九州大学 研究者情報
研究者情報 (研究者の方へ)入力に際してお困りですか?
基本情報 研究活動 教育活動 社会活動
内田 若希(うちだ わかき) データ更新日:2024.02.04

准教授 /  人間環境学研究院 人間科学部門 健康・スポーツ科学


大学院(学府)担当



電子メール *Internet Explorerではメールアドレスが表示されないため、他のWebブラウザ(Chrome、Safari等)をご利用ください。
ホームページ
https://kyushu-u.elsevierpure.com/ja/persons/wakaki-uchida
 研究者プロファイリングツール 九州大学Pure
電話番号
092-802-5164
FAX番号
092-802-5164
就職実績-他大学
就職実績有, 2009年4月-2012年9月 北九州市立大学 基盤教育センター 准教授
2007年5月-2009年3月 福岡県立大学 人間社会学部 助手
2006年4月-2007年4月 日本学術振興会特別研究員
取得学位
博士(心理学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
運動・スポーツ心理学,アダプテッド・スポーツ科学,個人心理学(アドラー心理学)
外国での教育研究期間(通算)
00ヶ年07ヶ月
活動概要
①中途身体障害者における運動・スポーツを通した自己変容プロセスに関する研究
 事故や病気のために身体機能や身体部位を喪失することは,生活上の急激な変化や様々な喪失感,社会的存在の変化をもたらす経験であり,障害と共に生きる人々の生き方への支援が重要な課題となっている.そこで,運動・スポーツを通した自己変容プロセスの解明と心理的支援のあり方について研究を行っている.

② パラアスリートを対象とした心理サポートの実践研究
 近年,競技パフォーマンスの発揮において,技術や体力だけでなく心理的側面の重要性に目が向けられ,心理サポートのニーズが高まっている.量的アプローチと質的アプローチを融合させながら,現場でのサポート実践と研究活動に取り組んでいる.

③ パラアスリートのスポーツキャリアの段階に応じた心理・社会的課題と支援方略に関する研究
 スポーツキャリア初期におけるアスリートとしてのアイデンティティの獲得や,中期以降における多面的な自己成長の促進は,充実したスポーツキャリアを送るために重要である.パラアスリートにおけるスポーツキャリア全体を通した心理・社会的支援に関するエビデンスの蓄積は急務とされており,スポーツキャリアの段階に応じた心理・社会的課題や支援方略のあり方について研究を行っている.

④ エリート・パラスポーツの功罪の検討―パラスポーツを通した共生社会の成熟に向けて
 近年,パラスポーツのポジティブな意義と同時に存在する「エリート・パラスポーツの功罪」が論じられるようになり,その解決に向けた研究が急務である.そこで,「障害のない身体」を有する者 (健常者),「障害のある身体」を有する者 (スポーツに従事しない障害者),および「スポーツを行う身体」と「障害のある身体」の両方を有する者 (パラアスリート) の3者の視点から「エリート・パラスポーツの功罪」を明らかにし,その解決に向けた心理・社会的支援方略の確立を目指している.

⑤ メンタルヘルスおよび社会的スキルの向上を意図した授業介入研究
 大学生のメンタルヘルス不適応の予防・教育的介入方法の開発に向けて,その基礎となる理論モデルの構築と介入実践を行った.メンタルヘルスの維持・改善に有効とされる社会的スキルは,学習により習得や変容が可能であり,予防・教育的介入のターゲットとして適切な要因とされる.この社会的スキルを醸成するような体育授業のあり方を研究してきた.

九大関連コンテンツ

pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。