2024/11/14 更新

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フクヤマ コウ
福山 鴻
FUKUYAMA KO
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所属
理学研究院 地球惑星科学部門 助教
職名
助教
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プロフィール
地球超深部(地下660 km以上)における窒素の貯蔵や輸送といった振る舞いを、高圧実験や質量分析をはじめとした様々な手法を駆使して解明する研究に従事しています。窒素は地球大気の約8割を占め、生体を構成する重要な元素です。しかしながら、私達が住んでいる地上を含む地球表層に比べると、地下深くに存在する窒素は未だ良く分かっていません。本領域の研究が進めば、窒素の理解を地球全体規模にまで広げることができます。さらに、地球大気がどのようにしてできたのかといった、地球が誕生してから現在に至るまでの過程についての理解にも貢献できると考えています。
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研究分野

  • 自然科学一般 / 固体地球科学

学位

  • 博士(理学) ( 2021年3月 )

経歴

  • 愛媛大学 地球深部ダイナミクス研究センター 日本学術振興会特別研究員(PD)

    2021年4月 - 2024年3月

学歴

  • 東京大学   理学系研究科   地球惑星科学専攻

    2018年4月 - 2021年3月

  • 東京大学   理学系研究科   地球惑星科学専攻

    2016年4月 - 2018年3月

  • 東北大学   理学部   地球惑星物質科学科

    2012年4月 - 2016年3月

研究テーマ・研究キーワード

  • 研究テーマ:窒素の地球超深部物質科学

    研究キーワード:超高圧高温実験、二次イオン質量分析、窒素、初期地球進化過程

    研究期間: 2024年4月 - 2029年3月

論文

  • High-pressure behaviors of hydrogen bonds in fluorine-doped brucite 査読

    He X., Kagi H., Komatsu K., Sano-Furukawa A., Abe J., Fukuyama K., Shinmei T., Nakano S.

    Inorganic Chemistry   2024年11月

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  • Temperature dependence of nitrogen solubility in bridgmanite and evolution of nitrogen storage capacity in the lower mantle 査読 国際共著

    Fukuyama, K., Kagi, H., Inoue, T., Kakizawa, S., Shinmei, T., Sano, Y., Deligny, C. & Füri, E.

    Scientific Reports   2023年3月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者  

    DOI: https://doi.org/10.1038/s41598-023-30556-5

  • Behavior of light elements in iron-silicate-water-sulfur system during early Earth’s evolution 査読

    Iizuka-Oku, R., Gotou, H., Shito, C., Fukuyama, K., Mori, Y., Hattori, T., Sano-Furukawa, A., Funakoshi, K. I. & Kagi, H.

    Scientific Reports   2021年6月

  • High nitrogen solubility in stishovite (SiO2) under lower mantle conditions 査読

    Fukuyama, K., Kagi, H., Inoue, T., Kakizawa, S., Shinmei, T., Hishita, S., Takahata, N. & Sano, Y.

    Scientific Reports   2020年7月

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者  

    DOI: https://doi.org/10.1038/s41598-020-67621-2

  • Stability field of phase Egg, AlSiO3OH at high pressure and high temperature: Possible water reservoir in mantle transition zone 査読

    Fukuyama, K., Ohtani, E., Shibazaki, Y., Kagi, H. & Suzuki, A.

    Journal of Mineralogical and Petrological Sciences   112 ( 1 )   31 - 35   2017年

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    担当区分:筆頭著者, 責任著者  

    DOI: https://doi.org/10.2465/jmps.160719e

MISC

  • マントルでの軽元素のふるまい

    鍵裕之, 福山鴻, 飯塚理子

    月刊地球   40 ( 6 )   339 - 344   2018年6月

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    記述言語:日本語  

所属学協会

  • 日本地球化学会

    2024年4月 - 現在

  • 日本鉱物科学会

    2017年 - 現在

  • 日本地球惑星科学連合

    2016年 - 現在

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 気相クラスター反応と超高圧実験で探究する窒化セリウムによる窒素活性化機構

    2024年11月 - 2027年3月

    マツダ財団  マツダ研究助成 

    荒川 雅, 福山 鴻, 山本順司

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    担当区分:研究分担者  資金種別:科研費以外の競争的資金

  • フランス研究機関での鉄を含んだbridgmaniteの窒素溶解度精密決定

    2024年7月

    公益財団法人 吉田科学技術財団  海外研究派遣研究者助成 

    福山 鴻

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    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費以外の競争的資金

  • 高温高圧実験と先端質量分析から明らかにする下部マントルの窒素最大貯蔵量

    研究課題/領域番号:22K14123  2022年 - 2024年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究

    福山 鴻

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    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費

  • 地球核形成における窒素同位体分別過程の実験的解明

    研究課題/領域番号:22KJ2359  2021年 - 2023年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  特別研究員奨励費

    福山 鴻

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    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費

  • 地球内部の窒素分布、および初期地球における窒素同位体分別の実験的解明

    研究課題/領域番号:18J21771  2018年 - 2020年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  特別研究員奨励費

    福山 鴻

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費

担当授業科目

  • 地球惑星科学演習Ⅱ

    2024年10月 - 現在  

  • 地球惑星科学演習V

    2024年4月 - 現在  

  • 地球惑星科学特別研究Ⅰ

    2024年4月 - 現在  

メディア報道

  • 東大・愛媛大など、地球形成初期における鉄への水素の溶け込みは硫黄に阻害されていたことを明らかに 新聞・雑誌

    日本経済新聞  2021年6月

  • 研究室の扉「地球超深部と大気の共進化」鍵裕之教授、福山鴻さん インターネットメディア

    東京大学大学院理学系研究科・理学部  2020年10月

  • 東大・広島大・愛媛大、二酸化ケイ素が地球表層の窒素を地球超深部へ運ぶことを発見 新聞・雑誌

    日本経済新聞  2020年7月

海外渡航歴

  • 2024年7月

    滞在国名1:フランス共和国   滞在機関名1:Centre de Recherches Pétrographiques et Géochimiques (CRPG)

  • 2019年11月

    滞在国名1:フランス共和国   滞在機関名1:Centre de Recherches Pétrographiques et Géochimiques (CRPG)