


木下 寛子(きのした ひろこ) | データ更新日:2023.02.15 |

大学院(学府)担当
学部担当
その他の教育研究施設名
人社系協働研究・教育コモンズ(研究コモンズ/企画運営室)
,
社会連携推進室
ホームページ
https://kyushu-u.pure.elsevier.com/ja/persons/hiroko-kinoshita-2
https://researchmap.jp/h-kinoshita
(Research map) .
就職実績-他大学
就職実績有, 2018.4-2020.9 近畿大学九州短期大学保育科(准教授)
2019.4-2020.9 近畿大学九州短期大学通信部保育科 兼任
2019.4-2020.9 近畿大学九州短期大学通信部保育科 兼任
取得学位
博士(人間環境学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
教育環境学/環境心理学
ORCID(Open Researcher and Contributor ID)
0000-0002-1105-7585
外国での教育研究期間(通算)
00ヶ年00ヶ月
活動概要
【研究活動・専門領域】
人間環境心理学を専攻し、教育学・心理学、および都市計画学・建築学の場で学び研究に従事した背景から、2020年10月から九州大学教育学部・人間環境学研究院で「教育環境学」の担当になりました。2020年9月までは保育学・幼児教育の分野でコミュニティ支援・保育実践のための発達心理学・教育心理学の構想を担当していました。
人間と環境とのトランザクション(相互浸透・相互交流)を具体的な生活の場から問う人間環境学の構想、および人文社会科学、自然科学の交流を育むコモンズの場づくりに関わっています。
【1.研究業績】
九州のある小学校およびその近隣(校区)に関して、その日々に参与してそこで問われてくることを掬い取りながら研究を進めてきました。主な課題は「雰囲気」を巡って問う方法を追求することにあり、その成果は日本質的心理学会のジャーナル「質的心理学研究」および博士論文「小学校の日々から始まる雰囲気の解釈学的現象学」として提出され、近畿大学研究成果公開助成を得て「出会いと雰囲気の解釈学」(九州大学出版会;単著)にまとめられました。
雰囲気を問う方法論を求めるプロセスで、参与して問うということの基本的な様相を描き出すことができました。これを「出会いの解釈学」と呼んで、人(など)が生きていること、人(など)が生きる場所に関する諸事象にアプローチする諸領域にとっての問う行為を理解する道を拓く試みを展開しています。特にフィールドでの研究を重視する心理学(質的心理学)、教育学、建築学、人類学等との接点で、参与観察やマイクロ・エスノグラフィ等の方法に関する論考を執筆しています。また言葉でのやりとりで捉えきれない子どもたちの生活世界を明らかにすることを期待されて、建築学、教育学領域の研究者らと小学校、幼稚園などの共同調査を行ってきました。
その他、多文化状況の学校とのご縁に恵まれ、発達心理学や教育学領域の研究者との縁のなかで日常生活の場から考える多文化主義(everyday multicuturalism)や移動を前提として生きる生活世界( transnationalism)について考え始めています。
【2.教育活動】
九州大学では教育学部・人間環境学府教育システム専攻の教育環境学を科目担当し、授業科目としては「教育環境人間論」「学びと育ちの環境学」「子ども文化論」の(以上学部講義・演習)「子どもの人間学」「教育環境学」(以上大学院)を担当します。
また、教育学および教育心理学をはじめ諸学問領域におけるフィールドから学ぶ方法(主に定性的研究・質的研究)を問う科目としての「教育環境学研究法」(講義・演習)(学部担当)等を担当していきます。
【3.社会的活動】
小学校への参与の縁から、学童保育の支援員を務めてきました。その経験や保育学・幼児教育に携わった経験を活かし、学童保育の支援員、多文化状況にある地域の子どもたち、家族たちを応援する活動に携わっています。
人間環境心理学を専攻し、教育学・心理学、および都市計画学・建築学の場で学び研究に従事した背景から、2020年10月から九州大学教育学部・人間環境学研究院で「教育環境学」の担当になりました。2020年9月までは保育学・幼児教育の分野でコミュニティ支援・保育実践のための発達心理学・教育心理学の構想を担当していました。
人間と環境とのトランザクション(相互浸透・相互交流)を具体的な生活の場から問う人間環境学の構想、および人文社会科学、自然科学の交流を育むコモンズの場づくりに関わっています。
【1.研究業績】
九州のある小学校およびその近隣(校区)に関して、その日々に参与してそこで問われてくることを掬い取りながら研究を進めてきました。主な課題は「雰囲気」を巡って問う方法を追求することにあり、その成果は日本質的心理学会のジャーナル「質的心理学研究」および博士論文「小学校の日々から始まる雰囲気の解釈学的現象学」として提出され、近畿大学研究成果公開助成を得て「出会いと雰囲気の解釈学」(九州大学出版会;単著)にまとめられました。
雰囲気を問う方法論を求めるプロセスで、参与して問うということの基本的な様相を描き出すことができました。これを「出会いの解釈学」と呼んで、人(など)が生きていること、人(など)が生きる場所に関する諸事象にアプローチする諸領域にとっての問う行為を理解する道を拓く試みを展開しています。特にフィールドでの研究を重視する心理学(質的心理学)、教育学、建築学、人類学等との接点で、参与観察やマイクロ・エスノグラフィ等の方法に関する論考を執筆しています。また言葉でのやりとりで捉えきれない子どもたちの生活世界を明らかにすることを期待されて、建築学、教育学領域の研究者らと小学校、幼稚園などの共同調査を行ってきました。
その他、多文化状況の学校とのご縁に恵まれ、発達心理学や教育学領域の研究者との縁のなかで日常生活の場から考える多文化主義(everyday multicuturalism)や移動を前提として生きる生活世界( transnationalism)について考え始めています。
【2.教育活動】
九州大学では教育学部・人間環境学府教育システム専攻の教育環境学を科目担当し、授業科目としては「教育環境人間論」「学びと育ちの環境学」「子ども文化論」の(以上学部講義・演習)「子どもの人間学」「教育環境学」(以上大学院)を担当します。
また、教育学および教育心理学をはじめ諸学問領域におけるフィールドから学ぶ方法(主に定性的研究・質的研究)を問う科目としての「教育環境学研究法」(講義・演習)(学部担当)等を担当していきます。
【3.社会的活動】
小学校への参与の縁から、学童保育の支援員を務めてきました。その経験や保育学・幼児教育に携わった経験を活かし、学童保育の支援員、多文化状況にある地域の子どもたち、家族たちを応援する活動に携わっています。


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