ゴ シユウテツ
呉 修喆
WU XIUZHE
所属
言語文化研究院 言語環境学部門 助教
職名
助教
連絡先
電話番号
0928025748
プロフィール
【教育活動】
基幹教育科目である初級・中級中国語の教育に従事している。語学を代表とする「身体化される知」の伝授と訓練を自己認識を深化させるための〈方法〉として捉え、それらの〈方法〉を日常化したデジタルツールの活用をとおして共有し、学生とともに中国文化におけるさまざまな言語現象の地下水脈を探り、外国語をより深い地層から読み解く「文脈力」を育てる。
【研究活動】
個人研究では、地域文化研究の視座から、漢字文化圏に見られる文字遊戯を中心に成果を積み上げてきた。2021〜2023年度は、JSPS科学研究費助成事業若手研究「日本に伝存する漢字文義謎資料のデータベース化による文化史的研究」（課題番号：21K12940）を遂行している。
外部リンク
学位
-
学士（華東師範大学,中国）
-
修士（復旦大学,中国）
-
修士（東京大学,日本）
-
博士（東京大学,日本）
経歴
-
一般行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所 企画調整部 文化財情報研究室 アソシエイトフェロー
一般行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所 企画調整部 文化財情報研究室 アソシエイトフェロー
研究テーマ・研究キーワード
-
研究テーマ：日本に伝存する漢字文義謎資料のデータベース化による文化史的研究
研究キーワード：漢字文化, 文字遊戯, 謎
研究期間： 2021年4月 - 2024年3月
受賞
-
2022年度 漢検漢字文化研究奨励賞〈佳作〉
2022年12月 公益財団法人 日本漢字能力検定協会 「平城宮跡出土組み合わせ文字の水脈をたどる」
論文
-
『背紐』に見る和製成句謎をめぐって 査読
呉修喆
言語文化論究 52 1 - 16 2024年3月
-
平城宮跡出土組み合わせ文字の水脈をたどる 査読
吴 修喆
奈文研論叢 ( 3 ) 113 - 132 2022年3月
-
漢字文化における文字遊戯の近代的形成―燈謎を例にして― 査読
呉 修喆
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士論文 2017年10月
-
江戸文人が見た漢字文義謎 : 近世随筆による記録と伝承
呉修喆
言語科学 59 53 - 66 2024年3月
-
異言語間翻訳を超越する ──科学技術社会論の視点から見る文化財多言語化
吴 修喆
文化財多言語化研究報告 2 6 - 19 2022年3月
-
20世紀前後的台湾謎社――以文化政策変遷為線索 査読
呉 修喆
国立政治大学台湾史研究所『跨域青年学者台湾与東南亜近代史研究論集』 327 - 362 2016年7月
-
明末の日用類書から見る燈謎 査読
呉 修喆
中国 : 社会と文化 ( 30 ) 102 - 123 2015年7月
-
「燈謎」をめぐる文人意識の変化 : 謎話から得られる考察 査読
呉 修喆
アジア地域文化研究 ( 11 ) 82 - 108 2015年3月
-
近代における漢字文化新分野の形成 : 文義謎を例として 査読
呉 修喆
アジア地域文化研究 ( 9 ) 69 - 88 2013年3月
-
清末民国における漢字文化新分野の形成―文義謎ブームをめぐって― 査読
呉 修喆
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士論文 2012年3月
書籍等出版物
-
燈謎 (とうめい) : 漢字文化圏文字遊戯の諸相 (すがた)
呉, 修喆（ 担当： 単著）
文学通信 2023年2月
-
明末日用類書燈謎選集
呉 修喆（ 担当： 編集）
2023年2月
-
巡訪研究室 : 來自奈文研的邀請
吴 修喆
2022年5月
-
巡访研究室 : 来自奈文研的邀请
吴 修喆
2022年5月
-
文化財多言語化研究報告
Yanase Peter, 吴 修喆, 扈 素妍, 方 国花, 高田 祐一, Shaun I. Mackey（ 担当： 編集）
奈良文化財研究所 2021年3月
-
古写真・絵葉書で旅する東アジア150年
村松, 弘一, 貴志, 俊彦
勉誠出版 2018年3月
講演・口頭発表等
-
人文情報学時代の多言語化 招待
呉 修喆
東京六本木ロータリークラブ例会 2022年9月
-
台湾の謎人と謎社
呉 修喆
2016年第4回中国研究所定例学術研究会 2016年12月
-
台湾謎社史――従文化政策的視角
呉 修喆
第一屆台湾與東亞近代史青年学者学術研討会 2016年3月
-
燈謎の近代的文体の形成――章回小説との共生をめぐって
呉 修喆
中国社会文化学会2016年度大会 2016年7月
-
表意的文字遊戯としての漢字字謎
呉 修喆
第四回韓中日国際学術大会「近代化社会とコミュニケーションの技法――グローバル化と漢字文化圏の言語――」 2010年10月
-
近世日本における漢字文義謎の受容：文人随筆を手がかりに 国際会議
呉修喆
近世日本における漢字文義謎の受容：文人随筆を手がかりに 2024年3月
-
和製成句謎を紐解く:「藻」の糸をたぐって
呉修喆
2023年度第3回言語研究会 2023年11月
MISC
-
文化財多言語化担当者の役割
吴修喆
文化財多言語化担当者の役割 2024年3月
-
考古学的器種名の訳語選択について─「杯(つき)」の中国語訳を例に─
吴 修喆
文化財論叢 2023年3月
-
「文化財」を翻訳する
吴 修喆
文化財多言語化研究報告 2021年3月
-
文化財中訳スタイル・マニュアル：約物編
吴 修喆
文化財多言語化研究報告 2023年3月
-
2022年度文化財関連用語日中対訳集
吴 修喆
文化財多言語化研究報告 2023年3月
-
文化財を「翻訳」する（三）：練習問題と参考資料
吴 修喆
文化財多言語化研究報告 2023年3月
-
科学技術社会論の視点からみる文化財多言語化ー多言語化木簡リーフレットのプロデュースを例にー
吴 修喆
奈良文化財研究所紀要2022 2022年6月
-
幻の「へんつき」
吴 修喆
なぶんけんブログ「コラム作寶樓」 2022年5月
-
文化財関連用語日中対訳集
吴 修喆
文化財多言語化研究報告 2022年3月
-
文化財を「翻訳」する（二） ──飛鳥資料館第二展示室パネルテキスト訳文 のブラッシュアップ
吴 修喆
文化財多言語化研究報告 2022年3月
-
「文化財」を翻訳する－中国語における「文物」「文化遺産」などとの比較を中心に－
吴 修喆
奈良文化財研究所紀要 2021年7月
-
文化財関連用語日中対訳集
吴 修喆
文化財多言語化研究報告 2021年3月
-
中国「数字文博」の歩み ―考古学・博物館学におけるデジタル施策―
吴 修喆
デジタル技術による文化財情報の記録と利活用3－著作権・文化財動画・GIS・三次元データ・電子公開－ 2021年3月
-
多言語化木簡解説リーフレット作成の試み
Peter Yanase, 吴 修喆, 扈 素妍
奈文研ニュース 2021年3月
-
文化財を「翻訳」する－より良い訳文を提供するために－
吴 修喆
文化財多言語化研究報告 2021年3月
-
清末民初謎話考――謎話的誕生与謎人的意識転変 査読
呉 修喆
『中華燈謎縦横談』北京郵電大学出版社 2015年10月
-
中国知識界における新メディアの活用 : 近年の『開放時代』に見られる関連論文から (小特集 中国の〈いま〉と人文学 : 『開放時代』との対話を通じて)
呉 銘, 呉 修喆
中国 : 社会と文化 2014年7月
-
表意的文字遊戯としての漢字字謎
呉 修喆
『第四回韓中日国際学術大会論文集 近代化社会とコミュニケーションの 技法――グローバル化と漢字文化圏の言語――』 2010年10月
-
「謎」
呉 修喆
折口信夫術語研究会『折口学における術語形成と理論』 2009年10月
-
道路名から見る上海の都市空間
呉 修喆
民俗地図研究会『民俗地図研究』 2009年3月
-
若者における「魔都」イメージの変容
呉 修喆
都市民俗研究会『都市民俗研究』 2009年3月
-
言語遊戯から文字遊戯へ―漢字字謎の形成について―
呉 修喆
國學院大学伝承文学学会『伝承文学研究』 2009年3月
-
中国シェー族の人口移動と山歌の変遷
呉 修喆
國學院大学『國學院大学大学院紀要―文学研究科―』 2009年2月
Works（作品等）
-
平城京・宮紹介CG中国語化
奈良文化財研究所
2021年3月
-
木簡リーフレット・解説シート
奈良文化財研究所
2021年2月
-
平城宮跡資料館Webサイトの中国語化
奈良文化財研究所
2020年12月
-
奈良文化財研究所Webサイトの中国語化
奈良文化財研究所
2020年12月
-
平城宮第一次大極殿院 宝幢・四神旗復元ARアプリの中国語化
奈良文化財研究所
2020年11月
-
奈良文化財研究所収蔵品データベース・展示解説アプリ
Yanase Peter, 高田祐一, 吴 修喆, 扈 素妍
委員歴
-
東アジア言語文化研究会 幹事 国内
2023年9月 - 現在
-
東アジア言語文化研究会 編集委員 国内
2023年9月 - 現在
学術貢献活動
-
学術論文等の審査
役割：査読
2023年
その他
-
村松弘一（呉修喆訳）「銭塘江流域上游的『塢』与開発」
-
王鑫磊（呉修喆訳）「朝鮮王朝初期『向化倭人』――平道全に関する研究」
共同研究・競争的資金等の研究課題
-
日本に伝存する漢字文義謎資料のデータベース化による文化史的研究
2021年4月 - 2024年3月
-
日本に伝存する漢字文義謎資料のデータベース化による文化史的研究
研究課題/領域番号：21K12940 2021年 - 2023年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究
担当区分：研究代表者 資金種別：科研費
-
清末民国期における漢字文義謎の文化史的研究
研究課題/領域番号：14J09290 2014年 - 2015年
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
担当区分：研究代表者 資金種別：科研費
教育活動概要
-
初級中国語では、90分授業を「プレゼンテーション」「語彙・文法講義」「発音・会話演習」の3部分に分け、双方向的な授業を行う。まず、受講生は各自テーマを設定したプレゼンテーションをとおして、中国の社会・文化または中国語について、知的問いの発見、資料収集、情報発信の方法を自主的に学び、体得する。続いて、語彙・文法の講義では基礎知識をおさえるうえで、語源や語用論などとつなぎ合わせつつ補足説明をする。最後に、演習の時間では発音の矯正をはじめ、リスニングとスピーキングを掛け合わせた訓練を行う。中級中国語では、プレゼンテーションの代わりに作文を課すことで、語彙・文法知識の応用力を養成する。
担当授業科目
-
中国語ⅡA
2023年10月 - 2024年3月 後期
-
中国語ⅡA
2023年10月 - 2024年3月 後期
-
中国語ⅡB
2023年10月 - 2024年3月 後期
-
中国語実践Ⅰ
2023年10月 - 2024年3月 後期
-
中国語ⅡB
2023年10月 - 2024年3月 後期
-
中国語実践Ⅰ
2023年4月 - 2023年9月 前期
-
中国語ⅠA
2023年4月 - 2023年9月 前期
-
中国語ⅠB
2023年4月 - 2023年9月 前期
-
中国語Ⅲ
2023年4月 - 2023年9月 前期
-
中国語ⅠB
2023年4月 - 2023年9月 前期
-
中国語ⅠA
2023年4月 - 2023年9月 前期
-
中国語Ⅰ
2023年4月 - 2023年9月 前期
-
中国語Ⅲ
2023年4月 - 2023年9月 前期
-
中国語Ⅱ
2023年4月 - 2023年9月 前期
FD参加状況
-
2023年4月 役割：参加 名称：令和５年度 第１回全学ＦＤ（新任教員の研修）The 1st All-University FD (training for new faculty members) in FY2023
主催組織：全学
社会貢献活動
-
世界の新語から紐解く令和の4年間／第4回 中国
九州大学言語文化研究院 九州大学 2023年12月
メディア報道
-
『燈謎 漢字文化圏文字遊戯の諸相』(文学通信) https://allreviews.jp/review/6065
2023年3月