九州大学 研究者情報
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木村 拓也(きむら たくや) データ更新日:2023.11.22



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学部担当

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ホームページ
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就職実績-他大学
就職実績有, 京都大学経済研究所 助教
長崎大学アドミッションセンター 助教・准教授
大学入試センター研究開発部・教授(クロスアポイントメント)
カリフォルニア大学バークレー校客員研究員
取得学位
博士(教育学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
教育社会学、教育計画論、社会統計学、教育測定論
外国での教育研究期間(通算)
00ヶ年06ヶ月
活動概要
 「テスト(測定/評価)の政策・制度」を専門としています。特に、大学入試制度が高大接続システムに与える影響に興味をもっています。「テスト」をよりよく理解するためのツールとして教育測定論の知識も応用して研究していますが、社会学、歴史学、制度論的アプローチを得意としております。最近の研究としては、歴史資料に埋もれてきたテストデータから戦後大学入試の軌跡を描き出す「戦後大学入学者選抜制度の計量歴史社会学」をメインの仕事としています。
 私の研究スタイルの根底には、「テスト」を単純に十把一絡げに否定してしまうのではなく、それは「テスト」に関する思考停止になるし、なにより「テスト」研究が進歩せず、良くも悪くも「テスト」に対する理解が滞ってしまう、という考えがあります。なので、一度、「テスト」を現実的に社会の「必要悪」とでも割り切って考えた上で、よりよくするための改善、制度変更、或いは、よりベターな使い方について考える研究を志向しています。
 尚、「テスト」研究は、教育学/心理学/社会学などの文系科目と情報学/統計学などの理系科目が融合した学際的な専門領域ですので、数字にある程度強く、様々なことに興味関心を抱くようなタイプの方が向いている研究領域です。既存の学問領域に飽き足らない、何か自分しかしていないことをやってみたいと思う人にはうってつけの分野です。また、「テストの専門家育成」についても関心があり、詳しくは、以下の拙論を参考にして下さい。木村拓也「日本における『テストの専門家』を巡る人材養成状況の量的把握」、日本テスト学会編『日本テスト学会誌』vol.6、2010年5月、pp.29-49.
 これまで、「テストの科学とその歴史」(京都大学・長崎大学での教養教育)、「比較教育学講義--学力測定政策の日米比較」(京都大学教育学部)、「教育社会学」(長崎大学教育学部、九州産業大学)、「教育行政制度論」・「教育原理論」(ともに長崎大学全学モジュール教職課程科目)、「生涯学習概論」(神戸松蔭女子学院大学司書学芸員科目)「データ解析の基礎」(推測統計学)(長崎大学入学前教育)、「社会調査」(長崎県立大学国際情報学部)、「社会調査演習(量的クラス)」(長崎大学環境科学部社会調査士科目)、「教養セミナー」(長崎大学全学教育)「論文作成技法」(長崎大学入学前教育)、「社会福祉調査法」(西南学院大学)、「テスト学への招待」(九州大学基幹教育科目総合科目)、「Disciplines of Education in English(英語で学ぶ教育学)」(九州大学基幹教育科目総合科目)、「社会調査I(質問紙作成法演習)」(九州大学高年次基幹教育科目)「社会統計学」(九州大学高年次基幹教育科目)、「チュートリアルI~VIII」(九州大学21世紀プログラム)、「日本社会論」「社会学II」「社会学II」(九州工業大学)、を担当してきました。現在、九州大学では、大学院(人間環境学府 教育システム専攻)で「教育学研究入門」(分担)、「教育学研究法」(分担)、「教育テスト原論」、「教育設計評価論」、「教育行動計量学」「教育計画の社会学」「高等教育論」「教育社会学調査法」「特別研究」「教育計画・測定評価論講究」、教育学部で「教育社会学概論I・同演習」「教育評価論・同演習」「教育統計学・同演習」「教育計画論・同演習」「教育経済学・同演習」「教育と職業演習」「教育学フィールド研究入門」「教育調査法1・同演習」「教育調査法2・同演習」「教育情報処理・同演習」「教育学フィールドワークII演習」「教育学インターンシップ演習I、II」「Oversea Fieldwork I」「Oversea Internship I」、基幹教育で「教育テスト論」、教職課程で「教育原論」「教育社会・制度論」「進路指導」「教育実習指導」「教職実践演習」「学校インターンシップI、II」を担当しています。
 また、2021年1月より、独立行政法人大学入試センター研究開発部においてクロスアポイントメント教授として勤務しております。

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pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。