国文学講義 VII

    2023.4 - 2023.9   First semester

  • 論文指導(博士後期課程)

    2023.4 - 2023.9   First semester

  • 博士演習

    2023.4 - 2023.9   First semester

  • 論文指導(修士課程)

    2023.4 - 2023.9   First semester

  • 中国近世近代文学作品研究Ⅰ

    2023.4 - 2023.9   First semester

  • 中国文学特論Ⅶ

    2023.4 - 2023.9   First semester

  • 中国文学演習 VII

    2023.4 - 2023.9   First semester

  • 中国文学批評演習Ⅳ

    2021.10 - 2022.3   Second semester

  • 論文指導(博士後期課程)

    2021.10 - 2022.3   Second semester

  • 博士演習

    2021.10 - 2022.3   Second semester

  • 基幹教育セミナー

    2021.6 - 2021.8   Summer quarter

  • 基幹教育セミナー

    2021.6 - 2021.8   Summer quarter

  • 図書・図書館史

    2021.6 - 2021.8   Summer quarter

  • 中国文学批評演習Ⅲ

    2021.4 - 2021.9   First semester

  • 論文指導(博士後期課程)

    2021.4 - 2021.9   First semester

  • 博士演習

    2021.4 - 2021.9   First semester

  • 論文指導(修士課程)

    2021.4 - 2021.9   First semester

  • 中国文学特論Ⅶ

    2021.4 - 2021.9   First semester

  • 中国近世近代文学作品研究Ⅰ

    2021.4 - 2021.9   First semester

  • 中国文学演習Ⅸ

    2021.4 - 2021.9   First semester

  • 中国文学講義Ⅸ

    2021.4 - 2021.9   First semester

  • 人文学Ⅳ

    2020.10 - 2021.3   Second semester

  • 論文指導(博士後期課程)

    2020.10 - 2021.3   Second semester

  • 博士演習

    2020.10 - 2021.3   Second semester

  • 論文指導(修士課程)

    2020.10 - 2021.3   Second semester

  • 中国文学特論Ⅵ

    2020.10 - 2021.3   Second semester

  • 中国近世近代文学作品研究Ⅳ

    2020.10 - 2021.3   Second semester

  • 中国文学演習Ⅷ

    2020.10 - 2021.3   Second semester

  • 中国文学講義Ⅷ

    2020.10 - 2021.3   Second semester

  • 現代文化論C

    2020.10 - 2021.3   Second semester

  • 人文学基礎Ⅱ

    2020.10 - 2021.3   Second semester

  • 中国文学講義Ⅰ

    2020.4 - 2020.9   First semester

  • 論文指導(博士後期課程)

    2020.4 - 2020.9   First semester

  • 博士演習

    2020.4 - 2020.9   First semester

  • 論文指導(修士課程)

    2020.4 - 2020.9   First semester

  • 中国文学特論Ⅴ

    2020.4 - 2020.9   First semester

  • 中国近世近代文学作品研究Ⅲ

    2020.4 - 2020.9   First semester

  • 中国文学演習Ⅶ

    2020.4 - 2020.9   First semester

  • 中国文学講義Ⅶ

    2020.4 - 2020.9   First semester

  • 博士演習

    2019.10 - 2020.3   Second semester

  • 中国文学特論Ⅷ

    2019.10 - 2020.3   Second semester

  • 中国近世近代文学作品研究Ⅱ

    2019.10 - 2020.3   Second semester

  • 中国文学演習ⅩⅡ

    2019.10 - 2020.3   Second semester

  • 中国文学講義ⅩⅡ

    2019.10 - 2020.3   Second semester

  • 人文学基礎Ⅱ

    2019.10 - 2020.3   Second semester

  • 中国文学批評演習 Ⅳ

    2019.10 - 2020.3   Second semester

  • 図書・図書館史

    2019.6 - 2019.8   Summer quarter

  • 博士演習

    2019.4 - 2019.9   First semester

  • 中国文学特論Ⅶ

    2019.4 - 2019.9   First semester

  • 中国文学演習ⅩⅠ

    2019.4 - 2019.9   First semester

  • 中国文学講義ⅩⅠ

    2019.4 - 2019.9   First semester

  • 現代文化論C

    2019.4 - 2019.9   First semester

  • 中国近世近代文学作品研究Ⅰ

    2019.4 - 2019.9   First semester

  • 論文指導

    2019.4 - 2019.9   First semester

  • 論文指導

    2019.4 - 2019.9   First semester

  • 中国文学批評演習 Ⅲ

    2019.4 - 2019.9   First semester

  • 人文学基礎Ⅱ

    2018.10 - 2019.3   Second semester

  • 中国文学演習Ⅵ

    2018.10 - 2019.3   Second semester

  • 中国文学講義Ⅷ

    2018.10 - 2019.3   Second semester

  • 近世近代文学研究Ⅳ

    2018.10 - 2019.3   Second semester

  • 中国文学特論Ⅵ

    2018.10 - 2019.3   Second semester

  • 論文指導

    2018.10 - 2019.3   Second semester

  • 博士演習

    2018.10 - 2019.3   Second semester

  • 博士演習

    2018.4 - 2018.9   First semester

  • 中国文学演習Ⅴ

    2018.4 - 2018.9   First semester

  • 中国文学講義Ⅶ

    2018.4 - 2018.9   First semester

  • 現代文化論C

    2018.4 - 2018.9   First semester

  • 近世近代文学研究Ⅲ

    2018.4 - 2018.9   First semester

  • 中国文学特論Ⅴ

    2018.4 - 2018.9   First semester

  • 論文指導

    2018.4 - 2018.9   First semester

  • 人文学基礎

    2017.10 - 2018.3   Second semester

  • 中国文学研究法

    2017.10 - 2018.3   Second semester

  • 中国文学特論 II

    2017.10 - 2018.3   Second semester

  • 中国文学講義Ⅳ

    2017.10 - 2018.3   Second semester

  • 中国文学演習Ⅷ

    2017.10 - 2018.3   Second semester

  • 中国近世近代文学作品研究 II

    2017.10 - 2018.3   Second semester

  • 論文指導

    2017.10 - 2018.3   Second semester

  • 中国文学研究法

    2017.4 - 2017.9   First semester

  • 論文指導

    2017.4 - 2017.9   First semester

  • 中国文学講義Ⅲ

    2017.4 - 2017.9   First semester

  • 中国文学演習Ⅶ

    2017.4 - 2017.9   First semester

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Other educational activity and Special note

  • 2024  Coaching of Students' Association 

  • 2023  Coaching of Students' Association 

  • 2021  Coaching of Students' Association 

  • 2020  Coaching of Students' Association 

  • 2019  Coaching of Students' Association 

  • 2018  Coaching of Students' Association 

  • 2017  Coaching of Students' Association 

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Outline of Social Contribution and International Cooperation activities

  • 中国・浙江大学中文系の大学院生が来訪(2019年12月16日・17日)/
    外国人教師の林暁光先生のご尽力により、中国・浙江大学の大学院生が九大に来訪しました。本研究室の学生とともに研究発表会を行い、太宰府の文化施設を観覧するなどの交流活動を行いました。

Social Activities

  • 「関羽の「義」と曹操の「奸」―『三国志演義』を読む―」

    九州大学言語運用総合研究センター社会連携特別セミナー「ことばを考える」  天神ビル  2020.2

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    Audience: General, Scientific, Company, Civic organization, Governmental agency

    Type:Lecture

    九州大学言語総合研究所が小学校・中学校・高等学校等の教員を対象に、日本語やその他関連する言語に関する情報や研究成果を提供するために行っているセミナー(公開講座)です。 学術情報や研究成果を応用することで、言語の教育的側面への貢献を目指しています。
     「仁義礼智信」は、日本でも武士の心得として親しまれてきた言葉ですが、もとは儒教の「五常の徳目」という教えで、人が行うべき道を言います。各々の字を見れば意味も大体わかりますが、「義」については、 いざ説明しようと思うとなかなか難しいものです。『三国志演義』で「義絶」(義のずば抜けた人)と称される関羽と、対照的に描かれる「奸絶」(狡賢さのずばぬけた人)曹操を比較しながら、その真意を考えます。

  • 「『三国志演義』と明代の人々」

    九大文学部・朝日カルチャーセンター提携講座「言語と文芸-古典の扉を開く」  朝日カルチャーセンター福岡教室  2020.2

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    Audience: General, Scientific, Company, Civic organization, Governmental agency

    Type:Lecture

    インターネットやSNSの様々な情報が氾濫するなか、時には古典を繙き、先人の叡智に学び、心静かに自らを省みることもまた私たちには必要ではないでしょうか。そうした機縁となるように、語学や文学を研究する九大文学部6名の教員が、 専門分野の古典を分かりやすく紹介しました。

Travel Abroad

  • 2009.8 - 2010.7

    Staying countory name 1:China   Staying institution name 1:西安外国語大学