2024/10/03 更新

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オバタ ジユンコ
小幡 純子
OBATA JUNKO
所属
歯学研究院 歯学部門 助教
職名
助教
プロフィール
【研究活動】 ・う蝕象牙質細菌の解析 【臨床活動】 ・保存治療(歯内療法、修復治療) 【教育活動】 ・学部学生に対する講義、基礎実習担当 ・学部学生に対する臨床実習指導 ・歯科医師の卒後研修指導
外部リンク

学位

  • 博士(歯学)

経歴

  • 鹿児島大学病院発達系歯科センター口腔保健科・助教 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科発生発達生育学講座予防歯科学分野・助教

研究テーマ・研究キーワード

  • 研究テーマ:新規う蝕象牙質細菌Propionibacterium acidifaciensのう蝕原性の解析

    研究キーワード:う蝕、象牙質う蝕、根面う蝕、Propionibacterium acidifaciens、予防歯科学

    研究期間: 2015年4月

  • 研究テーマ:分子生物学的手法を用いたう蝕象牙質病変の細菌叢の解析

    研究キーワード:う蝕、う蝕象牙質、口腔細菌叢、16S rRNA遺伝子、次世代シークエンス

    研究期間: 2011年4月 - 2015年3月

論文

  • Pathogenic mechanisms of cariogenic Propionibacterium acidifaciens. 査読 国際誌

    Obata J., Fujishima K., Nagata E., Oho T.

    2019年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Identification of the microbiota in carious dentin legions using 16S rRNA gene sequencing. 招待 査読 国際誌

    Obata J., Takeshita T., Shibata Y., Yamanaka W., Unemori M., Akamine A., Yamashita Y.

    2014年8月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 4-META/MMA-TBB resin containing nano hydroxyapatite induces the healing of periodontal tissue repair in perforations at the pulp chamber floor

    Sugii, H; Yoshida, S; Albougha, MS; Hamano, S; Hasegawa, D; Itoyama, T; Obata, J; Kaneko, H; Minowa, F; Tomokiyo, A; Maeda, H

    CELL BIOCHEMISTRY AND FUNCTION   42 ( 4 )   e4058   2024年6月   ISSN:0263-6484 eISSN:1099-0844

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    記述言語:英語   出版者・発行元:Cell Biochemistry and Function  

    We aimed to evaluate the materials based on 4-methacryloxyethyl trimellitate anhydride/methyl methacrylate tri-n-butylborane (Super-bond [SB]) and nano hydroxyapatite (naHAp) for the repair of perforation at pulp chamber floor (PPF) in vitro and in vivo models. SB and naHAp were mixed in the mass ratio of 10% or 30% to produce naHAp/SB. Human periodontal ligament stem cells (HPDLSCs) were cultured on resin discs of SB or naHAp/SB to analyze the effects of naHAp/SB on cell adhesion, proliferation, and cementoblastic differentiation. A rat PPF model was treated with SB or naHAp/SB to examine the effects of naHAp/SB on the healing of defected cementum and periodontal ligament (PDL) at the site of PPF. HPDLSCs were spindle-shaped and adhered to all resin discs. Changing the resin from SB to naHAp/SB did not significantly alter cell proliferation. Both 10% and 30% naHAp/SB were more effective than SB in promoting cementoblastic differentiation of HPDLSCs. In the rat PPF model, 30% naHAp/SB was more effective than SB in promoting the formation Sharpey's fiber-like structures with expression of the PDL-related marker and cementum-like structures with expression of cementum-related markers. In conclusion, 30% naHAp/SB can be the new restorative material for PPF because it exhibited the abilities of adhering to dentin and healing of defected periodontal tissue.

    DOI: 10.1002/cbf.4058

    Web of Science

    Scopus

    PubMed

  • 造血器悪性腫瘍患者の好中球減少時に発症した口腔常在菌による血流感染と口腔管理方法の検討

    山口 泰平, 小幡 純子, 森 和代, 下神 梢, 下田平 貴子, 於保 孝彦

    日本口腔ケア学会雑誌   17 ( 2 )   34 - 39   2023年2月   ISSN:1881-9141

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本口腔ケア学会  

    緒言;造血器悪性腫瘍の患者ではその病態だけでなく,造血細胞移植や化学療法により易感染状態になり,血流感染を発症することがある.起炎菌の一部は口腔常在菌である.本研究では血流感染を発症した患者について,血液培養における口腔常在菌の有無,血球数,口腔内状態について評価したので報告する.対象と方法;対象は2013年4月1日から2020年3月30日までに,鹿児島大学病院血液膠原病内科で造血細胞移植や化学療法を受けた患者とした.検討項目は発症時の白血球数,血小板数,検出菌,口腔粘膜炎と,直近の口腔清掃状態,歯科的疾患の状態とした.結果;対象期間内に延べで257件の血液培養陽性患者を認めた.その内,口腔常在菌が検出された症例は21件であり,18件でミティスグループのレンサ球菌が検出された.発症時の白血球は終末期の症例を除くと最高で360個/μLであり,移植時と化学療法時のいずれでも認め,また化学療法剤の容量も通常量と高用量のいずれでも認められた.口腔粘膜炎を認めた症例は4例で,歯の清掃状態,歯周状態,齲蝕の状態は症例によってさまざまであった.そこで,発症予防のために機械的な口腔清掃に加えて含嗽による化学的な清掃を実施したところ一定の効果を認めた.考察;造血細胞移植や化学療法に伴う骨髄抑制では,口腔粘膜炎の有無にかかわらず,軽度の歯周炎やブラッシングによる口腔粘膜への機械的刺激なども,口腔常在菌による血流感染の原因となる可能性がある.そのため,骨髄抑制期の患者では,これらを考慮した適切な口腔機能管理が重要と考えられた.(著者抄録)

  • Decorin Promotes Osteoblastic Differentiation of Human Periodontal Ligament Stem Cells

    Adachi, O; Sugii, H; Itoyama, T; Fujino, S; Kaneko, H; Tomokiyo, A; Hamano, S; Hasegawa, D; Obata, J; Yoshida, S; Kadowaki, M; Sugiura, R; Albougha, MS; Maeda, H

    MOLECULES   27 ( 23 )   2022年12月   eISSN:1420-3049

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    記述言語:英語   出版者・発行元:Molecules  

    The aim of this study is to clarify the biological functions of decorin (DCN) in the healing and regeneration of wounded periodontal tissue. We investigated the expression pattern of DCN during the healing of wounded periodontal tissue in rats by immunohistochemistry and the effects of DCN on the osteoblastic differentiation of human periodontal ligament (PDL) stem cells (HPDLSCs) and preosteoblasts by Alizarin red S staining, quantitative reverse transcription-polymerase chain reactions, and western blotting. The expression of DCN was increased around the wounded PDL tissue on day 5 after surgery compared with the nonwounded PDL tissue, whereas its expression was not changed in the osteoblastic layer around the wounded alveolar bone. Furthermore, DCN promoted the osteoblastic differentiation of HPDLSCs, but it did not affect the osteoblastic differentiation of preosteoblasts. ERK1/2 phosphorylation was upregulated during the DCN-induced osteoblastic differentiation of HPDLSCs. DCN did not affect proliferation, migration, or the PDL-related gene expression of HPDLSCs. In conclusion, this study demonstrates that DCN has a role in the healing of wounded periodontal tissue. Furthermore, DCN secreted from PDL cells may contribute to bone healing by upregulating osteoblastic differentiation through ERK1/2 signaling in HPDLSCs, indicating a therapeutic effect of DCN in periodontal tissue regeneration.

    DOI: 10.3390/molecules27238224

    Web of Science

    Scopus

    PubMed

書籍等出版物

  • 第3章 う蝕病変(エナメル質/象牙質/セメント質、活動性ティ活動性、根面う蝕)と診断.編集:日本歯科保存学会認定歯科衛生士審査委員会 「歯科衛生士のう蝕予防管理テキストブック ‐バイブルとして、認定資格取得をめざして‐」

    @前田英史, @小幡純子

    特定非営利活動法人 日本歯科保存学会  2021年7月 

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    担当ページ:pp21-28   記述言語:日本語  

講演・口頭発表等

所属学協会

  • 日本口腔ケア学会

  • 日本口腔衛生学会

  • 日本歯科保存学会

  • 日本歯内療法学会

  • 日本口腔ケア学会

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  • 日本口腔衛生学会

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  • 日本歯内療法学会

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  • 日本歯科保存学会

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委員歴

  • 日本歯科保存学会   う蝕治療ガイドライン小委員会委員   国内

    2021年4月 - 2025年3月   

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 歯根膜幹細胞転換を応用した革新的歯周組織再生法の創出

    研究課題/領域番号:24K12948  2024年4月 - 2027年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    長谷川 大学, 前田 英史, 杉井 英樹, 小幡 純子, 糸山 知宏, 兼子 大志

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    資金種別:科研費

    本研究では、MESTの発現を上昇させる“化合物”を探索し、その化合物を用いた新たな歯根膜幹細胞転換法、およびその化合物の直接応用による“効率的で簡便、かつ安全な歯周組織再生法”の確立を目指す。まず、オミックスデータ解析により歯根膜幹細胞転換を誘導する化合物を同定し、次にその化合物により誘導された歯根膜幹細胞様細胞の歯周組織再生能についてラット歯周組織欠損モデルを用いて評価する。さらに、この化合物の組織欠損部への直接応用が歯周組織再生に及ぼす影響についても検討を行う。

    CiNii Research

  • ナノハイドロキシアパタイト含有レジンを応用した歯周組織再生誘導型歯質接着材の開発

    研究課題/領域番号:23K09171  2023年4月 - 2026年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    杉井 英樹, 前田 英史, 友清 淳, 長谷川 大学, 濱野 さゆり, 糸山 知宏, 兼子 大志, 藤野 翔香, 小幡 純子

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    資金種別:科研費

    naHAp/SBがセメント質・歯根膜誘導型の新規材料として、破折歯の治療に応用できるとの仮説を立て、naHAp/SBを破折歯の治療に応用し、naHAp/SBのセメント質・歯根膜再生能を明らかにすることを計画した。まず、in vitroにて、歯根膜幹細胞(PDLSCs)を用いて、naHAp/SBが、その歯質接着能、生体親和性、機械的強度、および生体活性(セメント質および歯根膜形成誘導能)に及ぼす影響について解析を行う。その後、in vivoにて、当研究室で樹立したラット歯周組織欠損モデルを応用し、ラット臼歯部歯根破折歯モデルを作製する。同動物モデルを用いて、破折部周囲の組織の治癒状態を検証する。

    CiNii Research

  • 酸化ストレスを標的とした象牙質/歯髄複合体の加齢変化の機序の解明

    研究課題/領域番号:23K24528  2022年4月 - 2026年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    前田 英史, 友清 淳, 長谷川 大学, 糸山 知宏, 小幡 純子, 杉井 英樹, 濱野 さゆり

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    資金種別:科研費

    高齢者で増加している歯の破折の原因として、象牙質/歯髄複合体の加齢変化が考えられるが、これまで象牙質/歯髄複合体の加齢の機序について研究した報告はほとんどない。最近、申請者らは、活性酸素分解酵素の1つで、ミトコンドリアに局在するSuperoxide dismutase 2 (SOD2)がヒト歯髄細胞の老化に関わっていることを明らかにした。以前の研究で、ヒト高齢者の象牙芽細胞には古いミトコンドリアが貯留することが報告されている。そこで、本研究では、ミトコンドリアの代謝異常とSOD2の機能低下による酸化ストレスを標的として、象牙質/歯髄複合体の加齢変化の機序について解析することを目的とした。

    CiNii Research

  • 歯周組織発生過程の模倣を基盤とするハイブリッド構造体の創成と歯周組織再生への応用

    研究課題/領域番号:23K24529  2022年4月 - 2026年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    友清 淳, 前田 英史, 糸山 知宏, 和田 尚久, 小幡 純子, 杉井 英樹, 藤野 翔香

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    資金種別:科研費

    歯周組織は神経堤細胞 (NC) に発生を由来することから、NCは歯周組織の発生過程を模倣する上で極めて重要な細胞であると考えられる。申請者らは人工多能性幹細胞 (iPSC) からNC様細胞 (iPSC-NC) への分化誘導法、およびiPSC-NCから歯根膜幹細胞様細胞 (iPSC-PDLSC) への分化誘導法を確立している。そこで本研究では、これらの細胞に対するゲノム解析結果から同定した、iPSC-NCからiPSC-PDLSCへの分化を誘導する形態形成因子および足場材について至適化を行い、その結果を基にiPSC-NC/形態形成因子/足場材から構成されるハイブリッド構造体を作製する。

    CiNii Research

  • 神経堤細胞賦活化低分子化合物を核とする次世代型歯周組織再生薬の創出

    研究課題/領域番号:21K19608  2021年7月 - 2024年3月

    科学研究費助成事業  挑戦的研究(萌芽)

    友清 淳, 前田 英史, 和田 尚久, 杉井 英樹, 吉田 晋一郎, 小幡 純子, 糸山 知宏, 小野 太雅

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    資金種別:科研費

    歯周病は、歯を支持する歯周組織を破壊することで歯の動揺や疼痛を引き起こし、重度の
    場合には抜歯が必要となることもある。その一方で、破壊された歯周組織を再生させる決定
    的な治療法は、未だ確立されていない。また歯周病は、世界的に極めて高い罹患率を示す疾
    患であることから、世界規模で歯周病患者の歯周組織再生を実現するためには、発展途上国
    のような、歯科医療設備が十分整っていない環境下でも実施可能な治療法を開発する必要がある。本研究では、iPS細胞の遺伝子情報から得られた情報を基に、歯根膜に存在する神経堤細胞を賦活化させ、歯周組織の再生を促進する革新的歯周組織再生薬を創出することを目的とする。

    CiNii Research

  • 転写因子PAX9を標的とした歯根膜幹細胞誘導因子の同定

    研究課題/領域番号:21K09876  2021年4月 - 2024年3月

    科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    濱野 さゆり, 前田 英史, 吉田 晋一郎, 糸山 知宏, 藤野 翔香, 小幡 純子, 杉井 英樹

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    資金種別:科研費

    HPDLCが産生する多数の細胞外基質から、歯根膜幹細胞誘導因子を同定することは困難である。そこで申請書らは、歯根膜幹細胞誘導因子の産生を制御する転写因子に着目し、HPDLCにおける遺伝子発現の網羅的解析を用いてPAX9を抽出した。本研究では、PAX9が歯根膜幹細胞誘導に及ぼす影響について検討し、その下流にある歯根膜幹細胞誘導因子を同定することを目的とした。本研究は、iPS細胞から多量の歯根膜幹細胞の獲得する方法を明らかにし、それを応用した新規歯周組織再生療法の開発研究に繋がるものである。

    CiNii Research

  • 口腔常在菌による誤嚥性肺炎発症機構の分子的解析と宿主リスク評価法

    研究課題/領域番号:18K0988  2018年 - 2020年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

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    担当区分:研究分担者  資金種別:科研費

  • 根面う蝕細菌種相互作用の解明に基づく高齢者口腔健康増進法の開発

    研究課題/領域番号:18K17288  2018年

    科学研究費助成事業  若手研究(A,B)

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    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費

  • 新規根面う蝕細菌種を標的とした高齢者QOL向上法の開発

    研究課題/領域番号:16K20696  2016年 - 2017年

    科学研究費助成事業  若手研究(A,B)

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    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費

  • Identification of the microbiota in carious dentin legions using 16S rRNA gene sequencing.

    2016年

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    資金種別:学内資金・基金等

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教育活動概要

  • ・歯学部5・6年生に対する歯科保存学に関する臨床実習の指導。
    ・歯学部4年生に対する歯科保存学の基礎実習の指導。
    ・研修歯科医および後期研修歯科医に対する歯科保存学を中心とした臨床教育の指導。

担当授業科目

  • 歯科保存学2

    2023年10月 - 2024年3月   後期

  • 歯科臨床実習

    2023年4月 - 2024年3月   通年

  • 歯科保存学1

    2023年4月 - 2023年9月   前期

  • 歯科保存学2

    2022年10月 - 2023年3月   後期

  • 歯科臨床実習

    2022年4月 - 2023年3月   通年

  • 歯科保存学1

    2022年4月 - 2022年9月   前期

  • (5年)歯科臨床実習

    2021年4月 - 2022年3月   通年

  • (6年)歯科臨床実習

    2020年4月 - 2021年3月   通年

  • 歯科保存学2

    2020年4月 - 2020年9月   前期

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社会貢献・国際連携活動概要

  • 地域歯科へのサポートを兼業により行う。

専門診療領域

  • 生物系/医歯薬学/歯学/保存治療系歯学

  • 生物系/医歯薬学/歯学/社会系歯学

臨床医資格

  • 認定医

    日本口腔衛生学会

  • 専門医

    日本口腔衛生学会

  • 4級認定

    日本口腔ケア学会

医師免許取得年

  • 2010年

特筆しておきたい臨床活動

  • 難治性の根尖性歯周炎に対して、マイクロスコープや拡大鏡を用いて肉眼では発見できない根管や破折線などを検知したり、CBCTを用いて3次元的に病巣とその原因歯の状態を把握したりすることで、正確な診査、診断のもと原因を究明し、精度の高い歯内治療を行なっている。   日本歯科保存学会内のう蝕治療ガイドライン作成小委員会の委員として活動し、最新のエビデンスに基づいたう蝕治療を実践している。   予防歯科学教育や周術期口腔機能管理に携わった経験を生かし、口腔を通した患者の健康の維持・向上に努めている。