2024/10/28 更新

お知らせ

 

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ニシ オウミ
西 大海
NISHI OMI
所属
農学研究院 資源生物科学部門 助教
農学研究院 附属生物的防除研究施設(併任)
農学部 生物資源環境学科(併任)
生物資源環境科学府 資源生物科学専攻(併任)
職名
助教
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学位

  • 修士(農学)(九州大学 生資環修 第2387号)

  • 博士

経歴

  • 2017年6月-2018年12月   農業・食品産業技術総合研究機構 野菜花き研究部門 野菜病害虫・機能解析研究領域 病害ユニット 契約研究員 2017年4月-2017年5月   国際農林水産業研究センター 水産領域 研究助手 2014年4月-2017年3月   日本学術振興会 (森林総合研究所) 特別研究員PD 2011年4月-2014年3月   日本学術振興会 (九州大学) 特別研究員DC1

    2017年6月-2018年12月   農業・食品産業技術総合研究機構 野菜花き研究部門 野菜病害虫・機能解析研究領域 病害ユニット 契約研究員 2017年4月-2017年5月   国際農林水産業研究センター 水産領域 研究助手 2014年4月-2017年3月   日本学術振興会 (森林総合研究所) 特別研究員PD 2011年4月-2014年3月   日本学術振興会 (九州大学) 特別研究員DC1

研究テーマ・研究キーワード

  • 研究テーマ:昆虫寄生菌の分類と生態 昆虫寄生菌による害虫の微生物的防除

    研究キーワード:昆虫寄生菌、土壌微生物、系統分類、シロアリ、寄主選択性

    研究期間: 2019年1月

受賞

  • 第32回日本菌学会奨励賞

    2023年5月   日本菌学会   Metarhizium 属菌類の分子系統学的分類と生理生態学的特性

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    Metarhizium属は冬虫夏草類などが所属する子嚢菌門のボタンタケ目バッカクキン科に属し、記載種の多くが昆虫寄生性である。本属は宿主範囲が多様な種を含み、広宿主域の黒きょう病菌M. anisopliaeを主として一部の種が害虫防除資材として利用されてきた。本属は昆虫病原性だけでなく、温度特性や紫外線耐性、および生息環境選好性においても多様であることが報告され、それらは害虫防除資材としての有用性に関わる重要な特性として認識されてきた。一方で本属はDNA情報に基づく分子系統学的手法による分類の改訂が進行し、部分的にはGCPSR(Genealogical Concordance Phylogenetic Species Recognition)による系統的種の識別という考えに基づき細分された。しかし、この分類体系は害虫防除において重要なM. anisopliae complexなどの分類群においては、多様な宿主昆虫関連性や生理生態学的特性を整理する枠組みとしてはあまり機能しなかった。すなわち、種に対応させられた単系統は宿主や地理的由来などの分離源情報や形態的特徴との対応は認められず(それぞれの単系統が多様な宿主昆虫や地理的由来の菌株を含み)、また生理学的特性や生息環境タイプとの対応は未調査であった。国内においては害虫防除における有用性から菌株が収集されてきたが、DNA情報に基づいた同定がされておらず、種数および系統学的多様性が未解明であった。そこで、演者は形態的区別が困難な種が多く含まれるM. anisopliae complexおよびM. flavoviride complexを中心として、国内の菌株を収集し分子系統学的手法により同定し、単系統ごとの温度特性、生息環境選好性、および昆虫病原性における特徴の解明を試みた。
    まず国内の土壌および昆虫から分離された本属の菌株が、伸長因子1α領域の分子系統解析において9既知種の単系統に所属することを明らかにした。この結果から、これまで形態的特徴に基づいてM. anisopliaeに同定されていた国内株の多くがM. pingshaenseの単系統に所属することも明らかとなった。また既知種の単系統との塩基配列の乖離が大きい菌株が2群見出された。これらは複数遺伝子座の解析により最近縁種との系統学的独立性が認められ、かつ形態的な分化も認められたので、それぞれM. bibionidarumおよびM. purpureogenumとして記載した。M. bibionidarumはケバエ科Bibionidaeの幼虫から分離され、本種の単系統に所属する菌株は、姉妹種にあたるM. pemphigiよりも分生子が大きい傾向が認められた。M. purpureogenumは土壌から平板法やヤマトシロアリを用いた釣り出し法により分離された。本種は寒天培養時に菌叢の周囲が赤紫色に着色する特徴を示した。
    温度特性に関して、M. brunneumとM. pemphigiの単系統に所属する菌株は他の菌株と比較して、分生子の発芽が低温で早く、高温で遅いという明瞭な低温型の生育特性を示すことを明らかにした。国外株においても同じ傾向が認められた。次に単系統ごとの生息環境における傾向を明らかにするため、森林や耕作地などの土壌から本属を分離し、環境タイプごとの検出頻度を調査した。まず大量菌株の同定を効率化するためPCR-RFLPマーカーを作成した。rDNAのIGS領域は粗精製DNAからでもシングルバンドの増幅成功率が高く、かつ制限酵素HaeIIIによる消化後の電気泳動パターンにより、種内多型を検出可能であった。このDNAマーカーを用いて全国で採集した土壌からの各種の検出頻度を調べた結果、どの環境タイプからもM. pingshaenseの検出頻度が最も高かったが、低温型の生育を示した2種は他の種と比較して森林環境に偏って分布する傾向が認められた。福岡県糟屋郡の立花山周辺における集中的サンプリング調査でも、この3種に関して同様の分布傾向が認められた。低温型の2種は複数目の昆虫から分離されており宿主範囲は広いと考えられるので、この分布は林床の冷涼な温度環境への適応と関連することが示唆された。さらに同様の手法で野草根圏における分布傾向の解明も試みた。茨城県つくば市の野草根圏から本属5種が検出され、野草の分類群にかかわらずM. pingshaenseが最も高頻度で検出されることを明らかにした。
    病原性に関して、接種試験によりシロテンハナムグリに対する病原性を評価し、M. majusの単系統に所属するシロテンハナムグリ分離株とそれと同一の末端節単系統を構成する土壌分離株のみが病原性を示すことを明らかにした。これらの菌株はカイコガに対する病原力は比較的弱い傾向があり、シロテンハナムグリに特化した病原性をもつと考えられた。本種の単系統にはコガネムシ科分離株が多数所属し、かつそれらはシロテンハナムグリ分離株と類似した大型分生子をもつことから、宿主分類群と形態的特徴に共通性が認められたが、病原性はそれより下位の末端節レベルで分化していることが示された。
     本研究により、それまでほぼ未解明であった日本のMetarhizium属糸状菌の系統学的多様性と単系統ごとの生理生態学的特徴の一端を明らかにした。特に温度特性に関しては、単系統と生理特性との明瞭な関係が国外株も含めて示され、GCPSRに基づく系統学的分類の有用性を再確認することにもなった。今後は宿主昆虫と関連する末端節単系統の特性評価と独立系統性の検証を行い、分類学的位置付けを明確にするとともに、宿主昆虫の寄主植物と関連した生理生態学的特性などの新たな評価軸も加えて本属の多様性と単系統ごとの特徴の解明を進めたいと考えている。

  • 生物資源環境科学府賞

    2011年3月   九州大学   修士論文「日本の土壌から分離したMetarhizium属糸状菌の系統解析」

論文

  • Phylogenetic classification and physiological and ecological traits of Metarhizium spp. 招待 査読 国際誌

    Nishi O.

    Mycoscience   65 ( 5 )   235 - 243   2024年   ISSN:13403540

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Mycoscience  

    The genus Metarhizium (Hypocreales: Clavicipitaceae) is mostly composed of entomopathogenic fungal species. Many of these species are anamorphic and difficult to distinguish morphologically. Furthermore, most isolates of this genus have a broad host range, making classification based on host-insect species uncertain. Molecular phylogenetic analysis based on DNA sequence information distinguishes these species well and revises the taxonomy of Metarhizium. However, in the revisions, the major groups within the genus, such as M. anisopliae complex, were classified regardless of their phenotypic differentiation. Therefore, the characteristics of the individual species remain unclear. To explore the species-specific characteristics of Metarhizium spp., the author performed a phylogenetic analysis and characterization of Metarhizium spp. in Japan. The results showed that strains of the M. brunneum and M. pemphigi clades exhibited cold-active growth characteristics and preferred forested environments over M. pingshaense. In the M. majus clade, a specialist of scarab beetles, isolates from different Scarabaeidae species, including the coconut rhinoceros beetle (Oryctes spp.) and flower chafer beetle (Protaetia orientalis), formed separate subclades and showed strong virulence against their original hosts. This review describes the current state of understanding of the taxonomy and species-specific characteristics of the genus Metarhizium, and includes the author’s own previous study.

    DOI: 10.47371/mycosci.2024.07.001

    Scopus

  • Isolation of Metarhizium spp. from rhizosphere soils of wild plants reflects fungal diversity in soil but not plant specificity 査読 国際誌

    NISHI Oumi*, SATO Hiroki

    Mycology   10 ( 1 )   22 - 31   2018年9月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1080/21501203.2018.1524799

    その他リンク: https://www.tandfonline.com/doi/citedby/10.1080/21501203.2018.1524799?scroll=top&needAccess=true

  • Abundance of the soil entomopathogenic fungus Metarhizium anisopliae sensu lato in agricultural field and forest soils in Japan 査読 国際誌

    NISHI Oumi*, IIYAMA Kazuhiro, YASUNAGA-AOKI Chisa, SHIMIZU Susumu

    Current Research in Environmental & Applied Mycology   8 ( 4 )   468 - 473   2018年8月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.5943/cream/8/4/6

    その他リンク: http://www.creamjournal.org/volume-8/issue-4.html#article223

  • Species diversity of the entomopathogenic fungi Metarhizium anisopliae and M. flavoviride species complexes isolated from insects in Japan 査読 国際誌

    Oumi Nishi*, Hiroki Sato

    Mycoscience   58 ( 6 )   472 - 479   2017年11月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1016/j.myc.2017.06.008

  • Metarhizium bibionidarum and M. purpureogenum new species from Japan 査読 国際誌

    Oumi Nishi*, Susumu Shimizu, Hiroki Sato

    Mycological Progress   16 ( 10 )   987 - 998   2017年10月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1007/s11557-017-1333-x

  • Species associations and distributions of soil entomopathogenic fungi Metarhizium spp. in Japan 査読 国際誌

    Oumi Nishi*, Kazuhiro Iiyama, Chisa Yasunaga-Aoki, Susumu Shimizu

    Mycology   8 ( 4 )   308 - 317   2017年10月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1080/21501203.2017.1386244

  • Phylogenetic status and pathogenicity of Metarhizium majus isolated from a fruit beetle larva in Japan 査読 国際誌

    Oumi Nishi*, Kazuhiro Iiyama, Chisa Yasunaga-Aoki, Susumu Shimizu

    Mycological Progress   14 ( 8 )   2015年8月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1007/s11557-015-1082-7

  • Comparison of the germination rates of Metarhizium spp. conidia from Japan at high and low temperatures 査読 国際誌

    Oumi Nishi*, Kazuhiro Iiyama, Chisa Yasunaga-Aoki, S. Shimizu

    Letters in Applied Microbiology   57 ( 6 )   554 - 560   2013年12月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1111/lam.12150

  • Phylogenetic analysis of Metarhizium spp. isolated from soil in Japan 査読 国際誌

    Oumi Nishi, Keiichi Hasegawa, Kazuhiro Iiyama, Chisa Yasunaga-Aoki, Susumu Shimizu*

    Applied Entomology and Zoology   46 ( 3 )   301 - 309   2011年8月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1007/s13355-011-0045-y

  • ヤマトシロアリReticulitermes speratus を用いた釣り出し法による土壌からの昆虫病原性糸状菌の分離 査読

    西大海,飯山和弘,青木智佐,清水進*

    35   21 - 26   2011年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Incongruence of EF-1α phylogeny and morphology between Metarhizium guizhouense and M. majus 査読

    34   19 - 23   2010年2月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Virulence of Metarhizium anisopliae var. majus isolated from soils against termite, Coptotermes formosanus Shiraki 査読

    Oumi Nishi, Kazuhiro Iiyama, Chisa Yasunaga-Aoki, S. Shimizu*

    Japanese Journal of Environmental Entomology and Zoology   21   29 - 35   2010年1月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 九州の土壌から分離したMetarhizium 属糸状菌の系統解析 査読

    西大海,飯山和弘,青木智佐,清水進*

    33   49 - 53   2009年2月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 野外鱗翅目昆虫に蔓延する微胞子虫病とその宿主個体群への影響

    @青木智佐, @和佐野直也, @西大海

    昆虫と自然   786   36 - 38   2024年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Entomopathogenic fungus Beauveria bassiana–based bioinsecticide suppresses severity of powdery mildews of vegetables by inducing the plant defense responses 査読 国際誌

    Iida, Y; Higashi, Y; Nishi, O; Kouda, M; Maeda, K; Yoshida, K; Asano, S; Kawakami, T; Nakajima, K; Kuroda, K; Tanaka, C; Sasaki, A; Kamiya, K; Yamagishi, N; Fujinaga, M; Terami, F; Yamanaka, S; Kubota, M

    FRONTIERS IN PLANT SCIENCE   14   1211825   2023年8月   ISSN:1664-462X

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Frontiers in Plant Science  

    The entomopathogenic fungus Beauveria bassiana is used commercially as a microbial insecticides against a wide range of agricultural insect pests. Some strains of B. bassiana protect the plants from pathogens, but the underlying mechanisms are largely unknown. Here, we found that prophylactic sprays of commercial bioinsecticide Botanigard on cucumber, tomato, and strawberry plants suppressed the severity of economically damaging powdery mildews. On leaf surfaces, hyphal elongation and spore germination of cucumber powdery mildew, Podosphaera xanthii , were inhibited, but B. bassiana strain GHA, the active ingredient isolated from Botanigard, only inhibited hyphal elongation but had no effect on spore germination of P. xanthii . In addition, strain GHA suppressed powdery mildew symptoms locally, not systemically. Treatment with Botanigard and strain GHA induced a hypersensitive response (HR)–like cell death in epidermal cells of the cucumber leaves in a concentration-dependent manner and inhibited penetration by P. xanthii . Transcriptome analysis and mass spectrometry revealed that GHA induced expression of salicylic acid (SA)–related genes, and treatment with Botanigard and GHA increased the SA level in the cucumber leaves. In NahG -transgenic tomato plants, which do not accumulate SA, the biocontrol effect of tomato powdery mildew by GHA was significantly reduced. These results suggested that B. bassiana GHA induces SA accumulation, leading to the induction of HR-like cell death against powdery mildew and subsequent suppression of fungal penetration. Thus, Botanigard has the potential to control both insect pests and plant diseases.

    DOI: 10.3389/fpls.2023.1211825

    Web of Science

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    PubMed

  • Varied selectivity of caterpillar‐specific Metarhizium rileyi and generalist entomopathogenic fungi against last instar larvae and pupae of common cutworm, Spodoptera litura (Lepidoptera: Noctuidae) 査読 国際誌

    #Mulue Girmay Gebreslasie,@Oumi Nishi,@Naoya Wasano,@Chisa Yasunaga‐Aoki

    APPLIED ENTOMOLOGY AND ZOOLOGY   58 ( 3 )   219 - 228   2023年4月   ISSN:0003-6862 eISSN:1347-605X

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Applied Entomology and Zoology  

    Spodoptera litura (Fabricius) (Lepidoptera: Noctuidae) is a serious pest of crops and vegetables in several Asian areas. Metarhizium rileyi is one of the most promising entomopathogenic fungi for controlling S. litura because of its specificity to lepidopteran larvae; however, little is known about its virulence against last instar larvae and pupae of S. litura although these stages are efficiently controlled by introducing entomopathogenic fungi into the soil. This study aimed to characterize the virulence of M. rileyi strain against the two stages of S. litura by comparing it with 13 strains of entomopathogenic fungi with broad host ranges. In inter-stage virulence comparisons, most fungal strains showed considerably stronger virulence against larvae than against pupae, with M. rileyi Nr4 showing the largest difference. Inter-strain virulence comparisons based on final mortality and mycosis proportion as well as integrative virulence scores revealed that M. rileyi Nr4 was the most virulent against larvae, whereas it was the weakest against pupae, but caused malformation in emerged adults. These results suggest that M. rileyi Nr4 is the most promising for controlling the last instar larvae and is less effective against pupae than the generalist fungi.

    DOI: 10.1007/s13355-023-00824-x

    Web of Science

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  • Entomopathogenic fungus <i>Akanthomyces muscarius</i> (Hypocreales: Cordycipitaceae) strain IMI 268317 colonises on tomato leaf surface through conidial adhesion and general and microcycle conidiation 査読 国際誌

    @西 大海, @須志田浩稔, @東佑実子, @飯田祐一郎

    MYCOLOGY-AN INTERNATIONAL JOURNAL ON FUNGAL BIOLOGY   13 ( 2 )   133 - 142   2022年6月   ISSN:2150-1203 eISSN:2150-1211

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Mycology  

    The entomopathogenic fungus Akanthomyces muscarius strain IMI 268317, previously known as Lecanicilliummuscariumand Verticillium lecanii, is currently used as a microbial insecticide to protect tomatoes from serious leaf-inhabiting pests in greenhouses. However, its persistence on tomato leaves has been unidentified. Understanding the events and processes of phyllosphere colonisation by this strain should help in developing its practical applications. This study assessed the epiphytic abilities of this strain on tomato leaves in humid conditions, simulating closed greenhouse environments. Conidia applied on tomato leaflets strongly adhered 12 h after inoculation. The mucilage-like materials were found around the germinated conidia after 3 days after inoculation (dpi), which possibly strengthened the adhesion. A total of 15% of conidia germinated at 3 dpi, of which 2% formed typical conidium or an enlarged structure on germ-tube tips. Many conidia were produced on phialide tips that branched from elongated hyphae at 7 dpi; however, invasion into leaf tissue was not observed. On the leaflets, inoculated conidia suspensions of 1 × 105 and 1 × 106 conidia/mL, colony forming units increased 52.6 and 8.8 folds from 0 to 14 dpi, respectively. These results suggested that A. muscarius strain IMI 268317 has high epiphytic abilities on tomato leaflets in a humid condition.

    DOI: 10.1080/21501203.2021.1944929

    Web of Science

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  • Biocontrol Activity of Nonpathogenic Strains of <i>Fusarium oxysporum</i>: Colonization on the Root Surface to Overcome Nutritional Competition

    Iida, Y; Ogata, A; Kanda, H; Nishi, O; Sushida, H; Higashi, Y; Tsuge, T

    FRONTIERS IN MICROBIOLOGY   13   2022年1月   eISSN:1664-302X

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    出版者・発行元:Frontiers in Microbiology  

    Fusarium oxysporum is a soil-borne fungal pathogen that causes vascular wilts in a wide variety of crops. Certain nonpathogenic strains of F. oxysporum are known to protect crops against F. oxysporum pathogens. We assessed the biocontrol activities of nonpathogenic mutants of F. oxysporum ff. spp. melonis and lycopersici generated by disruption of the FOW2 gene, which encodes a Zn(II)2Cys6-type transcriptional regulator essential for their pathogenicity. Pre-inoculation of melon or tomato roots with strain ΔFOW2 conidia markedly reduced disease incidence caused by the parental wild-type strain in a concentration-dependent manner of conidial suspensions of ΔFOW2 strains. The biocontrol effect caused by the ΔFOW2 pre-inoculation lasted for at least 7 days. Pre-inoculation of melon roots with the wild-type or ΔFOW2 strain of F. oxysporum f. sp. lycopersici and nonpathogenic F. oxysporum strain also led to biocontrol activity against F. oxysporum f. sp. melonis, indicating that the biocontrol activity of ΔFOW2 strains is due to its nonpathogenic nature, not to the FOW2 disfunction. Conidial germination and hyphal elongation of only the wild-type strain were inhibited on melon root surface pre-inoculated with conidia of strains nonpathogenic to melon plants. Expression of defense-related genes was not significantly induced in roots and aboveground parts of melon seedlings preinoculated with ΔFOW2 conidia. Carbon source competition assay showed that nonpathogenic strains competed with the wild-type strain for a carbon source in soil. Strain ΔFOW2 also competed with the oomycete pathogen Pythium aphanidermatum for carbon source and protected melon plants from P. aphanidermatum. Our results suggest that the biocontrol activity of the nonpathogenic F. oxysporum strains used in this study mainly depends on their extensive colonization of the root surface and outcompeting pathogens for nutrients.

    DOI: 10.3389/fmicb.2022.826677

    Web of Science

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    PubMed

  • Biocontrol Activity of Nonpathogenic Strains of Fusarium oxysporum: Colonization on the Root Surface to Overcome Nutritional Competition 査読 国際誌

    @Iida Y*, @Ogata A, @Kanda H, @Nishi O, @Sushida H, @Higashi @Y, Tsuge T

    Frontiers in Microbiology   13   826677   2022年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 昆虫寄生菌の土壌における生態特性と潜土性チョウ目害虫の防除への展望 特集「チョウ目病原微生物および線虫をめぐる研究動向と害虫防除利用への展望」) 招待

    @西 大海

    蚕糸・昆虫バイオテック   90 ( 2 )   57 - 66   2021年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 昆虫病原性鞭毛虫と害虫防除利用への展望 特集「チョウ目病原微生物および線虫をめぐる研究動向と害虫防除利用への展望」 招待

    #鈴木翔太, @青木智佐, @西大海

    蚕糸・昆虫バイオテック   90 ( 2 )   79 - 86   2021年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Epiphytic and endophytic colonisation of tomato plants by the entomopathogenic fungus Beauveria bassiana strain GHA 査読 国際誌

    Mycology   12 ( 1 )   39 - 47   2021年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1080/21501203.2019.1707723

  • Identification and characterization of three microsporidian genera concurrently infecting a silkworm, Bombyx mori, in Brazil 査読 国際誌

    Journal of Invertebrate Pathology   177   107502   2020年11月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1016/j.jip.2020.107502

  • Detection of cry-type gene homologues in the draft genome sequence of Paenibacillus popilliae ATCC 14706T and trial for the expression of recombinant proteins in Escherichia coli 査読 国際誌

    Journal of Insect Biotechnology and Sericology   89   25 - 30   2020年1月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Evaluation of the potential biocontrol activity of Dicyma pulvinata against Cladosporium fulvum, the causal agent of tomato leaf mold 査読 国際誌

    Iida Y*, Ikeda K, Sakai H, Nakagawa H, Nishi O, Higashi Y

    Plant Pathology   67 ( 9 )   1883 - 1890   2018年12月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1111/ppa.12916

    その他リンク: https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/ppa.12916

  • Abundance of the soil entomopathogenic fungus Metarhizium anisopliae sensu lato in agricultural field and forest soils in Japan 査読 国際誌

    @Oumi Nishi*, @K. Iiyama, @C. Yasunaga-Aoki, @S. Shimizu

    Current Research in Environmental and Applied Mycology   8 ( 4 )   468 - 473   2018年1月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.5943/CREAM/8/4/6

  • Production and characterization of the celery mismatch endonuclease CEL II using baculovirus/silkworm expression system 査読 国際誌

    Hiroaki Mon, Man Lee, Mai Fukushima, Yudai Nagata, Mie Fujii, Jian Xu, Omi Nishi, Kazuhiro Iiyama, Takahiro Kusakabe*

    Applied Microbiology and Biotechnology   97 ( 15 )   6813 - 6822   2013年8月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1007/s00253-012-4583-1

  • Phylogenetic analysis of Paenibacillus popilliae and its related taxa based on housekeeping genes 査読 国際誌

    Kazuhiro Iiyama*, Oumi Nishi, Hiroaki Mon, Man Lee, Takahiro Kusakabe, Shin Ichiro Asano, Chisa Yasunaga-Aoki, Susumu Shimizu

    Journal of Insect Biotechnology and Sericology   82 ( 1 )   1 - 11   2013年8月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.11416/jibs.82.1_001

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講演・口頭発表等

  • 白きょう病菌Beauveria bassiana GHA株における病原力遺伝子破壊株の作製

    @西大海, #周雪, @和佐野直也, @青木智佐

    第68回日本応用動物昆虫学会大会  2024年3月 

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    開催年月日: 2024年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:仙台国際センター(宮城県仙台市)   国名:日本国  

  • Metarhizium属菌の分子系統学的分類と生理生態学的特性 招待

    @西大海

    日本菌学会第67回大会  2023年5月 

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    開催年月日: 2023年5月 - 2022年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

    開催地:熊本県民交流会館パレア10階(熊本県熊本市中央区手取本町8-9)   国名:日本国  

  • メタリジウム菌の既知ゲノム情報を利用した高多型領域の選定と種内系統解析

    @西大海, @和佐野直也, @青木智佐

    第66回日本応用動物昆虫学会大会  2022年3月 

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    開催年月日: 2022年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:明治大学(オンライン開催)   国名:日本国  

  • 昆虫寄生菌のミカンキイロアザミウマに対する病原性とその土壌混合による影響

    @西 大海, #松岡拓, @青木智佐

    第65回日本応用動物昆虫学会大会  2021年3月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:島根大学(オンライン)   国名:日本国  

  • ベニシジミ由来微胞子虫の単離とカイコに対する病原性

    @和佐野直也、@西大海、@青木智佐

    日本蚕糸学会第94回大会  2024年3月 

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    開催年月日: 2024年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター本館(茨城県つくば市観音台2-1-9)   国名:日本国  

  • ナミアゲハとNosema bombycisのゲノム比較から見い出された新知見

    @和佐野直也、@西大海、@青木智佐

    日本蚕糸学会第94回大会  2024年3月 

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    開催年月日: 2024年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター本館(茨城県つくば市観音台2-1-9)   国名:日本国  

  • Metarhizium属の広宿主域種群の単系統に所属するエンマコオロギ属に選択的な菌株において複数の既知病原力遺伝子が欠失している可能性について

    @西大海,@和佐野直也,@青木智佐

    日本菌学会第66回大会  2022年8月 

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    開催年月日: 2022年8月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オンライン(大阪市立自然史博物館)   国名:日本国  

  • ナミアゲハゲノム上から見出される微胞子虫遺伝子群

    @和佐野直也、@西大海、@青木智佐

    日本蚕糸学会第92回大会  2022年3月 

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    開催年月日: 2022年6月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オンライン   国名:日本国  

  • Induratia fengyangensis volatile compounds on West Indian sweet potato weevil, Euscepes postfasciatus (Fairmaire) 国際会議

    #Chui-Chai, @N., Nishi, @O., Wasano, N., @Yasunaga-Aoki

    International Congress on Invertebrate Pathology and Microbial Control & 53rd Annual Meeting of the Society for Invertebrate Pathology  2021年6月 

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    開催年月日: 2021年6月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  • カイコ病原性鞭毛虫Leptomomas sp.の同定および諸性状の再検討

    #鈴木翔太, @西 大海, @青木智佐

    令和2年度 蚕糸・昆虫機能利用学術講演会 日本蚕糸学会第90回大会  2020年3月 

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    開催年月日: 2020年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:信州大学 繊維学部   国名:日本国  

  • Study on germination inhibitor of Nosema bombycis spores contained in metabolites of Enterococcus sp. isolated from Bombyx mori

    2020年3月 

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    開催年月日: 2020年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  • カイコ微粒子病病原Nosema bombycisの異なるカイコ系統における性状比較

    #福島藍里, @青木智佐, @西 大海

    令和2年度 蚕糸・昆虫機能利用学術講演会 日本蚕糸学会第90回大会  2020年3月 

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    開催年月日: 2020年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:信州大学 繊維学部   国名:日本国  

  • オオホシカメムシ科2種の死体から分離された糸状菌の同定

    @◯西 大海

    日本菌学会第63回大会  2019年5月 

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    開催年月日: 2019年5月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:秋田県立大学   国名:日本国  

    オオホシカメムシおよびヒメホシカメムシ(カメムシ目オオホシカメムシ科)は日本では本州以南に広く分布し、アカメガシワの花穂などに集まる。昆虫寄生菌は本種の主な天敵とされていなかったが、2018年7月から11月にかけて三重県津市安濃町野口のアカメガシワ林床の一区画内(およそ6 m×15 m)において、オオホシカメムシ成虫、ヒメホシカメムシ成虫、およびそのいずれかの幼虫の糸状菌感染によると思われる死体がそれぞれ75, 8, および7体発見された。死体の多くは発見時または追培養後に表面に緑色または白色の菌体の叢生が認められた。その菌体部分から分離された83菌株は形態的特徴から、80株がMetarhizium anisopliae sensu lato (s.l.)に、3株がBeauveria bassiana s.l.に同定された。M. anisopliae s.l.の分離株は全てほぼ同一の形態的特徴を有し、分生子塊はSabouraoud Dextrose寒天培地上では黄褐色、Potato Dextrose寒天培地上では暗緑色であった。同じ採集地ではゾウムシ科およびケバエ科の昆虫のM. anisopliae s.l.感染によると思われる死体がそれぞれ1および2体発見されたが、それらの分離株もほぼ同一の形態的特徴を示し、全て同一系統であることが示唆された。発表者は三重県松阪市、岡山県および福岡県でも、M. anisopliae s.l.感染により死亡したと思われるオオホシカメムシおよびヒメホシカメムシの死体を発見していたことから、この2種のカメムシは国内の広い地域でM. anisopliae s.l.に寄生されていると考えられた。今後はこれらのM. anisopliae s.l.分離株について、高宿主域タイプのMetarhizium spp.との分子系統学的関係性と寄主選好性とを明らかにする予定である。

  • 細菌感染防御反応におけるカイコセルピンの役割について

    〇#芳野大輔,@飯山和弘,@李 在萬,@日下部宜宏,@西 大海,@青木智佐

    平成31年度蚕糸・昆虫機能利用学術講演会 日本蚕糸学会第89回大会  2019年3月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:東京農工大学小金井キャンパス   国名:日本国  

  • 乳化病菌Paenibacillus popilliaeが産生する殺虫性因子に関する研究

    〇#川原顕生,@飯山和弘,@浅野眞一郎,@西 大海,@青木智佐

    平成31年度蚕糸・昆虫機能利用学術講演会 日本蚕糸学会第89回大会  2019年3月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:東京農工大学小金井キャンパス   国名:日本国  

  • トマト葉かび病菌のエフェクターAvr2は菌寄生菌Dicyma pulvinataのシステインプロテアーゼ活性を抑制する

    @◯須志田浩稔,@西 大海,@東佑実子,@鈴木智子,@中保一浩,@飯田祐一郎

    平成31年度植物病理学会大会  2019年3月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:筑波大学   国名:日本国  

  • 菌寄生菌Dicyma pulvinataと麹菌Aspergillus oryzaeに保存されるセスキテルペンdeoxyphomenoneの生合成遺伝子クラスター

    @西 大海,@須志田浩稔,@東佑実子,@中川博之,@池田健太郎,@酒井 宏,@中保一浩,@◯飯田祐一郎

    平成31年度植物病理学会大会  2019年3月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:筑波大学   国名:日本国  

  • オオホシカメムシに流行病を起こすメタリジウム菌

    @◯西 大海

    第63回日本応用動物昆虫学会大会  2019年3月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:筑波大学   国名:日本国  

  • Identification and functional analysis of two novel Cry proteins from Paenibacillus popillaie ATCC14706 国際会議

    Akio Kawahara, Kazuhiro Iiyama, Shin-ichiro Asano, Oumi Nishi, Chisa Yasunaga-Aoki

    2019年7月 

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    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

  • Metarhizium 属糸状菌の遺伝子型分類群ごとの土壌中の生菌密度(P34)

    西大海

    日本菌学会第64回大会  2020年6月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  • カイコ病原性微胞子虫Nosema bombycisゲノム上に見い出されたレクチン様遺伝子クラスターについて

    和佐野直也, 蔣師東, 西 大海, 青木智佐

    令和3年度日本蚕糸学会第91回蚕糸・昆虫機能利用学術講演会  2021年3月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  • Nosema bombycis のゲノム上に見い出された酵母胞子形成タンパク質 RMD1 ホモログについて

    蔣師東, 和佐野直也, 西 大海, 青木智佐

    令和3年度日本蚕糸学会第91回蚕糸・昆虫機能利用学術講演会  2021年3月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    国名:日本国  

  • 昆虫寄生菌製剤由来の菌株のナミハダニに対する病原力

    #中原波留加, @西 大海, @青木智佐

    第65回日本応用動物昆虫学会大会  2021年3月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:島根大学(オンライン)   国名:日本国  

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所属学協会

  • 日本応用動物昆虫学会

  • 日本菌学会

  • 昆虫病理研究会

委員歴

  • 昆虫病理研究会   幹事   国内

    2021年10月 - 2023年9月   

学術貢献活動

  • 座長

    日本菌学会第67回大会  ( くまもと県民交流会館パレア ) 2023年5月

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    種別:大会・シンポジウム等 

  • 学術論文等の審査

    役割:査読

    2023年

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    種別:査読等 

    外国語雑誌 査読論文数:3

    日本語雑誌 査読論文数:1

  • 学術論文等の審査

    役割:査読

    2022年

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    種別:査読等 

    外国語雑誌 査読論文数:5

    日本語雑誌 査読論文数:1

  • Journal of Applied Entomology and Zoology 国際学術貢献

    役割:査読

    2020年1月 - 2024年1月

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    種別:学会・研究会等 

  • 学術論文等の審査

    役割:査読

    2020年

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    種別:査読等 

    外国語雑誌 査読論文数:6

    日本語雑誌 査読論文数:1

  • Mycoscience 国際学術貢献

    2019年6月 - 現在

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    種別:学会・研究会等 

  • 座長、学生発表の審査

    日本菌学会第63回大会  ( 秋田県立大学 ) 2019年5月

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    種別:大会・シンポジウム等 

  • 学術論文等の審査

    役割:査読

    2019年

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    種別:査読等 

    外国語雑誌 査読論文数:10

  • 学術論文等の審査

    役割:査読

    2018年

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    種別:査読等 

    外国語雑誌 査読論文数:3

  • 学術論文等の審査

    役割:査読

    2017年

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    種別:査読等 

    外国語雑誌 査読論文数:3

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 南西諸島におけるMetarhizium属菌類の種多様性の解明と内生細菌探索のための抗生物質フリーな菌株ライブラリの作成

    2023年4月 - 2024年3月

    共同研究

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    担当区分:連携研究者  資金種別:その他産学連携による資金

  • 広宿主域の昆虫寄生菌における遺伝子破壊による選択性改変のための基礎研究

    研究課題/領域番号:23K05261  2023年 - 2025年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    西 大海

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    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費

    冬虫夏草類に所属する、殺虫剤としての利用が多い広宿主域の昆虫寄生菌は、害虫だけでなくその捕食性天敵や花粉媒介者などの益虫類にも感染する場合がある。本研究では、広宿主域の昆虫寄生菌について、特定の遺伝子を破壊することで益虫類に感染しにくくなるように選択性を改良することを目指し、寄生性関連遺伝子の選択性の解明に取り組む。また、従来法で遺伝子を破壊すると外来DNAが導入された遺伝子組換え体となるため、その遺伝子破壊株を殺虫剤として利用する際には、遺伝子汚染などの生物多様性リスクが生じる。本研究ではそのリスクの最小化のため、ゲノム編集を利用した外来DNAを導入しない遺伝子破壊法の確立にも取り組む。

    CiNii Research

  • 昆虫寄生菌の根圏および非根圏における定着状態のin situ観察による解明

    2020年

    令和2(2020)年度 農学研究院若手教員支援事業 チャレンジ研究支援(I型)

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    担当区分:研究代表者  資金種別:学内資金・基金等

  • 昆虫寄生菌の土壌中における生残と感染に対する物理的ストレスと土壌静菌作用の影響

    研究課題/領域番号:19K23677  2019年 - 2020年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  研究活動スタート支援

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    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費

  • 昆虫寄生菌の土壌中における定着能力に関する研究

    2019年

    平成31(2019)年度 農学研究院若手教員支援事業 チャレンジ研究支援(I型)

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    担当区分:研究代表者  資金種別:学内資金・基金等

  • 広宿主域の昆虫寄生菌における益虫選択的病原力遺伝子の探索

    2019年

    2019年度QRプログラム わかばチャレンジ【若手研究(挑戦的研究)】

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    担当区分:研究代表者  資金種別:学内資金・基金等

  • Metarhizium属糸状菌における寄生能の多面性とその進化的背景の解明

    研究課題/領域番号:14J09097  2014年 - 2016年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  特別研究員奨励費

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    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費

  • 昆虫病原性糸状菌の系統解析と生態特性

    研究課題/領域番号:11J00275  2011年 - 2013年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  特別研究員奨励費

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    担当区分:研究代表者  資金種別:科研費

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担当授業科目

  • 農業生物科学演習第一

    2023年10月 - 2024年3月   後期

  • 農業生物科学演習第二

    2023年10月 - 2024年3月   後期

  • 自然科学総合実験

    2023年10月 - 2023年12月   秋学期

  • 昆虫病理学特論

    2023年10月 - 2023年12月   秋学期

  • 農業生物科学特別研究第一

    2023年4月 - 2024年3月   通年

  • 農業生物科学特別研究第二

    2023年4月 - 2024年3月   通年

  • Introduction to Bioresource and Bioenvironment 2 ・生物資源環境科学入門2

    2023年4月 - 2023年6月   春学期

  • 農業生物科学演習第一

    2022年10月 - 2023年3月   後期

  • 農業生物科学演習第二

    2022年10月 - 2023年3月   後期

  • 昆虫病理学特論

    2022年10月 - 2022年12月   秋学期

  • 農業生物科学特別研究第一

    2022年4月 - 2023年3月   通年

  • 農業生物科学特別研究第二

    2022年4月 - 2023年3月   通年

  • Introduction to Bioresource and Bioenvironment 2 ・生物資源環境科学入門2

    2022年4月 - 2022年6月   春学期

  • 農業生物科学演習第二

    2021年10月 - 2022年3月   後期

  • 農業生物科学演習第一

    2021年10月 - 2022年3月   後期

  • 昆虫病理学特論

    2021年10月 - 2021年12月   秋学期

  • 農業生物科学特別研究第一

    2021年4月 - 2022年3月   通年

  • 農業生物科学特別研究第二

    2021年4月 - 2022年3月   通年

  • 自然科学総合実験

    2021年4月 - 2021年6月   春学期

  • Introduction to Bioresource and Bioenvironment 2 ・生物資源環境科学入門2

    2021年4月 - 2021年6月   春学期

  • 農業生物科学演習第一

    2020年10月 - 2021年3月   後期

  • 農業生物科学演習第二

    2020年10月 - 2021年3月   後期

  • 昆虫病理学特論

    2020年10月 - 2020年12月   秋学期

  • 農業生物科学特別研究第一

    2020年4月 - 2021年3月   通年

  • 農業生物科学特別研究第二

    2020年4月 - 2021年3月   通年

  • Introduction to Bioresource and Bioenvironment 2 ・生物資源環境科学入門2

    2020年4月 - 2020年6月   春学期

  • 農業生物科学演習第二

    2019年10月 - 2020年3月   後期

  • 昆虫病理学特論

    2019年10月 - 2019年12月   秋学期

  • 農業生物科学特別研究第二

    2019年4月 - 2020年3月   通年

  • 農業生物科学特別研究第一

    2019年4月 - 2020年3月   通年

  • Introduction to Bioresource and Bioenvironment II ・農学入門II

    2019年4月 - 2019年6月   春学期

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FD参加状況

  • 2021年7月   役割:参加   名称:農学研究院FD「科研費を獲りにいこう! 科研費獲得の技術と工夫」

    主催組織:部局

  • 2021年3月   役割:参加   名称:大学院学際教育の質向上に関するFD:2018-2019年度NEEP成果をふまえて

    主催組織:部局

  • 2020年12月   役割:参加   名称:大学の研究評価の現状と農学研究院の「部局独自の評価基準」案における業績分析

    主催組織:部局

  • 2020年9月   役割:参加   名称:科研費を獲りにいこう! 勝ち抜く気合と技術

    主催組織:部局

  • 2020年6月   役割:参加   名称:九州大学はどのような教育を目指していくのか-教学マネジメント枠組みに則した教員活動評価に向けてー

    主催組織:部局

社会貢献活動

  • オープンキャンパス/生物的防除研究施設天敵微生物学部門の研究内容について来学した一般者に紹介した。

    九州大学  九州大学伊都キャンパスウエスト5号館  2023年8月

     詳細を見る

    対象: 社会人・一般, 学術団体, 企業, 市民団体, 行政機関

    種別:講演会

  • オープンキャンパス/生物的防除研究施設天敵微生物学部門の研究内容について動画で一般者に紹介した。

    九州大学  オンライン  2022年8月

     詳細を見る

    対象: 社会人・一般, 学術団体, 企業, 市民団体, 行政機関

    種別:講演会

  • オープンキャンパス/生物的防除研究施設天敵微生物学部門の研究内容について動画で一般者に紹介した。

    九州大学  オンライン  2021年8月

     詳細を見る

    対象: 社会人・一般, 学術団体, 企業, 市民団体, 行政機関

    種別:講演会

  • オープンキャンパス/生物的防除研究施設天敵微生物学部門の研究内容について動画で一般者に紹介した。

    九州大学  九州大学(オンライン)  2020年8月

     詳細を見る

    対象: 社会人・一般, 学術団体, 企業, 市民団体, 行政機関

    種別:講演会

  • オープンキャンパス/生物的防除研究施設天敵微生物学部門の研究内容について、昆虫寄生菌の標本などを展示して一般者に紹介した。

    九州大学  九州大学ウエスト5号館  2019年8月

     詳細を見る

    対象: 社会人・一般, 学術団体, 企業, 市民団体, 行政機関

    種別:講演会

外国人研究者等の受け入れ状況

  • University of Texas Rio Grande Valley

    受入れ期間: 2022年9月 - 2022年10月   (期間):1ヶ月以上

    国籍:アメリカ合衆国

    専業主体:日本学術振興会